その名はハリー

d0000025_121382.jpg先週、新文芸坐でドン・シーゲル「ダーティハリー」を再見してきました。いまさらこの映画についてとくに言うことはなくて、イーストウッド扮するハリーのキャラクターの独自性とか、サンフランシスコの街並み(先月行ってきたばかりなので感慨深い)とか、そしてなんと言ってもラロ・シフリンの音楽ね!

スコルピオがビルの上から水着の女性を狙撃するオープニング、その直後、イーストウッドが登場するところから流れるメイン・テーマは、もちろん耳馴染みのものだけど、あらためて聴くと、画面に集中する力を観客から奪ってしまうほどの、際立ったかっこよさ。同時代の日本でも似たような傾向の音楽はあった気がするけど、なかなかこの、ぐいぐいと背中を押してくるようなリズム感は出せていなかったんじゃないかな。ドラムが誰なのか、ちょっと調べてみたけどわからなかった。ルグランやバカラックみたいに、ラロ・シフリンも自分のオーケストラを連れて来日とかしてくれないかな。

ところでダーティ・ハリーのフル・ネームはハリー・キャラハンだけれども、まったく同姓同名同つづりの写真家(1912-1999)がいて、映画ができたときにはすでに有名人だった。というのはなんとなく知っていたけれど、サンフランシスコ近代美術館で、何の気なしに展示を見ていたら彼の作品があって、おおっと思ったのだった。本日の画像はそのキャラハンの「シカゴ」。

さて、シカゴ出身のバンドといえばウィルコですが、来年の4月に来日が決まったとのこと。先月、旅行中、サンフランシスコの対岸の大学町、バークレーで彼らを見ましたが、ひさびさに、ああいいロック・コンサートを見た、という気分を堪能できましたし、70年代のザ・バンドとかグレイトフル・デッドとかに近い高みに達しかけているんではないかとすら感じました(もちろん、あくまで想像ですが)。というわけですから、今度も当然、行きます、見ます、聴きます。
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by soundofmusic | 2012-10-23 12:14 | 日記 | Comments(0)


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