It was twenty years ago today...

d0000025_23564551.jpgペパー軍曹があの楽隊に演奏を教えたのは、いまから20年前のことなんだってね。流行り廃りを乗り越えて、みんなをにこにこさせ続けてきた。

というわけで、7/8にPPFNPが20周年を迎えるのを記念して、当時の様子を振り返ってみます。20年、114回っていうと客観的に見てもまあまあすごいなと思いますが、なんといっても足を運んでくださっているみなさんのおかげであり、リーズナブルな料金で場所を提供し続けてくださっているエッジエンドのおかげであり、そして精力的に運営してくれている弟くんのおかげでありまして、わたしはほとんどお飾りに過ぎないのであります。

20年はさすがに長いねーと感じるのは、最初の5~6年は自分のセットリストとかおぼろげながら覚えてた気がするんだけど、いまとなっては完全にどこかに消え失せたってこと。時の流れと自分の老化との相乗効果。覚えていると思ってもいずれ忘れるので、写真なり記録なりは残しておいたほうがいい。土本典明は「記録なくして事実なし」と言ってますがこれは本当です。

毎度毎度の話で、PPFNPが始まった1997年7月は、第1回フジロックの年で、わたしは当時も今も、行ったこともないのに野外のロック・フェスなんてものには懐疑的ですから、台風で2日目が中止になった話を聞いても、それ見たことか、みたいに思ったんじゃなかったかな。翌年、翌々年と開催地を転々をしていた時期のよるべない感じは、いまからでは想像もできないんじゃないかと思います。

この20年のあいだに、ロック・フェスはすっかり日本の風土になじんだように見えます。それと反比例して、PPFNPのような、ノンジャンルうたものDJイヴェントはすっかり姿を消してしまったように見えますけどそうでもないんですかね? 逆にむしろいまのほうが、ごく普通に受け入れられているんでしょうか? 最初の何年かはずっとイライラしていたような気がします。いや、もっとかもしれない。ようやくいくらか落ち着いた気分で日々を過ごせるようになったのはここ5年くらいのものでしょう。いまから24歳に戻ってすべてをやり直せるとしたら……という仮定は意味がないので、今後とも、続けられそうなら続ける、無理そうならやめる、という方針で進めるしかないんでしょうね。

いろいろ変化はあったものの、変わらず続けているのは、比較的安いCDを買うことによって20世紀のポピュラー音楽史の一部を自分の中に根付かせようとする作業でして、そんなわけで以下、PPFNPが始まった、1997年7月にわたしが買った音盤のリスト(購入場所と値段付き)です。特記なきものは中古CD。英語表記のものは輸入盤、日本語表記のものは国内盤。

☆7月6日
○ディスクユニオン北浦和店
イアン・マシューズ『もう話したくない』1260円
Ace『The Best of Ace』1050円

○ディスクマップ大宮アルシェ店
Milt Jackson『Sunflower』924円
Barney Kessel with Shelly Manne & Ray Brown『The Poll Winners Ride Again!』1050円(新品)
Joe Henderson feat. Alice Coltrane『The Elements』1050円(新品)

☆7月12日
○レア中野店
Stevie Wonder『Fulfillingness' First Finale』1050円

○中野厚生会館掘り出し市
デビッド・キャシディー『チェリッシュ』300円(LP)
エルヴィス・コステロ・アンド・ジ・アトラクションズ『トラスト』300円(LP)

☆7月13日
○桃太郎前川店
吉田美奈子『ミナコⅡ』672円
Stevie Wonder『Love Songs』672円

☆7月14日
○リバティ御徒町店
真心ブラザーズ『B.A.D.』1344円
Steve Winwood『Steve Winwood』714円

○ハンター銀座ソニー店
ジョージ・ベンソン『アビイ・ロード』630円

☆7月19日
○ミヤコ(蕨・西口)
ユタ・ヒップ・ウィズ・ズート・シムズ『ユタ・ヒップ・ウィズ・ズート・シムズ』1000円

☆7月20日
○ディスクユニオン新宿店
ザ・スズキ『エヴリバディズ・イン・ワーキング・クラス』3150円(新品)
Marmalade『The Very Best of Marmalade』1050円
Richard Thompson『Hand of Kindness』1050円
Ronnie Lane & Slim Chance『Anymore for Anymore...Plus』1050円
Material Issue『Destination Universe』315円
Steeleye Span『Below the Salt』1470円(LP)
Stackridge『Pinafore Days』1050円(LP)
Ace『Five-A-Side』840円(LP)

○ディスクユニオン新宿ジャズ館
ケニー・バレル『ミッドナイト・ブルー』1260円
Miles Davis『Porgy and Bess』735円

○ピュアサウンド新宿店
Spirogyra『St. Radiguns』924円

☆7月24日
○ディスクマップ渋谷109店
Jonathan Richman『Surrender to Jonathan』714円

○ディスクユニオン渋谷店
Richard Thompson『Rumor and Sigh』1050円
Spice Girls『Spice』525円

☆7月26日
○ディスクマップ渋谷109店
スティーヴィー・ワンダー『トーキング・ブック』1029円
Tommy Keene『The Real Underground』714円

○弟から
ピチカート・ファイヴ『ハッピー・エンド・オヴ・ザ・ワールド』1900円
J.J.ジョンソン『ダイヤルJ.J.5』900円
ブルー・ミッチェル『ブルース・ムーズ』900円
ボビー・ティモンズ『ジス・ヒア』900円
ジョニー・グリフィン『ザ・リトル・ジャイアント』900円
ザ・ポール・ウィナーズ『ザ・ポール・ウィナーズ』900円

☆7月27日
○三国志芝中田店
スピード『スターティング・オーヴァー』1619円
ローリング・ストーンズ「ハイワイアー」73円(CDシングル)

○桃太郎前川店
ビリー・プレストン『キッズ・アンド・ミー』1008円
トゥーツ・シールマンス『ザ・ベスト!』840円

○ゲオ川口芝下店
ニック・ロウ『レイバー・オブ・ラスト』399円

☆7月29日
○ディスクユニオン新宿店
メロウ・キャンドル『抱擁の歌』1470円
フリートウッド・マック『枯木』1050円
Bee Gees『Idea』945円
Happy Mondays『Pills'N'Thrills and Bellyaches』420円

○ディスクユニオン新宿ジャズ館
Jimmy Smith『I'm Movin' On』945円
Bobby Hutcherson『San Fransisco』735円

このころはまだディスクユニオン一辺倒じゃないね。至る所で中古CDが買えた時代だったんだ。桃太郎とか三国志とか耳慣れない店名が並んでますがこのへんは当時、わたしが埼玉県の深南部(駅は京浜東北線の蕨)に住んでいたことに由来するものです。そうそう、思い出してみると中古のゲームソフトとか古本とかを細かい扱う店が近所に何軒かあって、定期的に見回ってたんだった。夢の中でサニーデイ・サービスのCDを売ってるのを見て、その店に行ったらほぼ夢で見た値段で買えたこともあった。

この月には買い物はしてないですが、蕨西口のレア盤屋、ディスクヘルツにはずいぶんお世話になりました。ディスクマップ渋谷109店はこの年の5月くらいにできた店だったみたい。いつごろまであったんだろう。どんな感じだったかまったく覚えてない。ピュアサウンド新宿店ってのはアルタの裏側あたりの地下の店。あのへん何軒かあったよね。そしてリバティ。どこの店舗にいちばんよく行ったんだっけかな。池袋かな。レジを通ると警報タグを無効化するために丸いシールを貼ってくれて、それがやたらと剥がしにくかったんじゃなかったっけ?

内容で言うと、アメリカン・ロックへの興味はまだまったく芽生えていないことがわかる。ソウルには関心があったみたいだけど、それが本格化するのはここから15年後くらいのこと。ラテンもまだ。ジャズを聴き出したのは1996年の正月だから、まだ名盤を手当たり次第に買っていくのに必死な時期。そんな20年前。
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by soundofmusic | 2017-06-24 23:57 | 日記 | Comments(0)


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