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アンケート2004-2005 5


①ジェニファー
②1979年8月26日
③ヘルスケア改善計画のプロジェクト・コーディネイタ-/社会学部学生
④んー、知らない人たちにメアドは教えたくありません!


2004年は今まででいちばん人生に変化が訪れた年でした。熱に駆られて恋人をロンドンからシカゴに呼び寄せる決断をしたせいで、あれやこれやにかかずらわることになってしまって! 書類手続きがすっかり済むまで8か月も待って、ようやく10月に一緒になれました。今もまだ法律とお役所仕事にまつわるなんだかんだとやりあってる最中なんですが、合州国政府はクソッタレだとこれではっきり分かりました。まあでも、人生は続いていくわけで、やれるだけのことをしなくちゃいけないんですよね。2004年には、シカゴに移ってからのいちばんの親友とも出会えました。グレッグとはたくさんの珍しい経験を一緒にしたし、この街でわたしがきちんと生きていけるよう手助けしてくれたり、たくさんの新しい友人知人と引きあわせてくれたり、わたしたちのクラブ・イベントを育ててくれたりで、感謝してます。

2004年はいろいろ旅行もして、アトランタ、ロンドン、サンフランシスコ、ダラム/カーボロ/チャペル・ヒル、ノース・キャロライナ、シアトル、といったところを訪問しました。多くは、掲示板で知り合った素晴らしい音楽仲間のおかげで可能になった旅行でした。

最後に。大学に入り直して、秋からまた学校に通い始めました。学ぶことはほんとに大好きなので、2005年は「仕事」よりも学校のほうに集中したいと思っています。


最近、2004年のベストのリストを作ろうとしてどうもうまくいかなかったのですが、結論としては、2004年は、国際恋愛のせいで金銭的にいっぱいいっぱいで、音楽にお金を使っていませんでした。で、今はその外国人の彼を養ってるし(ここでため息)。年の前半、ロンドンとサンフランシスコへの旅行のときに買ったのが大部分。だいたい、2004年はCDとレコード合わせて、買ったのは50枚くらいだと思います。いちばん近所のレコード屋が、ちょくちょく新譜も中古で出していて、つまりは安く買えるってことなので、その点すごくラッキー。(サンプル盤を中古の値段で売っているのに違いない)


2004年の新譜でいちばん良かったのは、ラフ・トレード・ショップス・インディ・ポップ・ヴォリューム1・コンピレイションでした。このコンピレイションに入っているなかには、アルバムを持っているバンドも多かったけど、持っていないバンドのアルバムがほしくなったし、よく知っているアーティストの、持っていないアルバムも、ね。2004年は、「新しい」アルバムを買う気力はかなり低かったです。アルバムを買うとなると、ほぼ常に古いアルバムでした。ですが、インディ・ポップ・コンピレイションのほかに、最重要作品をいくつかあげておくと:

○ エレクトリレイン『パワー・アウト』
(Electrelane - Power Out)

○ カメラ・オブスキューラ『素直になれない、あなたと私』
(Camera Obscura - Underachievers, Please Try Harder)

○ ヒドゥン・カメラズ『ミシソーガ・ゴッダム』
(Hidden Cameras - Mississauga Goddam)

○ アイ・アム・ザ・ワールド・トレード・センター『カヴァー・アップ』
(I am the World Trade Center - Cover Up)

E 
【映画】
映画は、見てだいたい1か月もすると、いつ見たかを忘れてしまいます。今年見たので思い出せるのは、数本。

○ 『コーヒー&シガレッツ』
とくに笑えるのが、アルフレッド・モリーナとスティーヴ・クーガン、イギー・ポップとトム・ウェイツ、RZAとGZAとビル・マーレイの出ている話。

○ 『スーパーサイズ・ミー』
肉とファーストフードは良くないものだ、むかむかするものだというわたしの信念を肯定してくれている。恋人を、わたしと一緒にベジタリアンにしようともしたっけか。うまくいかなかったけど。

○ 『トリコロールに燃えて』
始まりは、とんでもなくセクシーな関係性の映画、社交界の名士の伝記映画だったのが、おそるべき戦争映画へと下降していく。

○ 『華氏911』
合州国政府がいったい何をやりおおせようとたくらんでいるのかについて、無関心なアメリカ大衆を揺り起こそうとしている点で、この映画に大金星。

○ 『ヴェラ・ドレイク』
わたしの今年のベスト映画。すべてのディテールが完璧で、1950年代のロンドンの労働者階級の中で暮らしているような気分になった。わたしの関わっていることと非常に近い問題を扱ってもいます。

【本】
大学の授業が始まる前、ビル・ブライソン(Bill Bryson)の本をあまりにもたくさん読んだ。とりわけ、『オーストラリア見て歩き(Down Under)』、『アメリカ見て歩き(Notes from a Big Country)』、『イギリス見て歩き(Notes from a Small Island)』、『失われた大陸-アメリカ田舎町見て歩き(The Lost Continent)』が良かった。このひと最高!

今のところの2004年のお気に入りの本は、全米家族計画連盟(Planned Parenthood Federation of America)会長のグロリア・フェルト(Gloria Feldt)の、『選択をめぐる戦い(The War on Choice)』で、これには腹が立ってしかたがなかった。アメリカ人は全員これを読んで、時代遅れで宗教かぶれの政府に対して行動を起こすべきです。

【個人的に良かったこと】
○ イギリス人の彼をなんとか正式にアメリカに連れてこられたこと!

○ シカゴでのいちばんの親友であり味方、グレッグと出会ったこと。

○ 旅行したこと。

○ 友達との関係をよりしっかりしたものにできたことと、新しい友達を作ったこと。みんな、愛してます。

○ クラブ・イベントを大きく育てたこと。インディ・ポップ/ソウル/パワー・ポップ/ニューウェイヴ・ゴスペルは広がっていくはず!

○ シカゴ地区の家族計画連盟の活動にすごく関われたこと。


はは! ご冗談でしょう。わたしは乙女座!ですから、完璧なんです。

*森山などが主宰するのと同じ名前のDJイヴェント、Pure Pop For Now Peopleを米・イリノイ州シカゴで開催しているのが、このジェニファーです。英語的な発想で書かれた原文を日本語らしくするため、可能な限り砕いて訳しました。簡潔さとユーモアが少しでも伝わることを希望します。

ビル・ブライソンは、合州国の(おもに)紀行作家。ここにあげられた4冊のうち、現在邦訳があるものはおそらく『イギリス見て歩き』だけと思われます。ほかの3冊については、森山が勝手に邦題をつけました。

また、Planned Parenthood Federation of Americaは、妊娠中絶に反対する勢力に対抗する団体のようです。フェルトのこの本もやはり邦訳はないようなので、便宜的に邦題をつけました。なお、原著(Bantam Dell Pub Group, 2004)には「The Right-Wing Attack on Women's Rights and How to Fight Back(女性の権利に対する右翼の攻撃、および、どうやってやり返すか)」なるサブ・タイトルがついています。(森山)
by soundofmusic | 2005-01-01 05:10 | アンケート2004-2005


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