とくに身の周りにそういうひとがいる、とかいうのではないのだけど、たとえば、映画館のことを「コヤ」と呼ぶひとが、いる、らしい。そういうひとは、映画のことは、やはり、シャシンと呼ぶだろうし、マキノ雅弘の話をするときに、カツドウヤ魂、などと形容するかもしれない。
本人は必然性があって、というか、とにかく何らかの経緯があってそういう言葉を使うようになったのだろうから、それは別にかまわない。ただ、わたしはそれは、職業的映画人と、映画ファン業界の間でだけ通用する業界用語だと思うので、使わない。
別に映画(とかほかのなにか)が好きだからって、映画(とかほかのなにかの)ファン業界に自分を登録しなきゃいけないってこたぁないでしょう。
と、ここまで書いて、ライヴハウスのことを「ハコ」って呼んだりしてたかな、と自問してみると、あやしい。してたかもしれない。ただ、積極的には使ってないはずなので、許してほしい。許してくれないのなら、殺せ。さあ殺せ。
---
最近ずいぶん恥知らずになってきたのは認めるけれども、こりゃ自分じゃ使えねーなー、と感じる言葉はまだまだ多い。ただ、使わなくても知ってる、ということは当然ありうるので、スイーツ(笑)も、まあ、知ってる。
それよりも驚いたのは、腐女子という言葉を知っているかとつい数日前に訊ねられたことで、訊いてくるのはつまり、もしかしたら知らないかも、と思っているってことで、それゆえに、驚いた。関係ないが、
スイーツ(怒)も、知ってる。
---
ところであしたは、新年第1回のPPFNPです。ここで流れているのは音楽であって、音楽好き業界の業界用語がやりとりされているわけではないので、ひとによっては空気読めよと感じるかもしれません。
ただし、わたしたちにとって、業界の空気を読むより、音の行間を読むことのほうが重要なのは、言うまでもないことです。いい音楽、所狭しと用意してお待ちしております。
Pure Pop For Now People Volume 64
■
2008年01月26日(土)18時~22時
□
渋谷
エッジエンド(Tel:03-5458-6385)
地図。
■
800円(1ドリンク&おみやげ付き)
□
DJ:
板橋泰明
DJようすけ
森山弟(弟)
森山兄(兄、サウンド・オヴ・ミュージック)