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恵比寿のハロルド・マクネア

土曜日のPPFNPにお越しくださったみなさん、ゲストDJのどんまいさん、マジックさん、どうもありがとうございました。おかげさまでたいへん楽しい晩になりました。7、8年ぶりくらいに大規模(8人くらい)打ち上げをおこなおうとしたら、PPFNPの指定レストランであるところの道玄坂のビルディはほぼ満席。土曜日なもんで。

その後2軒くらい回ったらやっぱり満席で、ようやく居酒屋に入って愉快に呑んだり食ったり。帰りの渋谷駅はものすごい混雑でびっくり。帰って2時ころ寝て、昨日の日曜日は朝9時から夜9時半すぎまで労働。というか、職場にいただけともいいますが。

なんだか勢い余って、雨の中、恵比寿西口のバー・ジャムでの生音ジャズ・イヴェント、「gokunama」へ。チャージなし、ドリンク代のみとのことでおそるおそる行ってみたら、音楽は気持ちいいし、音量は控えめだしですっかり楽しんできました。自分以外のひとがハロルド・マクネアをかけるの、初めて聴いた。

来年でPPFNPは10周年。ブレイク目指してちょぼちょぼやっていきたいと思いますのでぜひ遊びに来てください。次回は1月20日(土)開催です。

恒例の、「サウンド・オヴ・ミュージック」年末アンケート、今年も実施します。冷え性の森山が寒い部屋で小さくなって作業する様子を不憫だと思うのなら、余計な世話をかけずに〆切りまでにご提出くださいませね。
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by soundofmusic | 2006-11-27 15:39 | 日記 | Comments(0)

イッツ・トゥー・レイト

d0000025_0161441.jpg今年最後のPPFNPが迫ってきました。今度から土曜日開催になったのであさって、25日です。お間違いなきよう。

おまけ、なかなかシブいのができました。いつもどおり、なかなかほかでは聴くことのできない感じのアルバムになっていると思います(1曲1曲は別に珍しくないですが)。ぜひ、もらいに来てくださいね。

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パリで「イースター・パレード」を見て、そのあまりの豊かさに驚き、昨日は昨日でスパイク・リーの「インサイド・マン」のバランス感覚に感心し、古今のアメリカ映画をよりすぐって見られるのだったら何年間かそういう生活をするべきかもしれない、と感じたのだったけど、新文芸坐からシネマヴェーラ渋谷に移動して、東映時代劇特集で沢島忠の「海賊八幡船」「家光と彦左と一心太助」を見たら、あ、このひとがいるんだったら日本映画でいいや、とあっけなく前言撤回したくなってしまった。しかし、「でいいや」ってのは失礼だぁね。

「海賊八幡船」は、16世紀、狭い日本を飛び出して南洋に交易に出かける水軍を描いた海洋大冒険譚。南の島で土人に追われてつかまって、木にくくりつけられてしまったりする。あれ、自分は今、時代劇を見ていたのではなかったか?

「家光と彦左と一心太助」はふとしたことで、将軍家のお世継ぎと市井の魚屋が立場を入れ替える話。中村錦之助が2役を演じていて、まあだいたい想像はつくのだけど、殿様のあまりのおっとりぶりと魚屋のとんでもない威勢のよさの落差に爆笑させられる。

2本とも、スコンと突き抜けた青空が印象的。その青空をキャンヴァスにして広がるのは、カラフルな船の帆だったり、豪華絢爛な着物だったり。誰か、MGMのミュージカルと、沢島忠の時代劇ミュージカルをいっしょに上映する企画を立ててはくれまいか?

その前に、はやく誰か沢島忠を「発見」しろ。まだご存命なんだから。ついでにシネマヴェーラ渋谷にかけつけろ。お客さん入ってないから。監督が亡くなってから、映画館がなくなってから、いい監督だった、伝説の映画館だった、なんていったって遅いんだぜ。
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by soundofmusic | 2006-11-23 23:49 | 日記 | Comments(0)

彼は眠れない

夏に女の子が生まれた友達の家に、遊びに行った。もっと早く行くつもりだったのに遅くなってしまったのは、出産祝いにレオ・レオーニの絵本をリクエストされていたのを、スノッ部の部員らしく、せっかくだから英語版にしようと妙な気を起こして、イーベイで落札したはいいが届かず、またほかで手配したりしていたから。というのは半分しかホントではなく、単に自分の用事で忙しかったからに過ぎない。

赤ん坊は最近、どこにでもいるけれど、実際に触る機会はわたしにはあまりない。抱いてみると、ずしりと重い。すぐに泣きそうになるので、脇の下をつかんで持ち上げ、甲高い声を出してあやす。なぜ赤ん坊は、高く持ち上げると機嫌を直すのだろう。大人にも応用できたらいいのに。

いつのまにか、小さい手がわたしのシャツのボタンをはずし、体をまさぐってくる。お嬢さん、まだ早いよ。

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土曜日は、喫茶銀座のイヴェント「ジャズ・エ・ジャズ」へ。音が大きすぎない、照明が暗すぎない、場所が喫茶店で椅子があるので立っている必要がない、チャージがない、とよい意味でないないづくし。店員さんの「飲み物のお代わりはいかがですか?」攻撃がやや熾烈だが、それ以外は問題なし。

ひとりで行ったので、2時間くらいで退散する予定だったが、居心地がいいのと、ひさしぶりの知り合いに会ったのとで、すっかりくつろいでしまう。「若いひとたちがやっているおもしろいイヴェントはあるのだろうか?」と、年寄り(pronounced:トショーリ)がするような話をひとしきり。

いくらホームページにメニューの値段が書いてない妙な店とはいっても、喫茶銀座はその名の通り喫茶店だから、音楽目当てでないお客さんもちらほらやってくる。3人組くらいのおじさんとおばさんが入ってきて、「音がでかいな」といって席に着く前に帰ってしまった。

淡いジャズ、濃いジャズ、直球なジャズ、変化球なジャズ、とゆったりとしたグラデーションが描かれて、いい時間でした。
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by soundofmusic | 2006-11-19 19:09 | 日記 | Comments(0)

金曜の夜、サラリーマン

7時半に仕事を終えて、這う這うの態(無論、比喩)で早稲田に向かい、早大文学部正門斜め前の茶箱にたどり着くと、バカでかいスピーカーからKAT-TUNの「SIGNAL」が流れていた。2回くらいしか聴いたことないけど、いい曲。

少ししていったん外出、15年ぶりに早稲田のキャンパスに足を踏み入れ、学食でご飯を食べてからまた戻ってくると、タイツの「どーせ、死ぬんだ!」とムーンライダーズの「ヴィデオボーイ」でお客さんが楽しそうに踊っていた。

ここらあたりで、この「NITRO JENIC」 がたいへんよろしいイヴェントであることに気付いた次第。

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昔のことを知っているひとも少なくなったのであるいはこう書くと驚かれるかもしれないけれど、初期のPPFNPはわりと邦楽色が強くて、ネタを仕入れるためによくレンタル落ちのマキシシングルとか8cmシングルを買っていたものだ。すっかりスノッブ路線を進むわたしのかわりに、最近では森山弟が当初の志を引き継いでいてくれるけど。

セットリストだけ拝見したときは、失礼ながら色物的な感じもあるのかなと思ったものだけど、実際、高音質・大音量で聴くと、キョンキョンの「月ひとしずく」とか、川本真琴の「やきそばパン」とか、かなり胸に迫る。ちゃんとクラブ・イヴェントとして成立していてさすが。洋楽なんて聴かなくてもいいんじゃないかと思えるほどだ。

終わりころ、隣から「杏さゆり。杏さゆり。覚えておいたほうがいいですよ」と耳打ちされた。

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そんなわけで、不定期開催の邦楽イヴェント「NITRO JENIC」、次回はぜひみなさまも遊びに行かれるがよろし。ですがその前に、来週末のPPFNPに、「NITRO JENIC」のどんまいさんをゲストとしてお招きしています。もったいなくも洋楽もかけていただけるそうですが、楽しい選曲になること間違いなし。ご期待ください。

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講座「1950~1960 映画/音楽の旅」、初回がつつがなく終了しました。来年1月と3月の回、受付中ですのでどしどしお申し込みください。なお、初回の内容をまとめたものがあります。見てみたい方、お気軽にご連絡ください。
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by soundofmusic | 2006-11-14 01:27 | 日記 | Comments(0)

Pure Pop For Now People Volume57


2006年11月25日(土)18時~22時

渋谷エッジエンド(Tel:03-5458-6385)
地図。

800円(1ドリンク&おみやげ付き)

DJ:
どんまい(NITRO JENIC
マジック
森山弟(弟)
森山兄(サウンド・オヴ・ミュージック)

ヴ・ナロード! ワーキングクラスにやさしく! 土曜日開催にしてみた今度のPPFNPは、異色の早稲田系邦楽中心イヴェント、NITRO JENICのどんまいさんが初登場。通常のおみやげに加え、早めに来るとロシア経由で帰朝した森山兄のパリみやげがもらえるかもしれません。
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by soundofmusic | 2006-11-10 10:40 | PPFNPイヴェント情報 | Comments(0)

当たり前の都市

d0000025_20522551.jpgパリに行ってきました。

レコードについては期待していなかったけど、やっぱりこれといった収穫なし。そもそも、ふつうの中古盤屋ってのがないんだもん。いったいみんなどこでレコードなりCDなり買うのかしらん。

で、何をしていたのかというと、「パリスコープ」を目を皿のようにして眺めて、映画ばかり見ていました。パリ日本文化会館では成瀬巳喜男特集が始まったばかりなので通い詰めだったし、オデオンの映画館ではモーニング・ショウの小津を見、ベルシーのシネマテーク・フランセーズではムルナウやフレデリック・ワイズマンはさすがにことばが分からないのでパスして、チャールズ・ウォルターズの(というよりフレッド・アステアとジュディ・ガーランドの)「イースター・パレード」に酔い、ジャック・タチが名づけたという劇場、ラルルカンでは、いつになったら日本に来るのか分かったもんじゃないウディ・アレンの「スクープ」を見た(英語はよく聞き取れないし、フランス語字幕は読めないから、充分は楽しめなかったけど)。

もしもフランス語を読んだり聞いたりできるのならば、デ・シーカだって、ロッセリーニだって、ジャン・ルノワールだって当たり前のようにスクリーンで見ることができる。

振り返るとたいへんスノッブなやつのようだし、実際、こうして日本語で書いていると思わず「スノッ部」なる部活を始めたくなるくらいのものなのだけど、肝心なのは、パリではこれが当たり前だということ(そういう物言いをスノッブと呼ぶのだが)。

いや違った。パリではこれが当たり前、なのではなく、およそ文明国の大都市たるもの、こうあるべきなのではあるまいか。ではさて、東京は……

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ベルシーのシネマテークには映画博物館もあって、これがまた楽しい。手回しの覗き箱のようなものから、メリエスのあたりの展示を見ていると、絵が動くことの原初的な驚きと喜びに体が貫かれるような気がする。飛行機の中でずっと日本の無声映画時代の本を読んでいたから、よけいそう思ったのかも。

別のセクションには、「ラングロワ事件」に際して届いた電報が展示されている。独力でシネマテークを作ったアンリ・ラングロワが1968年、アンドレ・マルローの文化省によって解任されたとき、世界各国の映画人がこぞってラングロワを支持して、彼なきシネマテークでの自作の上映ストップを要請したのだ。

オットー・プレミンジャー、カール・ドライヤー、チャップリン、オーソン・ウェルズ、日本からもたぶん山田宏一のとりまとめで、三船敏郎だとか京マチ子だとかが連名で電報を打っている。ただひたすら感動。「シネマテークはシャイヨー宮になくちゃ」だって? フン、知らないよ、そんなの。こちとら、遅れてきた青年だもの。

あいかわらず映画を見ながらよく寝てしまうわけだけど、ひさしぶりに背筋がぎゃんと伸びる体験。もっとマジメに映画に向き合おうと思いました。

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写真はあまり撮らなかったが、安くて美味い焼きプリンで株を上げたモノプリで撮った水の写真をご覧ください。左がよくある、500mlの水。右は、5リットルのペットボトル。ちょっとした迫力です。

ついでにトップ画像も変えておいた。シネマテークの位置する巨大な公園の外れ。よく読めないと思うが、「フランソワ・トリュフォー通り」。
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by soundofmusic | 2006-11-08 20:55 | 日記 | Comments(0)