by the way,

なんかコンスタントにCDを買ってはいるものの、聴くものは自然と限られてきていて、最近はルーマーのセカンド・アルバム『ボーイズ・ドント・クライ』ばかり聴いている。いや、「ばかり」ってことはないな。よく聴いている、くらいにしとこうか。

今回は70年代の男性シンガー・ソングライターの曲ばかりをうたったカヴァー集。1曲目の「P.F.スローン」がとにかくキャッチーで、この曲はたしか事前に聴くことができたんだっけな、期待が高まっていたんだった。PVジュールス・ホランドの番組でのパフォーマンス。ピアノ伴奏は作者のジミー・ウェッブ。

自分がルーマーのどこが好きかというと、やっぱり発音なのかなとおもう。たとえばアルバムの中の、「ホーム・ソウツ・フロム・アブロード」。これはクリフォード・T・ウォードの曲で、オリジナルはこれ。地味な曲で、オリジナルがどんなだったかも思い出せなかったけど、何度も聴いているうちに、ことばがじんわりと染み込んできて、聴き取れない部分をネットで調べたりしてみた。洋楽で英語の勉強って、中学生かよ! って感じですが、実際に中学生や高校生だったころは、歌詞を確認するのも一苦労、ということは普通で、いまではその苦労はなくなったけど、そもそも切実に歌詞を知りたい、と渇望することも昔ほどはなくなっている。

で、上記リンク(歌詞つき)でオリジナルを聴いて、ふとコメント欄に目をやると、「best opening line ever」と書いてある。その冒頭の一節というのが、「I could be a millionaire if I had the money」っていうものなんだけど、そんなにいいのかなあ。よくない、といっているのではなくて、単純にわからない。もしお金持ってたらお金持ちになれるのに、という意味でいいのかしら。ちょいとしゃれた表現ってことなの?

わたしがぐぉーっとキてしまったのはむしろ、1番と2番、それぞれ後半にある、「Oh, and by the way,~」で始まる一節。ここでのルーマーのディクションは最強だと思う。男から女にうたう原曲の内容を、歌詞のジェンダーを変えずにそのままうたっているのにも着目したい。
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by soundofmusic | 2012-06-14 19:09 | 日記 | Comments(0)


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