千葉のマグロ丼

d0000025_6413589.jpg千葉市美術館で開催中の、といっても本日日曜日が最終日なのですが、「蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち」に行ってきました。

ほかの画家と比べてどう違うのかっていう微妙なところはもちろん知る由もなく、なかなか無条件に最初から最後までショックを受けるというわけにはいかなかったものの、子供の?着物が電気でビリビリしびれているみたいに描かれているのとか、酒の席でぶっとい筆でえいやっと描かれたらしい見返り達磨とか、ひたすら細密かつ不気味でいったいこんな絵はどこに飾ったらいいのかといぶかしく思ってしまう寒山拾得図とか、どっかの寺に奉納されたらしい2頭の虎の絵が、巨大な肉が焼かれてそのまま皿にドーンと載って出てきたステーキを思わせるのとか、マッシヴな牛とか、こてんって転んでひっくり返った布袋のさらりとした表現とか、まあさまざまに刺激的ではありました。

いちばん気に入ったのは、あれは掛け軸なのかな、縦長の構図、下の方に橋があって3人の人物がいる。背景は山かなんかがあって、滝が大きな落差をもって描かれていて、水しぶきが轟々と広がっている。山というか岩はまるでキュビスムみたいだし、水煙は徹底的にグラフィカルに処理されている。技法的には現代のマンガに部分的に、とても近いなと感じた。

これに限らず、1枚の絵の中に、露骨に違った要素やテクニックが平気で共存しているのが味になっている。あとはあれだ、西洋画の場合、あえて塗り残して画面上に空白を作ったりすることってあるんだっけ?

千葉市に行ったのはたぶん初めてで、思ったほど遠くないのがわかったので今後、面白そうな催し物があったら一応、行ける範囲内だな。それで帰り際、歩いてて見かけた磯丸水産っていうところで二色マグロ丼を食べて、なかなか美味しいと思ったんだけど、「館山から直送」みたいに書いてあったから地元系の店なのかなーと思っていたら普通にチェーン展開してて、ていうか、渋谷のユニオンのそばに最近できた、なんかここ海の家みたいだな、と軽い違和感を覚えていたまさにその店なのでした。
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by soundofmusic | 2012-05-20 06:43 | 日記 | Comments(0)


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