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またもやアメリカが教えてくれた

今月はアマゾンとイーベイばかりで、レコ屋にあんまり行けてなかったので、出かける前に一瞬だけ池袋のユニオンに立ち寄り、目をつけていたakiko『リトル・ミス・ジャズ・アンド・ジャイヴ』が見事に30%オフになっていたところを無事捕獲してから、山手線に飛び乗った。

「サウンド・オヴ・ミュージック」の最新号をお読みになった方は、2か所に名前が出てきたスリム・ゲイラードの名前を、あるいは覚えているかもしれない。akikoのこのゴキゲンなCDには、スリム・ゲイラードの「フラット・フット・フルージー」のカヴァーが入っているし、ジョン・ヘンドリックスがルイ・ジョーダンに書いた「アイ・ウォント・ユー・トゥ・ビー・マイ・ベイビー」も採り上げられている。そう、雪村いづみが「恋人になって」の邦題で歌っていたあの曲です。

というわけで、タイトルどおりジャズとジャイヴを中心にした、まったく現代的でないこの趣味のアルバム、プロデュースは小西康陽、と書くと、あぁー、という声がどこからともなく聞こえてきそうだ。

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渋谷オーネストにて、テリー・アダムズ&スティーヴ・ファーガソン・クァルテット・フィーチュアリング・トム・アルドリーノ&ピート・トイーゴを見た。

アダムズはNRBQのピアニストで、ファーガソンはQの初代ギタリスト。ドラムのトムもQのひとで、ベースは知らないひと、ということで、NRBQ感は6~7割といったところだろうか。とはいえ、Qの最大の魅力である、型にはまらない自由な感じは健在。いちいちこんな持って回った言い方をするのは、自由であろうとして逆に窮屈になっている音楽が意外と多い気がするからなんだけど。

なんといってもテリーとトムのコンビネーションがいちばんの聞き物。適当に弾き始めちゃえばあとはみんながついてくる、と言わんばかりのテリーのピアノ。和声とリズムはジャズの影響を色濃く受けているのは明白だけど、ジェリー・ロール・モートンであると同時にジェリー・リー・ルイスでもあるかのような、つまりはアメリカ音楽そのもの。そういえば誰もQのことを、ロックとジャズを融合した、とかいわないものね。いちいち。

教科書的に言えばロックとしてもジャズとしてもまず失格で、それでもやっぱり最高としかいいようがない、トムのドラム。ドラムを歌わせるという点では、シェリー・マン、ピート・トーマス、リンゴ・スターなんかと同じ流れを汲むはずだけど、こんなにメロディックなドラム、やっぱりほかにはいない。

サンタナとかあっち方面の、仙人系のルックスのファーガソンは、なんだか鬱屈した怒りを溜め込んでいるように見えて(実際のところは不明)、怖かったが、アダムズに「マイ・オールド・フレンド」と紹介され、続いて彼が興に乗って♪まぁーーい・おーるど・ふれぇえーーんど♪と歌いだすと、真顔で「新曲か?」と返していたのがやたらとおかしかった。

モンクの曲や、わしにはモーズ・アリスンやバンバンバザールでおなじみの「プリーズ・ドント・トーク・アバウト・ミー」なんかも嬉しかったけど、「ロッキン・イン・リズム」もよかった。日本のQファンは、デューク・エリントンのこの曲を知らなかったみたい。口の中で何度か繰り返してみると、「ロッキン・イン・リズム」って、いかにもQのために用意されたタイトルのような気がしてこない?

どうでもいいが、トムのすぐ背後のビロードの幕が、なんとなくシャッグスを思い出させたことを書いておく。

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23日のセット・リストが出ました

マジックさんが3曲もかけたベニー・シングスには、そのたびに反応してしまった。どこかで聞いた名前だと思っていたら、ようやく今日になって思い出した。

青森に引っ越していったKさんと百軒店のBYGで会ったとき、最近良かったもの、といって薦められたのだった。そのときは、「ギルバート・オサリバンとなんとか(失念)があわさったような感じ」と言われて、「それってめちゃくちゃよさそうじゃないですか!」と答えたのだった。

探してみようっと。
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by soundofmusic | 2006-07-31 13:46 | 日記 | Comments(0)

リスト Vol.55 2006.07.23 ゲスト:岡村義秋&マジック(セツナイト)

***森山兄***
1 HERB ALPERT & THE TIJUANA BRASS / MY HEART BELONGS TO DADDY
2 PAUL DESMOND / MRS. ROBINSON
3 DUKE ELLINGTON / I WANT TO HOLD YOUR HAND
4 アン・サリー / ハヴント・ウィ・メット
5 KENNY RANKIN / MOUNTAINS & MARYANN
6 ママレイド・ラグ / ワトスン
7 OSCAR BROWN, JR. & SIVUCA / NOTHING BUT A FOOL
8 RAUL MIDON / SITTIN' IN THE MIDDLE
9 ELLA FITZGERALD / I WONDER WHY
10 オリジナル・ラヴ / 青い鳥

<コメント>
1 最近何枚か黄金期のアルバムをまとめて聴く機会があり、疲れなくてなおかつ気持ちいいサウンドに感銘を受けました。たいへん良質のイージー・リスニング。
2 デイヴ・ブルーベックとともに一時代を築いたアルト・サックス奏者が全曲サイモン&ガーファンクルのナンバーで固めたアルバム『明日に架ける橋』より。ようやく中古CDを発見。
3 エリントンがビートルズをモンドな感じでカヴァー。『エリントン'66』より。
4 ロハスとか癒しとか? ケニー・ランキンのカヴァー。
5 ゴードン・ライトフットのカヴァー。
6 サニーデイ・サービスをはっぴいえんどだとすれば、ママレイド・ラグは大瀧のソロ(メロディ・タイプ)か?
7 ミュージカル「ジョイ」のサントラより。シヴーカの尋常でないハイトーン・ヴォイス。
8 最近もの。盲目系のSSW。現代版ホセ・フェリシアーノか。
9 69年、ロンドン録音のリプリーズ盤『エラ』より。「サヴォイ・トラッフル」なんかをやっている。この曲はランディ・ニューマンのペンによるソウルフルなナンバー。
10 レオン・ラッセル「ブルーバード」のカヴァー。初期オリ・ラヴっぽいフリーソウル。カヴァー・アルバム『キングスロード』より。

***森山弟***
1 Marianne Faithfull / As Tears Go By
2 雪村いづみ / 東京ブギウギ
3 小島麻由美 / 眩暈
4 Sergio Mendes / Mas Que Nada
5 ゆらゆら帝国 / 太陽のうそつき
6 Dr. Feelgood / I Don't Mind
7 Pirates / Drinking Wine Spo-Dee-O-Dee
8 サニーデイ・サービス / 96粒の涙
9 Lucinda Willams / Metal Firecracker
10 フィッシュマンズ / いかれたBaby

<コメント>
1 当たり前だけど、ミックが歌うよりいいですね。
2 キャラメル・ママとのコラボレーション・アルバムより。オリジナルはもちろんブギーの女王、笠置シヅ子。曲後半の演奏/歌唱とも完全に洋楽なのがショッキング。
3 2003年発表の、通算5枚目くらいのアルバム「愛のポルターガイスト」より。ひょっとしてこの人天才なのかな、と思わせるよいアルバムです。
4 ブラック・アイド・ピーズ来日記念。
5 渡哲也とキムタクが出演しているジョージアのCM(二人がバスの中で双子に凝視されるやつ)を見るたびに、なんかゆら帝っぽいなと思うんです。
6 「Down By The Jetty」より。英国音楽好きは必携です。念のため。
7 髑髏サイコー。ドクター・フィールグッドの生みの親。
8 愛と笑いの夜からもう10年ですか… 
9 今年に入って今さらよく聴いてる女性SSW。ブルーズのエッセンスが音楽に深みを与えてます。
10 耳から這入って身体を満たす不思議なグルーヴ。

***オカムラ(PEACH HIP)***
01. Q-TIP "Even if it is so" from VA "New York Soul"
02. HARVARD "Unholy" from "ORACLE"
03.THE ROLLING STONES "Undercover of the night" from "UNDERCOVER"
04.PIL "Bad life" from 12" single
05.!!! "Pardon my freedom" from 12" single
06.BLOC PARTY "Tulip (Club version) " from 12" single
07.JOSHUA "Your world is over" from "A Whole New Theory"
08.envy "The spiral manipulation" from "All the footprints you've ever left and the fear expecting ahead"
09.GLASSEATER "Holiday" from VA "Rock music ~a tribute to weezer~"
10.DR.BUZZARD'S ORIGINAL SAVANNAH BAND "Call me" from DR.BUZZARD'S ORIGINAL SAVANNAH BAND GOES TO WASHIGTON"
11.WINGS "Silly love song" from "At the speed of sound"
12.LOU REED "Satellite of love 04 (DUB HANDS "RETOUCH")" from 12" single
13.FAFA MONTECO "Saturday" from 12" single
14.HARVARD "Loden" from "ORACLE"
15.DR.BUZZARD'S ORIGINAL SAVANNAH BAND "Once there was a colored girl..." from "DR.BUZZARD'S ORIGINAL SAVANNAH BAND GOES TO WASHIGTON"

<コメント>
01=サマソニにはやって来て、往年のトライブの曲やってましたけど(それならトライブで来ればいいのに…交渉したが無理だったかな)、アルバムの方は2ndをオクラ入りさせ、昨年(2005年)出る予定の3rdも未だ未定のままというQ-TIP。これは未発表曲ですが、やっぱりジャズをやるにしてもこの人の場合、センスが違いすぎると改めて脱帽しました。

02. 14=現代の渋谷系、HARVARD。多分、最先端の音を聴いてる人には今さらな音だとは思うのですが、やっぱり単純にメロディの良さと程よい高揚感は聴いてて気持ちが良いので大好きです。

03=何年寝かしで再生した曲。前は変な曲ぐらいにしか思わなかったのですが、ベスト盤に入ってるのを聴いて今が旬だと感じました。そうしたらDJ CRYSTALもかけていて、「おおっ、シンクロニシティー」と勝手に喜んでました。

04=数年前からクラブでニューウェーブがもてはやされているのは聞いていたのですが、実際それらしきものを買って聴くと難解なものが多くて…という事が多かったです。でもこんな「本当はアヴァンギャルドなオレがディスコやってみたりして」な感じの曲ならギリギリOKでしょう。

05=続いては現代版PILといった感じの!!!(chk chk chk)。パッと聴きのインパクトは弱いのですが、この曲に込められた熱量はハンパないっスよ。ライブで見たいバンドです。

06=続いては現代のスミス(モリッシーファンに怒られるなぁ)、ブロックパーティー。これも最初は「これでクラブヴァージョン?」というインパクトの弱さだったのですが、ジワジワとキましたね。ボリューム高めで聴いてもらいたい曲です。

07=ここから3曲は僕にとって初のエモ~ハードコア入りのDJセット。JOSHUAはとにかく曲、そしてエモっぷりが素晴らしいバンドで、エモってどんな音楽?って聞かれたら、まずこの曲を聴かせたいです。

08=僕のハードコア金字塔。envyはもうすでにハードコアというジャンルなのかも分からなくなっていますが、とにかくエモーショナル!と一言で。

09=エモバンドによるWEEEZERトリビュートアルバムから。基本は直球カヴァーで後半にスクリーモしております。ちなみにこのアルバム、ファーザー・シームズ・フォーエヴァー、ミッドタウン、アタリスなどエモ好きにとってはなかなかのメンツになっております。

10. 15=ここからはPPFNP的選曲になってきてますね。サヴァンナバンドって本当に低音ないなぁって他の曲と並べて聴くと思うのですが、それがこのドリーミーさを生み出す秘訣なのかとも考えたりして。

11=普通に有名な曲ですが、この曲も僕にとっては再発見したものなんです。昨年、この曲のリエディット・ヴァージョンが出ていて、それを聴いて良いなと思って、オリジナルの方を棚の奥から引っぱり出したという一品でした。現在のリミックスではない、リエディット文化は面白いですよね。あくまで音色を変えることよりも原曲の持つ「うまみ」を逃さずに高揚感を保つ編集をする、簡単にいえばリミックスの先祖帰りの発想なだけですが逆に新鮮に感じますね。

12=へぇ~ルーリードがハウスかぁ、すごい世の中になったもんだと感心した1曲。

13=ズバリ、シカゴの「サタディ・イン・ザ・パーク」のハウスヴァージョンです。

***マジック***
1 Only Child – Show me love (Benny Sings version)
2 Benny Sings – Below the waterfall
3 Chunking – Bubble Love
4 Data80 – Love was made for Two
5 Piotre Kiwignon – Twisting(In my mind)
6 Kascade – Its you, Its me
7 Domu – Like this
8 Cinematic Orchestra – Man with the Movie Camera (Domu slow motion remix)
9 Air – Cherry Blossom Girl
10 Zero7 - Futures
11 James Taylor – One Man Parade
12 Chris White – Spanish Wine
13 Benny Sings – Me and my guitar

<コメント>
今回の選曲は、海外のネットラジオやネットのCDショップで試聴して気に入った曲を中心に選曲しています。ネットの試聴はビッグネーム以外のミュージシャンに接する機会を増やすことが出来るのでとても楽しいですね。

1.2.10 Sonar Kollektivというレーベルのオランダのシンガーソングライターの作品。最近の作品ですが、マイケルフランクスやバートバカラックのようなポップセレブリティに通じるセンスとマナーを感じることが出来ます。ネット等で本人の写真を見てみたのですが、セレブどころか田舎の工場労働者のようにダサく、そこがまたかっこいい。
3 イギリスのダウンテンポ系の作品。世界的に無名なはずですが、なぜかフィリピンのCDショップで大プッシュされていておかしかったです。
4 ダフトパンクの露骨なパクリ。オリジナルよりポップで良質になっているところが小山田圭吾の作品群を見ているようです。Jetset Recordという日本のレーベルから最近再発されたらしい。
5 クラビネット風のシンセ+ボコーダー女性ボーカルを巧みに駆使したハウスナンバー。個人的にはインターネットでの最高の掘り出し物です。多分、日本で4枚ぐらいしか売れてないでしょうね。
6 初めて聴いたときにいいと思ったので使用しました。ボーカルは外人のくせに宇多田ヒカル風。
7 クールなコード進行と重いビートが見事にブレンドしたDomuの名曲。ちなみにDomuはロンドンのハウス系プロデューサー兼ミュージシャン。どちらかというと70’sフュージョン風のサウンドを織り交ぜるのが得意。
8 昔のロシア映画に勝手にBGMをつけた作品だそうです。DomuがRemixしてより快楽的なサウンドに仕立てています。
9 特別な仕掛けがあるわけではありませんが、Airの甘酸っぱい良質なポップソングです。
10 Zero7のニューアルバムは、ギルバートオサリバン風の新たなボーカリストを起用。
11 恥ずかしながら最近このアルバムを知ったのですが、素晴らしいですね。PPFNP向き。
12 76年製のビーチボーイズ風ポップバラード。何とも切なく心の琴線に触れるものがあります。

***森山弟***
1 Roy Ayers / Coffy Is The Color
2 Lou Reed / Look Down The Road
3 Pogues / Fiesta
4 Young Rascals / Groovin'
5 Lovin' Spoonful / Do You Believe In Magic
6 Uncle Tupelo / Blue Eyes
7 真心ブラザーズ / マイ・バック・ページ
8 Maggie Bell / I Saw Him Standing There
9 Fastball / 'Till The End Of The Day

<コメント>
1 フォンキー・ヴィブラフォニストによる映画「コフィ」のサントラより。
2 ブルーズ・ムーヴィ「ソウル・オブ・ア・マン」サントラより、スキップ・ジェイムズのナンバーをルーのごきげんなアレンジで。
3 アイリッシュ・パンクの雄、ポーグス。ファンクもブルーズもアイリッシュ・フォークもパンクも、みんな腹違いの兄弟みたいなもの。
4 グッド・タイム・ミュージックのクラシック。20歳までに買っておきたい同名アルバムより。
5 もうひとつのグッド・タイム・ミュージック・クラシック。こちらも20歳までには買っておきたい同名アルバムより。
6 信頼の品質ライノがお届けする、カントリー・ロックの神グラム・パーソンズのトリビュート盤より。GP魂を現代に継承するオルタナ・カントリーの雄アンクル・テュペロによる模範的なカバー。
7 ディラン自身が主演の映画「ボブ☆ディランの頭のなか」のサントラより。真心ブラザーズのバージョンが採用されるというのは快挙ですね。好盤「King Of Rock」収録です。
8 英国のパンチが効いた女性ボーカルによるビートルズのカバー。歌詞はもちろんタイトルまで「Her」から「Him」に変わってます。
9 キンクス(とレイ・デイヴィス)のトリビュート盤より。レイとブラーのデーモンによる「ウォータルー・サンセット」(感涙モノ)も収録されてます。

***森山兄***
1 オリジナル・ラヴ / エミリーはプレイガール
2 JACK JOHNSON / THE 3 R's
3 CORINNE BAILEY RAE / PUT YOUR RECORDS ON
4 MADELEINE PEYROUX & WILLIAM GALISON / THE WAY YOU LOOK TONIGHT
5 THE PAT MORAN QUARTET / PICK YOURSELF UP
6 夏木マリ / 死んだ男の残したものは  
7 ED THIGPEN / CLOUD BREAK (UP BLUES)
8 WES MONTGOMERY ALL-STARS / I'M GONNA SHOUT
9 PEGGY LEE / SEE SEE RIDER
10 LIZA MINELLI / USE ME
11 DOROTHY ASHBY / INVITATION
12 BEN SIDRAN / BEN SIDRAN'S MIDNIGHT TANGO
13 ELVIS COSTELLO & BILL FRISELL / I STILL HAVE THAT OTHER GIRL
14 THE PIED PIPERS / DREAM
15 MICHEL LEGRAND / MARINS, AMIS, AMANTS OU MARIS

<コメント>
1 やはりカヴァー・アルバム『キングスロード』より。最初期ピンク・フロイドの曲。シド・バレットって死んだんでしたっけ?
2 「キュリアス・ジョージ」サントラより。ボブ・ドロウの「スリー・イズ・ア・マジック・ナンバー」の替え歌。ここでの3つのRとは読み・書き・計算でなくて「Reduce, Re-use, Recycle」だそう。
3 今年の夏にジャストって感じでいいですね。現代のリンダ・ルイスとかいわれてそう。
4 現代のビリー・ホリデイとかいわれてそう。ジェローム・カーン作のスタンダード。ウディ・アレンの映画で使われそう。
5 楽器と歌をこなす混声ジャズ・コーラス・グループ。態度/ノリとしてはネオアコのバンドとかベルセバとかに近いような(適当)。
6 作詞:谷川俊太郎、作曲:武満徹。
7 オスカー・ピーターソン・トリオで名を挙げたドラマーが脱退後に出した名盤『アウト・オヴ・ザ・ストーム』より。急速調のブルース。
8 ウェス、キャノンボールらによる西海岸録音。ジャンピーなゴスペル。ヴォーカルはジョン・ヘンドリックス。
9 これももとはゴスペルですね。
10 ショウ・ビズ系シンガーによる、ニュー・ソウルの旗手、ビル・ウィザースのカヴァー。
11 ハープ(ハモニカでなくてクラシックで使うほう)でジャズをやる変り種。ブラニスラウ・ケイパーによるミステリアスな雰囲気のスタンダード。
12 スティーヴ・ミラー・バンド(昔シドランがメンバーだった)がオリジナルだと思う。
13 コステロとバカラックの共作アルバムの曲などをコステロとビル・フリーゼルがジャズ風にアレンジしたアルバム『ザ・スウィーテスト・パンチ』より。ヴォーカルはコステロとカサンドラ・ウィルソン。
14 ジョニー・マーサーとかフランク・シナトラとかのバックで活躍したコーラス・グループ。ジョー・スタッフォード在籍。おもに40年代に活躍。
15 作曲者のルグラン自身による、「ロシュフォールの恋人たち」のインスト版アルバムより。

***おまけCD「ホワイト・アルバム」曲目***
1 THE dB'S / BLACK AND WHITE
2 ELLIOTT SMITH / BLED WHITE
3 TOMORROW / MY WHITE BICYCLE
4 T.REX / RIDE A WHITE SWAN
5 SERGE GAINSBOURG / BLACK AND WHITE
6 ANANDA SHANKAR / SNOW FLOWER
7 ピチカート・ファイヴ / 自白剤
8 KENNY BALL AND HIS JAZZMEN / CASABLANCA
9 BOBBY DARIN & JOHNNY MERCER / BOB WHITE
10 10cc / ICEBERG
11 トーキョーズ・クーレスト・コンボ / 白い恋人たち
12 NARA LEAO / RETRATO EM BRANCO E PRETO
13 DONOVAN / THE LITTLE WHITE ROAD
14 MELLOW CANDLE / MESSENGER BIRDS
15 ゆらゆら帝国 / 太陽の白い粉
16 BELLE AND SEBASTIAN / BLACK AND WHITE UNITE
17 サニーデイ・サービス / 白い恋人
18 PACHECO & ALEXANDER / WHITE RIVER JUNCTION
19 NICK LOWE / REFRIGERATOR WHITE
20 PAUL WELLER / PINK ON WHITE WALLS
21 MOSE ALLISON / MIDDLE CLASS WHITE BOY
22 GENE CLARK / WHITE LIGHT
23 BILL MONROE / WHITE HOUSE BLUES
24 ROSINHA DE VALENCA / AZA BRANCA

☆白いものにちなんだ曲ばかりを集めた、「ホワイト・アルバム」です。
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by soundofmusic | 2006-07-30 12:48 | PPFNPセットリスト | Comments(0)

『ジョニー・マーサーを歌う』でいいじゃないか

d0000025_141253.jpg日曜日お越しくださったみなさん、どうもありがとう。お越しいただけなかったみなさん、次回こそはお会いしたいものです。次は9月24日。森山弟の誕生日です。

早くもライヴゲストが決定済み。PPFNPには2度目の出場となる、フォーク・ジャズ・ヴォーカルの旗手、轟渚さんです。詳細は追ってお知らせします。お待ちあれ。

さて、ご存じの方はご存じのとおり、PPFNPではとくに新譜はかからないのですが、妙なもので、買ったばっかりのレコードというのはなぜか使いたくなる。注文していたグラント・グリーンの発掘ライヴ盤は、当日までに届くかと思ったけど、まだ届かない。もう1枚、間に合ったら使うつもりでいて結局間に合わなかったCDが、昨日届いた。

ドクター・ジョンの新作『MECERNARY』がそれで、タイトルから分かるように(分かんないか……)、ほぼジョニー・マーサーの作品集。作詞作曲家として彼が手がけた、1500以上ともいわれる曲の中でもっとも有名なもののひとつが、ヘンリー・マンシーニの曲に歌詞をつけた「ムーン・リヴァー」。

ドクターはお得意のねばっこいサウンドでこの曲も調理している。と書けば、聴きたくなるひともいるかと思うけど、このアルバム、日本盤は『シングス・スタンダード』なるタイトルなので要注意。

これだけの快作にこんな無造作で無神経な邦題をつけるなんて、東芝EMIは、わたしたちはドクター・ジョンの音楽についてもアメリカ音楽におけるスタンダード・ナンバーの意味についてもなにもしらないし、ですからこのアルバムをマジメに売る気もありません、と告白しているのも同然だと思うのだが。

あ、もしかすると、聴いてすらいないのかもしれない。それならそれで、一応つじつまは合うわけだけど……。

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セットリストは週末くらいまでお待ちください。
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by soundofmusic | 2006-07-26 14:12 | 日記 | Comments(0)

ロシア映画に描かれたモスクワはヨーロッパのどんな都市よりも美しく見える

d0000025_20103057.jpgいま、たまたま東京に住んでいるので、ほかの都市に憧れたりということはほとんどない。行ってみたい場所はあるけれど、それはまた別の話。ニューヨークにもニューオリンズにもバルセロナにもイスタンブールにもローマにも、いつかきっと行くことはあるだろう。

しかし今月はなんといってもモスクワだ。フィルムセンターの「ロシア・ソビエト映画祭」に足を運んだ者なら、誰だってそう思うに違いない。それはボリス・バルネット「トルブナヤ通りの家」やアブラム・ローム「ベッドとソファ」といった20年代の作品から、マルレン・フツィーエフ「私は20歳」の描き出す60年代の雪解けの景色を経由して、80年代のウラジーミル・メニショフ「モスクワは涙を信じない」に至るまで一貫している。

「私は20歳」の上映が終った後、ロビーで次の上映を待っていると、いつもでかい声でくだらぬことを口走っている迷惑な老人のとはまた別の老人が、でかい声で、半ば独り言のような、半ば知り合いに話しかけるような具合で(というのは、話しかけられている相手も、知り合いというよりはフィルムセンターでだけの顔見知り、といった感じだったからだが)、「モスクワはいいよな。東京とは違って、そのまま撮れば絵になっちゃうんだからな」とくだらぬことを言っていて、なんぼなんでも監督とカメラマンに失礼な話だと思ったものの、そういいたくなる気持ちは分からないでもない。

それにしても、そんな老人ばかりが跳梁跋扈しているようなフィルムセンターとはどんな場所なのか、と、いつもこのブログを読んでいるひとは疑問に(というか不審に)思うかもしれない。なんのことはない、単に多少いやな空気の漂っている場所というだけに過ぎない。わたしなぞはそろそろ、その空気をとくになんとも思わなくなりつつあるが、ここに比べたら、かの悪名高き浅草新劇場なんて、あきらかに危険な雰囲気がしているだけ、まだマシかもしれない。

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佐藤忠男いわく、映画とは自国のいい部分を拡大して描く「うぬぼれ鏡」なのだそうで、とくに外国に輸出されるようなソ連映画の場合、その傾向は否定できないだろう。そこを差し引いて考えても、それにしてもそれにしても、だ。

バルネットの描くモスクワは、わたしたちが初めて都市というものに接したときの感覚をよみがえらせてくれるし、フツィーエフによる自在な青春のスケッチは、60年代半ばのモスクワは少なくとも東京よりはるかに垢抜けていたのではないかという錯覚(錯覚?)を抱かせる。さらに、ヒロインがだめんずふたり(夫とその親友)を見捨てて、身重のまま颯爽と家を出て行くロームの「ベッドとソファ」(1928年/サイレント!)なぞ、平成初期のトレンディ・ドラマにまったくそのままの設定でリメイクされていても不思議ではない。

昨日の金曜日は、川島雄三のケンカ友達もののコメディ「接吻泥棒」と、やはりケンカ友達もののミュージカル・コメディであるグリゴーリー・アレクサンドロフ「ヴォルガ・ヴォルガ」、そして、第2次大戦中の独ソのスパイ合戦を描いたボリス・バルネットの「諜報員」を見て、満腹してきたのだけど、どれもこれもアメリカ映画に類似しているのはどういうわけだろう。

「ヴォルガ・ヴォルガ」でタイトルどおりヴォルガ川に浮かぶ蒸気船は、アメリカから贈られたという設定だからかもしれないが、あきらかにミシシッピ川に浮かんでいそうな風情なのだ。

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フィルムセンターのこの特集は、あと1週間を残すだけとなった。それでもまだ、「モスクワは涙を信じない」も、落涙必至のチュフライ「誓いの休暇」も、「トルブナヤ通りの家」も見られる。ロシア映画が「難解」で「暗い」なんて、ありゃ悪質なデマですから、こちらを参照の上、足を運んでみてください。

急で間に合わないよという方は、8月5日(土)から18日(金)まで、三百人劇場でも、「ソビエト映画回顧展06」が開催されます。こちらも要チェック。

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さて、いつもこうして映画のこととかを書いて勝手にお勧めしている行為は、はたして誰かの役に立っているのだろうか、と思わぬでもない。ま、映画なんか誰も見に行かなくっていいのですが、明日はエッジエンドでPPFNP。こちらにはぜひとも遊びに来てください。画像は豪華なおまけの写真。
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by soundofmusic | 2006-07-22 20:18 | 日記 | Comments(0)

なんだか名前の分からないバトン

なんだか名前の分からないバトンがyukolonitaさんから回ってきていました。くれるものはもらう、落ちてるものは拾って食べる、とそういう方針ですので、回答してみます。だいたいマジメです。

1.【初めて好きになったアーティストは?】
・洋楽→クラフトワークとか
・邦楽→レベッカとか
U2がシングルのカップリングでクラフトワークをカヴァーしているそうですね。持ってるひと、貸してください。

2.【初めて買ったCDは?】
・洋楽→XTC『オレンジズ&レモンズ』だったかなあ。違うかも。
・邦楽→ハルメンズ。2枚一緒に買った。

3.【今持ってるCDの枚数は?】
不明。3000から5000の間くらいか。

4.【今一番好きなアーティストは?】
去年から今年にかけては、マデリン・ペルー。たぶん、ライヴを一度見たら、憑き物が落ちたように落ち着くと思われる。

5.【1番最近買ったCDは?】
・ガーション・キングスレイ『ミュージック・トゥ・ムーグ・バイ』
ムーグもの。「ペンゴ」や電気グルーヴでおなじみの「ポップコーン」が入っている。

6.【普段言わないけど実は好きなアーティストは?】
マイ・リトル・ラヴァー。言ってるか。
あと、古内東子とか。

7.【解散して残念だなぁ~って思うアーティストは?】
解散してしまったものはしかたないということで……

8.【初めに思いつくソロのアーティストは?】
細野晴臣。

9.【初めに思いつく2人組のアーティストは?】
アルゾ&ユーディーン。

10.【初めに思いつく3ピースのアーティストは?】
YMO。

11.【初めに思いつく4人グループのアーティストは?】
やっぱビートルズ。

12.【初めに思いつく5人バンドのアーティストは?】
意外と思いつかない。5人いたころのカーネーション。

13.【好きなサウンドトラックは?】
無難に『ティファニーで朝食を』とか。あ、それよりも『ハタリ!』のほうが好きだわ。好き好きマンシーニ。

14.【最近1番よく聴いてる曲は?】
よく、でもないけど、コリーヌ・ベイリー・レイ「プット・ユア・レコーズ・オン」は今年の夏にジャスト!という感じで好きですね。

15.【音楽聴くときに使ってるものは?】
CDウォークマンとかPC。

16.【好きな名前のアルバムorシングルは?】
ポール・サイモン「恋人と別れる50の方法(50 Ways to Leave Your Lover)」。
さだまさしがこのタイトルを引用した曲を作っていた気がしたのだけど、いま調べてみたが見つからなかった。

17.【今まで一番気になるアーティストは?】
小西康陽とか。

18.【今までに一番聞いたアルバム】
こういう質問、ほんとうに苦手なのです。分からないのです。よってパス。
昨年はマデリン・ペルー『ケアレス・ラヴ』か細野晴臣『はらいそ』あたりでしょう。今年は、なんでしょね。
今月はMJQ『プラスチック・ドリームス』かもしれない。

19.【バトンを回す音楽好きな6人】
すいません、回しません。欲しい方、どうぞ持って行ってください。持って行ったらコメントをつけていただければ謹んで拝読しに伺います。

以上。

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おくればせながら、来週のPPFNPの詳細をアップしました。

いやはや、次回でPPFNPも9周年。まったく信じられないですね。ゲストは、おなじみのマジックさん(セツナイト)と、初期のPPFNPに遊びに来ていたひとには懐かしいかもしれない岡村義秋くんです。

お楽しみに。
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by soundofmusic | 2006-07-17 23:57 | 日記 | Comments(2)

Pure Pop For Now People Volume 55


2006年7月23日(日)18時~22時

渋谷エッジエンド(Tel:03-5458-6385)
地図。

800円(1ドリンク&おみやげ付き)

DJ:
岡村義秋
マジック(セツナイト)
森山弟(弟)
森山兄(サウンド・オヴ・ミュージック)

ぎりぎりですが、毎度おなじみのPPFNPのお知らせです。
97年の夏にスタートしたので、今回で丸9年。
ゲストDJには、ひさしぶりの岡村くんと、毎度おなじみのマジックさんをお迎えします。
フリーペーパー「サウンド・オヴ・ミュージック」も配布予定。今回の号は自信作です。
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by soundofmusic | 2006-07-17 21:42 | PPFNPイヴェント情報 | Comments(0)

中村とうようはいま、何を考えているか

2006年現在、中村とうようが何を考えているのかは知らないし、ましてや、みなさんが中村とうようのことをどう思っているかなんて分かるはずもないけれど、彼の「ブラック・ミュージックとしてのジャズ」を読んで、昨日は大いに刺激を受けた。早く続きが読みたくって、ふだんそういうことはしないのだけど、仕事中のヒマな時間にも机に向かって読み続けていた。

23日に発行される「サウンド・オヴ・ミュージック」ではジャズを特集するので、そんなこともあって、断続的にジャズについて考えている。もっともそれは、ここ何年かずっと、でもあるのだけど。この特集のためには、1ダースほどのかたがたにご協力をいただいていて、ここのところ毎日のように、ジャズに関することばがぼくのところに届いてくる。そして単純に興奮させられてしまう。控えめにいっても、これだけ充実した号ができそうな予感はひさしぶりだ。ご期待ください。

とうようの本には、油井正一先生が「ジャズはラテン音楽の一種だ」と発言して問題になった(?)ことなんかが書いてあって、たいへん楽しい。「サウンド~」のジャズ特集がどんなものか、とくに変わったことをするつもりはないので、察しのいいひとにはだいたい見当がついていることと思う。

だって、ジャズをそのまんま聴いていれば、ブルースにもラテンにも食指が伸びるほうが自然だし、ハービー・マンとバート・バカラックを同じユダヤ人の音楽としてとらえることだってできるようになる。別にぼくらはジャズを狭い枠から解放してやる必要などなくって、のしのしと練り歩いているやけにしぶといこの猛獣を、驚きの目で見つめてやるだけでよいのだ。

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23日のPPFNPにマジックさんの出場が決定しました。詳細は後日。
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by soundofmusic | 2006-07-12 08:04 | 日記 | Comments(0)

公式なものではない

どんな文章でも誰かの手によって書かれているという驚くべき事実に比べたら、署名があるとかないとか、書き手が有名であるとかないとかはたいした問題ではないのかもしれない、なんてことを、新文芸坐に行ったときにもらってきた浅草名画座のチラシを見ながら考えた。

この劇場は1週ごとに入れ替えで旧作邦画の3本立て上映をおこなっていて、チラシには、1か月分の上映作品と、その紹介文が載っている。その紹介文がえらくグルーヴしていて、現代の映画ジャーナリズムの平均から大きく逸脱している。つまり、よそではなかなか読むことができない類の文章ってこと。

ふたつばかり転載しておこう。

トラック野郎/突撃一番星(78年/鈴木則文監督)
天下御免の白ナンバー・一番星の桃次郎が、エアー読めない熱烈アタックで今回もスベりまくる、お待ちかねの爆笑巨篇! UFOブーム到来の桃サンが巨乳美女に一目惚れ。下心丸出しの接近遭遇を試みるも、ブスに惚れられ大慌て! イルカ・アワビ・キリンと、桃サンが畜生相手に大活躍の人気シリーズ第7弾!


横浜暗黒街・マシンガンの竜(76年/岡本明久監督)
日本の母・三益愛子が何とギャング役に挑戦! マザコン文太との母子コンビでド派手に暴れまくる異色のハード巨篇! 大量の麻薬を強奪した文太・愛子が、サツもヤクザも片っ端から敵に廻してくり広げるマシンガン片手の大銃撃戦! 中島ゆたかがセクシー全開で体を張れば、三益愛子も掟破りの入浴シーンで対抗だ!


こんな調子で、あおる、あおる。観客をその気にさせるという点では、最高レヴェルの宣伝文句ではあるまいか。残念ながら、この映画館、あんまり環境がよくないので、実際に行くとなるとなかなか気が進まないのではあるけれど。

いま調べたら、なんとホームページができていて、紹介文も読むことができるので、みなさん、ぜひチェックしてみてください。「浅草名画座スタッフによるコメントです。公式なものではございませんのでご了承ください」の注意書きがほほえましい。
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by soundofmusic | 2006-07-07 10:53 | 日記 | Comments(0)

夏の訪れを感じながら、ジャック・ジョンソン一派で生き残るのは誰かについて考えてみる。

d0000025_22421319.jpg「無農薬の野菜を好んで食べたりしそうなオーガニックなSSW」だとかいうくくりでジャック・ジョンソンとラウル・ミドンとコリーヌ・ベイリー・レイを一括したら、本人たちは不満の声をもらすだろうか。誰が生き残るかなんてことは5年もすれば分かることで、その、5年たてば分かることをいま知ろうとしても無理な話だ。

遅ればせながらジャック・ジョンソンの『イン・ビトウィーン・ドリームス』と『キュリアス・ジョージ』を(安かったので)まとめて買ってきて、どっちをよく聴いているかといえは猿のほうなのだが、それは内容とは別の理由があるからで、見づらい写真(手前のほう)を見てもらうと分かるとおり、『イン~』は、紙ジャケットを開いて、内側からディスクを出し入れするようになっている。

誰でも経験をお持ちかと思うが、この手のパッケージは、数十回ディスクを出し入れしていると、ほぼ確実に開口部の端っこが破けてくる。ジョンソンよ、ジャケットに再生紙を使うだとかもけっこうだけど、こういうものを平気でリリースしてしまうひとは、あんまり信用できない気がしてしまうぞ。

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ついでに書いておくと、こちらは数年前のもので、また、ずっと知名度は落ちるし、ジャック・ジョンソン一派でもないけれど、リビー・カークパトリック『グッドナイト・ヴィーナス』(写真奥)も、なかなかよい。

よくしらないメーカーが、輸入盤に解説をつけて流通させていて、しかしまあこれが、帯の裏ジャケ側が、裏ジャケの全面を覆う大きさになっていて、そこに解説が印刷されているという仕様。しかも、その巨大な帯にはミシン目がないので、折りたたんでブックレットにはさむことができず、要するに保管に非常に困る。

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デザイナーもレコード会社のディレクターもアーティスト本人も、いったい自分で金を出してCDを買ったり、使い勝手のいいデザインがどういうものか考えたりはしないのだろうか。

いい音楽が粗雑に扱われるのはあまり気分のいいものではない。
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by soundofmusic | 2006-07-01 00:42 | 日記 | Comments(0)