セコハン貴族

d0000025_18432926.jpg引っ越しするにあたってCDの整理をしているのですが、というか、引っ越しイコールCDの整理の作業と言ってもいいくらいのものなのですが、家にあるCDを箱詰めしているだけで、新しい発見があり、なつかしい音との再会があり、さっきしまったはずの盤がなぜか別の場所から出てきたり(超常現象ではなく)、完全に忘れているのを通り越していったいなんなのかわけがわからないCDがあり、とりあえずそういったもろもろを全部ひっくるめて無理矢理、たのしい、と呼ぶことも不可能ではない感じです。

それで思ったのは、よく、ワイロをもらった政治家とか役人が、「身に覚えがない」と答弁(湯川ではなく)することがあって、われわれ庶民の感覚からすると、「もらっといて覚えがないわけないだろ」ってなりますが、人間の記憶力にはおのずから限界があり、感覚は次第にマヒしますから、中古盤セレブのわたしが「こんなに買った覚えはない」と本気で抗弁するであろうように、ワイロをもらって忘れることも、当然ありうると考えるほうが自然です。中古盤セレブをセコハン貴族と呼びかえてみると、ちょっと70年代の劇画っぽい。

今回、箱に入れる際などに一応ほぼすべてのCDの背表紙は見てるはずで、見るとなんとなく覚えますね(紙ジャケやソフト・ケースは見えないのでよくない)。いまみなさん音源管理にiTunesなどをお使いかと思いますが、経験的に、たぶん普通の人間の脳でも、ふだんからCDのことばかり考えるようにしていれば、800~1000枚分くらいのアーティスト/タイトル/ジャケット/曲目のデータは、難なく記憶できるはずです。もっとも、ふだんからCDのことばかり考えているのが普通の人間の脳なのかといえばそれは疑問ではある。
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by soundofmusic | 2014-01-25 18:44 | 日記 | Comments(0)


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