でかくて黄色い袋

EMIミュージックが、ジャズの名盤とかを999円でリリースするっていうシリーズをやっていて、毎回50タイトル、いままでに第4期まで出てる。いままでにCD化されて持ってるのもあるし、持ってないからって全部買うわけにも行かず、それでも毎シリーズだいたい10枚ちょっとくらいずつ買ってて、あんまりちゃんと聴くでもなく部屋のどこかで行方不明っぽくなってたりするんだけど、それでもやっぱりこのシリーズは好評なんだなと感じるのは、毎回20日前後に発売されたこのシリーズ、渋谷のタワーレコードに発売数日後に買いに行ったりすると、必ず1枚か2枚、すでに欠品になっている(初回入荷分を売り切ってしまったのだろう)からです。

今回も、13枚買うつもりでメモっていったら、やっぱり1枚売り切れてた。レイ・ブライアントのベイズン・ストリート・イーストのライヴ盤。これはあとでアマゾンで注文した。で、でかくて黄色い袋をかかえて二子玉川に向かい、駅近くのバー、ライラで、轟渚と、ニューデイのライヴを見る。

轟渚はライヴの本数があまり多くないのと、なんだかんだで機会を逃しているのとで、ずいぶんひさしぶりに見たのかな。ベースとドラムを従えて、自身でピアノとギターを弾く。手数の多くないピアノ、独自の隙間が気持ちいい。彼女が鍵盤に触れていない瞬間の積み重ねがジャズなのだ、とでも言っておくか。ギターは、最近弾き始めたそうで、慎重に、そっとなぜるように弾く。いろんなひとのギターの弾き方を見るのは、たのしい。ひとによって弾き方がぜんぜんちがうから。アズさんは、彼女のプレイをナルシソ・イエペスにたとえていた。人前でギターを弾くこと二度目にして、イエペスにたとえられるひともそうそういないだろう。今後のライヴその他の告知は一切なかったけど、セカンド・アルバムが出る予定はあるらしい(これから録音?)。

ニューデイは初めて見る。ついでにサケロックも見たことない。いやー、いいバンドだったわ。浜野謙太のトロンボーン、橋本剛秀のサックス、中尾勘二のドラムス、シリアスとコミカルの加減がちょうどいい。うたものとの共演だと、コード楽器のないインスト・バンドということで、「これでも音楽なんですか?」みたいな目で見られることがあったとかいった発言があったけど、本当だとしたらかわいそうすぎる。曲中、浜野がトロンボーンをおろし、吹きまくる橋本を横目に、悠然とタバコをふかし始めるというソロ(?)があったけど、これなんかかなり笑えた。浜野は今年、映画「婚前特急」でほぼ主役に近い大活躍を見せていたけど、そこでも喜劇的なタイミングが絶妙だったものなあ。しかしこの日の浜野は、映画で見たときよりも痩せていてオシャレな感じですらあり、そこは残念だった。

ライラは店の構造上、入口のドアを背にして演者たちが立ち、客は店の中~奥からそれを見る形。たまたまなんの気なしにカウンターに座ったら、そこはいちばん入口に近い席であり、なもので、演奏途中に入ってきてすでにいる客たちの注目を浴びまくるひとだとか、あるいは、店の入口までやってきたものの、いざ店主に迎えられると怖気づいて(?)いいですいいです言いながら帰っていく客だとかをも特等席で見ることができた。たのしかった。

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毎月第1土曜日に開催される「黒の試走車」は、たいてい月がかわってすぐの開催なので、告知がついつい遅れてしまうのですが、次回は10月の第1土曜日なので、ということはつまり、今度の土曜日です。お時間作ってぜひぜひ遊びにいらしてください~。

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by soundofmusic | 2011-09-25 21:32 | 日記 | Comments(0)


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