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2001年むにゃむにゃの旅

ふと思い立って何かをするのが苦手、というよりもほとんど不可能なたちで、たとえば今日みたいなよく晴れた休日、朝ごはんを食べているうちにふと思い立って鎌倉とか江ノ島に遊びに出かけてしまうタイプのひとを、ほとんど偉人のように感じてしまう。

初めてバンバンバザールを見たのは2001年の2月の渋谷クアトロ。ダン・ヒックスを見に行ったら、前座で出ていた。その時点では名前だけ知っている状態だったと思うけれども、職場のTVでたまたまかかっていた「新宿駅で待ってた」のPVにびっくりさせられたこともあった。どっちが先だったかは覚えていない。

その後、ぽつぽつとCDを買い集めたりして、ライヴが見たいなあとときどきは思ったりもしたものの思うだけで実行に移すこともなく、気がついたら6年が経過していた。とはいえ、別段6年間始終バンバンバザールのことばかりを考えていたわけではもちろんなくて、ここ最近ではたとえばショップ99のほうが生活の中で大きなウェイトを占めはしていたのだけど、ホームページを見てみるとけっこう頻繁にライヴがとりおこなわれていて、近場で探してみたら下北沢で知らないバンドとツーマンでやることが分かり、じゃあそれでいいや、と予約して、昨日、行ってきた。

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6年前と同じで、趣味性は強いけれどもマニアックでない音楽を終始にこにこしながらやってくれていて、いまちょうど戦前~モダン以前のジャズに興味のある身にはことに嬉しかった。ギター、ベース、ウクレレの3人による、身軽な芸能。いやー、さんざん笑った。

で、もうひとつのバンドは、ブラッデスト・サキソフォンで、この日は彼らの企画。ホーン3本とギターを擁したキザでヤクザなジャズ・バンド。こっちも問答無用にかっこよく、なおかつ、いなたい。

わたしにもしムダづかいしていい金がふんだんにあったら、オールナイトで、蔵原惟繕の映画の上映と彼らのライヴを組み合わせたイヴェントをやりたいところ!

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いま、フィルムセンターでは今村昌平と黒木和雄の追悼特集をやっていて、ライヴの前には、やはり2001年に見て以来の、「とべない沈黙」を見てきた。これはとにもかくにも鈴木達夫のカメラによって記憶され続ける作品。目のよさに圧倒されてしまう。

しかしなによりショッキングだったのは金曜日に見た「恋の羊が海いっぱい」。羊毛のPRのために作られた20分の短篇で、テクニカラーのセットの中でボディ・スーツを着た女たちが踊り、ペギー葉山が歌い、洋装店では狭いところにぎゅうぎゅうづめになった娘たちが異様な早口でおしゃべりし、仕事し、弁当を食べる。男たちはわしわしと羊の毛を刈り取る。

と書いてもどんな映画かよく分からないでしょうが、これはミュージカルなのです。PR映画というジャンル自体、いまでは絶滅していると思われるけれど、その枠組の中でこんな自由なことがおこなわれていた事実に感動してしまうし、そうした変なおまけとか偏見とかを抜きにしても、これは、まばたきをするのが惜しいくらいの傑作。次回上映は5月27日(日)。みなさん、絶対に見に行ってください。

詳しくはこちら
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by soundofmusic | 2007-04-29 14:01 | 日記 | Comments(0)

ハートに効く薬

いくつか。

土曜日は仕事を終えて、毎度おなじみ早稲田の茶箱で繰り広げられ中のムサシノカチューシャナイトに行ってきました。

入ったときかかっていたのはAZさんの回す「アイ・ウォント・ユー・トゥ・ビー・マイ・ベイビー」で、雪村いづみとかルイ・ジョーダンとかがうたっているわたしの好きな曲なのだけど、これは誰のヴァージョンだか分からなかった。SZさんの「ガンバのうた」(アニソン。聴いたの、何年ぶりだろう?)の意外にもカリブなアレンジに驚いたり、ichiさんの山中すみか(アイドル。知らない!)のよさにびっくりしたり、TAGROさんの筋肉少女帯がいろいろあるけど最終的にはポップ、なのに感心したりしました。

AZさんとSZさん(予定)は5月12日の「黒の試走車<テストカー>」に、AZさんとSZさんとichiさんとTAGROさん(予定)は5月26日のPPFNPに、それぞれ出演します。みなさん遊びに来て下さいね。

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ここんとこ風邪なので、日曜日は夜までずっと寝ていた。

もそもそ起き出して調べると、AZさんのかけていたあの曲はビリー・デイヴィスというイギリス人のヴァージョンであるらしく、アマゾンで探すとベスト盤がお手ごろ価格で入手できると分かった。ので、合計金額を送料が無料になる1500円以上にすべく、なにか(単価が)安いものないか、と調べていたら、ビクターからジャズがいろいろ、1000 JAZZというシリーズで出ていることが判明。

いわゆる古典的な名盤ばかりではなく、コテコテものも大量含有。けっこう輸入盤で買っちゃってるものもあるのだけど、モンゴ・サンタマリアとか、フレディ・ローチとか、ジョージ・ブレイスとか、全部1000円。まんまと注文させられてしまった。

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銃について。

長崎市長の銃撃事件の直後、まさに反射的に、「言論に対する挑戦」とかいったコメントが出たりしていた。選挙期間中だったこともあり、ムリもないのかもしれないが、そもそも、要人を狙撃しようとしたら警備が手薄になる時機を窺うのは当然のこと。

犯罪者が犯罪をきちんと遂行するためにおこなった準備を正当に評価しないのは、失礼だ。犯罪も言論も、人間の知的行為のある側面なんじゃあないのか。

アメリカでの銃乱射事件についても思うところはないではないけれど、考えているのはまあだいたい、みなさんと同じようなことだ。

しかし、実際のところ、銃を知らない日本人が、銃は危ないだとかいっても仕方ない気がする(危ないのだが)。それは、鯨を食ったことのないアメリカ人がする鯨の話がまったく説得力を持たないのに似ている。

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ロシア人の28%が天動説を信じ、また、80%のひとが魔法を含む何らかの超自然的な力の存在を信じていることが明らかになったそうだ。科学者たちは一様に衝撃を受けてしまっていたりするのだろうけど、別に驚く必要はない。

このことに限らず、いまでは常識とか教養とかってものは完全に消滅していて、それでどうなったのかというと、日本語のロックの是非とか、クワガタの種類とか、LANケーブルと電話線の違いとか、南京大虐殺があったとかなかったとか、敬語の使い方とか、箸の持ち方とか、世の中のほんとうにあらゆる知識という知識すべて、専門知識ばかり、という状態になってしまった。

別にビートルズなんて聴いたことなくたっていいじゃん。動いてるのが地球だろうが太陽だろうがどっちだっていいじゃん。重要なのは、その28%のロシア人が、地動説と天動説を吟味したうえで天動説を支持している狂信者なわけではない、という事実なのではないですか。

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恒例の、「サウンド・オヴ・ミュージック」のアンケート冊子の内容を、このブログでも読めるようにしました。こちら。ただし、このオンライン版は紙版とは若干異なっておりますので、要注意。……別に注意する必要はないか。冊子のほうが欲しいってひとは森山まで連絡下さい。

また、参加された方で、ブログからの削除、一部訂正をご希望の方、いらっしゃいましたらご連絡下さい。すみやかに対処します。
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by soundofmusic | 2007-04-23 04:23 | 日記 | Comments(0)

前途洋々

土曜日の「黒の試走車<テストカー>」にお越しくださったみなさん、どうもありがとうございました(と、さもたくさんのひとが遊びに来たかのように書いてみる)。

誰にはばかることなく自画自賛しますが、これ、すごくいいイヴェントです。PPFNP同様、ご贔屓に。個人的には、地味すぎたり微妙すぎたりしてPPFNPにハマらない曲も積極的に登用する場としたいかな。

次回は5月12日(土)。DJの顔ぶれ、今回のセットリストなど、情報が入ったらお知らせします。

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昨年の話題作、西川美和「ゆれる」を見た。ひとことでいうとなかなかよくできていて、そして、不快な映画。なにがいやかって、田舎から都会に出てきた人間(監督)が、田舎をこういうふうに“使用”するのが嫌い。倫理的な犯罪じゃないかとすら思う。田舎がいやなら都会に出て行けばいいし、都会がしんどければ田舎に帰ればいい。

腹の中身をぶちまけて「どう、人間が描けているでしょ?」とでも言いたげな悦に入り方が下品。内臓なんて、誰にだってあるんだからさあ。新作「ブラック・ブック」を見て痛感したけれど、ポール・バーホーベンのほうがよっぽど慎み深いよ。

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問題なのは、作りがきちんとしている(conventionalであるという意味)ので、ちゃんと最後まで集中して見終えることができる点。そこが破綻していれば、「くだらない」とひとことで片付けられるのだけど。

いいところも、すごくたくさんある。オダギリジョーと香川照之、どちらからもさりげない凄みのある演技を引き出していた。あまりに凡庸すぎることをしばしばやらかすのが難点とはいえ、伊武雅刀が洗濯するシーンを何度か見せておいて、それをあとでうまく使うあたりのやり方を見ていると、確かな演出力を持っていることがよく分かる。だから、力と技をもっと正しい方向に使ってほしい。

具体的には、自分のオリジナル脚本で撮るのはやめなさい。お仕着せの企画とか、興味のないベストセラーの映画化とか、アイドル映画とか、そういうものを半ばいやいや撮ったとき、意外な傑作ができるのではないか。根拠はないけど。

このひとの将来は約束されたかのように見えるけれど、見ながらずっと、「このひとはここで頭打ちだろうな」と感じていた。もちろん、そんな予想が当たるか外れるかはどうでもいいことだし、また、ふだんからそんなことを考えながら見ているわけでもないけれど。

その点、洋々たる前途が約束されている山下敦弘とは大違いだ。と、これは、「松ヶ根乱射事件」にも「ゆれる」にも新井浩文が出ていることからの連想。

なお、カリフラワーズによるクールなジャズ・ファンク風の音楽は非常によかった。いいとこと悪いところが拮抗していて、わたしにとっては60点の映画。
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by soundofmusic | 2007-04-17 17:53 | 日記 | Comments(0)

イン・ベッド・ウィズ・マリリン

ここのところ、シネマヴェーラ渋谷の特集「魅惑の20世紀フォックス映画の世界」に、わりと熱心に通学している。

上映される17本のうち6本がマリリン・モンローの映画。そのうち3本(キューカー「恋をしましょう」、ホークス「紳士は金髪がお好き」、ワイルダー「七年目の浮気」)を見たところでの感想、というか感慨は、こりゃ、監督はたいへんだったろうな……と。

なにしろ、♪あーあーあの顔(と体)でー、あの声でー、だからね。最初は、こりゃすごいのが出てきた! と誰もが思っただろうが、考えてみたら、このひと、使いようがないのじゃあるまいか。あまりにマリリン・モンローすぎて。

もっとも、いちばんしんどかったのは本人だったろう。ただし、別に有名になんかならなきゃいいのであって、そのことに同情はしない。とはいえ、ここに載っている本人の言葉を読んでいると、現代に生きていたら、「チャーリーズ・エンジェル」に出るとか、いろいろ活躍のしようもあっただろうになあ、と、ちょっと残念に思う。わたしにとっても彼女にとっても。

たとえば、こんな言葉。

Hollywood is a place where they'll pay you a thousand dollars for a kiss and fifty cents for your soul.

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ところで、わたしの知り合いで、ナンパかなんかされたときに「米倉涼子に似てるね」と言われた女子がいる。魅力的だが米倉にたとえるにはムリがある彼女自身、「わたしと米倉には、①日本人の、②女であること、くらいしか共通点はない!」とあきれていた。男が必死になるとなにをするか分からない、という真実のよいサンプルではあると思う。

その伝で行くと、わたしとモンローには、人間であることくらいしか共通点はないわけだけど、もはや、それすらあやしい。同様に、アメリカ映画と日本映画を同じ映画の名の下に語るのも、相当ムリがある。

ジョージ・キューカーの「恋をしましょう」なんて、よくできた映画ではあるけれど、決して映画史に大書されるような名作ではないだろう。それにしたって、たとえばカメラ、たとえばセット、たとえば音楽、たとえばモンロー。まったく勝てる気がしない。

とはいえ、待てよ、アメリカには若尾文子も池脇千鶴もいないわけだし、必ずしも全員が同じ土俵に乗らなくてはいけないという法律はないわけだ。

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告知コーナーです。

3月31日のセットリスト、いつの間にか完全版に更新されています。ご覧下さい。

さて、最後のお願いにあがりました。黒の選挙カー、違った、「黒の試走車<テストカー>」のご案内です。

4月14日(土)19~23時
@渋谷メスカリート
チャージ:500円+1オーダー(500円)
DJ:AZ(ムサシノカチューシャナイト)、ichi(ムサシノカチューシャナイト)、マジック(セツナイト)、チバ(セツナイト)、わたし

前回のセットリストは以下を参照。オールナイトだと100曲くらいかかるんですね。すごーい。

●森山
01.死んだ男の残したものは/夏木マリ
02.AHWAI FIVE-O/GONZALEZ
03.PERFUMED GARDEN/RAH BAND
04.WOMAN'S GOTTA HAVE IT/JAMES TAYLOR
05.バタフライ/カーネーション
06.HEY HEY BABY/BEN SIDRAN
07.FOR WHAT IT'S WORTH/JACQUI NAYLOR
08.I DON'T KNOW WHY THE HELL/HIRTH MARTINEZ
09.EIGHTEEN AND DREAMING/PETER IVERS
10.眠れぬ夜の小夜曲/南佳孝
11.CARIBBEAN MOON/KEVIN AYERS

ライト~メロウ・グルーヴな感じですがあまり統一感なく。後半はややレゲエ風味も加味。

●AZ
01.デスァ・フィナードNo.6/WORLD STANDARD
02.I Want You Back/THE ESSO TRINIDAD STEEL BAND
03.Sebrina, Paste And Plato/Jellyfish
04.湊町レヴュー/MOON RIDERS
05.丸井「ひとりよりふたり」/MOONRIDERS
06.Just Beyond Your Smile/THE TONY HATCH ORCHESTRA featuring JACKIE TRENT
07.黄金の七人/スウィフト・ファイヴ・プラス・オールスターズ
08.ダウンタウン/朱里エイコ
09.土曜の夜に何が起ったか/石川晶
10.時にまかせて/かねのぶさちこ
11.CAT/吉田美奈子
12.フワフワ・WOW・WOW/石川セリ
13.I WOULD GIVE YOU ANYTHING/赤い鳥

●SZ
01.空よ/林有三&サロン'68
02.Don't Get Me Wrong/Bonnie Pink with The Miceteeth
03.Jolie/Cosa Nostra
04.南へ急ごう/Flipper's Guitar
05.グランプリ/大貫妙子
06.Chow Chow Dog/細野晴臣
07.カップルズ -月面軟着陸 ver.-/Pizzicato Five
08.A Dream Goes On Forever/Carnation
09.ボンボンベレッパ~テーマ☆忍/林有三&サロン'68
10.恋は水色/乙葉

●マジック(House- Funk)
01.The Corker/The Rulals
02.Flipjack/Hustlers of Culture
03.Evil Vibrations/The Rebirth
04.One Sweet Love to Remember/Roy Ayers
05.Ice Cream Parlour/Liquid People
06.Now or Never/Afronaught feat. Alison David
07.Amizade/Assassino Daninha
08. Just like a baby/Sly & The Family Stone

最近はDeepHouse系のインターネットラジオを部屋でよくかけていて、その中でのお気に入りをCDで購入してセレクトしました。でも、それとは関係のない最後のSlyが一番場所にフィットしていたようでした(泣)。

●チバ
01.QUIET MOMENTS/LONNIE LISTON SMITH
02.FITTIPALDI SHOW/AZIMUTH
03.YOU AND ME MY LOVE/ROY AYERS UBIQUITY
04.HO BA LA LA/WANDA de SAH
05.WHO NEEDS FOREVER?/ASTRUD GILBERTO
06.LOVE ISLANDS/DEODATO
07.FALCON LOVE SONG/AZYMUTH
08.NAO PODE SER QUALQUER MULHER/MARCOS VALLE
09.BEST IN ME/NICOLA KRAMER
10.SUMMER SOFT/STEVIE WONDER

●AZ
01.我が心の故郷へ/大野雄二
02.God Bless The Child/FiFTY FOOT HOSE
03.Never Existed Before/Minnie Riperton
04.Carnival 2000/PREFAB SPROUT
05.Mas Que Nada/DICK HYMAN
06.Sugar And Spice/the Archies
07.Marins, Amis, Amants, Ou Maris/Michel Legrand
08.Les Caids/Francois De Roubaix
09.Love/しばたはつみ
10.何処へ行くの/浅川マキ
11.Do You Know The Way To San Jose/Ray Conniff and the singers
12.夜明けのマイウェイ/パル
13.Downtown/Petula Clark

●SZ
01.砂の女/eico
02.きっとメイって/流線形
03.赤い帽子/小島麻由美
04.House of Desire (Burnin' Down)/矢野顕子
05.Bridges/野宮真貴
06.懐かしのバイアーナ/Blue Marble
07.海岸通りと花売り/林有三&サロン'68
08.Chelcy/Stereo Magic Jack
09.SOMEDAY/土屋浩美

●森山
01.BOOGIE WOOGIE BUGLE BOY (FROM COMPANY B)/THE PUPPINI SISTERS
02.「狂熱の季節」サントラより/黛敏郎
03.GET HAPPY(Narration by:油井正一)/KENNY BURRELL
04.MUMBLES/OSCAR PETERSON & CLARK TERRY
05.EYESIGHT TO THE BLIND/MOSE ALLISON
06.愛について/矢野顕子
07.インターナショナル(Arranged by:武満徹)/鈴木大介
08.ステラ/スケッチ・ショウ
09.IN A STATION/KAREN DALTON
10.水族館の夜/中谷美紀
11.I WANT TO SEE THE BRIGHT LIGHTS TONIGHT/RICHARD & LINDA THOMPSON

生音ジャズの拡大解釈→歌ものへと。細野+高橋の8と、坂本の作曲・プロデュースの10とで図らずもYMOが一同に揃ったのもわたしとしては珍しい。7は共産党の(?)曲。11は英国ワーキング・クラスの週末の夜遊びのうた。泣ける。

●マジック(Setsu- Night)
01.Zah's Blues/The Shilohs
02.Man of the World/Fleetwood Mac
03.Fat Old Sun/Pink Floyd
04.Eight Line Poem/David Bowie
05.Life on Mars?/David Bowie
06.Expecting to fly/Buffalo Springfield
07.Mellow my mind/Neil Young
08.Tom the Model/Beth Gibbons & Rustin Man
09.Saturday Sun/Nick Drake
10.Brass Buttons/Gram Parsons

久々にせつなめの作品をセレクトしました。セツナ系(銀河系などにもじって)にきらめく大スター、グラムパーソンズ、ニックドレイク、ニールヤングを基軸に選曲していますが、ニューフェイスのBeth Gibbons(元Potisheadの女性ボーカル)にも今後期待したいところです。

●チバ
01.THE LOOK OF LOVE/DUSTY SPRINGFIELD
02.KEEP ON WALKING/ROY AYERS UBIQUITY
03.SHE'S A CARIOCA/BRASIL'65 FEATURING SERGIO MENDES TRIO
04.BRAZIL/AZIMUTH
05.THERE'S A MASTER PLAN/ROY AYERS
06.SONG FOR A CHILD/JOHN TAYLOR TRIO
07.IT MIGHT AS WELL BE SPRING/ASTRUD GILBERTO
08.A DREAMS GOES ON FOREVER/TODD RUNDGREN
09.FRUIT TREE/NICK DRAKE
10.SO LONG/NICOLA KRAMER
11.TAHITI HUT/DEODATO
12.A WHITE SHEEP WALKS/SADESPER RECORD
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by soundofmusic | 2007-04-11 17:23 | 日記 | Comments(0)

矢沢、ヨロシク。

告知なんですけど。気軽にお立ち寄りくだされたく。

*黒の試走車<テストカー> Vol.2* New!
日時:2007年4月14日(土)19時~23時
会場:渋谷メスカリート
地図
料金:1000円(1ドリンク付き)
DJ:AZ(ムサシノカチューシャナイト)、マジック&チバ(セツナイト)、森山兄(サウンド・オヴ・ミュージック)

森山はとにかくとして、カチュのAZさんと、セツナイトのおふたりですよ。豪華! ことに、前回のチバさんのDJは音楽と場と時間の関連性を考える上で大きな衝撃を与えてくれました(少なくともわたしには)。チバさんがほかで回すことは珍しいはずなので、この機会をお見逃しなく。

一応共通項としてラウンジっていってますけど、そこはほれ、みんなそれなりに歳食ってるので、バカラックとかボサ・ノヴァかけてりゃいいだろ的な安直なアレはないですから。

で、どんな曲がかかるんだよって話でしょ、ねえ? ……前回のセットリスト、出揃ったらお知らせしますので。

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「サウンド・オヴ・ミュージック」のアンケート冊子、順次発送しています。参加してくれたひとには、基本的に、徐々に届くはずです。届くはずなのに届かない場合、ご連絡ください。

また、あと1週間くらいしたら、このブログでも公開する予定です。差し障りのある方も、ご一報を。

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届かないといえば、イーベイで落札したCDが届かなくて、確認してみたら、その出品者がすでにやめてしまっていた。

ヤフオクはあんまりやってないせいかトラブルってまだないのだけど、イーベイだと、明らかな詐欺、郵便不着、梱包の甘さによる破損(レコードを段ボールで補強しないでプチプチでくるんだだけで送ってくるバカがいる)、思ってたのと違うものが送られてくること(こっちが説明をよく読んでないせい)、などなど、けっこうな金額をドブに捨てている。

保険をかけない海外からの郵便物は、だいたい、50回に1回くらいの割合で紛失する。そういうときは、アメリカ進出を試みて現地のビズネス慣習を知らずに失敗したときの矢沢よろしく、「高い授業料払っちゃったな」とつぶやいてみたりする。

書留といえども、なくなったらお金が保険で戻ってくるというだけで、確実に届く保証でもなんでもなく、そんな方法は原理的にはありえないのだけど、だいたいは届いてしまう事態に慣れてしまっているもので、届かないと、うろたえる。

最初から届かないつもりで待っていればいいのだろうけど、何も期待しないで生きるのは、やはり難しい。わたしのような者でも。
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by soundofmusic | 2007-04-07 17:29 | 日記 | Comments(0)

食えない奴ら

遅くなりましたが、土曜日のPPFNPにお越しくださったみなさん、どうもありがとうございました。当日のセットリスト(暫定版)が出ています。遊びに来てくれたみなさんは当日をしのぶよすがとして、なんらかの事情で来ることがかなわなかったみなさんは地団駄を踏む踏み台として、ご活用いただきたく。

当日は、打倒ニトロジェニック、というのを一応個人的なテーマにしていて、アツローくんが急遽参加不可能になったものだから(そのうち必ず出てもらいますが)、人数的には2on2のイーヴンになったけれども、寺盾くん、どんまいくんの手馴れた機材あしらいには「いっつもやってる連中にはかなわねぇな」とシャッポを脱ぎ、ついでに、自分の番ではばっちり操作を誤ってしまった。

オレは誤らない、が信条だというのに。

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ピチカート・ファイヴ「これは恋ではない」の、『月面軟着陸』収録のヴァージョンをかけた。たぶん7、8年ぶり2度目、のはず。たとえば90年代の地方のティーンエイジャーが、「パルプ・フィクション」や「トレインスポッティング」のポスターを壁に貼って日々の指針として眺めるように、ぼくは『月面軟着陸』をプラケースごと実家の大黒柱に五寸釘で打ち付けて、日々の指針として眺めていた。高校3年のときの話だ。CDは、それが気に入ったCDならばとくに、五寸釘で打ち付けないほうがいい。なにしろ聴くのが大変なんだよ。

上記セットリスト内のコメントで書いた、わたしはどんな現代思想や現代文学よりも『月面軟着陸』のほうに思想的影響を受けている、というのは別にウソでもなんでもなく、SZさんに言わせればそれは、「新しいPop Artのカタチ」ということになる。さらにいうなら、わたしがもし「ポスト・モダンとは何か?」と誰かに訊ねられたら、黙って『月面軟着陸』を差し出すだろう。

……というのは、ウソ。差し出すには差し出すが、黙らずに、いろいろべらべら余計な講釈つきで、だ。

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ところで、SZさんに『女王陛下のピチカート・ファイヴ』を教えたのはAZさんだそうだが、「輸入文化のドメスティックな着地の仕方」まで込みで成り立っているセンス、と評しつつのレコメンだった、らしい。

いいなあ。誰か、そんな風になにかをレコメンしてくれないものか。もう持ってるやつだっていいよ。この際。

輸入文化のドメスティックな着地の仕方、といって思い出すのは、サッカーとヒップホップ、それぞれを楽しむ文化が日本に浸透してきた有様。このことは折に触れて考える。ついこないだも、考えた。「君も出世ができる」についてメッセージをやり取りしていたときに。

あの映画を最初見たときは、とても全面的に肯定はできなかった。偉大な達成に敬服しつつも、同時に、日本語ミュージカルの限界をも突きつけられたような気がしたので。何度か見ていくうちに、そんなものを突き抜けた傑作だと感じるようになったけど。(感じる? そんなことができるのか?)

とはいえいまでも、東映で沢島忠が撮った何本かの時代劇ミュージカルのほうが、日本人の心性に無理なくしみこんでくる「ミュージカル的なもの」なのではないか、との疑いも晴れはしない。

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どっかよそから輸入されたものだって、かまいやしない。でも、それがもとから自分のものだったような顔をするのは、不誠実。

よしんばそれが押し付けられたものだったとしても、ほうぼうを仕立て直したり、あるいはこっちが背伸びしたり身を縮めたりしているうちに、なんとなく体になじんでくることだってあるだろう。

ということで、日本語のロックなんて全部、戦後処理と同質の問題なわけだし、モダンがないところでポスト・モダンの話をしても仕方ないわけだし、ピチカート・ファイヴの敗因をよくよく考え直さないことには先に進めないはずなのだ。

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急ぎすぎているだろうか?

シネマヴェーラ渋谷では20世紀フォックス特集が始まっている。何度でも書くけれど、日本ってのは不思議な国で、ゴダールはいつでも見られるのに、ジョン・フォードやハワード・ホークスをスクリーンで見るのはひと苦労。

歴史? 何それ? 食えんの? とかいってないで、これを機にハリウッドの古典に打ちのめされてほしい。物には順序ってことがあるわけでさ、新しい波の強烈さってのは、古い波をさんざんかぶって、びしょぬれになってこごえて震えた人間にしか、ほんとのところは分からないはずなんだけどね。

何それ。食えんの?

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ところでAZさんとSZさんは、ichiさん、TAGROさんとともにムサシノカチューシャナイトをやっておられる。次回、5月26日(土)のPPFNPは、その4名様をゲストにお迎えする予定。楽しみに待たれよ。
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by soundofmusic | 2007-04-05 02:40 | 日記 | Comments(0)

リスト Vol.59 2007.03.31 ゲスト:寺盾&どんまい(ニトロジェニック)

***森山兄***
1 巻上公一 / さいざんすマンボ
2 CAL TJADER / BERNIE'S TUNE
3 梓みちよ / ボッサ・ノバでキッス(エッソ・ベッソ)
4 ELZA SOARES / RIO CARNAVAL DOS CARNAVAIS
5 BEN SIDRAN / FAT JAM
6 THE PEDDLERS / WHO CAN I TURN TO?
7 福山雅治 / ラスト・ダンスは私に
8 JACQUI NAYLOR / LOVE FOR SALE
9 南佳孝 / これで準備OK
10 THE PUPPINI SISTERS / MR SANDMAN

<コメント>
今回、過去にかけた曲の使い回しが多いです。平にご容赦くだされたく。

1 ヒカシューのヴォーカリストがジョン・ゾーンのプロデュースで昭和歌謡などをカヴァーしたアルバム『殺しのブルース』より、トニー谷のカヴァー。超絶ラテン・アレンジはゲルニカ、ハルメンズなどの上野耕路。

2 マイナー・ラテン。

3 「こんにちは赤ちゃん」で有名なひと。これは、ジョージィ・フェイムなどで知られるラテン曲。ボサ・ノヴァっていうか、カリプソだと思いますが。

4 ブラジゥの和田アキ子なんですよ。

5 黒人には作ることができないブラック・ミュージックなのかと思ったりもしたり。

6 英国人にしか作ることができないブラック・ミュージックなのかと思ったりもしたり。イントロのコンガがよい。

7 福山雅治がニューオリンズ風味で「ラスト・ダンスは私に」をカヴァー。この曲、シャンソン経由で越路吹雪が歌っておりましたがもともとはドリフターズ(黒人ヴォーカル・グループ)が歌っていたR&Bですよね。ってコシミハルのアルバムのライナーに書いてありました。

8 ジャズ・スタンダードを、ビル・ウィザース「ユーズ・ミー」的クラヴィネットに乗せて歌っています。

9 日本人にしか作ることができないブラック・ミュージックなのかと思ったりもしたり。黒と黄色を混ぜると何色になるんでしょうか。ベースラインの気持ちよさよ。

10 現代英国のコーラス・グループ。21世紀のアンドリュー・シスターズ。


***森山弟***
ニトロの面々を迎えて邦楽特集

1 ユダ / カリブの海賊の宴会
2 斉藤和義 / 砂漠に赤い花
3 スピッツ / 春の歌
4 スクーデリア・エレクトロ / さよならノーチラス号
5 フィッシュマンズ / シーズン
6 ブランキー・ジェット・シティ / 赤いタンバリン

<コメント>
1 絵に描いたようなわる~い雰囲気のおっさん、ベンジー。どこまでが演出のキャラなのかよくわからないところがまた魅力。

2 ロカビリー風つながり。さすがロカの聖地、宇都宮出身(壬生町)だけのことはあります。

3 春ですから。

4 現在スクーデリアをかけるDJは、東京では寺盾さんと森山弟のみになっているようです。

5 いつかどこか人のイベントに呼ばれて、「ロング・シーズン」1曲だけかけ逃げするのが夢です。

6 なつかしの名曲。90年代って邦楽リスナーにとって案外楽しい時代だったのかもしれません。

***寺盾(ニトロジェニック)***
1 古い手紙/和田アキ子
2 東京(じゃ)ナイトクラブ(は)/面影ラッキーホール
3 てんやわんやですよ/クレイジーケンバンド
4 19才/スガシカオ
5 FLOWER CHILD/SPIRAL LIFE
6 Chop The Meat/GREAT3
7 DISCOMAN/GREAT3
8 KANOJO's piano/鉄と鉛
9 ギミギミック/RADWIMPS
10 真夏のブリザード/FLYING KIDS
11 フィアンセになりたい/及川光博
12 I Love Your Soul/NONA REEVES
13 少年ハート/HOME MADE 家族
14 The Rainbow Star/ENDLICHERI☆ENDLICHERI
15 ル・ル・ルンGIRL/天野みどり(池澤春菜)

<コメント>
1 今回もファンク入り→ロック流れ→四つ打ち終わりという
割といつもどおりの構成でした。そして歌謡ナイトに引き続き、和田スタート。

2 唯一無二の下世話系ファンク歌謡バンド。何故か今月perfumeと対バンします。
(どんまいと見に行きます)

3 最近の剣さんは韻の踏み方が絶妙ですね。ライムスと絡んだあたりからでしょうか?

4 スガシカ先生の、粘着質なエロさが大好きです。このひと絶対ドSだよ。
ここらへんから徐々にロック風味を注入ー。

5 ここから7曲目まで同ピッチで繋いでます。(DJなんだから当たり前と言えば当たり前ですが)
スパイラルは小吉の誘い受けでFA?

6 ドラムの打ち方が↑と同じ+↑は低音の抜けが悪いので、↑の後半以降ずーっとドラムだけループさせて混ぜてました。

7 GREAT3にれんぱつ。大好きなので。↓との連携を考えてリズムを跳ねさせてみる試み。

8 レッチリ好きな人なら鉄と鉛も好きになるんじゃないかしら。チョッパー大好きです。

9 チョッパーつながりで。

10 四つ打ち流れを意識しつつ懐かし選曲。かけるの夏まで待てませんでした。
ここから13曲目まで同ピッチで繋がります。

11 ミッチーは素敵ですね。正直、抱かれたいですね。

12 そして今回、初めて前曲のボーカル終わり→次曲のボーカル入りという繋ぎをやってみました。
11→12だと「フィアンセになりたいぃぃぁっがりつづけるはぁなびー」って感じです。
分かりづらい?すいません。

13 エウレカ見てたらかけたくなっちゃいました。ディスコハウス風味のJ-POPが最近大好きです。
そのうちソールドアウトとかかけます。

14 有馬さん狙い撃ち。作戦成功。やったー。剛きゅんのその歌いまわしは、岡村ちゃん好きなの?
編曲は本当にカッコイイんですけど、音の分離がいまいちションボリなかんじ。もったいなーっ。

15 アニソンだけどベースラインが本当にファンキー極まりなくて、これだから人生は油断できません。
天野みどりの歌というよりは個人的にはマリみての由乃さんの歌です。(中の人つながり)
しかし「ル・ル・ルンGIRL」ってスゴイ曲名よね。「Bugってハニー」を超えたかも。

***どんまい(ニトロジェニック)***
1 "Cortege" From Petite Suite/London Promenade Orchestra/Eric Hammerstein
2 Dancin' All Night/ROUND TABLE Feat. Nino
3 Yikes! Peach Cut 5'24'!! cut-up by Handsomeboy Technique/Pizzicato Five
4 フワフワ・ブランニュー/HALCALI
5 Kiss To Domino/GREAT 3
6 Golf/GREAT 3
7 Timing/中西圭三
8 愛してね もっと/嘉陽愛子
9 Good-Bye Everyday/コーヒーカラー
10 City Hunter ~愛よ消えないで~/下川みくに
11 Tighten Up (Japanese Gentlemen Stand Up Please!) /Yellow Magic Orchestra
12 Forca Bruta/Jorge Ben
13 北の国から/中塚武
14 バラ色の人生/及川光博

<コメント>
1 MOMAのモダンミュージックコンピ「Modern Starts: Music 1880 - 1920」にも収録されたドビュッシーの名曲。ボクのクラシックイメージを変えてくれた曲です。あとクラシックをクラブでかけてみたかった・・・

2 ニトロやカチュでもおなじみのラウンドテーブル。渋谷系ダンスチューン。ストリングスとボーカルの声質がうまい具合に絡んでます。

3 ピチカートのおいしいとこど”リミックス”。「Pizzicato Five we Dig You」は小西さんの方法論をそのままピチカートを素材にして使った素晴らしいアルバムです。

4 かせきさいだあ×木暮晋也のユニット「トーテムロック」の提供によるBPMはやめのガールズヒップホップ。歌詞聞くと完全にかせき節。

5 恋愛はキスしちゃうとそのままドミノ倒しのように進展しちゃうってゆうこと。

6 前回のFlat FieldではSoul Grow→Golfでしたが全く同じ繋ぎはやめようと思ってkiss to domino→Golfを選択してみました。後者の方がテンポ安定していないので繋ぎづらいです。

7 3年ぐらい温めて置いたとっておきの曲。中西圭三は90年代を代表する男性R&Bアーティストです。

8 以前もかけた曲ですがボーカルのループで繋いでみたらすげー気持ちよかった。アニメ「天上天下」のEDです。ちなみに「天上天下」は寺盾のキラーネタ「Bomb A Head!V」がOPです。

9 これが今回のセットの転換点。ゲンスブールをフェイバリットにあげる”社会派AORユニット”の代表曲です。
この人たちのジャンル配合センスは結構新鮮です。

10 今後も小出しにしながら使っていくつもりの下川みくにによるカヴァー。彼女は無個性ゆえにアニソンカヴァーを歌わせると曲の魅力や個性をあまり損なわないのがグッドです。

11 次曲への繋ぎはSZさんにも好評だったので一安心。思いついたときはあまりにうれしくて何回も自宅で練習しました。

12 ジョアンやアストラッドに比べるとそこまで有名ではないですがジョルジ・ベンのヒップな感覚は本当に貴重です。

13 みんな知ってるあの歌のラテンミックス。大仰さが素晴らしい。

14 セットのラストを飾るに相応しい王子様のダンスチューン。岡村靖幸を受け継いでます。

オリオンの三つ星を君に捧げよう

***森山弟***
1 サニーデイサービス / 東京
2 ザ・ディランⅡ / 恋は桃色
3 福山雅治 / プカプカ
4 かぐや姫 / 22才の別れ
5 野狐禅 / スタンド・バイ・ミー
6 ハナレグミ / ナタリー
7 コレクターズ / スイート・シンディ

<コメント>
1 春ですから。毎年この季節が来るたびにみんなのターンテーブルに乗っかる名作「東京」(96年)より。

2 数々のカバー(矢野顕子、サニーデイ、中村一義etc)がある細野晴臣の名曲ですが、やっぱり大塚まさじが歌うこのディランⅡのバージョンが最高ではないかと。ラスト・アルバム「この世を悲しむ風来坊に捧ぐ」(74年)より。

3 そのディランⅡに在籍していた西岡恭蔵のフォーク・クラシック。福山のバージョンは強引なアイリッシュ民謡風イントロに笑いを誘われます。

4 かぐや姫に南こうせつはいらないんじゃないかとさえ思わせる伊勢正三の名作。山田パンダのウッド・ベースはあまり言及されませんが、かなりぶっといです。ちなみに、湘南乃風の若旦那いわく「日本で売れたかったら『神田川』だけ聴いてりゃいい」そうです。

5 吉田拓郎meetsブルーハーツなパンク・フォーク・デュオ。いい感じでウザいです。「東京23区推奨オモイデ収集袋」(04年)より。

6 今の日本では最高峰のフォーキーSSWでしょうね。ナタリーワイズをモチーフに作られた曲で、演奏(&語り)も彼ら。ビッケってどこ行っても芸風が寸分も変わらないから笑ってしまいます。

7 いつ聴いても素晴らしくごきげんなコレクターズはおまけCD(スウィート特集)に入れ忘れたので。

***森山兄***
1 CAETANO VELOSO & JORGE MAUTNER / MANJAR DE REIS
~つなぎ失敗~
2 マイ・リトル・ラヴァー / デリカシー(抄)
3 古内東子 / 心にしまいましょう
4 スガシカオ / スピリット
5 ピチカート・ファイヴ / これは恋ではない
6 オリジナル・ラヴ / ジャンピン・ジャック・ジャイヴ
7 クレア / サマー・ラヴァー大作戦
8 オセロケッツ / 恋愛
9 リボン / 太陽の行方
10 トワ・エ・モワ / 雨が降る日

<コメント>
1 アルバム『オレは謝らない』より。カエターノじゃないほうのひとの顔が最高なんですよ。会社の隅っこ、もしくは昔の日本映画の画面の隅っこにいそうなおっさん。このアルバム、1曲目にカントゥリーを持ってきて意表を突くあたりがPPFNP的といえなくもないですが、この曲はダンサブルで人なつっこいファンク。

2 曲の後半部分のインスト部分、シカゴかB,S&Tみたいでかっこいいのでそこだけ使用しよう、と思ったら頭出しに失敗。完全にぶち壊しになりました。それはそれとして、この曲の入ったアルバム『エヴァーグリーン』、95年の12月の頭にリリースされていて、それから半月もしないうちに宇都宮のオリオン通りのナウ&ゼンで1500円で売られていたのを購入。シングル3枚はすでにヒットしていたのでよく知っていたけど、当時の音楽嗜好からするとこれを買うのはちょっと恥ずかしかった。買ってみたらすげぇよかったんですが。

なお、初回盤にはメンバー3人のサインが入った野球のボール型のカードが入っていたのですが、わたしの買った中古のやつには入ってなかった。しかし後日、別の店でエル・アールのアルバムを買ったら、そこになぜか入ってたというのも私的=90年代的なミステリー。

この曲は、自分のテーマ曲だと思っていた。

3 古内東子が最近どうしているのか、同世代ということもあって気になります。話はあんまり盛り上がらなそうだけど、サシで飲んだりしてみたい。そこらの居酒屋とかで。で、
森「古内さんはこういうとこあんまり来ないんでしょ?」
古「えー、けっこう焼き鳥とか好きですよー」
みたいな、実のない会話をしてみたい。2時間飲んで、音楽の話はひとこともなし、みたいのがよい。

この曲は、ニューソウルです。以前かけたときは、リロイ・ハトソンとつなぎました。

4 スガシカオかけたの、初めてじゃないかなあ。いい曲なんですが長い。3分くらいにエディットしてほしい。彼の中であえて封印していた黒人音楽好きを初めて解禁したような曲じゃないですかね。たしか、町田の、うちの弟が昔よく行ってたレコ屋に行ったとき、レジの前にあった「ご自由にお持ち下さい」という箱の中から持ってきたサンプル盤だと思う。

5 『月面軟着陸』には、いままで読んだどんな現代思想、現代文学の本よりも(ま、ロクに読んでませんけど)思想的には影響を受けていると思いますが、そのあたりが、わたしが「古いよ」って言われちゃう原因なのでしょう。同作収録の、ラップ・ヴァージョン。田島貴男と奥田民生の共演って歴史的事件じゃないのか。

6 田島貴男と吾妻光良の共演って歴史的事件じゃないのか。企画盤『セッションズ』に収録の、ジャンプ度増量のヴァージョン。後半の「エーイ、ヨー!」のかけ声は、学生への栄養費提供問題で揺れる日本プロ野球界の騒動を15年も先取りしていたものか(んなわきゃあない)。次回のPPFNP開催日の5月26日(土)は、渋谷クアトロでの吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズのライヴ日でもあります(見たい)。

7 90年代初頭、フレンチっぽいテイストっつーかイメージで売っていた(けどあんまり売れてなかった)アイドル3人組。清涼感あふれる必殺ピュア・ポップ。

8 1996年から2005年まで埼玉県の深南部に住んでたんですが、そのころ、よくNACK5(地元のFM)を聴いてたんですよ。で、90年代の終わりごろのある日、この曲がかかって、片耳で聴いているうちに次第に「なんじゃこりゃあ」と思い、ぐいぐい引き込まれていました。ある種「ラヴ・ソング論」でもある歌詞に注目されたし。

9 80年代末ぐらい?から90年代初頭にかけて活動していた、永作博美など在籍のアイドル・グループ。この曲は91年春リリースのシングルで、リリース当時、TVで歌っているのを聴いて、そのありえないラテン・アレンジに衝撃を受けて購入。アイドルとか歌謡曲とかって、いまも昔も、基本的には、あまり興味がないのですが、この曲は年に何度か、いまでも聴きますね。リボンは久保田洋司(元東西南北)が書いた「ディープ・ブレス」もいいので、どっちにしようか迷いました。この9と、7は、ふだんのPPFNPではかけようがないのでずっと使用する機会を狙っていました。今回はどんまいさんと寺盾さんがゲストだからいけるかな?と思い切ってかけてみて、大成功。どうもありがとう。

10 グループ名がすごいですよね。この曲、ソフト・ロック的に楽しむことも可能かと。サビの歌詞、♪雨は空から落ちてくる♪って、当たり前じゃん(そこがいいのですが)。

***おまけCD「ASSORTED SWEETS」曲目***
1 グルーヴァーズ / スウィートハート・オヴ・マイ・ソウル
2 エスレフノック / スウィート・ストロベリー・トースト
3 THE PIRATES / SWEET LOVE ON MY MIND
4 佐野元春 / スウィート16
5 ムーンライダーズ / スウィート・ビター・キャンディ
6 PETER IVERS / SWEET ENEMY
7 COWBOY JUNKIES / SWEET JANE
8 ブランキー・ジェット・シティ / スウィート・デイズ
9 IDHA / SWEET SEPTEMBER
10 JAMES TAYLOR / SWEET BABY JAMES
11 SHELAGH McDONALD / SWEET SUNLIGHT
12 CAROLE KING / BITTER WITH THE SWEET
13 ALZO / SWEET AND SALTY STUFF
14 ALLEN TOUSSAINT / SWEET TOUCH OF LOVE
15 南佳孝 / ハウ・スウィート・イット・イズ(トゥ・ビー・ラヴド・バイ・ユー)
16 AMOS LEE / SWEET PEA
17 GEOFF MULDAUR'S FUTURISTIC ENSEMBLE /
THERE AIN'T NO SWEET MAN THAT'S WORTH THE SALT OF MY TEARS
18 LIONEL HAMPTON / SWEETHEARTS ON PARADE
19 RY COODER / BIG BAD BILL IS SWEET WILLIAM NOW
20 PEGGY LEE / BIG BAD BILL (IS SWEET WILLIAM NOW)
21 BARNEY KESSEL / SWEET GEORGIA BROWN
22 アン・サリー / スウィート・ジョージア・ブラウン
23 小島麻由美 / 甘い恋
24 SAMMY DAVIS, Jr. / SWEET BEGINNING

☆3月なのでホワイト・デイ・スペシャル。甘い曲を集めました。
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by soundofmusic | 2007-04-01 13:19 | PPFNPセットリスト | Comments(0)