台湾はうちの母が昔行ったことがあって、どうだった? って聞いたら「汚かった、もう行きたくない」と言うようなことを申しておりましたし、また、ひとからガイドブックをもらったはいいもののそれは1997年ごろのもので、そこに載っている台北は台北101はおろか、MRTもまだごく一部が開業しているだけというありさまで、なんだかんだで不安はあったものの、いざ行ってみるととくに困って困って仕方ないということもなく、ニイハオとシェイシェイだけ連呼しつつ、数日、台北で遊んできました。
ホテルは台北駅と西門地区の中間あたり。どこらへんがいいのか分からぬまま適当に決めましたが、結果的には便利な場所。オーディオ店がかたまって存在している一角でした。古い建物の中の中古オーディオ店。「二手」はセカンド・ハンドのこと。クロネコヤマトの営業所もあった。
泊まったホテルには4階が存在していなかった。
地震の義援金を募っているところも目立ちました。セヴン・イレヴンに貼ってあったポスター。
下町の寺、龍山寺にも。ここは、寺もその周辺の繁華街も、浅草をケバくしたような感じで楽しかったです。
かと思うと、ダンキン・ドーナッツには「日本産の原料は使用してないので安心してね」の張り紙。
なんとなく気になる路地が多かった。入ったら戻ってこられなそうな。
植物の様子は完全に南国です。緑が多い街。ほうっておくと植物におおいつくされそう。
シネコンにあった、リー・ピンビンの業績を顕彰する展示。「光影詩人」。
同じシネコンの、「ノルウェイの森」の宣伝ディスプレイ。いい雰囲気出してるけど、ちょっとおかしい。
クーリンチェ。とくに行く予定はなかったけど、たまたまガイドブックの地図を見たら発見したので。
ホウ・シェオシエンが運営に関わっている?映画館。
「トゥルー・グリット」と「ブラック・スワン」を上映していました。入れ替え制。「ブラック・スワン」だけ見た。バレエ好きのおばさんたちみたいのが来てたけど、どう思ったんだろうか。
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ちょっと遠出もしてみたかったので、半日だけ、各駅停車で40分ほどの港町、基隆まで行きました。行きは疲れていて爆睡し、車窓の景色がまったく見られず。帰りは起きてたけど、夜だった。オールド・スクールな切符の券売機。
プラットフォームにあった、駅弁の広告。食べなかったけど。
基隆に着いて、とりあえず街を見下ろす山の上まで登ってみる。バカでかくてキッチュな観音様。港をはさんだ対岸の山腹には、例の「HOLLYWOOD」のアレみたいに、「KEELUNG」ってモニュメントがあって、笑ってしまう。
恋人たち(たぶん)の落書き。意味はなんとなく分かるような、分からないような。調べればすぐだろうけど、調べてない。
民家の間を縫う狭い階段を下りて、市街地に戻る。振り返るとこんな具合。
道に迷っている途中で出くわした、おっかない路地。
基隆の夜市。台北の士林の夜市よりは小さいけど、活気は同じくらい。ちょこちょこ買い食いする。美味しい。
いろんなところで見かけた掲示。最初は、なるほどユーモラスな奴だ、と思ったけど、至るところにあるので、決まり文句みたい。
やっぱり写真って撮り忘れるな。食べたものとか。物価は安いし、4月の上旬ですでに暑かったけど歩いていて楽しいし、また行ってみたい。