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アデルなんて知らない

昨日のPPFNPにお越しいただいたみなさん、どうもありがとうございました。大入り満員、嬉しいことです。ライヴもヴォーカル+ベースのシリーズ、第4弾。鉄井さんとは違った感じでお楽しみいただけたのではないでしょうか。セットリストは、いましばらくお待ちください。

次回のPPFNPは3月26日(日)。ご期待ください。今度のライヴつきは5月かな。そろそろヴォーカル+ベース以外の編成もやってみたいところ。おいおい、お知らせしますね。

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さて、今日は、渋谷・円山町のホテル街に引っ越ししたユーロスペースに初めて行ってきました。新しい映画館っていうのはやっぱりワクワクするもんで、会員価格が1000円から1200円にあがったのはちょっとアレだけど、新企画としてスタンプカードが導入され、8回見ると1回タダになるから、実質値段は据え置きみたいなものだし、なにより、全席指定とかそういうくだらないシステムでないのが良い。

で、柳町光男監督「カミュなんて知らない」を鑑賞。大学の映画研究会が映画を作る、そのあれやこれやの顛末を描いた話で、当然、トリヴィアっぽい会話なんかがあったりして青くさくも嬉しいわけなんだけど、この映画そのものは、なかなか一筋縄ではいかない機知に富んでいて見ごたえがありました。

かなりの部分が立教大学でロケ撮影されているけれど、そのこと自体はさして重要でなく、大学の持つ総合性というか、つまり、演劇やってたりフラメンコやってたりパントマイムやってたり山に登ってたり、大学って、いろんなことしてるひとがいるわけで、そういうことがそれとなくしっかりととらえられているのに感心した。監督の映画的な視力がいいんだろうね。

劇中の監督役の柏原収史につきまとうちょっとヤバ目の女の子を、吉川ひなのが演じている。トリュフォーの映画からとられた、アデルというありがたくないあだ名をちょうだいしている役柄なのだが、これがもう……想像通りのハマり役で、見ていてつらくなっちまうんである。ぼくには関係ないのにさ……関係ないのに……関係ない……

(森山)
by soundofmusic | 2006-01-30 21:55 | 日記


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