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よ う こ そ 
東京・渋谷で隔月開催されているノンジャンル系うたものDJイヴェント「Pure Pop For Now People」などに関する情報のブログです。

今、あなたがご覧になっているところは、最新情報などが載っている、いわゆるトップページ的なものです。
最新記事を読むためには、画面の下の方へとお進みください。
初めての方はカテゴリ「このブログについて」をお読みください。

*最近のおことば*(4/22)
○Schizophrenia may be a necessary consequence of literacy. ……マーシャル・マクルーハン

*最近の更新*
○5/26 日記(アート・スクール問題
○5/20 PPFNPセットリスト&日記(千葉のマグロ丼
○5/8 日記(炎上
○4/29 日記(スタンダード・ナンバー
○4/29 黒の試走車イヴェント情報PPFNPイヴェント情報

*PPFNP Vol.91* New!
日時:2012年07月14日(土)18時~22時
会場:渋谷エッジエンド(Tel:03-5458-6385)
地図。
料金:800円(1ドリンク&おみやげ付き)
DJ:森山弟(弟)/森山兄(兄、サウンド・オヴ・ミュージック)/ほか
ライヴ:ジョー長岡
☆7月で当イヴェントはめでたく15周年(!)を迎えます。毎夏恒例のジョー長岡さんのライヴをフィーチュアいたします。お楽しみに。

*黒の試走車<テストカー> Vol.63* New!
日時:2012年06月02日(祝・土)19時~23時
会場:渋谷メスカリート
地図
料金:500円+1オーダー(500円~)
DJ:あずまきょういち/森山兄/ほか
☆毎月第1土曜日に開催される、踊る前から踊り疲れているひとのためのイヴェントです。ラウンジの名の下に、ロック、ジャズ、ソウル、ラテン、邦楽、フレンチ、サントラ、モンド、電子音楽などをデタラメ、かつ控えめ(音量が)にお届けしています。

*2011年のあなたの生活その他に関するアンケート冊子完成*
当ブログでは、毎年みなさまに、1年を振り返る文章を書いていただき、それを冊子にまとめることをしています。2011年度版の振り返りをまとめた冊子が完成いたしました。ご希望の方には無料で郵送しております。詳しくはこちらをご参照ください。

*森山がここ10年間くらいに書いた各種文章のベスト的なものを集めた冊子*
完成しました。A5版、約50ページの(ほぼ)森山づくし。内容についてはこちらを。森山の出没するイヴェントには持参しますので、欲しい方はお気軽に声をかけてください。各地への郵送も可能(無料)。入手方法については、こちらのフォームから、森山までご連絡下さい。

*このブログの管理者に連絡するためのメールフォームを別画面で開きますか? →まさか!

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# by soundofmusic | 2012-12-11 13:52
アート・スクール問題

毛利嘉孝「増補 ポピュラー音楽と資本主義」(せりか書房)を読みました。昨年話題になった「アメリカ音楽史」同様、文章にグルーヴがないところはわたしには致命的な欠陥と思えたけれど、偉い先生がポピュラー音楽を勉強の対象として見て書いた本だと最初からわかっていればそんなに気にならない、ということはつまり、そんなに気にしなければそんなに気にならない、ということで、要するに何も言ってないに等しいわけですが、「アメリカ音楽史」しかり、こういう本が出てくるってのは、いままで音楽にまつわる文章を書いていた書き手たちが、揃いもそろって、音楽が好きであるということを前提にしすぎていたってことなんでしょう。

著者自身も、若いころは随分音楽にハマっていた、と書いていて、おそらくそれはウソではないのでしょうが、もっとも、その程度のことはある程度以上年齢のいったひとであれば誰でも言いそうなので、さほど真に受ける必要はないはずです。ただし、これは版元がしっかりすべきところなんだけど、こういう本を出そうとするなら、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのアルバムが全部で3枚というような書き方は、いわゆる音楽好きの反発をあまりにも容易に買うわけなので、注意したほうがよろしいかなと。

個人的に面白かったポイントは、イギリスの(ポップ・)アート・シーンとポピュラー音楽の結びつきについての記述。画像(上)は、イギリスの画家、リチャード・ハミルトンの「一体何が今日の家庭をこれほどに変え、魅力あるものにしているのか」ですが、このコラージュが作られたのは1956年で、ポップ・アートといってまず思いつく名前であるところのアンディ・ウォーホルがいわゆるポップ・アート表現に到達するのは数年あとのこと。1956年当時のウォーホルはといえば、画像(下)のような洒脱なイラストを描いていた時期。

わたし自身は、ハミルトンの名前はうろ覚えで、「一体何が~」はたしかに見た気がするな、程度の認知でしたが、彼のもっと有名な作品としては、ザ・ビートルズの2枚組『ザ・ビートルズ』があり、また、ブライアン・フェリーもこのハミルトンの教え子だったとか。そもそも、イギリスにおけるアート・スクールとは、正規の大学教育を受けるでもなく、なおかつ働くでもなく、それでいて世間に対する後ろめたさを感じずに済む、ほぼ唯一のルートだったのだそうです。

英国ロックのアート・スクール問題(笑)については昔から疑問で、「やたらとみんなアート・スクールとかいうけどバンタンみたいなもんじゃねえの?」などと不思議に思っていたものだけど、たぶん日本の美術系学生よりは切迫感があったのかなと……。

あともうひとつ、わかりづらいこと。英米それぞれのあり方で、日本では考えにくいような地方シーンの活気ってのがありますが、アメリカだと国が広いからって理由でなんとなく想像がつきますが、英国なんてあれだけの狭い国で、都市ごとに音楽の性格があることが、感覚的にいまでもつかめずにいる。

その答え、というのではないけれど、毛利の、以下の文章はいいなと思った。

ポピュラー音楽は、国家ではなく都市についてまわるものです。リバプール、マンチェスター、ロンドン、ブリストル、シカゴ、デトロイト、ニューヨーク、メンフィス……都市の名前を思い浮かべると、その都市固有の音楽が頭の中で鳴り響きます。日本の音楽の不幸は、いつのまにかJポップという曖昧な名前に統合されてしまって、都市が固有の響きを失ってしまったことにあります。

なんだかんだで、全面的に推薦・肯定する気にはならないものの、同時に、この程度の本を受け止められなかったり拒否反応を起こしたりするようでは、音楽言論界に未来はないと思うので、まあ音楽好きのみなさんはとりあえず読んでみて、ふむふむうなずいたりぶつぶつ文句を言ったりしてみると場が活性化してよいと思います。ちなみに同じ著者の「ストリートの思想 転換期としての1990年代」(NHKブックス)も、同じくらいにはおすすめです。
# by soundofmusic | 2012-05-26 17:11 | 日記 | Comments(0)
千葉のマグロ丼
千葉市美術館で開催中の、といっても本日日曜日が最終日なのですが、「蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち」に行ってきました。

ほかの画家と比べてどう違うのかっていう微妙なところはもちろん知る由もなく、なかなか無条件に最初から最後までショックを受けるというわけにはいかなかったものの、子供の?着物が電気でビリビリしびれているみたいに描かれているのとか、酒の席でぶっとい筆でえいやっと描かれたらしい見返り達磨とか、ひたすら細密かつ不気味でいったいこんな絵はどこに飾ったらいいのかといぶかしく思ってしまう寒山拾得図とか、どっかの寺に奉納されたらしい2頭の虎の絵が、巨大な肉が焼かれてそのまま皿にドーンと載って出てきたステーキを思わせるのとか、マッシヴな牛とか、こてんって転んでひっくり返った布袋のさらりとした表現とか、まあさまざまに刺激的ではありました。

いちばん気に入ったのは、あれは掛け軸なのかな、縦長の構図、下の方に橋があって3人の人物がいる。背景は山かなんかがあって、滝が大きな落差をもって描かれていて、水しぶきが轟々と広がっている。山というか岩はまるでキュビスムみたいだし、水煙は徹底的にグラフィカルに処理されている。技法的には現代のマンガに部分的に、とても近いなと感じた。

これに限らず、1枚の絵の中に、露骨に違った要素やテクニックが平気で共存しているのが味になっている。あとはあれだ、西洋画の場合、あえて塗り残して画面上に空白を作ったりすることってあるんだっけ?

千葉市に行ったのはたぶん初めてで、思ったほど遠くないのがわかったので今後、面白そうな催し物があったら一応、行ける範囲内だな。それで帰り際、歩いてて見かけた磯丸水産っていうところで二色マグロ丼を食べて、なかなか美味しいと思ったんだけど、「館山から直送」みたいに書いてあったから地元系の店なのかなーと思っていたら普通にチェーン展開してて、ていうか、渋谷のユニオンのそばに最近できた、なんかここ海の家みたいだな、と軽い違和感を覚えていたまさにその店なのでした。
# by soundofmusic | 2012-05-20 06:43 | 日記 | Comments(0)
リスト Volume 90 2012.05.12 ゲスト:大谷芳正&矢野
***森山兄***

01 Gene Krupa / Drum Boogie
02 Willie Nelson & Wynton Marsalis / Unchain My Heart
03 Ray Charles / The Right Time
04 Arthur Crudup / That's All Right
05 J. D. McPherson / Wolf Teeth
06 Lino and The Yow City Expedition / Three Wise Monkeys
07 Led Zeppelin / Custard Pie
08 佐野元春&ザ・ホーボー・キング・バンド / 国のための準備
09 Danny Kortchmar / For Sentimental Reasons
10 Ken Lauber / Wander on
11 Elvis Presley / Heart of Rome

〈コメント〉
♪01 モダン・ジャズ以前の名ドラマーといえばまずこのひとでしょうか。この曲は彼のテーマ曲的なナンバー? 『ドラマー・マン』より。(Amazon)

♪02 このふたり+ノラ・ジョーンズという異色の組み合わせでリズム歌謡歌手レイ・チャールスの仕事を検証/顕彰するライヴ盤『ヒア・ウィ・ゴー・アゲイン』より。(YouTube)

♪03 そのレイ・チャールス。ライヴ盤『アット・ニューポート』より。コーラス隊を従えていて、そのコーラスの女のひとの迫力がすごいです。(YouTube)

♪04 オムニバス『RCAブルースの古典』(Amazon)より。 この曲はエルヴィス・プレスリーがカヴァーして有名になりました。(YouTube)歌詞の「Anyway」が「イニウェイ」に聞こえる強烈なアクセント。

♪05 現代のロックンローラー。アルバム『サインズ&シグニファイヤーズ』より。あえてグルーヴ感を排した杭打ちリズムがいま、逆に新鮮とも言えるのかもしれません。(YouTube)

♪06 80年代イギリスで活動したロック系ジャイヴ・バンド。「ライノと八尾市探検隊」なるバンド名は、ライノさんと付き合っていた女性が大阪府八尾市の出身だったからだとか。(Amazon)

♪07 70年代イギリスを代表するロック・バンドのひとつ。『フィジカル・グラフィティ』より。(YouTube)

♪08 アルバム『ザ・サン』より。軽快なロックンロールです。(YouTube)

♪09 キャロル・キングと組んでいたザ・シティ(かっこいい名前)のメンバーだったということが世間的にはいちばん有名なんでしょうか。ドラムス、ベースなども自分で手がけたアルバム『クーチ』より。よくドライヴしています。本業のギターももちろん気持ちいい。(YouTube)

♪10 エリア・コード615の鍵盤奏者だったひとらしいです。名盤とまでは言わないが、いま聴いて気持ちいいグルーヴィなカントリー・ロック・アルバム『コンテンプレイション(ヴュー)』より。(Amazon)

♪11 1971年のアルバム『ラヴ・レターズ・フロム・エルヴィス』より。ヒップなカントリー・ロックなエルヴィス。なんですが、この曲なんかはタイトル通りカンツォーネ的な部分もあって、そのへんのセンスがロック時代に対応できてない感ありまくりです。残念!(YouTube)

***森山弟***

01 Savath & Savalas / Colores Sin Nombre (2004)
02 Giant Sand / (well) Dusted (for the millennium) (2000)
03 Primal Scream / Kowalski (1997)
04 Chemical Brothers / Leave Home (1995)
05 Alice Russell / Somebody’s Gonna Love You (2004)
06 羊毛とおはな / Superstition (2008)
07 Eilen Jewell / Dusty Boxer Wall (2007)
08 ユダ / シルヴェット (2002)
09 Keziah Jones / Million Miles from Home (1995)

〈コメント〉
♪01 エレクトロニック・ヒップホップのプレヒューズ73の人のアコースティックな別名プロジェクト。「Apropa’t」収録。先鋭的な音楽をやる人たちがアコースティックに回帰するパターンは好きです。最初から素直にこういうのやれよ、とも思います。

♪02 キャレキシコのふたりがリズム隊として所属するヴェテラン・ルーツ・ロック・バンド。「Hore of Enchantment」より。アメリカーナの流れで語られがちなもののバンドのキャリアはすでに30年。

♪03 90年代デジタル・ロック・ムーヴメントを回顧するシリーズ。「Vanishing Point」に収録されてますね。実在する71年の同名映画の架空のサントラっていうテーマだった気がします。コワルスキーはその主人公の役名。あれは一応アメリカン・ニュー・シネマの枠に入るんでしょうか。潔いほど内容のない映画でしたけどつまらないかっていうと全然そんなことないんですよね。映画って不思議。

♪04 デジロック回顧シリーズ第二弾。ファースト「さらばダスト惑星」より。当時流れているのをよく耳にしたもののケミブラの作品を実際に買ったのは今年になって初めてで、今聴くと逆に新鮮。

♪05 Quantic Soul Orchestraへのゲスト参加でソウルフルなヴォーカルを聴かせてくれていたアリスのソロ。ユニオンでまったく見かけなかったからこの世に存在してるのかを疑い始めたころにひょっこり発見しました。ありがとうございました。

♪06 スティーヴィー・ワンダーのカヴァーです。「Live in Living ‘08」より。./iroriのデストロイ矢部くんに教えてもらいました。

♪07 カントリー・ロック~フォーク・ロック~オルタナ・カントリーっぽい現代の女性SSW。「Lettes from Sinner & Strangers」より。よく言われてるようなルシンダ・ウィリアムスじゃなくてむしろギリアン・ウェルチの方に近い気がします。劇的ではないけど小さくハッとする心地の良い作品。

♪08 ベンジーの詩人ぶりが存分に発揮された、まるで一本のロード・ムーヴィーを観ているような気分にさせてくれる曲です。ユダ名義のファースト「Charming bloody Tuesday」より。

♪09 ブルーズとファンクの融合を果敢に試みたナイジェリア人。とんでもなくタイトでグルーヴィな名曲だと思います。セカンド「African Space Craft」より。

***大谷芳正***

01 栗コーダーカルテット / ピタゴラスイッチ オープニングテーマ
02 Mahavishnu Orchestra / Awakening
03 Butthole Surfers / The Hurdy Gurdy Man
04 Squarepusher / Potential Govaner
05 Dick Hyman Group Feat. Howard Alden / I'll See You In My Dreams
06 Brian Eno / Pnoom "Moon Up Mix"
07 Can / The Empress And The Ukraine King
08 Ground Zero / Bones
09 Fishmans / Go Go Round This World!
10 Tipographica / Infinity Street Car
11 Soft Machine / As Long As He Lies Perfectly Still
12 Naked City / Bonehead
13 Little Tempo / Over The Rainbow
14 川口義之 with 栗コーダーカルテット & 渋さ知らズオーケストラ / ピタゴラスイッチ オープニングテーマ
<コメント>
♪01 皆さんご存知、ピタゴラスイッチのテーマです。聴いたことはあっても誰の曲かは知られてない気がしたので。渋さ知らズとタッグした時のライブ盤「生渋栗」に収録。

♪02 マイルス・デイヴィス・グループで名を上げたギタリスト、ジョン・マクラフリンのバンドの曲です。久しぶりに聞きましたが、やりすぎですねー。笑いが止まりませんでした。ファーストアルバム「The Inner Moutain Flame」に収録。

♪03 ドノヴァンの名曲をテキサスの最凶バンドがグニャグニャにカバー。このバンドのライブを一度観に行ったんですが、いまだにトラウマです。(いい意味で)アルバム「Piouhgd」に収録。

♪04 最近のスクエアプッシャーはプログレ好きにはたまらない感じになってますね。そんな彼の一番プログレなアルバム「Just a Souvenir」より。

♪05 ウッディ・アレンの大傑作「ギター弾きの恋」のサントラより。一応バランスを考えました。。

♪06 クラウトロック?の生ける伝説、CANの曲のリミックスバージョンです。ソニックユースなんかも参加したCANのリミックスアルバム「Sacrilege」に収録。

♪07 前曲に引き続き、今度は正真正銘のCANです。演奏が雑ですが、妙にかっこよかったので。アルバム「Unlimited Edition」に収録。

♪08 フレッド・フリスのバンド、マサカーの曲のカバーです。大友良英が10年以上前にやっていたバンドで、メンバーには菊池成孔や芳垣安洋などがいました、今考えるとなかなか豪華ですね。ちなみに曲の終わり近くで叫んでいる女性は太棹三味線の奏者、田中悠美子様です。アルバム「Plays Standards」に収録。

♪09 言わずと知れたフィッシュマンズの名曲。イントロを聴いただけでワクワクします。ベストアルバム「空中」に収録。

♪10 超絶ギタリスト、今堀恒雄が10年以上前にやっていたバンドの曲です。このバンドにも菊池成孔がいました。。複雑骨折したかのような曲で、ある方曰く、これじゃ踊れないそうです。ちなみに私は全然踊れます。ファーストアルバム「Tipographica」に収録。

♪11 カンタベリーの至宝、ロバート・ワイアットが歌っています。これも単純にかっこよかったので。セカンドアルバム「Volume Two」に収録。

♪12 ジョン・ゾーンの最もハードコアなバンドから一曲。映画「ファニーゲーム」のオープニングにも使われた曲です。一番分かりやすい「変態」でしょうか。アルバム「Torture Garden」に収録。

♪13 前曲の後を何にしようかものすごく迷った挙げ句、結局これにしました。皆さんご存知、「虹の彼方に」のダブバージョンです。アルバム「山と海」に収録。

♪14 ピタゴラスイッチのテーマに渋さ知らズが乱入して大騒ぎな感じバージョンです。こちらも「生渋栗」に収録。

***矢野***

01 riddim saunter / Face Face Face
02 ala / Quiet Ground
03 Schroeder-Headz / newdays
04 Q;indivi / Voices
05 Spangle Call Lilli Line / E
06 Susquatch / 3chords
07 SENSMITH / Leaving Friends And Me
08 ivory7 chord / distance
09 WRONG SCALE / Standing in the city lights

〈収録アルバム〉
♪01 Think, Lad & Lass
♪02 Jam Of The Year
♪03 NEWDAYS
♪04 ivy;
♪05 Nanae
♪06 Water Plant
♪07 ...of newtypes vol.2
♪08 Light A Tree
♪09 bed and board

***森山弟***

01 曽我部恵一バンド / 5月になると彼女は (2008)
02 佐野元春 / ジュジュ (1992)
03 akiko / I Want You to be Mine (2005)
04 大橋トリオ / traveling (2010)
05 宇多田ヒカル / Flavor of Love (2008)
06 FreeTEMPO / Sunshine (2007)
07 Raul De Souza / Sweet Lucy (1977)
08 渋さ知らズ / Pチャン (2002)
09 Merton Parkas / Tell Me What I Say (1979)

〈コメント〉
♪01 5月シリーズ第一弾。「キラキラ!」収録。この曲のタイトルってサイモン&ガーファンクルの「四月になれば彼女は」にちなんでるんですよね?あんまり誰も言ってないんで不安になってきました。

♪02 5月9日にビルボードライヴ東京で15年ぶりくらいに見た佐野元春は心を揺さぶられる衝撃的なかっこよさでした。ゲストの雪村いづみ(75歳)が歌唱力とスタイルをキープしてて度胆を抜かれました。

♪03 その雪村いづみがライヴで披露していた往年の名曲。akikoのような若い世代に受け継がれていくのは素直にうれしいことだと思います。小西康陽プロデュースの「リトル・ミス・ジャズ・アンド・ジャイヴ」より。

♪04 宇多田ヒカルのカヴァー。これも./iroriのデストロイ矢部くんに教えてもらったんですが、まったく品のいい音楽家が出てきたなと思った。「FAKE BOOK」の最初のやつに収録されてます。中古が高いのが難点。

♪05 「HEART STATION」収録。名曲。

♪06 ヴォーカルにbirdがフィーチュアされてます。彼女の作品を買おうと思ったことはないけど最高に思い切った芸名なのは好感が持てますね。「SOUNDS」収録。

♪07 ブラジルのトロンボーン奏者によるファンキー・ラウンジ?EMIから出てる999円のジャズ名盤シリーズの同名アルバムより。

♪08 かけてみるまでどう出るかわからないので渋さ知らズをプレイするのはちょっと勇気がいると思ってるDJのみなさん、案外大丈夫でしたよ!

♪09 実際のところレイ・チャールズの「What’d I Say」のカヴァーです。ライヴ盤オムニバス「Mods Mayday ‘79」より。5月シリーズ第二弾。

***森山兄***

01 雪村いづみ / 火の玉ロック
02 雪村いづみ / 恋人になって
03 The Templeton Twins / Everybody's Talkin'
04 Eugen Cicero / Der Schlitten Eilt
05 Slide Hampton / Begin the Beguine
06 Melimelum / Terrores Primales, Liberiola III
07 Carole King / Alligators All Around
08 流線形と比屋定篤子 / 何もいらない
09 Lionel Hampton / For Once in My Life
10 Caetano Veloso & David Byrne / (Nothing but) Flowers
11 Gabor Szabo / Caravan
12 Mose Allison / I Got a Right to Cry
13 矢野顕子 / ニットキャップマン
14 YUKI / 揺れるスカート
15 The Bourbon Street Stompers / Swanee River

〈コメント〉
♪01&♪02 先日、ビルボード・ライヴに佐野元春のライヴを見に行った際にゲストで雪村いづみが出てきたのを記念してプレイ。01はジェリー・リー・ルイス「グレイト・ボールズ・オヴ・ファイヤー」のカヴァー。しゃくりあげ唱法や、「半鐘鳴らせよ火事だよ、ロック!」といった歌詞はいまなお衝撃的。02は、ジョン・ヘンドリックス作、ルイ・ジョーダンの持ち歌だった「アイ・ウォント・ユー・トゥ・ビー・マイ・ベイビー」のカヴァー。3枚組のベスト盤より。 (Amazon)

なお、ジョージア・ギブスというひともこの2曲をカヴァーしています。あまりゴキゲンなので、ベスト盤を注文してしまいました。(YouTube)(YouTube)

そして、香港の女優/歌手であるグレイス・チャンによる「アイ・ウォント~」のカヴァー!(YouTube)

♪03 60年代のヒット曲を、20~30年代のスタイルでカヴァーしたグループ。70年代前半の人たちです。アルバム『トリル・イット・ライク・イット・ウォズ』より。原曲はフレッド・ニール作曲、ニルソン歌唱の「うわさの男」です。(Amazon)

♪04 東欧のほう出身のピアニスト。『マーチング・ザ・クラシックス』と『バルカン・ラプソディー』が2イン1になったCDよりプレイ。前者はケニー・クラーク、後者はチャーリー・アントリーニというタイプの違ったドラマーがそれぞれに腕をふるっていて、聴き比べるのもたのしいです。この曲は後者より。(Amazon)

♪05 トロンボーン奏者。『ジャズ・ウィズ・ア・トウィスト』と『エクスプロージョン!』が2イン1になったCDよりプレイ。もともとは後者に収録。ラテン風。っていうかビギンですね。(Amazon)

♪06 70年代なかばのアルゼンチン産フォーク・ロック。聴いているとさわやかですが、微妙な変拍子なので踊りづらいです。『Melimelum』より。(Amazon)(試聴)

♪07 前項のメリメルム?もいいかげんかわいらしいジャケですが、こちらも。『おしゃまなロージー(Really Rosie)』より。モーリス・センダック追悼。(YouTube)

♪08 現代日本のシティ・ポップ・ユニットが、沖縄出身・在住の歌手と組んだアルバム『ナチュラル・ウーマン』(Amazon) より。オリジナルは大貫妙子(YouTube)。演奏はかっこいいけどうたが弱いなあーと前から思ってるけど聴き直したら印象変わるかも。 汗っかきのわたしにはサマーセーターってまったく意味不明なんですが、人間、∨ネックのサマーセーターっぽさがあるひととないひとに分けられるかもしれないとふと思いました。

♪09 ジャズ・ヴィブラフォンの大御所のひとですが、70年代、シカゴのブランズウィック・レーベルから、メロウ・ソウル風のアルバムを何枚か出していることには最近気づきました。……以上、自分の日記からコピペ。この曲は、たぶん未CD化のアルバム『オフ・イントゥ・ア・ブラック・シング』より。

♪10 カーネギー・ホールでのライヴ盤『ライヴ・アット・カーネギー・ホール』より。もともとはトーキング・ヘッズの曲です。(YouTube)コメント欄がなんか荒れてる……

♪11 東欧のほう出身の(ジャズ・)ギタリスト。デューク・エリントンの曲です。サイケ・ロック、ラーガ・ロック(死語か?)の影響を強く受けている感じ。『ジャズ・ラーガ』より。(YouTube)

♪12 今月度御来日記念。わたしがもっとも好きなミュージシャンのひとり。『ランブリン・ウィズ・モーズ』より。(Amazon)

♪13 ムーンライダーズのカヴァー。矢野はオリジナル・ヴァージョンにも参加しています。『ホーム・ガール・ジャーニー』に収録。(YouTube)

♪14 YUKIのアルバムは『ジョイ』以降のものしか聴いたことがなくて、そのなかでは『ウェイヴ』がいちばん好きでしたが、この曲が入っている最新作『メガフォニック』も、それと同じくらい気に入っています。もう40すぎてるのにこの若作りしてない感はすごいなと素直に思うのですが、10代20代のひとたちから見たらやっぱり単なるおばさんですかね?(YouTube)

♪15 1988年に結成され、ウィスコンシンあたりで活動しているディキシーランド・ジャズ・バンド。アルバム『アイ・ライク・ディキシーランド』より。全然知らないひとたちでしたが、ユニオンで安く売ってて興味を惹かれて買ってみました。(YouTube)

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***おまけCD『Tears, Tears and More Tears』曲目***
01 Madeleine Peyroux / Don't Cry Baby
02 Floyd Cramer / Drowned in My Own Tears
03 Mose Allison / I've Got a Right to Cry
04 Ry Cooder / Teardrops Will Fall
05 サニーデイ・サービス / 96粒の涙
06 Richard Thompson / Dry My Tears and Move on
07 Roger Morris / The Trail of Tears
08 Lucinda Williams / Jailhouse Tears
09 Peggy Lee / There ain't No Sweet Man (That's Worth the Salt of My Tears)
10 Lita Torello / No Tornare A Plorar Per Tu (I've Cried My Last Tear Over You)
11 エミー・ジャクソンとスマッシュメン / 涙の太陽
12 Grin / Moon Tears
13 ザ・バースデイ / 涙がこぼれそう
14 福山雅治 / 飾りじゃないのよ 涙は
15 The Bamboos / Like Tears in Rain
16 Nuyorican Soul / Sweet Tears
17 New York Port Authority / Guess I'm Gonna Cry
18 Labi Siffre / Crying, Laughing, Loving, Lying
19 Beverly Kenney / I Guess I'll Hang My Tears Out to Dry
20 レピッシュ / Tears
21 Monty Alexander / No Woman No Cry
22 Amy Winehouse / Tears Dry on Their Own
23 ユナイテッド・フューチャー・オーガニゼイション / Tears of Gratitude

〈曲の出典〉
01 『Careless Love』(2004年)
02 ベスト盤より。初出はLP『Comin' On』(1963年)と思われます。
03 『Ramblin' with Mose』(1958年)
04 『Into the Purple Valley』(1971年)
05 『愛と笑いの夜』(1997年)
06 『Mock Tudor』(1999年)
07 『First Album』(1972年)
08 『Little Honey』(2008年)
09 『I'm a Woman』(1963年)
10 V.A.『Pop A La Catalana』(2010年)
11 適当なオムニバスより。1965年のヒット。
12 『1+1』(1972年)
13 『ナイト・オン・フール』(2008年)
14 『ザ・ゴールデン・オールディーズ』(2002年)。オリジナルは中森明菜。作詞作曲は井上陽水。
15 『4』(2010年)
16 『Nuyorican Soul』(1997年)。ロイ・エアーズのカヴァー?
17 インヴィクタス・レーベルのベスト盤より。初出はLP『Three Thousand Miles from Home』(1977年)。
18 『Crying, Laughing, Loving, Lying』(1972年)
19 『Come Swing with Me』(1956年)
20 『ワンターブック』(1988年)
21 『Stir it Up: Music of Bob Marley』(1999年)
22 『Back to Black』(2006年)
23 『ノー・サウンド・イズ・トゥー・タブー』(1994年)
# by soundofmusic | 2012-05-20 01:47 | PPFNPセットリスト | Comments(0)
炎上
今週の土曜日(12日)、第90回目のPPFNPです。たくさんのみなさまのご来場をお待ちしております! 詳細はこちらをご参照ください。

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菊地成孔がミュージック・マガジンに噛み付いたり、小尾隆が萩原健太の「ダニー・コーチマーは歌伴がヘタ」発言に疑義を呈したりと、ここのところいつになく音楽言論界が活発になっているようで、いつも、みんなもっと音楽の話をすればいいのに、と思っているわたしなどは単純に楽しくてしかたがないのですが、今度は、大和田俊之のツイッターでの発言を機に、またたく間に話が広がっていった。

もとの発言はこれ。

今年は慶応と法政でアメリカのポピュラー音楽史を講義しているのだが、いまの20歳前後の学生の間での「ブルース」の不人気ぶりにはちょっと驚く。みんなカントリーの方が興味あるんだよなあ。

枯れ草にあっという間に火が回るように、と書くとなんとなくうまい比喩のような気がしてしまうけど、なんのことはない、インターネットではそれは「炎上」と呼ばれている、すでによく知られた現象じゃないか。なるほどなと思わせる意見をいくつか含むこの顛末は、ここにまとめられていて、誰でも読めるようになっている。

さらには、ジャズ専門のウェブサイト、コンポストの掲示板にもこの話題は飛び火。473以降くらいからをお読みください。

掲示板という物自体、じっくり読んだのはひさしぶりな気がするけれど、というか、きちんと機能している掲示板自体がいまでは少なくなっているってだけのことなんだろうけど、掲示板で知り合いとケンカみたいになったことが何度もある身からすると、久方ぶりにこうして掲示板なるものを見てみると、たとえばツイッターの刹那的で高速度のコミュニケーションと比べて、掲示板は随分と人間らしいやり取りをおこなう余地があるメディアだったんだなあとしみじみしたりする。もちろん、メディアそれぞれの特性もあるのはもちろんだけど、そこにいるひとの品性に依拠する部分が大きいのだろうけどね。

わたしが、日本のロック業界におけるブルースにまつわる言説にあまり耳を貸す気にならないのは、たとえば英国のホワイト・ブルースの最大のインスピレイションのひとつであっただろうモーズ・アリスンについて誰も何も言ってないように見えるから、というのはすでにここでも何度か書いた気がするけれど、そのこと自体はもうどうでもいいので割愛する。

そんなことよりも、モーズの来日があと3週間後に迫っているのであらためてベスト盤を聴き直したりしていると、当たり前だけどモーズ自体のブルースがどこがどういうふうに、そしてどれくらいブルースだったのか、が以前より確実にダイレクトに耳に飛び込んでくるようになっていて、着実に楽しい。読書百遍意自ずから通ず、なんてマッチョな考え方は流行らないだろうけど、門前の小僧習わぬブルースを奏でる、となったらかっこいいかも。

あとは、自分にとって、これでブルースにとっつけるかな、と感じたきっかけはジャッキー・マクリーンのアルバム『ブルースニク』だったな。60年代のマクリーンは本当に真摯に音楽的冒険を続けていて、ときに意欲だけが空回りすることもないでもなかったけど、このアルバムは、ルーティーン的なブルースに少しでもモダンな装いをさせようとするスタイリスト、マクリーンの工夫のあれこれが見えるいい仕事。つまりはブルースのヌーヴェル・ヴァーグ。
# by soundofmusic | 2012-05-08 13:02 | 日記 | Comments(0)
スタンダード・ナンバー
お知らせいくつか。

いま、「DJ眠り猫」で検索すると、先日書いた記事がトップに出てくるようです。と、とある人から教えていただきました。というか、そんなワードで検索するやつがいるのか、という驚きが。

今度の土曜日、5/5の黒の試走車、その次の週末、5/12のPPFNP、それぞれの告知を開始しました。「黒の試走車」はゲストにkoyoくんと森山弟くんをお迎えします。エッジエンド以外での兄弟共演は極めて稀です。お見逃しなきよう。

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昨日はビルボード・ライヴでロン・セクスミスを見ました。何年ぶりだか思い出せないけど、見るのは4回目くらいかなあ。初めて見たのは初来日の際、とはいっても単独公演ではなくて、エルヴィス・コステロの前座のとき。クラブ・クアトロでの自身のライヴを告知して、よかったら来てください、ぼくも行くから、みたいに言ってたことをまだ覚えている。

それは、メジャー・デビュー・アルバムが、発表から1年経って日本盤でも出た頃の話だから、たぶん1996年か(例によって確認せずに書いてます)。個人的な90年代の謎として、なんでそんなにミッチェル・フルーム=チャド・ブレイクのテイームによるプロダクションが評価が高かったかということがあるんだけど(一度もいいと思ったことない)、ロンセクの初期のアルバムも、やっぱりこのティームの作為的な音作りで損をしていると思う(しばらく聴き返してないので、いまどう感じるかはわからない)。

ビルボードで最後の最後に歌われた「シークレット・ハート」を聴いて、ああ自分はこの曲をまったく理解していなかったな、としみじみおもった。これは音と言葉ががっちりと一体化した、いわばスタンダード・ナンバーみたいなもので、だからそういった曲の初出は、できるだけ平易で明快な状態であるのが望ましく、プロデューサーたちがごてごて余計なものをつけてないほうがいいに決まってるのです。

スタンダード・ナンバーの歌詞についてはまたあらためて考えたい。ただの歌詩じゃねえか、こんなもん、と言って済まされないことがときおりある、と思うからです。
# by soundofmusic | 2012-04-29 12:42 | 日記 | Comments(0)
Pure Pop For Now People Volume 90
■2012年05月12日(土)18時~22時

渋谷エッジエンド(Tel:03-5458-6385)
地図。

800円(1ドリンク&おみやげ付き)

DJ:
大谷芳正
矢野
森山弟(弟)
森山兄(兄、サウンド・オヴ・ミュージック)

だんだんあたたかくなってきましたね。風薫る5月のPPFNPのお知らせです。今度で90回目! それにちなんで、今回の写真は1980~90年代に待ち合わせスポットとして有名だった六本木のアマンドです。いつもどおり楽しいおまけ付き。初登場で気炎を上げるゲストふたりをお迎えして、みなさまのお越しをお待ちしております。
# by soundofmusic | 2012-04-29 10:31 | PPFNPイヴェント情報 | Comments(0)
黒の試走車<テストカー> Vol.62
日時:2012年05月05日(土・祝)19時~23時
会場:渋谷メスカリート(渋谷区円山町28-8第18宮廷マンション1階奥つきあたり)
地図
料金:500円+1オーダー(500円~)
DJ:チバ/あずまきょういち/森山兄
ゲスト:koyo/森山弟

☆「黒の試走車<テストカー>」は、毎月第1土曜日に開催される、踊る前から踊り疲れているひとのためのイヴェントです。ラウンジの名の下に、ロック、ジャズ、ソウル、ラテン、邦楽、フレンチ、サントラ、モンド、電子音楽などをデタラメ、かつ控えめ(音量が)にお届けしています。

会場のメスカリートは、渋谷、道玄坂をのぼりきった先、マンションの1階つきあたり奥にあるスペース。全身にぬるま湯のように浸透する絶妙な反響効果で、何を聴いても自宅の3割増しでいい印象を受けることができる不思議な音楽空間です。未知の音楽との出会いに、既知の音楽との再会に。軽い舞踏に。気のおけない会話に。酩酊に。密会に。ぜひ一度遊びにいらしてください。

5月のゲストは何度もご登場いただいているkoyoくんと、初登場の森山弟です。ビルボード・ライヴでのライヴ鑑賞およびその前後、またはエッジエンド以外のシチュエーションでの兄弟揃い踏みはたいへん珍しいです! 本人が言うのですから間違いありません! この機会をお見逃しなく。

過去分のセットリストその他は、「黒の試走車<テストカー>」のmixiコミュニティにて閲覧可能です。

# by soundofmusic | 2012-04-29 10:23 | 黒の試走車イヴェント情報 | Comments(0)
DJ眠り猫
「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」見ました。いいところも悪いところもあったけど、うーん、そう来るかあという重い驚きみたいなものは確実にあった。入江悠監督は、顔を見れば世界に対して不信感みたいなものを抱え続けているひとなんだろうとすぐに分かるわけですが(単に疲れ果てているだけかも)、これはほとんど、ヒップホップの皮をかぶった階級闘争であり、日本映画史の中で似たようなものを探すとするならば、第二次大戦後の左翼映画よりもはるかにさかのぼって、昭和初期の傾向映画のほうに近いのではないかとすら思われる。

ただしどうしても気になってしまうのは、シリーズ1作目で埼玉から東京に出てきた本作の主人公、マイティが、いかにも悪そうなヒップホップ・アクト「極悪鳥」の下働きをしているというオープニング。ライヴの際の物販だとかメンバーのタバコの買い出しだとかをやらされていて、もっと売り上げたらライヴに出してやる、と言われて2年間たっているという設定。あきらかにブラック企業だとかのノリなわけだけど、見ているこっちは、「おいおい、そんなところにいるよりももっと気の合う仲間と音楽やればいいじゃん」と思ってしまうのだ。わたしは。

一事が万事こんな感じで、入江の熱が空回りしているように見えなくもない。極悪鳥とトラブルを起こしたマイティは栃木に逃げてきてそこで新生活を送るわけだけど、恋人は勤めている店で客を取らされ、マイティはマイティで、仕事で関係のある人物が、借金を返せなくなったひとたちやおそらくは東南アジア系の難民を「ドレイゴヤ」(と入口に書いてある!)に押し込めているのを見る。「客を取らされる」って、テン年代の映画で耳にするとは思わなかった。

作り手の思いが強ければ強いほど、それをいかに映像や物語に変換するかに気を配らなくてはいけないのだろうけど、その過程は、往々にして省略されて、結果的に失敗に終わってしまうことがままある。本作もその徹を踏んでいると思う。とはいえ、栃木に逃れてきたマイティが、下っ端のガキに対して暴力を振るう描写は、叩かれる者が叩く者へと容易に転化する様子を的確にとらえていた。ついでに言うと、栃木に来てからのマイティの衣装は明らかに寅さんにヒントを得ていて、いつごろからかなかったことになってきた、初期の寅さんの凶暴性を思い出させてくれた。

そんなこんなであまりのめりこめずに見ていたら、後半、野外フェスの場面でものすごい長回しがあってビビった。その野外フェス自体、インディーズ映画とは思えないほどのスケールの撮影なんだけど、フェスで車に乗り付けるマイティ→ステージ脇のテントで売上を強奪→もみあいつつ屋台をなぎ倒したりしながら逃走→車に乗り込んで発進→ひとしきり走ったところでエンスト→遠くから響いてくるかつての仲間たちの歌声に惹かれて遠くに見えるフェス会場まで走る→ステージ前で極悪鳥のメンバーに見つかってボコられ→やってきた警察に逮捕される、という15分以上のワンカット。当然、マイティと一緒にカメラも車に乗ったりしているわけで、段取りが大変だろうなとも思うわけだけど、とにかく出来てきた映像のパワーに興奮した。ここらあたりから、ラストの、マイティ対イック&トム組の言葉のぶつけあいに至って、ようやく自分としてはとっかかりが見つけられた感じでした。しばらくたったらまた見てみたい。

今回は舞台が栃木ということで、日光出身の設定のヒップホップ・グループ、征夷大将軍というのが出てきた。見猿、言わ猿、聞か猿を模した3MC+DJ眠り猫(笑)という編成。それにしても、シリーズ1作目でSHO-GUNGという名前を聞いたときからの疑問なんですが、2作目の女子ラッパーグループB-hack(「美白」から)しかり、今回の極悪鳥しかり、ネーミング・センスが微妙じゃないでしょうか?

渋谷のシネイクイントで上映中。サイタマノラッパーのシリーズ旧作なんかもやってるようなので、ご覧になってみてはいかがでしょう。
# by soundofmusic | 2012-04-22 20:05 | 日記 | Comments(0)
RT
ビルボード・ライヴでリチャード・トンプソンを見ました。一般的な用語だとアコ・ギの弾き語りということになるのですが、彼のギターはリズム・マシーン(ドンカマのことではなくて、「リズム歌謡」みたいな意味での)であって、でもって同時にリード・ギターでもあるというなんだかとんでもない状態が続く80分。当然、短いな、と思うわけですが、なんかそれって贅沢ってもんなのかも。

しかし前回の来日もだいぶ前だよなと思って調べてみると、2001年の2月のクアトロで、そういえばその前の週だかにはやはりクアトロでダン・ヒックスを見たんだった。たしかその前にも来日していて、そのときは新宿のヴァージンメガストア(っていうのが昔あった)でやったインストアにも行ったんだよ。それが何年のことかは、ちょっと調べてみたけど特定できなかった。たぶんインターネット普及前の出来事なのであまり情報が残ってないんだろう。

今月末にはロン・セクスミス、来月は佐野元春と、ビルボード通いが続く予定。ライヴ、至近距離で見なくてもいいやと思っているし、座って見られるし、長くても1時間半くらいだし、なんだかんだでここでライヴを見るのが意外と好き、というか、体質にあっている気がするし、ライヴを見る本数自体も増えてきているかも。

佐野元春なんか、96年秋以来だから、15年半ぶりに見ることになるんだな。最近、うすうす感じていることなんだけど、ゼロ年代ってなんだったのかという疑問。なんて大きな話じゃなくて、ゼロ年代は自分にとってさしたる成果はなかったんじゃないかという恐れ。ただし済んでしまったことなので、もうどうでもいいんである。
# by soundofmusic | 2012-04-15 03:00 | 日記 | Comments(0)
結果的に地球になった
日曜日、豊田のカレー屋、ドードーでおこなわれたイヴェント「ドードーの春色ラヂオ」に行ってきました。タイトル通り、カレー屋さんで、ジョー長岡&うのしょうじデュオ、河村博司の2組の歌を聴き、カレーを食べるという催し。料金は1ドリンク、1カレーつきで2500円で、豊田までの電車賃がかかる(ひとによるでしょうけど)ことを勘定に入れても、充分にリーズナブルでした。

そもそも豊田ってどこなんだって話ですが、新宿あたりから中央線に乗ると、吉祥寺、三鷹あたりを過ぎると人家もしだいにまばらになってきて、ふと窓の外を見ると、野豚が土ぼこりを立てながら、狂ったような勢いで電車と並走していたりして、それでもさらに先へ先へと、国分寺、国立、立川と来たあたりでまだこの先に線路が続いているなんてとても信じられない気分になるのですがそれでも走り続ける電車に乗ったままでいるとじきに着きます。もっともわたしはたぶん16~17年ぶりくらいに立川で下車して、ディスクユニオンでしこたまCD買ってから行きましたが。

豊田で降りると、まず空気が都心と違う。高い建物がなくて街の見た目がスカスカしているというのもそのとおりだけど、確実に山の麓の匂い。

ぷらぷら歩いていると5分くらいでドードーに着いた。店の入口あたりで歌っているのを、店の中から見る配置。演奏が始まったのが17時半過ぎくらいで、ひと組目のジョー&うのが歌い進めていくのにあわせて、入口のドアの向こうの夕空がだんだんと濃紺に変わっていくのが贅沢だった。ふだん、弾き語りスタイルで聴くことがほとんどなジョー長岡のうた、うのしょうじのウッドベースが加わっただけで何層にも立体度が増していくのがたまらなくスリリングだった。

河村博司は、16年くらい在籍していたソウルフラワーユニオンを、バンドにいたままだと自分の歌をうたう機会が持てないから、という理由で脱退したと言ってた。初めて聴いたけど、自分の曲を実によく間違えるひと。間違えてはやり直す。ただしそれが不思議と、プロ意識の欠如、という感じがまったくしないのがおもしろい。それもぜんぶ込みで音楽みたいな。人徳、とひとことで片付けていいのかどうかはよくわからない。

カレーは、ココナッツミルクのチキンカレーに、関東の地野菜であるのらぼう菜(ノラオンナみたい)をあしらったもの。美味しい。もっと食べたい。

写真は、羅久井ハナ制作、入場者プレゼントのポストカード。1枚1枚色が違う。図柄はシャボン玉なんだけど、ジョー長岡は「地球かと思った」と。それに対する羅久井ハナのコメントが、「結果的に地球(みたい)になった」。なんだかかっこいい。

わたしは演奏が終わったあとすぐに帰ったんだけど、当日の様子を報告するジョー長岡のブログを見ると、終演後にもまたセッションがあったそうで、うわー、聴きたかった!

ということで、ドードーでのジョー長岡のライヴは夏あたりにもまたあるそうですのでお楽しみに。その前に、なのかな、たぶん7月14日に開催されるPPFNPでも、ジョーさんに歌っていただくことになると思いますのでご期待ください。
# by soundofmusic | 2012-04-10 02:36 | 日記 | Comments(2)
線路は続くよ
今度の土曜日、7日の「黒の試走車」の告知をアップしました。お花見帰りなどに、みなさまどうぞお立ち寄りのほどよろしくお願いします。

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最近、小尾隆のブログを読み始めた。……と書いてみて、そう言えばしばらく前に、定期的にあるブログを読むようになることをうまく表現できる言い回しがないか、なんて話題が出たことを思い出す。「購読」という言い方がしばしばされるけど、金払ってるわけじゃないし、「愛読」も、もちろんそうである場合もあるにせよ、もっとこう、単に行進されるたびに読んでます、ということをあらわすニュートラルな表現が欲しい、的なあれで。

まあ今回はそのことはおいといて、3月31日付けの記事は「しかし昨夜は生まれて初めて九品仏の駅に降り立ったのだった。」と書き出されていて、つい10日ほど前にやはり生まれて初めて九品仏の駅に降り立った自分としては、身を乗り出してモニターに鼻の頭をぶつけないわけにはいかない。(鼻の脂がべちゃーってくっつくから気をつけよう)

実際、世田谷なんて言っても大井町線あたりはローカル線の雰囲気を色濃く残していて、たとえば沿線には昼なお暗い等々力渓谷なんてものもある。九品仏には仕事の関係で検定を受けさせられに行ったので、サボって帰りに等々力渓谷に寄ってみようかな、とちらっと思ったがやめておいた。

それはともかく小尾は、

ちなみに私の世代のギター・ヒーローとしては野方の森園勝敏、戸越銀座のチャーが城北・城南の両横綱。港区のボンボンだったはっぴいえんどと京浜地区のはちみつぱいの好対照、それを斜に構えて見ていた三多摩地区のRCといった勢力図も、70年代の前半には確実にあったように思える。

と続ける。こういう土地の感覚ってのはおもしろい。

職場の移転に伴って、半年くらい前から田園都市線に乗る生活になっているのだけど、この、城南地区の感じっていままでまったくなじみがなくって、よくつかめてない。のだけど、いま、田園都市線は半蔵門線を経由して東武線に乗り入れているから、多摩川を渡る電車が普通に久喜とか南栗橋行きとかだったりする。そして電車の中も、東急線沿いの家の広告と東武沿線の自動車教習所のものとが共存していたりして、おもしろいんだけど身体感覚的にはちょっと気持ち悪くもある。線路は無理やり続くんだな。

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ところで、写真は「サウンド・オヴ・ミュージック」のアンケート冊子ですが、実はデザインが2種類あるのはご存知? 表紙をめくったところの絵が、トカゲのものと平目のものとがあるんですよ。残部僅少。お問い合わせはお早めに。
# by soundofmusic | 2012-04-01 08:41 | 日記 | Comments(0)
黒の試走車<テストカー> Vol.61
日時:2012年04月07日(土)19時~23時
会場:渋谷メスカリート(渋谷区円山町28-8第18宮廷マンション1階奥つきあたり)
地図
料金:500円+1オーダー(500円~)
DJ:チバ/あずまきょういち/森山兄
ゲスト:autoprocアツロー

☆「黒の試走車<テストカー>」は、毎月第1土曜日に開催される、踊る前から踊り疲れているひとのためのイヴェントです。ラウンジの名の下に、ロック、ジャズ、ソウル、ラテン、邦楽、フレンチ、サントラ、モンド、電子音楽などをデタラメ、かつ控えめ(音量が)にお届けしています。

会場のメスカリートは、渋谷、道玄坂をのぼりきった先、マンションの1階つきあたり奥にあるスペース。全身にぬるま湯のように浸透する絶妙な反響効果で、何を聴いても自宅の3割増しでいい印象を受けることができる不思議な音楽空間です。未知の音楽との出会いに、既知の音楽との再会に。軽い舞踏に。気のおけない会話に。酩酊に。密会に。ぜひ一度遊びにいらしてください。

4月のゲストは初登場のautoprocさんです。ほかにも追加されるかも。→アツローさんの登場が決定しました!

過去分のセットリストその他は、「黒の試走車<テストカー>」のmixiコミュニティにて閲覧可能です。

# by soundofmusic | 2012-03-31 23:23 | 黒の試走車イヴェント情報 | Comments(0)
まず連絡。「サウンド・オヴ・ミュージック」の2011→2012のアンケート冊子ですが、吉祥寺のOLD / NEW SELECT BOOKSHOP 「百年」に置いていただきました。レジのカウンターの、ちらしコーナーにあるはずです。サーモンピンクとうぐいす色の表紙が目印です。お店の方の許可はいただいておりますが、商品ではないので、店員さんにいろいろ聞いたりしないでください。なお、5冊のみなので、今週末くらいではける可能性が高いと思います(希望)。

なお、一部で落丁/乱丁が発生している可能性があることが判明しました。百年で入手したものでも、あるいはすでにお手元にあるものでも、落丁/乱丁のものをもらってしまった場合は、お手数ですが森山までご連絡ください。

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ヒマさえあればディスクユニオンのオンラインの在庫検索ばっかしてるんですけど、しばらくのあいだ軽く探し続けていた、愉快なフリー・ジャズ(風)コムボ、モストリー・アザー・ピープル・ドゥ・ザ・キリングの『フォーティ・フォート』の中古品が、ディスクユニオン・ジャズ・トーキョーにあることが分かり、おととい、買いに行ってきました。

映画を見る前で時間がなく、それだけ買ってささっと退散しようと思ったところ、思い当たるいくつかのコーナーを見てみたものの発見できず、しかたなく店員さんに頼んだところで「森山さん」と声をかけられ、振り返ると四国からたまたま出張で来たというNさんがそこにいました。軽く談笑してみたものの、気もそぞろでぞんざいな受け答えになっていたら申し訳ありません。

気もそぞろというのは、映画が始まるまで時間がなかったのと、それと、探してもらうのに時間がかるにつれて、「これだけ時間をかけて探してもらったからには、いざ現物を手渡された際、少しくらい高くても『あ、これだったらいいです』と断ることはできないな」ということで、よっぽど途中で「急いでるからいいです」と断って出て行こうかと思ったんですが、なんとなく意地汚く待っていると、ようやく店員さんが「1点だけございました!」と持ってきてくれました。中古品なんだから普通1点限りの場合が多いと思うんだけど。で、値段も輸入盤1300円で、なかなか見つからないことを考えると充分許容範囲かなと。

ユニオンの店員さんには手間と時間をかけてしまったお礼とお詫びを申し上げつつ、小走りでアテネ・フランセに向かって着席すると10秒後くらいにあかりが落ち、近年でも珍しいタイミングのよさ、と喜んだのですが、家に帰ってから買ったCDを確認すると、目当てのMOPDtKには何の問題もなかったものの、探してくれるのを待ってるあいだに買ってしまったほかの2枚が、国内盤なのに、どちらもライナーがついてなかった。値札にもその旨は書かれていなかったと思う(急いでいたので、確信はない)。

国内盤を買って、ついているべきライナーが欠けているというのは、もともとそんなものがついてないと分かっている輸入盤を買ったのと同じだとはどうしても思えなくて、ダメージというか怒りが大きいものなのだけど、なんか今回は、昔ほど腹は立たなかった。値段が安かったからというのもそうなんだけど、音楽について書かれた情報が(おもにインターネット経由で)容易に手に入るようになったからというのは確実にある。そのことを頭では理解していたけど、「自分が腹が立たなくなった」という具体的な形で認識したのは、ほぼ初めてかもしれない。

もちろん、金を出して、書籍や雑誌の形で(このふたつはいまのところまだわたしにとって不可分。電子的な文字情報に金を出すことはまだできない)、音楽について書かれたものを読みたい欲求は常にある。と思っていたらちょうど、菊地成孔が、ミュージック・マガジンの自らを特集した号に不満を抱き、抗議していることを知る。まだ読んでいないこの号を、興味本位で立ち読みした感想がこのブログの次回の記事になるだろう。
# by soundofmusic | 2012-03-23 12:28 | 日記 | Comments(0)
3月
連絡など。

・3月10日のPPFNPのセットリストの暫定版(森山弟の分を除く)が出ています。当日をしのぶよすがに、お気軽にご参照ください。

・「サウンド・オヴ・ミュージック」のアンケート冊子(2011→2012)は、製本も最終段階に入っています。ご参加くださったみなさまへの発送も、本日で完了する予定(参加してないひとはもうちょっと待ってネ)。お店は、吉祥寺の百年のレジ前の特設コーナーには置いてもらうことになると思います。たぶん5冊くらい。配布されたらお知らせします。

・写真は、部屋を整理したら出てきたもの。PPFNPは約15年の歴史のうち一度だけ、エッジエンド以外の場所で開催されたことがあり、そのときの模様です。2005年7月、友人のC子さんの結婚パーティが代官山の西郷山公園内のカフェでありまして、それと勝手に連動しました。左がC子さん。現在は2児の母です。

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そうそう、それでアンケート冊子のことなんですが、しばらくこれにかかりきりだったもので終わってみると虚脱している状態なのですが、じっくり読んでみると、当然気付いて/直してしかるべき誤記がそのままになっているところをいくつも発見して、やはり軽く凹みますね。

時間不足になるのは、自分の分を書きながら、次々に届いてくるみなさまの回答を編集しなくてはいけないからだ、ということは分かっているので、次回からはがんばります。また、誤記が発生してしまったみなさん、ごめんなさい。とはいえ、気付いてもあえてそのままにしている場合も多々あります(そっちのほうがおもしろいという理由で)。

3月だし、しばらくはちょっと不調気味の日が続きそうです。月末は春先恒例の遠出なので、それを楽しみにしつつ。
# by soundofmusic | 2012-03-19 00:58 | 日記 | Comments(0)
リスト Volume 89 2012.03.10 ゲスト:kaizo&いなもと
***森山兄***

01 Goldmund / The Yellow Rose of Texas
02 King Creosote & Jon Hopkins / Bats in the Attic
03 Roy Bookbinder / Cincinnati Flow Rag II
04 Barbra Streisand / Free the People
05 Carole King / I Feel the Earth Move
06 田辺マモル / アメリカが教えてくれた
07 ロンサム・ストリングス&中村まり / ゴースト・タウン・ダンス
08 中野忠晴 / バンジョーで唄えば
09 Louis Armstrong / Beau Koo Jack
10 The Axidentals / Day in, Day out
11 Michel Legrand / Hi Girls!
12 Eugen Cicero / Sonata in C
13 Arne Domnerus / Boogie Stop Shuffle

<コメント>
♪01 ゴールドムンドは、なんだとかいうひとのソロ・ユニット的なものなのでしょうか(のっけから気弱な書き出しで申し訳ありません)。アメリカ南北戦争期の曲を集めた、アメリカーナトロニカ的アルバム『オール・ウィル・プロスパー』より。

♪02 キング・クレオソートは、スコットランドの現代フォーキー。ジョン・ホプキンスは、やはり現代イギリスのエレクトロニック系のミュージシャンです。この曲はふたりの連名アルバム『ダイヤモンド・マイン』より。いかにもイギリスっぽい、しみったれた歌声。コールドプレイってたしかこんなかんじでしたっけ?(適当)(YouTube)

♪03 70年代前半から活動しているアメリカのフォーキー。いつまでも聴いていたいほど気持ちいいなごみ系のアルバム『トラヴェリン・マン』より。ステファン・グロスマンのヴァージョンでもおなじみのこの曲は、もともとはレヴァレンド・ゲイリー・デイヴィスのもの。デイヴィスの演奏。

♪04 基本的にはポップス/メインストリーム系の大げさなうたを歌うひとですが、アルバム『ストーニー・エンド』では、シンガー・ソングライター・ブームに便乗して、ニルソン、ランディ・ニューマン、ローラ・ニーロらの曲を採り上げていて悪くないです。なお、本人は、こういうロックみたいなうたを歌うことは気が進まなかったとかどこかで読んだ気がします。(YouTube)

♪05 2011年3月12日に予定されていたものの中止になったPPFNPで、かけようかなと思っていた曲。『つづれおり』より。(YouTube)

♪06 ここから3曲は、和製アメリカーナ(和メリカーナ)のミニ・コーナーです(麺類に付属してくる「ミニ丼」みたいなものをイメージしてください)。衝撃的アルバム『田辺マモルのヤング・アメリカン』より。本気と冗談のブレンド具合がすばらしいと思う。

♪07 もうなんか何度も書いてますからいいですよね? っていうかみなさんもう買いましたよね? 『フォークロア・セッション』より。この曲はオリジナル曲です。

♪08 服部良一の偉業をまとめた3枚組CD『僕の音楽人生』より。全面的にバンジョーをフィーチュア、フォスターのメロディーを一部引用したりしています。 こちらはボニー・ジャックスの歌唱。

♪09 1928年ごろの録音。ピアノはアール・ハインズ。戦前ジャズなんてどうせのどかっぽいんでしょと思っていると驚かされるかもしれません。(YouTube)

♪10 1960年前後に活動していた男女混声のジャズ・コーラス・グルーブ。ジャケ違いがあったりしてよくわかってませんが、少なくともアルバムは2枚は出てて、その2枚完全収録+追加曲ありのCDが数年前に出たようです。この曲は、単体でもCD化された『ウィズ・ザ・カイ・ウィンディング・トロンボーンズ』より。

♪11 超オシャレ&ハイテンションな弦と管が炸裂する1964年度作『Archi-Cordes』より。(YouTube)

♪12 2012年にはじめてこのアルバムを買う奴もそうそういるまいと思いつつ買った『ロココ・ジャズ』より。端正に始まってしだいにスウィングするピアノ。よいです。

♪13 アルネさんはスウェーデンかどこかのサックス奏者。ポール・デズモンド、スタン・ゲッツあたりに通じるものがあります。この曲はチャールス・ミンガスのカヴァー。こちらのミンガスのヴァージョンと比べるとやや腰が弱いというか、アクが薄いというか。

***森山弟***

01 Elvis Costello / Brilliant Mistake
02 Crosby, Stlls, Nash & Young / Carry on
03 Creedence Clearwater Revival / Travelin’ Band
04 Joni Mitchell / Both Sides, Now
05 Zombies / Time of the Season
06 Van Morrison / Crazy Love
07 Jonathan Richman / Velvet Underground
08 Rod Stewart / Gasoline Alley
09 Idha / Ooh La La
10 Eagles / Hotel California

<コメント>
01 前半のセットは60年代~70年代のメインストリームを振り返る選曲にしようと思っていたんですが、選曲中に「King of America」(1986年)冒頭のこの曲が急に頭の中で鳴りだしたのでかけました。この人もだいぶキャリアが長くなってますが、All Music Guideによると77年のファーストから82年の「Imperial Bedroom」まで6枚中5枚で満点を獲得してるようです。確かにアルバム並べてみると妥当な評価。

02 略してCSN&Yです。問答無用の名盤、70年作「デジャ・ヴ」の冒頭に収められている曲。「個人的A面が完璧なレコード」のベスト3くらいには入りそうな作品。

03 略してCCRです。かっこいいです。神であるグラム・パーソンズを除外すれば、アメリカ南部音楽をメインストリームに持ち込んだCCRの功績は相当甚大。1970年発表の通算5作目「Cosmo’s Factory」より。1枚目からこの5枚目までは全部傑作なので躊躇なくおすすめします。

04 青春の光と影。CCRもジョニ・ミッチェルもそうですけど70年代の人たちってデビューから5枚も6枚も連続で名盤を作り続けてたのはいったいどういう仕組みなんでしょうか。ミュージシャンにとってはいい時代だったんでしょうね。

05 ふたりのシーズン。20代前半にゾンビーズがものすごく好きな時期があってよく聴いてました。ブリティッシュ・インヴェイジョン系では異例の陰鬱さが心地いいです。

06 御大が70年に発表した代表作「Moondance」より。30枚か40枚くらい出ているオリジナル・アルバムの8割くらい持ってますけど、これがいちばん好きです。

07 脱力系ロックンローラーの極北、ジョナサン・リッチマンがヴェルヴェット・アンダーグラウンドへの愛を曲にしたためてます。

08 前回太田さんが真島昌利のセカンド「ハッピーソングス」から「ダイナマイトが150屯」をかけていたので、同アルバムに秀逸なカヴァーが収められているロッド・スチュワートのオリジナル版をかけました。

09 ライド~ハリケーン#1~オアシスのアンディ・ベルの奥さん。ロニー・レインとロン・ウッドによるフェイセス時代の名曲をカヴァー。「A WOMAN IN A MAN'S WORLD」(1994年)というシングルでのみ聴くことができます。

10 久しぶりに聴いて思ったこと。①やっぱりいい曲②やっぱりアウトロが長い。

***いなもと***

01 Hank Williams III / Satan Is Real/Straight To Hell
02 Kasey Anderson and the Honkies / Mercy
03 The Miserable Rich / Pillion
04 Chris Difford / Back in the Day
05 Dirtmusic / Lives We Did Not Live
06 Mack Johansson / Black Blood of Oslo
07 Freeman Dre & The Kitchen Party / Babylon
08 The Wildcards / Hell
09 Tin Pan / Low
10 Howlin Rain / Goodbye Ruby

<コメント>
01 Louvin Brothersの名曲「Satan is real」を導入部にまるっと使用するという恐れ多い事をやっても許されるさすがHank Williams(孫)です。

02 割とコンスタントに活動しているSSW。ソロ名義の前作は割と暗めのアプローチが多かったものの、バンド名義のアルバムでは勢いのあるサザンロック〜オルタナカントリーになっていて間口が広がった雰囲気。

03 珍しくイギリスのチェンバーポップ/フォークバンドの昨年出た2nd?から。たまたま知って、聴いたらたまたま良かっただけなので、この周辺は何も知らなかったりしますが、良いアルバムでした。

04 意表をついてもう一つイギリスもの。元Squeezeのクリス・ディフォードの昨年のアルバムより。これといって特徴的なわけではないが、さすがの安定感とソングライティングで安心して聴ける一枚。

05 The Walkaboutsの別動バンド。1stから比べるとすごい勢いでアフリカだかマリだかの音楽へ傾倒しています。ブルーズロックと民族音楽がミックスされているもののすっきりと整理された音になっており、それが格好よいと思う一方、得体のしれない感じがないのがすこし残念。

06 個人的に大変愛の深いスウェーデンのバンドHyacinth Houseのフロントマンのソロ作から。ゴシック/ウエスタン色は全く見られなくなってしまったものの、カバーとオリジナルを取り混ぜたメジャー感のあるアルバム

07 割と大所帯のフォーク/ブルーズバンド。全体的にジプシーっぽさがそこはかとなくあり、今回かけた曲はその傾向が明らかなものの、他の曲はそうでもないのが残念。まだアルバム一枚出したばかりなので今後に期待。

08 Squirrel Nut Zippersの「Hell」のロカなカバー。SNZは素晴らしいバンドですが、この曲に限ってはカバーヴァージョンの方がカッコいいとごく一部で評判を頂いております。

09 胡散臭い系のニューオーリンズジャズバンド。ディキシーランドも含め、この辺はどれを聴いても金太郎飴な感じはあり、Tin Panもトラッドなアプローチでユニークさはないものの、なにかひと味違う感じがして好きなバンド。ただ、日本では圧倒的に不利というか紛らわしいバンド名…

10 爆裂スペーシーガレージブルーズサイケバンドComets on Fireの元フロントマンのやっているサザンロック/ブルーズロックバンド。歪ませたギターはCOFから引き継いでいたものの、このアルバムからかなりサザンソウルっぽくなっています。最近新譜も出ました。

***kaizo***

01 村田陽一 / MIZUTANI(from『SOLID BRASS』/1991年)
02 The Brecker Brothers / Some Skunk Funk(from『Heavy Metal Be-Bop』/1978年)
03 Superfly/ / Hi-Five(from『Superfly』/2008年)
04 Rufus & Chaka Khan / What 'Cha Gonna Do For Me(from『Stompin' At The Savoy』/1982年)
05 Jaco Pastorius Big Band / Three Views Of A Secret(from『The Birthday Concert』/1995年)
06 Chicago / 25 Or 6 To 4(from『Chicago』/1970年)
07 JB's / Hot Pants Road(from『Food for Thought』/1972年)
08 Tower Of Power / Soul Vaccination(from『Tower Of Power』/1973年)
09 The Brian Setzer Orchestra / Rock This Town(from『The Dirty Boogie』/1998年)

当日のテーマはとにかくホーンズの入っている音を聞いて欲しいってことで選んでます。

***森山弟***

01 United Future Organization / United Future Airline
02 ゴダイゴ / モンキー・マジック
03 Bobby Womack / I Left My Heart in San Francisco
04 Labi Siffre / Gimmie Some More
05 Sarah Lee Guthrie & Johnny Irion / Hurry up and Wait
06 Judee Sill / Soldier of the Heart
07 湯川潮音 / I Want You Back
08 Calexico / Crystal Frontier (widescreen version)
09 佐野元春 / 君をさがしている (朝が来るまで)
10 コレクターズ / 世界を止めて

<コメント>
01 最近400円で2枚組のベスト盤を購入した記念に。アシッド・ジャズってやっぱりニセモノではあるんだけど、質のいい贋作というかよくできたフェイクって感じで嫌いになれません。

02 kaizoさんがいかしたファンクをかけてくれると思っていたのでなんかファンクっぽいものを1曲くらいかけたいなと考えていたところ、数日前にゴダイゴがテレビで歌っているのを見てモンキー・マジックって普通に良質のファンクじゃないかと思ってかけました。

03 ライヴ行ってないけど来日記念。素晴らしかったらしいと聞きました。ボビー・ウォマックはメロウもいいいしこういうファンキーもいいですね。

04 英国の黒人フォーキー。しなやかで美しい72年の「Crying Laughing Loving Lying」より。知られざる名盤的な扱いでしたけど現在では割と容易にCDで入手できます。

05 アーロ・ガスリーの娘(つまりウディ・ガスリーの孫!)による良質なコンテンポラリー・フォーク。

06 夭逝系女性SSW。親密なフォーク・ミュージック。

07 ジャクソン・ファイヴのカヴァーです。オアシス、レディオヘッド、エアロスミスなどをフォーキーにこなした2009年のカヴァー・アルバムより。

08 今回のおみやげCDにも収録したキャレキシコのレア・トラック集からの1曲。何とも言えない不気味な雰囲気が非常にかっこいいです。

09 もともとは1981年のセカンドに収録されているずいぶん古い曲。今回かけたのは20周年記念盤に収録されているホーボー・キング・バンドとのセッション。この人が作る作品はいつまでも色あせないというかいつ聴いてもわくわくさせられますね。今年はライヴのチケットがとれるといいと思います。

10 いつまでも色あせない音楽の極端な例がコレクターズ。25周年を過ぎても相変わらずの音楽性と外見に敬意を表して代表曲をプレイ。

***森山兄***

01 YUKI / マイ・プライベート・アイダホ
02 First Aid Kit / Emmylou
03 笹倉慎介 / 春の声
04 Rita Calypso / The Drifter
05 The Pilgrim Travelers / Jesus Hits Like an Atom Bom
06 The Louvin Brothers / The Great Atomic Power
07 Golden Gate Quartet / Atom and Evil
08 Mose Allison / Parchman Farm
09 ふちがみとふなと / ヘブン
10 Craig Hundley Trio / Bach Fugue/Fly Me To The Moon
11 オリジナル・ラヴ / ムーンストーン
12 Ahmad Jamal / M*A*S*H Theme
13 Goldmund / The Yellow Rose of Texas

♪01 アルバム『メガフォニック』より。わたしがこういうことを言うとヘンな感じですが、すごくポジティヴな気持ちになれるアルバムです。タイトルはB-52's~ガス・ヴァン・サントの引用?

♪02 スウェーデンの美人姉妹のデュオによる2作目『ザ・ライオンズ・ロアー』より。ふたりともはたちそこそこで、「I'll be your Emmylou and I'll be your June / And you'll be my Gram and my Johnny too.」とかうたってしまうオヤジキラーぶり。こわいです。(YouTube)

♪03 田舎で喫茶店かなんかをやりながら自宅のステューディオで録音とかしてるひと。ひとりはっぴいえんど的な音楽です。ミニ・アルバム『カントリー・メイド』より。こちらは、中村まりと一緒にライヴで「スウィート・ベイビー・ジェイムズ」をカヴァーしているところ。

♪04 スペインの土岐麻子。ニルソンとかのカヴァーが入っている『シカリプティコ』より。この曲はロジャー・ニコルスのカヴァー。(YouTube)

♪05 冷戦期の核の恐怖をうたった曲を集めたオムニバス『ライク・アン・アトム・ボム』より。ドゥワップっぽい曲です。(YouTube)
なお、このオムニバスを出している会社は、ほかにも、不倫のカントゥリー・ソングとか、ヴィンテージ・ドラッグ・ソングとかを集めたアルバムも出しているみたいでおもしろそう。

♪06 核の恐怖を神への畏れとさりげなく重ね合わせたカントゥリー・ゴスペル。こういう音楽が生まれるアメリカという国は興味深く、また、とても怖い。たぶんファースト・アルバム『ザ・ルーヴィン・ブラザーズ』より。(YouTube)

♪07 出典は05と同じオムニバスです。ニグロ・スピリチュアル風の導入部から、ジャイヴっぽくなる展開がよいですね。歌詞の内容はおそらく、アトムはいいやつだったのにイーヴルに誘惑されて……みたいな感じだと思われます。(YouTube)

♪08 この5月に初来日を果たす、アメリカ音楽の至宝。現存するおそらく最後の、オリジナル世代のヒップスターでしょう。ベスト盤より。(YouTube)

♪09 渕上純子(ヴォーカル)と船戸博史(ベース)のデュオ。アルバム『ハッピーセット』より。こちらはライヴ映像。

♪10 IQ184の天才少年、クレイグくんが、15歳くらいのころに録音したアルバム『アライヴァル・オヴ・ア・ヤング・ジャイアント』より。片岡義男&小西康陽「僕らのヒットパレード」を読んだらこのアルバムのことが書いてあり、興味を持って買ってみました。彼らのアルバムはまだ1枚もCD化されてないんでしょうか? 内容は素晴らしいです。

♪11 アルバム『ムーンストーン』より。今回のオマケCDは「宝石」をテーマにしたもので、この曲も入れるつもりでしたが忘れてしまったので、贖罪的に(大げさ)プレイしてみました。ブラジル音楽の雰囲気をアコースティックな音像のなかに自然に打ち出してきていて好きです。こちらはライヴ・ヴァージョン。

♪12 ロバート・アルトマンの映画「マッシュ」の主題歌のカヴァー。エレ・ピがメロウです。アルバム『ジャマルカ』より。

♪13 時間が余ったので、前半の1曲目にかけた曲を再度プレイ。

***おまけCD『Diggin' the Diamonds』曲目***
01 The Puppini Sisters / Diamonds are a Girl's Best Friends
02 Squirrel Nut Zippers / Baby Wants a Diamond Ring
03 Utopia / Crystal Ball
04 Area Code 615 / Ruby
05 Rev. A. W. Nix / The Black Diamond Express to Hell
06 The Jackson 5 / Mama's Pearl
07 Herbie Mann / Bijou
08 Earl Bostic / What! No Pearls?
09 Bjork Gudmundsdottir & Trio Gudmundar Ingolfssonar / Ruby Baby
10 The Dirty Dozen Brass Band / The Pearls
11 Ry Cooder / The Pearls - Tia Juana
12 Carolina Chocolate Drops / Jack O'Diamonds
13 The Peasall Sisters / Jewels
14 湯川潮音 / ルビー
15 Marissa Nadler / Diamond Heart
16 Judee Sill / The Pearl
17 The Black Crowes / Diamond Ring
18 Ben Harper / Diamonds on the Inside
19 Lucinda Williams / Memphis Pearl
20 Davy Graham / The Ruby & The Pearl
21 Calexico / Crystal Frontier (Widescreen Vesion)
22 The Specials / Pearl's Cafe
23 Tom Waits / Diamonds & Gold
24 Fishmans / 君だけがダイヤモンド

*宝石っぽい曲を集めました。
# by soundofmusic | 2012-03-18 09:00 | PPFNPセットリスト | Comments(0)
アンケート冊子完成(加筆・修正)
毎年恒例の、フリーペーパー「サウンド・オヴ・ミュージック」のアンケート号、2011→2012が完成しました。

これは、わたしの周囲の方々に、前年1年間の生活その他を振り返った文章を書いてもらうというもので、毎年この時期に発行されています。今回でだいたい14回目か15回目です。いまではブログやらmixiやらツイッターやらありますので、どこの馬の骨とも分からぬ一般人の文章を読む機会は、たとえば10年前と比べると激増したと思いますが、とはいえ、この企画には、日本の大衆文化のある一断面を記録・報告・伝承するものとしての価値が、まだなお、いくらかはあると思います(大げさだな)。

ご参加くださったのは、20代から60代の35名様(+わたし)。A5サイズ、全96ページ。総字数は12万弱です。途中で紙質が変わっていたり、印刷が一部読みづらかったりしますが、素人の手仕事なのでご勘弁ください。とは本当は言いたくないのですが、なるべく長く続けることと、無料で提供することを最優先しておりますのであしからず。

本体・送料とも、完全に無料で、全国どこへでも発送いたします。ご希望の方は、PurePopForNowPeople (at) hotmail.comまで、メールにてご住所とお名前をお知らせください。おおむね数日以内に確認の返信メールが届かない場合は、メールを見落としていると思われますので、「しつこいかな……」などと気後れせず、再送していただけますようよろしくお願いします。

なお、3月11日現在、郵送・手渡し以外で入手することはできません。近日中に、ごく限られたお店には置いてもらう予定です。その際はあらためて告知いたします。とはいえ、そちらも小部数のはずなので、やはりメールでのお申し込みが確実です。

☆3月23日追記
吉祥寺のOLD / NEW SELECT BOOKSHOP 「百年」に置いていただきました。レジのあるカウンターの、ちらしコーナーにあるはずです。サーモンピンクとうぐいす色の表紙が目印です。お店の方の許可はいただいておりますが、商品ではないので、店員さんにいろいろ聞いたりしないでください。なお、5冊のみなので、すぐになくなる可能性が高いと思います(希望)。

一部で落丁/乱丁が発生している可能性があることが判明しました。百年で入手したものでも、あるいはすでにお手元にあるものでも、落丁/乱丁のものをもらってしまった場合は、お手数ですが森山までご連絡ください。
# by soundofmusic | 2012-03-09 13:57 | 日記 | Comments(0)
コラージュ
ときどき、思い出したみたいにBBCのラジオを聴くのですが、このあいだ、1996年を振り返るみたいなコーナーがあった。その年に流行った曲を紹介する、日本でもまあありふれた企画なんだけど、ひと味ちがうな、と思ったのは、曲名の紹介とかはなしで(番組の最後に紹介すると言ってた。あと、ツイッターではリアルタイムで)、曲と、世相を現すサウンド・クリップとをミックスというかコラージュしてかけていたこと。

ぼんやり聴いていたので、おそらくニュースとかから採ったのであろうサウンド・クリップは認識できない。曲も、まず最初がオエイシスの「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」で、おおーっ来たーって感じなんですが、ほかにはスパイス・ガールズくらいしかわからなかった。その番組で聴いて、ちょっとひっかかって探してみた曲。

○Don't Marry Her - The Beautiful South
○OMC - How Bizarre

ヒューティフル・サウスは、印象に残るサビの、さわやかポップスなんだけど、歌詞を検索してみたら普通にひどい……まあいいよね、洋楽だしね。OMCは、この訛りはどこ系のひとたちなんだろう、インドかな、でも違うよな、と思って調べてみると、ニュージーランドのグループだそうです。

ちなみにBBCラジオでは、呼んできたゲスト5人くらいのそれぞれのiPodを、誰のだかは明かさずにシャッフル・モードで再生して、みんなでそれが誰のだかあてる、みたいな遊び(たぶん)をやってました。これもなかなかおもしろいと思った。

---

コラージュといえば、マーシャル・マクルーハン『メディアはマッサージである』が、すさまじかった。だいぶ以前に日本でのみCD化されていて、去年アメリカ盤が出たのを買ったんだけど、これを、よくある「朗読+音楽」のレコードだと思ったり、いくらジョン・サイモンがやっているからってそんなたいしたもんではないだろう、と見くびったりすると、もったいないことになる。

このCDを聴いて思い出したのは、市川崑の撮った映画「女性に関する十二章」のこと。あの映画は、伊藤整のベストセラーが原作ということになっているけれど、あの本はとくにストーリーがあるわけでもない、軽妙かつ思弁的なエッセイ集だから、そもそも劇映画にしようがない。だから市川は、ベストセラーという現象とそのタイトルだけをちょっとだけ拝借して、好き放題やってみて、それはとても正しかった。

たとえば『メディアはマッサージである』を寝入りばなに聴いても、マクルーハン先生の思想が睡眠学習的に脳髄に染み込む、なんてことはないと思う。ジョン・サイモンは、大ベストセラーの原作からの朗読を勝手に切り取り、ステレオ空間の右に左に貼り付け、ヒップな音響で隙間を埋めてみた。それはとても正しい。いまでもなお。

そもそも、ベストセラー小説の劇映画化ならともかく、「ベストセラーになったメディア論の音盤化」ってなんだよって話なんですが、ベストセラーの○○化なんてものはほぼすべて便乗商品だと思えば別段そうそう腹も立たず、最近公開された、原作を読んでいるひとはほぼ全員がものすごくありえないと考えているらしい映画についても、あれだけの規模で公開されていると、映画だけ見て、見たあとも原作を読まないひとが圧倒的多数だろうから、読んでから見たひとは「見なけりゃよかった」と思い、見ただけのひとは原作についてはたぶんなにも思いをめぐらさず、そしてお互いはおそらく交わることがない。


アンケート未提出のみなさんへ。〆切は今月末日あたりと思ってください。よろしくどうぞ。
# by soundofmusic | 2012-02-25 20:56 | 日記 | Comments(0)
空疎さ(Short Version)
毎年2月はなんかいろいろ物事のはかどりが悪い気がしていて、それはアンケートの作業に時間をとられているからだろうと思っているのだけどそれは半分しか正しくなくて、本当は、時間ではなくてむしろ気をとられているらしい。つまり、何もしないで、「早く作り終わんないかなー」と思っている状態。ほかにやるべきこととして、部屋の掃除とか、テープ起こしなどがあって、これらは、少しずつでもやればやっただけ効果が出ることは分かりきっているのに、作業の総量を考えるとウンザリして、そこでストップしてしまう。

なんかこの、気ばかりあせって前のめりに空回っている時間の空疎さといったらほかに例を見ないものであって、それと比べると、なにか欲しいなと思ったCDがあったとき、どうやったら安く買えるかを手間隙いとわず複数のサイトですぐに調べる自分のマメさたるや、素晴らしい。これをやっている間は、自分が有能になった気さえする。

あ、そうそう、昨日は、アンケート冊子の表紙に使う紙を買いに行きましたよ。いままで「サウンド・オヴ・ミュージック」で使ったことのない色だと思う。そして、いつもより若干厚手のものにしたので、耐久性もあがるんじゃないかと。

といったどうでもいい話でお茶を濁して、今日はおしまい。アンケート回答は今月下旬まで受付中です。よろしくどうぞひとつ。
# by soundofmusic | 2012-02-18 04:44 | 日記 | Comments(0)
黒の試走車<テストカー> Vol.60
日時:2012年03月03日(土)19時~23時
会場:渋谷メスカリート(渋谷区円山町28-8第18宮廷マンション1階奥つきあたり)
地図
料金:500円+1オーダー(500円~)
DJ:チバ/あずまきょういち/森山兄
ゲスト:mitsu/yu mei(BOY☆MEETS☆GIRL、CLUB LOTION)

☆「黒の試走車<テストカー>」は、毎月第1土曜日に開催される、踊る前から踊り疲れているひとのためのイヴェントです。ラウンジの名の下に、ロック、ジャズ、ソウル、ラテン、邦楽、フレンチ、サントラ、モンド、電子音楽などをデタラメ、かつ控えめ(音量が)にお届けしています。

会場のメスカリートは、渋谷、道玄坂をのぼりきった先、マンションの1階つきあたり奥にあるスペース。全身にぬるま湯のように浸透する絶妙な反響効果で、何を聴いても自宅の3割増しでいい印象を受けることができる不思議な音楽空間です。未知の音楽との出会いに、既知の音楽との再会に。軽い舞踏に。気のおけない会話に。酩酊に。密会に。ぜひ一度遊びにいらしてください。

2007年にスタートした当イヴェントは、このたびめでたく60回目を迎えます。スタート時は5人だった乗組員もいまでは3人になってしまいましたが、毎回楽しく走行中です。3月のゲストは、昨年10月に続いてのご出場となるyu meiさんと、初登場のmitsuさんです。みなさまよろしくお願いいたします。

過去分のセットリストその他は、「黒の試走車<テストカー>」のmixiコミュニティにて閲覧可能です。

# by soundofmusic | 2012-02-16 23:54 | 黒の試走車イヴェント情報 | Comments(0)
東京に行ってきた
前回の日記で書きましたとおり、木の実横丁企画「東京」vol.3「ブルースはダンスミュージックだ!」に行ってきました。

会場のTHREEは、ベースメント・バーの隣。以前はウェッジという名前のクラブで、怪獣公園関係のイヴェントで何度か来たことがあった。……はずだったんだけど、場所をすっかり忘れていて、店が見つけられず、あたりをうろうろしてしまった。余談ながら、三軒茶屋から歩いていったんだけど、いつ着くともなく茶沢通りを歩いていると、ロクな地図もないまま、ライヴハウスを目指してえんえんと南ロンドンを歩いたときのことなんかを不意に思い出した(景色は似てない)。

トップバッターの金田デルタ正人はほぼ見逃して、あかいいえ with the tomato、big☆bow、ギターパンダの3組を拝見。あかいいえ with the tomatoは、クラリネット、バンジョー、トロンボーンを含む大所帯。みなさん、みうらじゅんのマンガに出てくるボブ・ディランみたいな、ホーボーっぽい格好が、オールドタイミーな音楽性とマッチしてて好もしい。歌い出した瞬間、男なのか女なのかわからないような不思議な声が聞こえてきて、軽く動揺する。とはいってもそれは、両性具有的なあやうさとか、カストラートっぽいとかではなくて、性別そのものを無化するようなというか。と書いていて気付いたけど、中性的、という表現は逆に性を意識させますね。

big☆bowは、ギターとウッドベースのふたり組。ベースは元ボガルサのひとらしくて、このコンビもかなり直接的にスリム&スラムのコンセプトを下敷きにしているようだけど、そういうものは伝承されていったほうがいいから、どんどんやってほしい。「ファイヴ・ガイズ・ネームド・モー」をやったりもしていたけれど、単にカヴァーしているというだけでなく、ジャイヴ・ミュージックの持つヒューモア、軽口の感覚が体にしみこんでいるひとたちだと思いました。大阪のひとが自然に口から冗談が出るみたいな感じ、と書いたら、関東人の偏見、ステレオタイプと言われるでしょうかね?

ギターパンダは、元ディープ&バイツ(この名前が出てこなかった……)などの山川のりをによる、ひとり組ロックバンド。全身パンダの着ぐるみで出てきて、ハイハットを踏みながらエレキ・ギターを弾き語る。歌もギターもMCもぶっとい存在感で、幼稚園児の持ち物すべてに名前が書いてあるみたいに、音楽そのものにマジックインキで「山川のりを」って書いてある。たぶん日本語が通じる場所ならどこでも、どんなお客さんを相手にしても、場を作ることができるだろうなと思いました。と帰り際に主催の小川原さんに話したら、日本どころかタイでも大ウケをとったそうです。わたしのイメージだと、清志郎とか、エンケンなんかとおんなじあたりにいる。声質は加藤ひさしに似てるのかな?

途中でうたった「新しい町」(オリジナルはカンザスシティバンド?)という曲、このたびの震災からの復興についてのうただと思いますが、気取ってもおらずひねくれてもいないメッセージ、素直に受け取りました。昭和20年の暮れも押し迫ったころに公開された「東京五人男」(斎藤寅次郎監督)という映画があって、もちろん本物の廃墟のままの東京でロケされているのですが、当時のひとがリアルタイムでこの映画を見て励まされたりほっとしたり笑ったりしたであろうことを、わたしは「新しい町」を聞いて連想し、共振しました。

昨年の大震災と原発事故に対する音楽方面からのリアクションは、少なくとも時代を超えて生き残るであろううたを生み出す段階にはまだ至っていないように見えますが、阪神・淡路大震災が「満月の夕」というスタンダード・ナンバーを生んだように、2011年は「新しい町」ができた年、として記憶されることになるのかもしれません。ただしそれはまだ誰にもわからないですけどね。陳腐な言い方だけど、うたは生き物だから。いろんなひとに聴かれて、うたわれて、揉まれて、擦り切れて……という過程を経ていく必要がある。たぶん「新しい町」は、それに耐えうる地金の強さがある曲だとは思います。

そうだ、バンドのあいまや終演後の、gommisseyによるDJもよかった。古いR&Bやジャイヴ、ジャンプ・ブルースなんかでまとめた、シブくてポップな統一感がある選曲。なにしろモーズ・アリスンをかけているのだから、良いDJに間違いないでしょう。

木の実横丁企画、次回以降も都合がついたら遊びに行こうと思いました。このブログでも情報をお伝えしていきたいです。

*写真はギターパンダ。小川原さん撮影のものを勝手に拝借しました。
# by soundofmusic | 2012-02-12 15:33 | 日記 | Comments(0)
Pure Pop For Now People Volume 89
■2012年03月10日(土)18時~22時

渋谷エッジエンド(Tel:03-5458-6385)
地図。

800円(1ドリンク&おみやげ付き)

DJ:
kaizo
いなもと
森山弟(弟)
森山兄(兄、サウンド・オヴ・ミュージック)

早いもので、PPFNP、新年2回目の開催です。ゲストその1のkaizoさんは、タワー・オヴ・パワー、ジャズ、プログレが好きで、6月にはヴァン・ヘイレンを見にアメリカに渡米することをも計画しているらしい方。懐の深いプレイにご期待ください。

その2。アメリカ音楽の伝道師いなもとさんは、昨年11月に続く(クラプトン来日よりも短いインターヴァルでの)再登場。今年、アメリカン・ゴシック・カルチャー・ジンを発行予定とのことで、現在準備号が無料でダウンロード可能です。当日は印刷版が配布されたりするかも。どうでもいいことながら、上記リンク先の案内ページの、「(アメリカのゴスカルチャーではない)」との断り書きが微妙にツボです。

そして、配布といえば、毎年恒例のアンケート冊子も、この日には配布したい所存です。もろもろお楽しみに。
# by soundofmusic | 2012-02-10 12:09 | PPFNPイヴェント情報 | Comments(0)
ブルース
遅くなりましたが、先月のPPFNPのセットリストをアップしてあります。ご覧いただきたく。

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さて、あさっては、下記のイヴェントに遊びに行く予定です。

○木の実横丁企画「東京」vol.3
「ブルースはダンスミュージックだ!」
2012年2月11日(土・祝)@下北沢THREE
■開場:17:30/開演:18:30
■チャージ:前売¥2,500/当日¥3,000 (+1ドリンク¥500)
■出演:ギターパンダ/big☆bow/金田デルタ正人/あかいいえ with the tomato
DJ:gommissey

詳細

vol.3というだけあって、今回で3回目を迎えるそうですが(当たり前)、過去2回はなんだかんだで都合が合わなかったので、木の実横丁企画に足を運ぶのは初めて。宣伝など拝見していると、とても丁寧かつ熱心に準備されている様子がうかがわれて、楽しみです。

たとえばPPFNPでも、ライヴとDJの組み合わせのイヴェントみたいなことを考えていたことはずーっと昔に、あった気がします。なんだかんだでそれが実現していないのにはいろいろな理由があるわけなんですが、わたしが、やりたいと思っているにもかかわらずやっていないことというのはほぼすべて金の問題であって、これも例外ではないです。

しかし、金がそんなに有り余ってるわけではないのはわたしも木の実横丁さんも一緒だと思うので、あとはそこをどうやって埋めるか、という話なんでしょう。というわけで、お客さんとして楽しんでくると同時に、イヴェント運営の秘訣もあわよくば盗んでこようかなと。

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ところで、タイトルになっている「ブルースはダンスミュージックだ!」ですが、ルーツのないルーツ・ミュージック・リスナーとしてのいまのわたしの気分ともちょうどリンクする感じでもあって。このあいだ、ディスクユニオンに行ったとき、2枚組『RCAブルースの古典』が安く売ってて、その場ではスルーしたものの、いやいやさすがにそろそろまともにブルースに向き合ってもよかろう、と思いなおして、翌日、買いに行ったのでした。

夜中に小さな音で聴いているとこれが気持ちよくて、そういうふうに、21世紀の東京で、奴隷になったこともない黄色人種の末裔が、ブルースを後期資本主義的に消費しちゃいかんのじゃないかとも思うのですが、ちゃんとライナーもこれから読むので、カンベンしてください。勢い込んで、ロバート・ジョンソンのCDもさっき注文しました。
# by soundofmusic | 2012-02-09 17:35 | 日記 | Comments(0)
リスト Volume 88 2012.01.14 ゲスト:太田健一&KCQイトウ
***森山兄***

01 Idea 6 / Windly Coast
02 NRQ / マンザナー
03 O.S.T. "La Moglie Giapponese" / Little Swing in E Minor
04 The Dave Brubeck Quartet / Sobre Las Olas
05 The Dirty Dozen Brass Band / Please Let Me Stay a Little Longer
06 Charlie Haden/Hank Jones / Give Me That Old Time Religion
07 The Meditation Singers / Promise to Meet Me There
08 O.S.T. "The Princess and the Frog" / Dig a Little Deeper
09 Peggy Lee / Jump for Joy
10 Howlin' Wolf / Evil
11 Wilco / I Might

<コメント>
♪01 現代イタリアのハードバップ回顧集団。素性はよく知りませんが、ファイヴ・コーナーズ・クインテット的なものだと思っています。アルバム『メトロポリ』より。まろやかなホーン・アンサンブルが気持ちいいです。(Amazon)

♪02 マルチ奏者である中尾勘二や、轟渚との共演でも知られる二胡奏者・吉田悠樹らによるインスト集団。バンド名はニュー・レジデンシャル・クォーターズの略。アルバム『オールド・ゴースト・タウン』より。(MySpace)

♪03 1968年頃のイタリア映画のサントラ。音楽を手がけたのは、ヤコペッティ「世界残酷物語」のスコアで知られるニノ・オリヴィエロ。ちなみにタイトルは「日本人の妻」という意味らしい。ジャケ写とか、インレイの写真とかけっこーしょーもないのですが、まあ出ているのがちゃんと日本人(中国人とかでなく)なだけでもよしとすべきかもしれません。(Amazon)

♪04 メヒコでのライヴ盤『ブラボー! ブルーベック!』より。現地調達したギタリストとパーカッショニストとが加わって、にぎやかな仕上がりになっています。この曲はポール・デスモンドは不参加。(Amazon)

♪05 ここからややゴスペルっぽくなります。アルバム『フューネラル・フォー・ア・フレンド』より。リズムはちょっとラテン。(Amazon)

♪06 ベースとピアノのデュオによるゴスペル~スピリチュアル集『カム・サンデイ』より。ジョーンズが亡くなる数か月前の録音とのことですが、とても90歳を過ぎた老人のピアノとは思えません。わたしは持ってませんが、ジョーンズがゼロ年代に残したほかの録音も、試聴した限りだと軒並み素晴しい感じです。(Amazon)

♪07 1940年代後半から1950年代にかけて活動したゴスペル・グループ。ベスト盤より。抜群のノリを見せます。(Amazon)

♪08 ディズニーのアニメーション映画「プリンセスと魔法のキス」のサントラより。音楽はランディ・ニューマン。(Amazon)
映画の中ではこんな感じで使われております。

♪09 ペギー葉山の芸名の由来になったシンガー。1959年録音の同名アルバムより。デューク・エリントンの曲。(Amazon)

♪10 ドスのきいた声も、スキマを生かしたアンサンブルも、最高にヒップなロック・アルバム。なげやりな感じのジャケ写もすばらしい。(Amazon)(YouTube)

♪11 昨年出た新譜の中の、わたしが買った中の、いわゆるロックっぽい音楽の中ではいちばんよかったアルバム(って、やたら限定的ですが)(←とか書いてしまうから森山はいつもツッコミを待っているとか言われてしまうのですが)(←とかいった感じの注釈のつけ方がさらなるツッコミを招くわけですが)(え~と、なんだっけ)『ザ・ホール・ラヴ』からの先行シングル。よく、英国のレイディオヘッドと並ぶ現代ロックのうんぬん、みたいに言われるバンドですが、レイディオヘッドはなんか辛気くさいですよね~。とほほ。(←トホホシンキ≒東方神起というシャレ)(YouTube)

***森山弟***

01 haruka nakamura / every day
02 Album Leaf / Thule
03 The Ghost of a Saber Tooth Tiger / Candy Necklace
04 テイ・トウワ / Luv Connection (Towa’s Radio Edit)
05 Boston Horns / Pink Polyester
06 The Bamboos / Tighten Up
07 The Sugarman Three / Promised Land
08 Billy Preston / I am Coming Through
09 The Hi-Fly Orchestra / Crosstown Traffic
10 東京スカパラダイスオーケストラ / アブソリュート・エゴ・ダンス
11 Rico & Freetown / Take Five

<コメント>
01 日本のエレクトロニカ・アーティスト(男性)。ファーストの「grace」(2008年)より。./iroriのデストロイ矢部くんに教えてもらいました。

02 エレクトロニカ。シガー・ロスや元ムームの人がゲストで参加した「In a Safe Place」(2004年)より。ゲストを見てわかる通り、静かで非常に美しい音楽です。

03 ショーン・レノンとその恋人のユニット。「Acoustic Sessions」(2010年)より。98年にビースティ・ボーイズのレーベル、グランド・ロイヤルから「Into the Sun」でデビューして以来、ゆるさと賢さがいいバランスで同居するサウンドと父親よりもソフトなその声に惹かれて長いこと聴いてきました。かなり寡作なのでフォローするのも楽だし、この感じでまったり続けていってほしいです。

04 名盤「Future Listening!」のリミックス第一弾「Future Recall!」(1994年)より。

05 かなりヘヴィーなジャズ・ファンク・グループ。ホーンはもちろん、なによりドラムがタイトで素晴らしいです。「Bring on the Funk」(2006年)より。

06 現代オーストラリアのジャズ・ファンク・グループ。アーチー・ベルの超定番曲を堂々とカヴァー。「Step It Up」(2006年)より。

07 現代アメリカのジャズ・ファンク・バンド。腰で聴く音楽の典型。2002年の「Pure Cane Sugar」より。

08 ほぼ、元ビートルズ、と言ってもいいオルガン奏者。特大のアフロがトレード・マーク。数あるソロ・アルバムではメローありコテコテのファンクありと、懐の広さを披露しています。1965年の「The Most Exciting Organ Ever」より。タイトルに偽りなしのファンク・ミュージックです。

09 ミュンヘンのラテン・ジャズ・グループによるジミ・ヘンドリクスのカヴァー。2008年の「Mambo Atomico」より。

10 細野晴臣トリビュート・アルバムより。オリジナルはYMOの「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」に収録。

11 デイヴ・ブルーベックのカヴァー。Ricoことリコ・ロドリゲスはジャマイカのオーセンティック・スカ界で最も偉大なトロンボーン奏者で、一時期はあのスペシャルズにも在籍してましたね。77歳になる今もジュールズ・ホーランドのオーケストラで活躍してるようです。

***KCQイトウ***

01 Zebrahead / Someday
02 Dance Hall Crashers / Shelly
03 Dance Hall Crashers / Flying
04 Blink-182 / Anthem Part Ⅱ
05 Blink-182 / Aliens Exist
06 Blink-182 / What's My Age Again?
07 Gumx / Hymn To Love
08 MIDTOWN / recluse
09 Riddlin' Kids / Take
10 New Found Glory / On My Mind
11 New Found Glory / Head On Collision
12 kemuri / in the perfect silence

***太田健一***

01 Hoosier Hotshots / Washboard Stomp
02 The Beatles / You Know My Name
03 Them / Baby Please Don't Go
04 Martha Reeves & The Vandellas / I Gotta Let You Go
05 The Ronettes / Baby, I love You
06 Little Anthony & The Imperials / Goin' Out Of My Head
07 Joe Venuti / Kickin' The Cat
08 小沢健二 / ブルーの構図のブルース
09 真島昌利 / ダイナマイトが150屯
10 Tracey Ullman / They Don't Know
11 Nellie Lutcher / Lutcher's Leap
12 Harpers Bizarre / Drifter
13 Dejan's Olympia Brass Band / Auld Lang Syne

<コメント>
個人的なイメージですが、PPFNPというイベントには、やっぱりどこか「古き良き時代」的なものを感じずにはいられないんです。
そんなわけで今回も結局、ノスタルジックでドリーミーなロックンロールが中心となりました。

***森山弟***

01 The Band / Forbidden Fruit
02 Hoots & Hellmouth / Home for Supper
03 Mick Hart / Where I Go
04 Me First and the Gimme Gimmes / Sloop John B
05 Saint Etienne / Only Love Can Break Your Heart
06 Fleet Foxes / Helplessness Blues
07 Mia Dyson / Roll Me Out
08 Heavy Trash / Bumble Bee
09 サケロックオールスターズ+寺尾紗穂 / 日本の人
10 エレファントカシマシ / 明日に向かって走れ

<コメント>
01 ゲストの太田さんが遠くに転勤するのではなむけにこの曲を贈ります。1975年リリースのザ・バンド後期の傑作「南十字星」(1975年)より。ナイスな焚き火ジャケ。

02 現代アメリカの高速アコースティック・トリオ(アコギ×2+マンドリン)。フォーク、カントリー、ブルースだけでなく、パンクやらブルーグラスなどわりとあらゆるルーツ・ミュージックを飲み込んでます。

03 ポスト・ベン・ハーパー的にスライド・ギターをかき鳴らすオーストラリアのSSW。「Where I Go」(2009年)より。ジョン・バトラー・トリオ好きにもおすすめ。

04 ビーチ・ボーイズのカヴァー。有名曲だけをひたすらパンクでカヴァーし続けるバンドで、ゲストのイトウくんに教えてもらいました。

05 ニール・ヤングのカヴァー。92年のデビュー作「Foxbase Alpha」より。中途半端に懐かしい感じのダンス・ミュージックです。

06 昨年リリースされたセカンド・アルバム「Helplessness Blues」のタイトル曲。騒がれているほどすごいバンドではないと思うものの、やっぱり質は高いと思います。

07 オーストラリアの女性オルタナ・カントリーSSW。聴いてすぐにルシンダ・ウィリアムスの顔が浮かぶような、そっけなくも艶っぽい乾いたサウンドがとても印象的です。過去3枚のアルバムから選曲された日本独自の編集盤「イントロデューシング…」(2009年)より。

08 最近気に入って聴いているジョン・スペンサーのルーツ・ミュージック・ユニット。ブルースとフォークを軸にしたコンテンポラリー・アメリカン・ミュージックという、個人的には最も好みのフォーマットです。

09 再び細野晴臣トリビュート・アルバムより。オリジナルはなつかしのHIS(細野、忌野清志郎、坂本冬美のユニット)が91年に発売した同名アルバムに収録。このアルバムに入っている「渡り鳥」は鳥好きは要チェックの名曲です。

10 引っ張り出してきてたまに聴くと結構いいですよ。背筋が伸びるっていうか。基本的にしみったれてるところもよいです。

***森山兄***

01 ロンサム・ストリングス&中村まり / バウンド・トゥ・フォール
02 Lucy Wainwright Roche / America
03 久保田真琴 / 汽車
04 坂本慎太郎 / かすかな希望
05 Anne Karin Tonset & Harald Gundhus / Sautrall
06 Louis Hjulmand / Valse Dania
07 Emil Richards / Blues for Hari
08 Cachao y Su Ritmo Caliente / Popurrit de Congas
09 Charlie Parker / Tico Tico
10 Yank Lawson and His Yankee Clippers/ Muskrat Ramble
11 ビューティフルハミングバード / 白いくじら
12 Jacqui Naylor / The Surrey with the Fringe on Top
13 長谷川健一 / ふたり

<コメント>
♪01 何度もかけている中村まりです。昨年の日本の邦楽界を代表するアルバムのひとつであろう『フォークロア・セッション』より。下記リンク先はマナサスの演奏。これがオリジナル? バーズがオリジナル?(YouTube)

♪02 サジィ・ローチと、ラウドン・ウェインライト3世とのあいだに生まれた娘。詳しくはこちらを。この曲は、サイモン&ガーファンクルのカヴァー。リンク先は、ライヴの様子。(YouTube)

♪03 元・裸のラリーズ、のちに夕焼け楽団やサンディー&ザ・サンセッツやハリー&マックで知られる男のファースト・ソロ『まちぼうけ』(名盤です)より。まさかYouTubeにあるとは思わなかった。

♪04 元ゆらゆら帝国のひとのファースト・ソロ『幻とのつきあい方』より。試聴ができそうなところは見つけられませんでした。インスト版かつ短縮版ならあった。(YouTube)

♪05 コンピレーション盤『Black is the Color of My True Loves Hair: A Selection of Norwegian Folk Jazz 1971-77』(Amazon)より。サブ・タイトルどおりの、民謡ベースのジャズを集めたアルバムのようです(まだちゃんと聴いてない)。この曲は、英国フォークに通じる香りもあってすばらしい。こちらで試聴可能です。試聴のリンクばかりでいちいち聴いてらんないよと思うかもしれませんが、おすすめ。

♪06 たぶんデンマークの、ヴィブラフォン奏者。やや変拍子風のワルツ。アルバムの情報。

♪07 米国のヴィブラフォン奏者。ほぼすべてが変拍子の曲で構成された、『ニュー・タイム・エレメント』(Amazon)より。トム・スコットの書いた曲だそうです。ファズりまくったヴィブラフォンの音がかっこいい。同曲の、デイヴ・マッカイ&ヴィッキー・ハミルトンによるヴァージョンはこちら

♪08 カチャオは、キューバ音楽の大物ベーシストだそうです。1957年の録音。アルバム情報。

♪09 もう15年くらいアマテュアDJ活動を続けていますが、チャーリー・パーカーの曲をかけるのは初めてです。彼名義の曲が初めて、というだけでなく、彼の参加した録音物自体、初めてかもしれません。マチートなんかと一緒にやった録音をまとめたCD『サウス・オヴ・ザ・ボーダー』より。 (Amazon)

♪10 1911年生まれ、30年代から活躍していたジャズ・トランペッター。チコ・ハミルトンが参加、全面的にボサ・ノヴァなどを取り入れたアルバム『オレ・ディキシー』より。曲自体は1926年、キッド・オリーによって書かれたもの。タイトルにあるマスクラットとは、ネズミの仲間の生き物だそうです。いま知りました。(Amazon)

♪11 オーガニック系男女デュオ。鈴木惣一朗プロデュースのアルバム『呼吸』(2007年)より。この曲はややシティ・ポップっぽい?(Amazon)

♪12 1943年のミュージカル「オクラホマ!」の曲。作者はロジャースとハマースタイン。マイルズ・デイヴィス、ブロッサム・ディアリーなどいろいろなひとがとりあげているスタンドード・ナンバーですが、シティ・ポップ風のアレンジはたぶん珍しい。アルバム『ラッキー・ガール』より。(Amazon)

♪13 京都出身のシンガー・ソングライター。アルバム『震える牙、震える水』より。 (Amazon)

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***おまけCD『Twice-Twisted Tails』曲目***

01 クレイジーケンバンド / タイガー&ドラゴン
02 Jenny and Johnny / My Pet Snakes
03 Little Feat / Snakes on Everything
04 Frank Zappa / Baby Snakes
05 カーネーション / ドラゴン・シャフト
06 Diz Watson / Rattlesnake Rhumba
07 Ronnie Lane's Slim Chance / Snake
08 Monty Alexander / Rattlesnake
09 The Jazz Couriers / The Serpent
10 Herbie Hancock / King Cobra
11 Lalo Schifrin / The Snake's Dance
12 小島麻由美 / 蛇むすめ
13 Tyrannosaurus Rex / Dragon's Ear
14 Ellen McIlwaine / Crawling Kingsnake
15 Moondog / Snaketime Rhythm
16 日野皓正クインテット / スネイク・ヒップ
17 Peter, Paul & Mary / Puff, the Magic Dragon
18 Dave Waite & Marianne Segal / Milkwood Dragon
19 Hoots & Hellmouth / Two Hearts, a Snake and a Concubine
20 Iron & Wine / Serpent Charmer
21 Kaleidoscope / Snapdragon
22 Fern Knight / Awake, Angel Snake
23 M. Ward / He Asked Me to be a Snake & Live Underground

☆"Twice-Twisted Tails"曲の出典
01 『Oldies but Goodies』(2004年)
02 『I'm Having Fun Now』(2010年)
03 『Little Feat』(1971年)
*本バンドのギタリスト、ローウェル・ジョージはフランク・ザッパのバンド出身。
04 『Sheik Yerbouti』(1979年)
*アルバム・タイトルはKC&サンシャイン・バンドのヒット曲「シェイク・ユア・ブーティー」のパロディ。
05 『ブービー』(1997年)
06 『Tonky Honk』(1995年)
*英国のドクター・ジョンと異名をとる。
07 『One for the Road』(1976年)
08 『Spunky』(1965年)
09 『In Concert』(1958年)
*ロニー・スコット、タビー・ヘイズ在籍。
10 『My Point of View』(1963年)
11 『Lalo=Brilliance』(1962年)
12 『a musical biography 2001-2007』(2007年)
*『パブロの恋人』(2004年)収録とは別のショート・ヴァージョン。
13 『A Beard Of Stars』(1970年)
14 『The Real』(1975年)
15 『The Viking of Sixth Avenue』(2008年発表)
*コンピレーション盤。録音は1950年ごろ?
16 V.A.『ミッドナイト・トーキョー』(2000年)
*東宝映画「白昼の襲撃」サウンド・トラックより、としてシングル・リリース(1969年)。オリコン最高35位、5.8万枚の売り上げを記録。実際に映画に使われたのは別ヴァージョンだそうです。
17 『Moving』(1963年)
18 『Paper Flowers』(1967~70年録音/2004年発表)
19 『Hoots & Hellmouth』(2007年)
20 『Around the Well』(2009年)
*未発表曲、アルバム未収録曲などを集めた編集盤。
21 『Faintly Blowing』(1969年)
22 『Music for Witches and Alchemists』(2006年)
23 『Duet for Guitars #2』(1999年)
*女優のズーイー・デシャネルと組んだユニット、シー&ヒムのメムバーとしても活躍。

○年始につき、今年の干支にちなんだ曲を集めたかったのですが、竜だけだとしんどいので、来年の干支のヘヴィと組み合わせました。
# by soundofmusic | 2012-02-04 15:15 | PPFNPセットリスト | Comments(0)
平等論
岩波書店が、新入社員の募集にあたっての応募条件のひとつとして、同社の社員か、あるいは同社から本を出したことのある著者の紹介状を必須にした、という話題。若い頃は、いろいろ怒る対象があって、こういったやり方はわたしの怒りを最もかきたてるもののひとつだったろうと思うのだけど、いまではまあ、驚くほど平静な気持ちだ。

このニュースに対する何種類かの反応のひとつとして、「どうせどこの会社でもやってることだから」という意見があると思われ、わたしも事実としてはそう思っているけれど、ほかもやっているからよしとする、ということではない。もし、いろいろ手を回して社員の紹介状を取り付けることができれば、それだけで競争倍率をぐんと下げることができる。また別の可能性として、そうした、ないコネを無理やり作り出すほどの世渡りの才覚はないが出版社員としては有能、という人物を岩波書店はとりこぼすことにはなるけれど、それほど有能だったら、ほかのどこかの出版社には合格するでしょう。

たとえばふたりにひとりの合格率だったりするなにかの場合は、コネは排除されるべきだろうけど、岩波書店は毎回、数人の枠に千数百人が応募してくるそうで、これほどの倍率だと、機会の平等うんぬんはもはやどうでもよくなってくると思われる。むしろ、とりあえず門戸を開いていることによって、あきらかにどうでもいい連中が押し寄せて、岩波書店の業務を圧迫することのほうが社会的文化的害悪でしょう。

別に関連してはいない話題。防衛庁沖縄防衛局の局長の、選挙誘導を目的としたのではないかと疑われている(っていうか、そうに決まってる)講話についても、どのみち、たいした影響力はないのだからほうっておけばよい。ワイロが横行するどこかの国の選挙について、民主派のリーダーが、ワイロはもらっておけ、だからといってワイロをくれた相手の意に従う必要はなく、好き勝手に投票すればよい、と訴えた話(うろ覚え)を思い出す。

ただしもちろん、立場のあるひとが、今回のように投票行動を誘導する圧力をかけることはやってはいけないので、マスコミはしつこく糾弾し続けるべきだけど。それはそれ、これはこれで、こういった圧力は、受けたとしても相手にしなければいい。効果がないと分かればそのうち絶滅するでしょう。

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わたしが毎年やっております、「2011年のあなたの生活その他に関するアンケート」ですが、第一次〆切は過ぎたものの、現在もなお依然として受付中です。参加するつもりが少しでもおありのみなさん、まだあきらめる必要はまったくありませんので、ぜひともご健筆を奮っていただけますよう。ちなみに要項はこちら

楽しみにお待ちしております。

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明日のDeeeeJayのおしらせです。 音楽で愉快になりましょう。

黒の試走車<テストカー> Vol.59

日時:2012年02月04日(土)19時~23時
会場:渋谷メスカリート(渋谷区円山町28-8第18宮廷マンション1階奥つきあたり)
地図
料金:500円+1オーダー(500円~)
DJ:チバ/あずまきょういち/森山兄
ゲスト:せん/オカムラ
# by soundofmusic | 2012-02-03 16:47 | 日記 | Comments(0)
無芸
まったく何の芸もない感想ですが、もう1月も終わりか、と思うと、時間のたつのは本当に早い。このあいだ開催されたばっかりだというのに、来週末、2月4日(土)はもう「黒の試走車」の日ですよ。ということで、詳細を掲載しました。ゲストはオカムラくんとせんくんです。

遊ぶ金欲しさにバイトの話を受けてしまい、しばらくそちらに時間と気力をとられていました(とはいっても映画見に行ったりCD買ったりはしてた……って、それじゃいつもと一緒じゃん!)が、わたしがそうこうしているあいだにも、恒例の、「2011年のあなたの生活その他に関するアンケート」の回答がみなさまから集まり始めております。ありがたい限りです。要項には1月末〆切りとありますが、実際はもう少し先まで受け付けていますので、みなさまどうぞくじけず、おじけづかず、ご参加くださいませ。

(最終的にいつまでOKかということは、いろいろ編集上の都合がありますので現段階では明確にできませんが、わたしが自分の分にまだほとんど手をつけていないので、しばらくは大丈夫なはずです)

それにしてもこの企画も、なんだかんだでもうざっと15年目くらいになります。たしか1回お休みしたけど。このアンケート編集は、自分が好きでやっていることのなかではいちばん嫌いな(というか、めんどくさい)作業なので、とりあえずいままで作ったものをずらっと並べて、やる気を出したいです。ヒッチコックみたいに悦に入りたい。なにはともあれ、みなさんからいただく原稿だけが心の支えです。よろしくどうぞ~。
# by soundofmusic | 2012-01-27 09:22 | 日記 | Comments(0)
黒の試走車<テストカー> Vol.59
日時:2012年02月04日(土)19時~23時
会場:渋谷メスカリート(渋谷区円山町28-8第18宮廷マンション1階奥つきあたり)
地図
料金:500円+1オーダー(500円~)
DJ:チバ/あずまきょういち/森山兄
ゲスト:せん/オカムラ

☆「黒の試走車<テストカー>」は、毎月第1土曜日に開催される、踊る前から踊り疲れているひとのためのイヴェントです。ラウンジの名の下に、ロック、ジャズ、ソウル、ラテン、邦楽、フレンチ、サントラ、モンド、電子音楽などをデタラメ、かつ控えめ(音量が)にお届けしています。

会場のメスカリートは、渋谷、道玄坂をのぼりきった先、マンションの1階つきあたり奥にあるスペース。全身にぬるま湯のように浸透する絶妙な反響効果で、何を聴いても自宅の3割増しでいい印象を受けることができる不思議な音楽空間です。未知の音楽との出会いに、既知の音楽との再会に。軽い舞踏に。気のおけない会話に。酩酊に。密会に。ぜひ一度遊びにいらしてください。

2月のゲストは、それぞれ何度かご出場いただき、すっかりおなじみの2名様です。お楽しみに!

過去分のセットリストその他は、「黒の試走車<テストカー>」のmixiコミュニティにて閲覧可能です。

# by soundofmusic | 2012-01-26 23:51 | 黒の試走車イヴェント情報 | Comments(0)
日曜日の魚釣り
*タイトルと本文は関係ありません。

さて、地味に話題が途切れないニック・ロウですが、ウィルコ、メイヴィス・ステイプルズと一緒にシカゴのどっかの楽屋でザ・バンドの「ザ・ウェイト」をリハーサルしている動画が発表されました。こちら。ロウさんが最初のほう、たまたまそこに居合わせたおっさんみたいにそこにいるのがなんともいえずいいですね。こういう、むしろスクウェアなたたずまいの、白髪のロックンローラーが21世紀の初頭に存在しているというだけでも、ロック音楽の半世紀の歴史はムダではなかったのだなと感じます。

ウィルコとニック・ロウのトゥアーの、客が撮った動画はけっこう出回っているみたい。ウィルコをバックにしてニック・ロウが「恋するふたり」をうたったりしているのもあって、やっぱり生で見てみたいなあとちらっと思う。

それとは関係なく、ロバート・ベントン監督「クレイマー、クレイマー」をひさしぶりに見た。ダスティン・ホフマンが言うまでもなくよいのですが、これ、ほかの役者がやったらどうだったろうなと考えると、たとえばジョン・ウェインとかハンフリー・ボガートでは無理だし、グレゴリー・ペックでもケイリー・グラントでもジェイムズ・ステュアートでもダメでしょう。

もちろん、演じることはできるし映画にはなるだろうけど、彼らはああいう、奥さんに出て行かれて、自分で買い物した荷物をかかえて出勤する男を、真剣さとヒューモアの絶妙の配合でもって体現することはできないと思う。完全なジャンル映画としてのコメディのキャラクターとして演じるか、あるいはまったくのミスキャストになってしまうのか、どちらかではないかな。わたしはアメリカン・ニューシネマ的なものへの思い入れはほとんどないけれど、新しいタイプの俳優が何人かでてきただけでも、充分意味はあったなと思う。

というかそもそも、あの映画自体が、70年代のウーマンリブを背景にして成り立ったものであって、もちろんそれ以前も、女は家を出て行ったりはしていたのだろうけど、あのメリル・ストリープのようにではなかっただろう。新しい題材なんてなくて、そう見えるだけ、なのかもしれないけれど、いろいろなピースがぴたりとはまると、これだけ気持ちいいものができる。

ここで上手にフレンチ・トーストを作れるまでになったダスティン・ホフマンが次に挑んだのが「トッツィー」で、残念ながらこれは見てない。宣伝とかの感じはなんとなく覚えてるけど。

---

さて明日、PPFNPです。今晩がんばっておまけ焼き増ししますので、ぜひともみなさま足をお運びのほどを! ゲストの太田さんは、今後ご登場いただく機会が減りそうな感じですので、グッドタイムミュージックを浴びたい方はお見逃しなく~。

*PPFNP Vol.88*
日時:2012年01月14日(土)18時~22時
会場:渋谷エッジエンド(Tel:03-5458-6385)
料金:800円(1ドリンク&おみやげ付き)
DJ:KCQイトウ/太田健一/森山弟(弟)/森山兄(兄、サウンド・オヴ・ミュージック)
# by soundofmusic | 2012-01-13 18:55 | 日記 | Comments(2)
働き出してからずっと、年末年始も関係ない職場しか知らないせいか、とくにゆっくりしたいなあと思ったりっていうのもなくて、さらに今年はTVもないので元日の新聞と何通かの年賀状以外には正月気分を味わう手がかりすらなく、とはいえ申し訳程度に部屋の掃除をしてみたり、あるいは半年ぶりくらいにきちんと湯船につかってみたり、なんてことをしているうちに、誕生日を迎え、すっかり世間も平常モードに戻ったところで、今晩はメスカリートで「黒の試走車」です。

☆黒の試走車<テストカー> Vol.58
日時:2012年01月07日(土)19時~23時
会場:渋谷メスカリート(渋谷区円山町28-8第18宮廷マンション1階奥つきあたり)
料金:500円+1オーダー(500円~)
DJ:チバ/あずまきょういち/森山兄
ゲスト:stein/アツロー

あずまさんは昨年末に活動停止したムーンライダーズの究極の名曲ばかりを持ち時間いっぱい使ってかけるそうです。わたしも1曲くらいかけてみようかな。あとは亡くなった林光もひとつくらいあってもいいし。まあ基本は、最近買った、手の届く範囲にあるCDのなかからの選曲が中心になると思われます。今回はカントゥリー系は少なめか、あるいはナシかも。

みなさまのお越しをお待ちしております☆お正月くらいは会いたいな♪
# by soundofmusic | 2012-01-07 01:51 | 日記 | Comments(0)
ごあいさつ
あけましておめでとうございます。旧年中お世話になったみなさん、イヴェントにお越しくださったみなさん、どうもありがとうございました。今年もよろしくお願いします。

1997年夏にスタートして以来、PPFNPは2か月に1回、休まずに開催してきましたが、2011年3月12日の回はさすがに当日休止にしました。そのへんの事情はここに書いてあります。地震だけだったら、開催していた可能性は高かった、と思います。そんな日に渋谷で音楽をまったり流している場所があってもいいんじゃないか、と。音楽には、炊き出しや仮設住居のような即効性はもちろんないけれど、たとえば仮に、家まで2時間歩いて帰らなくちゃいけないっていうときに、途中で焚き火やってたら、足を止めて少し休んでくでしょ。そんなイメージ。

「震災後」うんぬんというよりも1年を通してはるかに気になったのは、CDというメディアの地位の凋落で、それは何度か書いたように、ディスクユニオンの中古盤の価格の定価という形で如実に現れていると思います。とはいうものの、当たり前だけどMP3化はおろか、CD化されていない音楽だって大量にあるわけで、とにかく円盤状の媒体にはまだまだもうひとふんばりしてほしい。

フリーペーパー「サウンド・オヴ・ミュージック」は、アンケートの特大号以外の通常号を出さなかった。このあいだ紹介したキメラブックみたいなものに接すると、なんかこうがんばんなきゃ、と思うのですが、フリーペーパーを作る上での具体的ながんばり方がもう、よく分からなくなってきている。これは明らかにブログやツイッターで発言してガス抜きしているのと、あと、自分がデザイン関係の興味と才能が弱い(というか、ない)のが理由だと思います。

ほぼ「サウンド・オヴ・ミュージック」的なものとして、6月ごろ、いろんなところに書いた自分の文章を集めた冊子を作りました(詳細)。これは数年前からぼんやり考えていたことで、でも恥ずかしいので実行に移さずにいたもの。公平に見て、自分の作品集はそろそろあってもいいと思ったし、内容にはそれなりに満足しているけれども反応はきわめて鈍かった。やはり自分自身が楽しんでいるほどには自分の書いたものは他人にはウケてないのだなと思い知りました。いい勉強になった。ごく小部数しかつくってませんがそれでもまだなお残部あるので、欲しい方はお申し出ください。

とまあ、わたしの振り返りはこんな感じです。みなさんの振り返りをいま、募っております。こちらの要項をご覧の上、お気軽にご参加ください。

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さて、新年しょっぱなのDJイヴェントのお知らせ。にぎやかにお届けいたしますよ。

☆黒の試走車<テストカー> Vol.58

日時:2012年01月07日(土)19時~23時
会場:渋谷メスカリート(渋谷区円山町28-8第18宮廷マンション1階奥つきあたり)
地図。
料金:500円+1オーダー(500円~)
DJ:チバ/あずまきょういち/森山兄
ゲスト:stein/アツロー

詳細はこちら

さて、あずまさんが、「選曲にジャンル、テーマのないイベントなので毎回告知には困ってる」と困っています。そして実際問題、充実した内容のわりにはお客さんがほとんどいなかったりして、「回している我々に対してはともかく、これじゃ音楽に対して失礼だ」と思うことがしばしばなので、ちょっとなにか書いてみますね。

まず大前提として、この場では音楽がかかっているので、音楽が嫌いなひとには不向きかもしれません。しかし、いわゆる「クラブ」と聞いて想像されるかもしれないような、激しい照明の明滅とか、会話できないほどの音量とか、立錐の余地のない空間とか、そういったものは、ないです。むしろ、BGMの音量がやや大きめなバー、くらいにとらえていただいたほうが正解。そして、バーといっても気取った感じやスノッブな雰囲気はなくて、学校の同級生の家に来たようなつもりでくつろいでいただけます。

そしてそこでなにがおこなわれているかというと、わたしは、実態としては、これは「批評」なんだろうと考えています。このあいだ、大谷能生がトーク・イヴェントで、音楽や文学に触れると、現在が現在だけで成立しているわけではなくて、過去も未来もミルフィーユ状の地層になって積み重なっているのが分かる、と言っていてなるほどと思いましたが、要はそういうことです。

いわゆるクラブ・ミュージックのDJたちがおこなっていることも、直接的な肉体反応をいかに効率的に引き出すかというきわめて高度な営為だとおもいますが、「黒の試走車」のレギュラー3人がおこなっているのは、大げさに言うならば、20世紀の音楽の集合的記憶をスウィングさせる試みです(ほかのお二方には、「そんなことしてない!」と言われてしまうかも……)。

どんな音楽も単独で存在しているわけではなくて、必ずほかにつながる回路を持っている。それは、作り手が意識している部分(具体的な引用だとか)と意識してない部分とがあって、よいDJというのは、あるものからほかにつながる回路の見出し方に敏感な聴き手である、と定義できるかもしれません。つなぎかたにはいろいろあって、可能性のヴァリエイションはほとんど無限に近い。「黒の試走車」はその楽しさを知っていて、追求しているイヴェントだといえるでしょう。そういうわたしたちが、わざわざ特定のジャンルやテーマ(特定のミュージシャンの名を冠した「○○ナイト」とか)を設定して、そのキーワードにだけ反応する「熱心な」聴き手にかかずらわる必要があるとはどうしても思えない。

と、ここまで書くと、充分ヒかれてしまうと思いますし、どうだい俺たちセンスがいいだろう、と言ってるみたいに聞こえるかもしれませんが(言ってますが)、単に、音楽の楽しみ方の当たり前の形を提案しようとしているに過ぎません。そして、このDJという批評行為の特徴は、ほかの批評と違って、うまくいけばいくほどとっつきやすい形になるということ。高度な達成になればなるほど、スムースに耳に入り、体にしみこみ、脳を震わせてくれるのです。
# by soundofmusic | 2012-01-01 01:32 | 日記 | Comments(0)


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