参詣

2年ぶり2回目の山形詣でを済ませ、疲弊しきって帰ってきました。今後のわたしの人生がどういうふうになっていくのかは分かりませんが、金と時間の余裕がつけられるかぎり、この山形詣では続くことでしょう。ま、その、金と時間の余裕がつくかということが唯一最大の問題点のような気もしますけど。

現地には3泊して、毎晩、香味庵に顔を出した。あんなにたくさんの映画にまつわる言葉が飛び交っている場所はなかなかないと思う。監督やゲストは名札をつけているので、自分が見て、なにか言っておきたい、と思えば、監督に直接伝えることができる。

監督同士がそこらへんに座り込んで話をしているのを聞くのも楽しい。たしか「RiP!リミックス宣言」のゲイラー監督だったかが、「ダスト」のビトムスキー監督に話しかけていて、握手してのゲイラーの第一声が「Nice to meet you」でも「Hi」でもなくて「Congratulations!」だったのには感激した。あれは、大賞はあんたのものだねというエールだったのだろうが、結局は「RiP!リミックス宣言」も「ダスト」も無冠だった。香味庵でいろいろなひとと話した感触から判断すると、意外。

わたしも郷に入っては郷に従えで、いろんなひとに話しかけた。ゲイラー監督には、映画を見る前だったので「明日見ますよ!」と話しかけた。気さくに応じてくれたものの、向こうからしたらいい迷惑だったかも。そして、2階に通じる階段のところで藤井仁子という名札をつけたひとがひとりでぼんやりとしていたのだけど、まさか、「お名前(だけ)は存じ上げていますよ!」と声をかけるわけにもいかないのでそのまま通り過ぎた。酔っ払っていても、それくらいの節度はあるのだ。

夜行バスに乗って帰ってきたらすっかり元の自分に戻ったので、ヴェーラや新文芸坐やアテネで知らないひとに声をかけたりすることは、ないと思う。ほんとうなら、それができればいいのに。
[PR]
by soundofmusic | 2009-10-15 19:40 | 日記 | Comments(0)


<< 吝嗇男子 マリリンに逢いたい >>