三色弁当

d0000025_12534197.jpgいまでもあるのかどうか知らないけれど子供のころには三色弁当(写真上)というのがあって、構成内容としては、そぼろ(茶色)と卵焼き(黄色)とピーマンの炒め(緑色)が標準だったような気がするけれどもよく覚えてない。このあいだの日曜日、ひさしぶりに三色弁当のことなんて思い出したのは、阿佐ヶ谷のネクストサンデーにジョー長岡、阪本正義、オランの3人のライヴを見に行ったからで、この3人で関西を軽く回ってきてのとりあえずのツアー最終日、言ってみりゃまあ、この日が凱旋公演だった。

出番はきっと(この中では)ぺーぺーのジョーさんが最初だろうから急いで行かなくちゃ、と思いつつも19時15分に着いたらすでに演奏が始まっていて、しかし予想したように3人が順番に出るのではなく、まず一緒に1曲やって、次にひとり1曲ずつを3周まわして、また一緒に1曲やって、1セット終了。それが2回あった。つまりステージの上にはずっと3人がいて、自分以外のひとがうたっているあいだは聴いたり、手持ち不沙汰にしていたり、曲によってはサポートしたり、しているのだった。

ああいかにも3人のツアーなのだなあ、という感慨はあるし、遅れて来たひとでも誰かひとりを完全に見逃すということはないし、三者三様の味がひとくちずつ楽しめるし、これはなかなかおもしろいやりかたかもしれない。まあでもそれって、お客さんがみんな(とは言わずとも大半が)、3人とも聴きたがっているという前提ではあるよね。というかむしろ、この進行方法を考えたジョーさんの、「3人ともいいに決まってるんだから、わたしは誰それのファン、とか小さいこと言わずにまとめて聴いて帰れ!」という宣言かも。

それで当のジョーさんは、友部正人の「愛について」をうたいながら、途中から泣いてしまっていた。こういう曲です。
友部本人による歌唱
矢野顕子によるカヴァー

ジョーさんは昨年に続いて、3年連続で7月のPPFNPにご出場くださいます。去年、出てもらったときは、「性格の悪そうなうた(新曲)を作ってくれ」と無茶振りしてみたら(言うだけだから、こっちは気楽)、がんばって作ってくれて披露してくれたはいいものの、その後、どうも一度もうたわれていないような気がする。やはりうたが残るかどうかは半ば自然に決まるものだから、どうしようもない。

ふと思いついて、今年の7月(あとちょうど1か月)に向けて、あらたな無茶振りをしておきました。応じてもらえるかどうかはわからないので、詳細は当日をお待ちいただきたい。7月のイヴェントの告知もそのうちに。

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写真下は、9月にリリースが予定されている、ニック・ロウの新作『ジ・オールド・マジック』のジャケ写。トウのたった女性が若づくりしてはしゃいでいるという……どっちみち、ジャケットの出来によって売り上げが減ったり増えたりするような立場ではないからもうどうでもいいってことなのか。いずれにしても楽しみではあります。
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by soundofmusic | 2011-06-09 12:54 | 日記 | Comments(2)
Commented by ジョー長岡 at 2011-06-13 11:52 x
ペーペーのジョーです。
「…まとめて聞いて帰れ」そんな過激な宣言ではなく、三人による「音楽ショー」をやってみたかったんです。出演順通りに時間が流れていくのではない、三人一体のショー。それでいて三者三様感を醸し出せるような。三色弁当を思い出してくれたならgood。絶妙なバランスってあるでしょ。二色でも四色でもない、三色の。7/9、どうぞよろしく。宿題、進めています。みなさまどうか見届けてくださいね。
Commented by soundofmusic at 2011-06-14 14:21
あのやり方だと、たしかに3人でないとうまくいかない気はしましたよ。ふたりだと「対決!」みたいになっちゃうし、4人だと散漫だし。

宿題、毎度毎度無理難題を押し付けて申し訳ない。楽しみにしています。


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