カレーにまつわる後悔

d0000025_1121435.jpgご報告遅れましたが、先週土曜日、PPFNP無事終了いたしました。次回は11月10日の開催です。./irori(←バンド名。読み方は「イロリ」)のアコースティック・ライヴがフィーチュアされる予定ですのでどうぞお楽しみに。

土曜日がそれで、金曜日はライヴに行って、日曜日もライヴに行って、月曜日は映画と芝居見て、火曜日はライヴ見て、本日水曜日は映画見てから仕事をしました(普通)。わたしはライヴ見に行ってもかなりの場合、見始める前から疲れていて、早く終わらないかなーと思っている、というのが言いすぎであれば何時頃終わるのかなーと思っているのですが、そうでないときもごくまれにあります。

日曜日に行ったのは、渋谷WWWでおこなわれた、かきつばた、三田村管打団?、片想い、そして三田村~と片想いの合体バンド、両想い管打団!。マップのイヴェントで、なぎ食堂のヴィーガンカレーも売られてました。この会場、初めて入りましたが、ここは映画館シネマライズのふたつあったスクリーンのひとつをつぶして作ったもので、客席部分の傾斜とか天井の高さとか映画館時代そのままで、なんか不思議な無理矢理感があります。

ちょっと遅れて会場入りすると、ポスト・ロック風のインストゥルメンタル・バンドが演奏しており、地味にじわじわ盛り上がる演奏を聴きながら思ったのは、こいつらのバンド名はいったい、わたしが知っている三田村管打団?以外のふたつのうちどっちなんだろう、ということでした。片想い? たしかに道ですれ違ってもあいさつしてくれなさそうだけど、片想いってそういうもんじゃないだろう。かきつばた? うーん。と首をひねっている間に演奏は終わり、結局彼らは、彼ら自身による申告によってではなしに消去法で判明したところによると、かきつばたでした。

この日のわたしのお目当ては三田村管打団?。このブログでは彼らについて言及したことがなかったようですが、このグループを一度ライヴで見たくて仕方なかったのでした。関西を拠点にしている彼ら、大阪や神戸、瀬戸内あたりではときおり演奏しているものの、関が原から東にはついぞやってくる気配がない。東京公演は、5~6年ぶりだったそうです。わたしのファン歴はほんの2年くらいのもののはずなので、とりあえず上京情報を見逃していたことはなかったことがわかって、ほっとしました。

三田村管打団?がどんなバンドかというと、最大時は打楽器3人を含んで総勢15人くらいになるらしいブラス・バンド。今回の編成はわずか9人くらいでしたが、ドラムスひとりに8人の管楽器がずらりと並ぶのは壮観でした。たとえばこの「キネンジロー」の動画を見てもらうと、舞台にいるのが耐え切れないかのようにメンバーが、いや音楽がそこらへ拡散していくのがわかりますけど、日曜日の渋谷では、客席の後ろから音が聞こえ始め、客席脇の通路を歩きながら演奏しながら、メンバーがステージに向かっていく。

それにしてもこの日の彼らの演奏は、一糸乱れぬとか、神がかったとか、そういうところからははるかに離れた場所にいて、わたしがいままでに見たあらゆる類のライヴ・パフォーマンスでおそらく一度も感じたことがなかった、いまここで音楽が、泉から水が湧いてくるみたいに作られつつある、そんな感覚を与えてくれました。達者な演奏、メンバー同士の親密な力学、もちろんそうしたものを目の当たりにしたことは何度もあります。しかしそれにしてもこの日の彼らの演奏は、以下同文。

実際にその場で、複数の人間が呼吸をあわせて、ときにあわせそこねて、リアルタイムで音楽をつくっていることをもっと真摯に受け止めなくてはいけない。なんてことは、いまこうして思い出しながら書いているときの頭であって、体を動かしながら考えていたのは、ぼくらはもう、この多幸感を得るためにわざわざ飛行機に乗ってニューオリンズに行かなくてもいい。そのかわり、その飛行機代で10回くらい、ぷらっとこだまか夜行バスで、大阪に行けばいい。ということでした。そして付け加えるならば、もちろん三田村管打団?は別にニューオリンズのブラス・バンドの真似っ子をしてはいないし、さらに彼らは、3枚目のアルバムを年内にはリリースするそうなので、そうなれば単独での東京公演が実現することでしょう。

で、知らなかったバンド、片想い。こちらも8人くらいの男女混合編成。人数に不相応な隙間のある音。メロウな鍵盤プレイがあるかと思うと突然オールド・スクールなラップが始まり、ベースはフライングVだし、JB風のファンクもあるし、夕焼け楽団っぽいチャンキーな瞬間もある。まじまじ見るとメンバーみんな少々どんくさい。90年代からこっちの、70年代レプリカなバンドたちからは一線を画す(おそらくあえての)垢抜けなさ。見ているうちに、70年代のフィリッピンあたりのハコバンにこんなのがいたんじゃないか、とあらぬ妄想が浮かんできました。

このふたつのバンドが合体した両想い管打団!は、必然的に17人くらいいるわ、数曲で加わった中尾勘二(トロンボーン)がある瞬間に突然ものすごい勢いで咆哮し始めるわ(トロンボーンで)、いやはや、これはもう音楽というかお祭りだなと、えっ、てことはつまり、フェスってことか、自分はフェス行かないけど、こういうんだったらまた行きたいし、いまさらながら、ヴィーガンカレー、食べときゃよかったよ。
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by soundofmusic | 2012-09-13 01:13 | 日記 | Comments(0)


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