人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アンケート2007-2008 波


①波
②1981/9/25
③魂のヤクルトおばさん(本の営業)


2007年、マンガ『鈴木先生』を読んで、いままで成功と親切ばかりを求めてきた自分の冷徹主義に限界を感じた。2008年はこれまで怖がってきた愛と情の底なし沼にちょっとずつ足をのばしたいとおもいます。目標は友人に夜、特に用事もないんだけど、と電話をかけて恋の作戦会議をすること。


<商品よりも映像そのものがほしいCMベスト3>
3位.JR九州(10年くらいまえのやつ)
まっくらな鉄橋の上、小さなヘッドライトを点けて走る列車映像だけのCM。プォーという警笛の音、最後にナレーションで「夢とか、決意とか、見えないものも乗せている」と入る。「町と街の間に JR九州」仲畑貴志のコピーに泣嘆。

2位.サントリーウーロン茶(1992年)
橋幸夫と吉永小百合の「いつでも夢を」を、中国語に置き換えて湖のほとりで歌う一組の男女。このシリーズは名作が多いけどこれが一番すき。アートディレクターは葛西薫。上田義彦が撮ったポスター写真も喚起的。

1位.ユナイテッドアローズ(1999年)
ジャンルイジ・トッカフォンド(伊)という画家が描いたアニメーションのCM。コピーは一倉宏が書いたインチキイタリア語で、「Cocoloni Utao !」
太っちょサラリーマンのネクタイが伸びプロペラになって空を飛んでゆくファニーな作品。これもアートディレクターは葛西薫。葛西さんの作るCMをみるといつも熱いものがこみあげます。


有休をとり、六本木のタイ料理屋「ラポー」を貸し切って、パクチーを愛するひとたちと語らいながらやさいカレーと辛いエビスープとココナッツプリンを食べること。ちなみに年内満卓。予約は毎年八月の一ヶ月間しか受け付けない。土、日、祝日は休みの店なのでしばらく実現不可能。注文の多い料理店。でも最高のソウルフード。あの店に行く為にならもう一度生まれてもいい。


冷静な判断のもとに買ったもの6枚、 出会い頭や勢いで買ったもの7枚の計13枚。


○ Miroku (100Jazzy Collection)/Stimulation
ミクシィで足跡をつけていった人がつくったジャズ系ヒップホップのミックスCD。ディスクユニオンのネットショップで買った。07年一番聴いた一枚。
ヌジャベスとか橋本徹のメロウ・ビーツとかが好きな人向きです。

○ Suzzy Rocheのセカンド・アルバム(タイトルが長いので割愛)
森山兄さんに教えてもらった一枚。このアルバムを聴いていると、柴田元幸さんが訳したスチュアート・ダイベックの『シカゴ育ち』という短編集に入っている「ファーウェル」という作品の風景を思い出します。外国の小説だからそんな風景見たことあるわけないんだけど。なぜかいつも。


私はめったに本を2回読まない人間ですが、07年中に2回読んだ本を紹介します。
○『トリュフォー、ある映画的人生』山田宏一著/平凡社ライブラリー
トリュフォーが死んだときに捧げられた弔辞があたたかくて泣けます。
読むと元気になることうけあいです。

○『生物と無生物のあいだ』福岡伸一著/講談社現代新書
難しい、という声を聞く事が多かった本ですが、学術書としてではなく、クールな読み物として言葉の響きを感じながら読むだけでも十分楽しめると思います。07年に出た本ではいち押しです。
by soundofmusic | 2008-01-01 00:04 | アンケート2007-2008


<< アンケート2007-2008 ... アンケート2007-2008 ... >>