洒脱

d0000025_0531161.jpg毎度毎度で恐れ入りますが。毎年恒例の「サウンド・オヴ・ミュージック」のアンケート、とりあえずの〆切ははるか以前に過ぎておりますが、いまのところご提出いただいているのはわずか13名様となっております。興味はあるけど〆切に間に合わなかったな……とお考えのみなさん。いえいえ。本番は今月です。まだまだこれから書き始めても、なんとか間に合います。ただし、3月に入ってからの提出はわたしの機嫌をいちじるしく悪化させますのでそれはそれでご注意ください。

要項はこちらです。こぞってご参加くださいませ。

もしかしたら、死刑についての質問があるため、いろいろ考え込んでしまって書きづらいとかがあるのかもしれませんが、なーに、そこは軽~く、ちゃちゃっと書いちゃってくれてかまいませんよ。どうせあなたの意見なんてほかのひとと大差ないはずですから。ほかの項目に力を入れてくれればいいんです。

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と、書いておいてあれですが、このあいだの金曜日まで、渋谷のユーロスペースで「死刑映画週間」という特集上映がおこなわれていて、何本か見てきました。昨年話題を呼んで、見逃していた「死刑弁護人」がすばらしかった。

主役?の安田好弘弁護士が弁護してきた(している)のは、カレー事件の林眞須美、オウムの麻原彰晃、光市母子殺害事件の少年、といった容疑者たちであり、「悪魔の弁護人」とも呼ばれている、と聞くとどんなひとなんだろうと思いますが、映画に出てくるのはそこらにいそうなおっさんであり、そのおっさんが、見ていくうちに現代の聖人に見えてくる。気のいい聖人、という、なかなか存在することが難しそうなひとがそこにいるという驚きね。

林のことを「芯が強くて、お茶目で、よくしゃべって……たいへんなひとですよ」と形容したり、麻原についてまず最初に「洒脱」(!)と表現したり、実際に会って話をしたひとでないと出てこない言葉が聞けるのが説得力がある。林は、おそらくあの顔がいけなかったんだけど、わたしも含めて多くのひとが、彼女が犯人だと思っていると思う。実はそうではないのかもしれない、という主張をみっちり聞くだけでもこの作品には価値はある。つまり、林は明確に悪人(保険金詐欺で何億円も儲けている)であるがゆえに、金にならない殺人をする理由がない。このロジックの明快さと、悪人+冤罪という組み合わせの新鮮さ。語弊がありまくりだけど、犯罪映画としても、おもしろすぎる。機会があったらぜひ、ご覧いただきたいです。
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by soundofmusic | 2013-02-11 00:57 | 日記 | Comments(0)


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