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世間様

仕事に行って、空いている時間に映画の予定を入れてしまうとほかのことがあまりできず、このブログの更新とかもろもろが絶賛滞り中なのですが、そういう状態を「忙しい」などというと世間様に申し訳ないだろうというくらいの分別はあるわけです。

昨日は「黒の試走車」でした。お越しくださったみなさん、どうもありがとうございました。たまには自分のプレイリストのコメント添え、チョコレートソースがけをサーヴしてみます。

01.But Not for Me (C'est Pas Pour Moi)/Les P'tits Loups du Jazz

わたしの前の順番のazさんの最後のほうの4曲くらいの子供の歌う曲ばかりの連続の選曲の流れをそれとなく引き継いでみました。フランスの子供のジャズ・コーラスのグループであります。グルーヴはありません。

02.Pluto/Clare & The Reasons

ジェフ・マルダーの娘によるチェンバー・ポップ。

03.つるべおとし/二階堂和美

作詞:松本隆、作曲:渋谷毅。この曲だけ録音の定位がヘンなんですが、なんとかしていただけないもんでしょうか。

04.Repetition/Francois de Roubaix

「黒の試走車」を始めてから、いい音楽に出会う機会が激増して、ずいぶん散財するようになりました。フランスの映画音楽家、フランソワ・ド・ルーベはazさんに教えてもらいました。昔の音楽という感じがぜんぜんしなくて素晴らしいです。ルグラン、マルコス・ヴァーリと同程度の才能だと思います。

05.Caravan/Duke Ellington

エリントン委員会活動。チャールス・ミンガス、マックス・ローチとの「黒の三角形」による名盤『マネー・ジャングル』より。

06.Ionisation for Percussion Ensemble of 13 Players/Edgard Varese

フランク・ザッパお気に入りの作曲家として知られるヴァレーズの、パーカッションのみ(2台のサイレンも含む)によるアンサンブル。狂気のポップス。YouTube

07.Countdown/The Dave Brubeck Quartet

(ジョー・モレロによる?)豪快なティンパニに導かれて、意外にもブギ・ウギなブルーベックのピアノが入ってきます。もしかするとわたしは、いま東京でもっとも頻繁にブルーベックをかけているDJかもしれません。

08.Soulville Samba/Oscar Peterson

まあ一応。ピーターソンのおそらく唯一のラテン・ジャズ・アルバム『ソウル・エスパニョール』より。ノリノリです。

09.Beat It/Senor Coconut and His Orchestra

YMOとかクラフトワークとかをエセ・ラテンでカヴァーするひとによる、マイケル・ジャクソンのエセ・ラテン・カヴァー。なんでもかんでもラテンでカヴァーされていると好きになってしまうわたしの耳を何とかしたいです。

10.These Boots Are Made for Walking/The Mariachi Brass! feat. Chet Baker

おそらくいま誰にも注目されておらず、チェット・ベイカー・ファンからは黙殺されていそうな、ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラスの二番煎じグループ。アレンジにジャック・ニッチェが関わっていて、ロック・テイストあふれるイージーリスニングとなっています。おすすめです。

11.Learning The Game/The Bunch

フェアポート・コンヴェンション一家による「バンドやろうぜ」的サイド・プロジェクト。オールディーズのカヴァーなどやっています。これは、サンディ・デニーが歌うバディ・ホリーのカヴァー(たぶん)。ブリティッシュ・フォーク委員会活動です。

12.いつかすべてを/長谷川健一

ふちがみの船戸がプロデュースを手がけた京都のSSW。すれっからしの音楽ファンをも中学生をも、同じようにノックアウトすることができるであろう引力のある歌。『星霜』より。

13.夢見る約束/細野晴臣&ザ・ワールド・シャイネス

UAとのデュエット。昨年聴いた日本語のポップスの新譜の中だとこれがいちばんよかったです。ってわたしが言っても、母集団が小さすぎて信用してもらえないでしょうけど。

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さて、度忘れしている方も多いと思いますが、恒例の「サウンド・オヴ・ミュージック」のアンケート、現在受付中です。要項の紙をなくしたとかもらっていないとかいうひとは、こちらに要項をアップしましたので、ご参照ください。

このアンケートがどういうものかをご存知でない方は、こちらをご覧ください。参加すると、これがずらりと掲載された冊子(昨年出たものは100ページを超えました)がもらえます。参加しない手はないと思います。
by soundofmusic | 2008-01-13 19:54 | 日記


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