宇宙的規模

d0000025_018847.jpgわたしはもう、いちばん行っていたころと比べると100分の1くらいの時間しか本屋で過ごさなくなってしまったのだけど、最近何度か行ってみて、新刊売り場に「ユキナ婚。」と「きことわ」(でもなんでもいいけど)が隣同士の棚に、ということはつまり、宇宙的規模で見ればほとんど同一と言ってもいい場所に、並んでいるのを両方ぱらぱらとめくって眺めてみたりしたけれど、数年前に感じた、小説の本はどうしたって小説の本らしさから逃れることができていない、という問題に引っかかってしまい、ということはつまり、読むには小説の本を読むつもりでとりかからねばならないということだからそうした余裕はまだ持てそうになかった。言うまでもなくここまでの文にはいくつかの誤りが含まれていて、いちばん大きな誤りは、なにかを宇宙的規模で見ようとしていることだ。

そんな中でも気になる本はもちろんいくつかあって、吉田健一「東京の昔」(ちくま学芸文庫)を買った。これに関しては少々妙なことになっていて、タイトルどおり、東京の昔を回想したエッセイか何かだと思い込んでいて、じゃああとで(=古本で)いいや、ということにしていたのだけど、どこかでこれが小説であると聞きつけ、それなら確認してみたほうがいいな、と心変わりをして、現物を見てみたらああ、これならあまり小説っぽくない小説だから読めそうだ、とわかって買ってみた。なにしろ最近、小説は年に1冊か2冊しか読まない(読めない)ので、つまらないものをひっつかんでしまうと1年の大半がだいなしになるおそれがあるから責任重大なのだ。ただし立ち読みした限りでは、もしかするとこの本をすでに持っているのではないかとの疑惑がぬぐいきれず、とはいえおそろしいので確認はまだしていない。

本屋に足を運んでいるのは、高橋源一郎の新刊「さよなら、ニッポン」(文藝春秋)を買うつもりで(544ページで2350円、安いと思う……)、いつ、どこで買おうか考えていないでもないから。アマゾンで買うとなかなか家にいないので受け取るのが困難だし、遠出したときに買うと荷物になるし、だからなるべく近所で買いたいと思っている。買って読んだら、なにか書くと思う。

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もう今晩ですね。本日土曜日の夜は、渋谷メスカリートで「黒の試走車」です。詳細はこちら。こぞって遊びに来てくださいまし!
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by soundofmusic | 2011-03-05 00:18 | 日記 | Comments(0)


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