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もう孤独じゃない!

またもや告知ですが。PPFNPの開催、今週の土曜日です。お忘れなきよう。詳細はこちら

さて、すでに告知したとおり、今回のPPFNPでは邦楽中心イヴェント、ニトロジェニックのメンバー3人を全員ゲストにお迎えするわけで、個人的には、とても感慨深いのです。とはいえ、「昔から知ってたアイツラがよくぞここまで……」とか、そういった類のアレではない。なにしろ、きちんと知り合ってまだ半年たっていないので。

でもたぶん、照れくさいけれども、おおげさにいえば、こういうひとたちと会うのを、イヴェントをやりながら、10年間ずっと、待っていたんだろうと思う。もう孤独じゃない! もちろん、ニトロの3人(わたしの知る限り、みな頭がよくて、話がおもしろい)はPPFNPとはまったく関係なく事を始めたわけだけど、ともかく、新しいというのは残酷なもので、ニトロによって、ほとんどPPFNPの存在意義はなくなってしまったと、そういってもいい。

だから、みなさんは、今度の土曜日にエッジエンドに来れば、PPFNPが安楽死する現場に立ち会うことができる。

おもに早稲田の茶箱にておこなわれているニトロジェニック、次回は4月29日(祝)、エッジエンドにて開催だそう。

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ドサクサ紛れに始まった渋谷、メスカリートでのイヴェント「黒の試走車<テストカー>」、とりあえずレギュラー化が決定。毎月第2土曜日、19時~23時です。次回は4月14日。出場はAZ、SZ(ムサシノカチューシャナイトほか)、マジック、チバ(セツナイト)、森山兄。

何年も続くかどうかは分からないので、こちらにもぜひ足をお運びいただきたく。選曲傾向とか、あまりかっちり決めないでスタートしましたが、とりあえずラウンジ的なものをキーワードに据えております。踊る前から踊り疲れているひとびとのためのパーティ。

ムサシノカチューシャナイトについては、またそのうち書きますが、次回は4月21日(土)、早稲田の茶箱にて。

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今日はフィルムセンターで千葉泰樹の「煉瓦女工」を見て、それからディスクユニオンに買い出しに行く予定。目の前の用事を少しずつ先送りして映画を見に行ったりレコ屋に行ったりすることの、なんたる楽しさよ。
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by soundofmusic | 2007-03-28 17:06 | 日記 | Comments(0)

とりあえず完成

d0000025_19312593.jpg間が空いてしまいましたが、恒例の「サウンド・オヴ・ミュージック」のアンケート冊子を作っていました。言い訳じゃないですが、これ、けっこう時間かかるんですよ。これだけに集中すれば進みも早いんだろうけど、映画見に行ったり、遊んだりしながらだと、作業が進まない進まない。

今回、参加はきっかり30人。サイズが小さいというか細長いので、シリーズ初の100ページ超えとなりました。来週土曜日、31日のPPFNPにて配布しますので、お楽しみに。もし来られないけど欲しい、という場合は、メールか、こちらのフォームで、森山までご連絡を。

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ひさしぶりといえば、ニック・ロウ、6年ぶりのアルバムが6月にリリースされるというニュース。メンバーは前作なんかと同じメンツみたいだ。加えて、コマンダー・コディのギタリスト、ビル・カーチェンであるとか、クリッシー・ハインド(プリテンダーズ)がゲスト参加しているのだとか。

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引き続き雑用その他が多くてまだばたばたしておりますので、今日はこれだけ。31日までにはとりあえず全部片付けて、万全の態勢でニトロの3人を迎え撃つ所存です。お楽しみに。
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by soundofmusic | 2007-03-24 19:31 | 日記 | Comments(0)

失われた音楽、あるいは小人たちを指揮するのは誰か

往年の立教で蓮實重彦の映画の授業を受けていたひとが、講義の回想録を不定期にアップしているとのことなので読みに行ってみると、それはなんとまあ、「進め! 2000円札」と題した、2000円札の使用を推進するブログで、2000円札やほかいろいろの記事のあいまに、記憶を元にした蓮實語録がときどき載る形式で、ちょっと妙だが、なかなかおもしろい。

さて、その講義。もしまた今度どこかで話をする機会があったら使ってやろうと思わされるネタがいくつかあって、たとえば、「あなたが生まれた年に作られた映画を挙げよ」とか、「昔はよく使われたけれども最近は見なくなったシーン(技法だったかも)を挙げよ」とか。

森山が生まれたのは1973年で、ルー・リードの『ベルリン』とキング・クリムゾンの『太陽と戦慄』とハービー・ハンコックの『ヘッドハンターズ』の年。映画についていえば、「エクソシスト」「スティング」「ペーパー・ムーン」であり、「仁義なき戦い」と「仁義なき戦い 広島死闘篇」と「仁義なき戦い 代理戦争」の年であり、豊田四郎「恍惚の人」、中村登「塩狩峠」、中島貞夫「鉄砲玉の美学」であり、あとはもうポルノと暴力とアニメで埋め尽くされた感がある。

なんか、イメージとして、わたしが子供のころまでの日本映画のイメージはこれと大差なかった気がする。

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昔はあったけどいまでは見なくなった、のほうは、ちょっと考えるといくつかでてきそうで、たとえば帽子をかぶった成人男子、とか。これは映画の問題というより、風俗がそうなっているからしかたない。

風俗なのか映画の問題なのか、1973年の時点までに日本映画からかなり失われてしまったものとして、「うた」があるのではないかと思う。とくに歌謡映画、ミュージカル映画でなくても、映画では音楽が流れて歌が聴け、劇中のキャバレーではジャズにあわせて白木マリがむちむちと肉を揺すり、別の店に移動すれば、誰も彼もがロカビリーを踊っていた。そういうもんだったんじゃないのか。

当然、そこで流れる音楽は映画のために書き下ろされたり録音されたりした劇伴であるべきで、間違っても既成曲をMTV的に使ってはならない。既成曲を使うならそれなりのマナーというか礼儀というか節度というかつつしみというか、そういったものがあるはずだけど、これはいまどき流行らない考え方みたいだ。

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ジョージ・クルーニー「グッドナイト&グッドラック」は、題材もさることながら、なによりも映画そのものがとことんまでシブく、そのタッチはこのうえなくつつしみぶかい。21世紀にもなって、これほど見ごたえがあるモノクロ映画の新作にお目にかかれることを喜ぶべきだろう。しかも、上映時間は1時間半。

見習うべき点の10や20はすぐに見つかるこの佳作、音楽の使用法にも注意が払われていて、いわゆる劇伴としての映画音楽はない。もちろん、アメリカ産の商業映画だから、劇中に音楽がないはずはないが、それはこの映画の舞台であるTV局のステューディオでダイアン・リーヴスが歌っていたりといった形で使われている。

とはいえ、シーンが変わってクルーニーが廊下を歩いていると、聞こえないはずの遠くのステューディオから歌が聞こえてくるのだから、これは別段リアリティを重視した結果では、たぶん、ない。音楽の出所を観客に知らせるフェアプレー精神のあわられだろう。

映画音楽のよくある例:ラヴ・シーンになると流れてくる、甘美なストリングス。
あるいは:主人公と悪漢との裏町での追いつ追われつを彩る、スリリングなパーカッション。

そうした、約束としての音楽は、どこから聞こえてくるのか。小人たちの楽団が電柱の陰に隠れてBGMをつけているのか。では、指揮するのは誰か。

誰もが一度は感じたであろう、そんな根源的な疑問を、クルーニーも持ったのだろう。ただしその疑問を、いざ自分が映画を撮るときにきちんと思い出すにはある能力が必要で、もしかするとそれを才能と呼ぶのではあるまいか。
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by soundofmusic | 2007-03-16 03:23 | 日記 | Comments(2)

ヘビが出るよ

3月3日のメスカリートでのイヴェント、おかげさまで無事終了しました。なにぶん初めてなもので、機材トラブルで音が出なかったり、お客さんが金を払わずに店を出て行ったり、いろいろあったのですが、まずは楽しくやれました。

朝方、誇張でなくほぼ全員が眠っている時間帯に、セツナイト(マジックさんが主催していた伝説のイヴェント。ニック・ドレイク、ニール・ヤング、グラム・パーソンズを三大神としてあがめる)でご活躍されていたチバさんが回してくれて、選曲、音量ともに異常にクワイエットなプレイでした。無音よりも静かな音楽。DJ観がくつがえされました。

ムサシノカチューシャナイトのAZさん、SZさん、そしてPPFNPでもおなじみのマジックさん、みなさんおもしろい球を投げてきて、おろおろしつつも、夜通し全身で音楽を受け止めるのはやっぱりいいもんでした。

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ただ、やはりオールナイトはきつく、まだ疲れが残っているような有様なので、今度からは土曜日の夜(19時~23時くらい?)の時間帯での開催にしたいと思います。

そう、レギュラー・イヴェント化に向けてただいま折衝中。一応、名前は「黒の試走車<テストカー>」となりました。詳細はまた決まり次第、お知らせします。

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どうでもいいんですが、デイヴィッド・エリス「スネーク・フライト」という映画があって、封切り時の上映はいつの間にか終わってしまったので、2番館に落ちてくるのを網を張っていたのだけどふだんあんまり見ないタイプの映画なのでなかなかつかまえることができず、おとつい、新橋文化劇場でようやく捕獲に成功。

この映画館に行くのは初めてで、まあ、そこまでして見るほどの映画かといわれれば微妙なところなれど、いやあ、これ、面白い。

話というか設定は単純。ヤクザが起こした殺人事件を偶然見てしまった青年が、FBIに護衛されてハワイからLAに飛ぶ。ヤクザは、証言させてはならじと、機内に数千匹のヘビを放つ。で、FBIの捜査官、サミュエル・L・ジャクソンが必死でヘビ退治。

最高にバカっぽくてワクワクするでしょう! なにがいいって、緊張感がまるでないところ。こわいんだけど、ドキッとさせられるところは2箇所くらいしかない。ときおり挿入されるヘビの視点(なんか、緑色でモヤがかかった画面)と、あまりにチープなCGが、この映画があきらかにB級であることを宣言している。

こういう映画こそ、マジメに作らなくっちゃいけない。で、本作は、きちんとそれをこなしている。来月DVDが出るので、ぜひ借りてください。

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勢いあまって、デイヴィッド・フローレス「ボアvsパイソン」も借りてしまったが、これは、映画としても、したがって、それを借りたわたしの行動も、失敗だった。2匹の巨大ヘビが戦ったらおもしろいんじゃないの? という発想だけで、それをどうふくらませるかについて何も考えていない。文字通り、近年まれに見る駄作。

間違わないと思うけど、間違っても借りないように。
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by soundofmusic | 2007-03-08 14:18 | 日記 | Comments(0)