火の玉

d0000025_2083862.jpgご報告が遅れましたが、「サウンド・オヴ・ミュージック」のアンケート冊子、最終ページまで印刷が終わりまして、少しずつ製本しています。ただしまだどこにも発送できておりませんで、それについては申し訳ない。明日くらいから進めていければ、と思っています。あさってからは本格的におこなえる見込み。

今回は32人(わたし含む)が参加し、約80ページ、総文字数約95000の冊子になりました。地震の起きる当日の朝までかかって版下を作っていたのですが、ということはつまり、原則として載っているすべての文章は地震の前に書かれたわけで(編集後記のみ、地震後に一部書き直し)、そう考えると感慨深い。などと自明かつ無意味なことをこうして書いてしまう程度には、疲れがたまっていますし、なんだかんだ言っても神経が過敏になっているのでしょう、映画を見ても本を読んでも、いつもよりも若干、引きずっている時間が長い気がします(鈍感なので、普段はたいていなにも感じていません)。

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アンケートの冊子を発送していないのは、不急不要な荷物でトラフィックを圧迫しては申し訳ないという気持ちもなくはなくて、とはいえ、そういう、不急不要とか、贅沢は敵だだとか、非常時とか、疎開とか、そういう言葉がすぐに出てきてしまうあたり、まだまだ戦後は終わってないなあという感じで、こんな調子だとすぐに八紘一宇で一億が火の玉になっちゃうんじゃないかと心配なんですが、そんなことを考えている間にも、地震の前に頼んでいたCDだとかは着々と我が家に届き続けています。

最近いちばん楽しく聴いているのは、レッド・ツェッペリンの2枚組ベスト盤『マザーシップ』です。そもそもツェッペリンなんて、とりあえず全部のアルバムを一度は聴いていて、そのうえで、自分には関係ないバンド、と葬り去ったつもりでしたが、ふと気になって試聴してみたらなかなかカッコイイ。問答無用のグルーヴがあると思いましたし、ジミー・ペイジのあまり流暢でない荒々しいギターは、パンク・ロック以降のバンドのようにも聞こえる。

もちろんこんな感想は、オーソドックスなロック史のテスト的には絶対に×なのは分かってますよ。ただ、セックス・ピストルズがいま聴くとオーソドックスなロックに聞こえるのと似た(というかウラおもての)現象で、「永遠の詩」とか「ロックンロール」を虚心坦懐に聴いてみると、たとえばロック系のクラブでザ・クラッシュと続けてかけても充分アリだと思うし、また、盛り上がれる気がします。どっちもざっくり70年代ロックってことで、30年後の未来から見たら、違いは些細なものなのかもしれないなあと感じました。リアル・タイムでははるか離れた場所にある音楽に見えたとしても。
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by soundofmusic | 2011-03-20 20:09 | 日記 | Comments(0)


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