夢のアルバム

d0000025_4154388.jpg高円寺にコクテイルという古本酒場があって、古本酒場って何かといえば古本を売っている酒場なんですけど、古民家のような内装、センスのよい選本、リーズナブルかつ美味な酒と料理、と、ベタボメするにやぶさかでないお店でありまして、じゃあそんなに言うならおまえしょっちゅう通ってて、カウンターに座ったとたんに「いつもの」が出てくるんだろうな、と思われるかもしれませんが、ぜんぜんそんなことなくて、わずかに年に1回前後行くにとどまっています。

というのは、ここ何年か、毎年暮れになると、オラン、阪本正義、ジョー長岡の3人がコクテイルにあつまって夕方の早い時間からうたい、18時ごろから飲む、という催し物があって、都合しだいで参加したりしなかったりしているのです。このあいだの日曜日、本年度版のそれがあって、仕事が終わってからだったのでライヴには間に合わず、19時半過ぎに会場に到着すると、阪本さんとジョーさんはすでにいくらか酔ってなされた。

そういえば2011年末のコクテイルで、ジョーさんは、「来年(注:2012年のこと)はアルバム作るぞ!」と言ってて、普通に期待してたんだけど、いつのまにかその2012年も終わりに近づき、ジョーさんは去年と寸分たがわぬ口調で、「来年(注:この場合は2013年のこと)はアルバム作るぞ!」と宣言してた。

こっちも酔っ払っている気安さで、曲はどうやって作るのかとか、ギターの練習ってするのかとか(するそうです)いろいろ質問しているうちに、そういやアルバムができるあたりのタイミングでわたしがジョーさんにインタヴューした冊子を作るとかいう計画もあったなあと思い出したんだけど、ジョーさんもわたし同様、自分で何かするよりもひとになにかやらせるほうが好きなタイプなのではないかと思い至り、そういう人間はえてしてなにもしない可能性が高いので、なんだったら、かくなるうえは、不肖わたしがジョーさんをプロデュース(秋元康的な意味で。音楽的なディレクションはちゃんとしたひとにやってもらう)したほうがいいんじゃないかとか言い出す始末。

ジョーさん、曲はあるって豪語してたからそのへんは心配ないとして、あとは全体をどうするかって話になる。せっかくだからゲストを迎えたい。船戸博史(ふちがみとふなと)とのデュオの曲が欲しい。三田村管打団?のホーンズとも共演させたい。岡村靖幸「カルアミルク」のカヴァーは練習してるらしいから近々ライヴで披露されるでしょう、だからこれも入れる。あとは洋楽の日本語カヴァーがあるといいな。トレイシー・チャップマン「ファスト・カー」とかどうだろう。三多摩っぽいヴァージョンになる気がする。東八道路をやけっぱちみたいにぶっ飛ばす速い車。ジョーさんの女うた、このギターのリフを聴いてみたい気がする。

ま、そんな大それた計画を立てなくても、実際に作るとなったら、身の回りのひとたちが自発的に集まってきて、手弁当で立派なアルバムを完成させてしまうに違いない。そうだ、当然阪本正義もゲスト参加しないわけにはいかないしね……と、いかにも忘れていたのを思い出したかのように書くけど、この日の宴席の収穫は、3月9日(土)のPPFNPで、阪本さんにうたってもらうことになった交渉がまとまったこと。阪本さんのブログには自分の演奏があまり紹介されてなくて、ひとの曲のYouTubeばかりが張られているから、みなさんぜひ各自で検索して阪本さんのうたを聴いてみてほしい。PPFNPに先立って、ジョー長岡と阪本正義のツーマンも予定されているらしいので、そちらもおすすめ。
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by soundofmusic | 2012-12-28 04:16 | 日記 | Comments(0)


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