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音楽と人

土曜日のPPFNPにお越しくださった(少数の)みなさん、どうもありがとうございました。珍しいお客さん、遠方からのお客さんが来てくれたりして、嬉しかったです。

そして、ゲストの太田さんとタエラマンさんも素晴らしかった。何度かお願いしている太田さんについてはだいたい見当がついていたものの、初めて出ていただくタエラマンさんは、過去に見たプレイからではどんな風に迫ってくるのか計り知れなくて、それだけに、楽しみにしていました。期待を裏切らないプレイでした。近日発表のセットリストをお楽しみに。

たまには身内のことも書いておくと、森山弟の第2セットは、全曲モータウン・ビートを使ったナンバーで固めるというもの。これは楽しかった。自分だったら何を入れるか、と考えるのも楽しい。マリ・ウィルソンの「エクスタシー」と、サザンの「太陽は罪な奴」かな。というか、このビートを使った曲って山ほどあるのね。こちら参照。

次回の開催は来年の1月26日(土)。その前には「黒の試走車」(12/8、1/12)「黒の超特急」(12/16)とありますんで、こちらもぜひに。また近くなったらお知らせします。

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昨日、新文芸坐に行ったら、客席でおっさんとおばさんが話していた。なんというか、ありゃ会話になっていなかったな。だいたいこんな感じ。

A「わたしは時代劇は見ないのよ。雷蔵は好きだからさ、見るけど」
B「これは当時買ったパンフレット、100円だよ。いま買うと2500円(*)」
A「時代劇っていうと見ないもん。フィルムセンターでやっていた『忍びの者』は何度も見てるわよ」
B「いっつもいちばん前の席にいるやつ、誰ともしゃべんないね」
A「晩はいつも焼魚って決めてるから、うちは」
B「ここの席にもいつも決まってるひとがいるじゃない」

……うまく再現できないな。顔見知りに会って、自分の言いたいことは言いたい、でも、相手の話を聞く気は一切ないという、コミュニケーションの極北。考えてみたら、自分のふだん話している様子がこうでないとは断言できない。

あと、映画館に限らず、ひとりごとを言っている老人を見かけるたびに、自分もああいうふうになりはしまいか、と軽くおびえる。いまはこうして、ブログで息抜きをしているわけで、つまり、やってることは同じだ。誰も話し相手がいないのはしんどいもんだろうとは思うんである。でも、それは、耐えなくちゃいけない。自分の話が他人にとって聴く価値があるものだなんて、思い上がりもはなはだしい。

*→ 時代劇とは関係ない洋画のパンフレットのことらしい。
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by soundofmusic | 2007-11-28 03:27 | 日記 | Comments(0)

リスト Volume 63 2007.11.24 ゲスト:太田健一&タエラマン

***森山兄***

1 Elvis Presley / Blue Moon of Kentucky
2 Joaquin Phoenix & Reese Witherspoon / Jackson
3 Nick Lowe / Man in Love
4 Pete Johnson / Dive Bomber
5 Diz & The Doormen / Swanee River Jump
6 Perez Prado / San Remo
7 ピチカート・ファイヴ / ウィークエンド
8 Jeanne Moreau / Je Monte Sur Les Planches
9 Herbie Mann / What'd I Say
10 O.S.T. "The Triplets of Belleville" / Belleville Jungle

<コメント>
1 サン時代の音源。やっぱりこのひとのキモはリズム感でしょうかね。

2 ジョニー・キャッシュの伝記映画「ウォーク・ザ・ライン」サントラより。主演のふたりが吹き替えなしで歌っています。

3 新作『アット・マイ・エイジ』より。ゆったりとしたロックンロール。

4 ブギ・ウギ・ピアノ・ソロ。アルバート・アモンズ、ミード・ルクス・ルイスとの連名アルバム『ザ・ベスト・オヴ・ザ・ブギ・ウギ・トリオ』より。

5 英国のドクター・ジョン。スワニー川をジャンプで。『ブルーコート・マン』より。

6 マンボの王様。強烈なドラム。

7 ペレス・プラードをサムプリングしたこともある日本のグループ。

8 フランスの産婆。じゃなくて女優。サンバ。

9 ハービー・マンは基本的に最高ですよね。迫力があるのに笑っちゃうレイ・チャールスのカヴァー。『コンプリート・ラテン・バンド・セッションズ』より。

10 アニメ映画(未見)「ベルヴィル・ランデブー」サントラより。戦前ジャズとか好きなひとは要チェックかも。この曲はジャングル・サウンド。


***太田健一***

1 GERARD KENNY / I've got you under my skin
2 MANFRED MANN / My little red book (All I do is talk about you)
3 SPENCER DAVIS GROUP / I'm a man
4 LOVIN' SPOONFUL / It's not time now
5 RC サクセション / よごれた顔でこんにちは
6 B.J. TOHMAS / Everybody's out of town
7 ARETHA FRANKLIN / The girl's in love with you
8 THE 5TH DIMENSION / One less bell to answer
9 LAURA NYRO / Lu
10 TODD RUNDGREN / Baby let's swing /The last thing you said /Don't tie my hands
11 キリンジ / 休日ダイヤ

<コメント>
晩秋にふさわしくバート・バカラックを中心に選曲しましたが、地味すぎました・・・
8は小田和正が一番好きなバカラックナンバーらしいです(笑)
10は、トッド・ラングレンが9のローラ・ニーロに捧げた曲。
こわいくらい、キラキラ☆してます。でも地味・・・

***森山弟***

1 Diana Ross & The Supremes / You Can't Hurry Love
2 Rockpile / Heart
3 Jam / Town Called Malice
4 Makin' Time / Here Is My Number
5 コレクターズ / Stay Cool! Stay Hip! Stay Young!
6 Grapefruit / C'mon Marianne
7 Iggy Pop / Lust For Life
斉藤和義 / 歩いて帰ろう
9 Jet / Are You Gonna Be My Girl
10 Travis / Selfish Jean
11 オリジナル・ラヴ / タッチ・ミー

<コメント>
「全曲モータウン・ビートでセットを組むとどうなるか」の実験をやってみました。

1 最初はもちろん「恋はあせらず」でスタートするのが礼儀というものでしょう。モータウン・ビートの教科書ですね。

2 ニック・ロウ(神)とデイヴ・エドモンズ率いるパブ・ロック最強のグループ。最強ですからモータウンだってばっちり決めます。

3 モッド。名曲。ポール・ウェラーは無理してポール・ウェラーになろうとしなくてもいいんです、こういうのやってれば。

4 モッド。隠れ名曲。STIFFレーベルのボックスはパブ・ロック好き必携です。廃盤ですがユニオンあたりで普通に手に入ります。

5 日本に現存する最後のリアル・モッド・バンド。

6 ジョン・レノンがオノ・ヨーコの詩集からグループ名を授けたことで有名なグレープフルーツ。フォー・シーズンズのカバーなのかな。

7 トレインスポッティング。

8 ポンキッキーズ。

9 普段聴くことはないですが、よくできた楽しい曲。ベースで始まるモータウン・ビートのフレーズにギターをかぶせてるのは彼らだけでした。ナイス・アイディア。

10 しかしトラヴィスの曲のよさは半端じゃないです。しかもどんどんよくなってる。現代の英国では実力ナンバー・ワンでしょう。

11 ドアーズの日本語カバー。かれこれ10年以上田島貴男を見ていますが、この人はどうなりたいのだろう?と思っているうちに唯一無二の存在になってますね。素晴らしいです。

聴いてる人は楽しんでもらえたかと思いますが、かけてる方は結構飽きました。

***タエラマン***

1 グッチ裕三&グッチーズ / ニコニコハキハキこんにちは
2 みんなのうた / メトロポリタン美術館
3 みんなのうた / 北風小僧の寒太郎
4 みんなのうた / りんごの森の子猫たち
5 大友良英 / 冒険ガボテン島
6 ザ・ドリフターズ / GO WEST
7 みんなのうた / ビューティフル・ネーム
8 Arabesque / HELLO MR. MONKEY
9 Afrika Bambaataa & James Brown / Unity
10 De La Soul / A ROLLER SKATING JAM NAMED "SATURDAYS" (DISCO FEVER MIX)
11 Kid Creole & the Coconuts, Coati Mundi Lyrics / K Pasa-Pop I
12 酒井 俊 / 買物ブギ

<コメント>
1 ニコニコ(N)ハキハキ(H)こんにちは(K) ハッチポッチステーションのCDより。

2 いつかギターケースかバイオリンケースで旅に出たいと思ったけど重さにしりごみ。

3 うまれてはじめてせつなさを感じた曲。夏、彼は一人でどこへゆくのでしょう。

4 歌詞の主人公が、スプーンおばさんを好き過ぎて気持ち悪いと思った、との意見をききました。

5 この曲なんでカラオケにはいっていないんだ。山下毅雄を斬る!というCDより。

6 もらったCDに入っていた。ディズニー映画みたいだ。

7 今回みんなのうたのCDを借りてはじめてちゃんと聴いたら、よかった。

8 ともだちからもらったCD-Rに入っていたのでかけた。聴くたび豪華絢爛だなーと思う。

9 無敵のくみあわせ。もうヒップホップでもなんでもないと思う。

10 中学の時いとこから借りてそのままのCD。盤面の裏がひどいことになっている。

11 DOWN TOWN'81という映画のサントラからだが、劇中のどこに使われていたかさっぱりおもいだせない。

12 以前知人がゴミ捨て場から拾ったというものを譲り受けた、名盤。

今回みんなのうたはすべてキングレコードから出ている二枚組のベストを借り、かけました。いらっしゃっていたAZさんやSZさんから、みんなのうたには様々なボーカルのバージョンがあることを教えていただきました。ありがとうございました。

***森山弟***

1 Feist / Mushaboom
2 Idha / Always Been With You
3 Little Willies / I'll Never Get Out Of This World Alive
4 Quantic Soul Orchestra / Stampede
5 Johnny Griffin / Olive Refractions
6 勝手にしやがれ / 円軌道の外
7 ブランキー・ジェット・シティ / ライラック
8 福山雅治 / 飾りじゃないのよ涙は
9 椿屋四重奏 / 朱い鳥
10 John Butler Trio / Pickapart
11 Hound Dog Taylor / Give Me Back My Wig

<コメント>
1 最近iPodかなんかのCMで彼女の曲が使われてましたが、なんか芸風が変わってきていてちょっと心配です。

2 今後再評価されることはまずないであろう、フォーキーの歌姫。静かに愛でつつ語り継ぎましょう。

3 ノラ・ジョーンズ率いるカントリー・バンド。この人は何を歌わせても沁みますねえ。

4 UK発のDJウィル・ホランドによるディープ・ファンク・バンド。非常にファンキーです。

5 とにかくでかい音でブロウしまくるハード・バップの小さな巨人。ドカベン里中のニックネームは、ジャズ狂の水島新司がジョニー・グリフィンから名づけたそうです*。

6 パンク+ジャズ。稚拙な部分はあるものの、ホーンの魅力が詰まった楽しい一曲。

7 冬になると聴きたくなる名曲です。

8 井上陽水(中森明菜)のカバー。森山兄弟の間(のみ?)でゆるやかに気にされている、音楽におけるクロスジェンダー。女ことばで男が歌うことの効果は、その逆(男ことばで女が歌う)とは分けて考えられるべきではないでしょうか。

9 クロスジェンダー界のホープ。谷崎潤一郎にエロではなく色気を感じる人におすすめです。

10 超絶技巧のスライド・ヒッピー、サーフ系。

11 この猟犬、スライドに憑き。

*うそですよ

***森山兄***

1 Captain Beefheart & His Magic Band / Ella Guru
2 オリジナル・ラヴ / 愛の薬
3 Jackie & Roy / Life (Isn't It A Beautiful Thing)
4 Bob Dorough / Three Is A Magic Number
5 Paul Anka / Wonderwall
6 The Dave Brubeck Quartet / Castilian Blues
7 Cleo Brown / My Gal Mezzanine
8 轟渚と夕映えカルテット / さようなら
9 比屋定篤子 / 七色神話
10 沢田富美子 / ちょっと春風
11 二階堂和美 / 関白宣言
12 池野成 / 「赤い水」より
13 Buddy DeFranco & Oscar Peterson / Strike Up The Band
14 Van Dyke Parks / Stars & Stripes Forever

<コメント>
1 昔は気持ち悪いと思っていた『トラウト・マスク・レプリカ』、ひさしぶりに聴き直したら、いま聴きたいロックの名盤って感じでした。

2 当時、田島がTLCに触発されて書いた曲とのこと。なお、愛の薬とはバイアグラのことだそうです。

3 ヴァーヴとキャピトルの間に在籍したエピックでの唯一の作品であるシングル盤のA面曲(1967年)。最高にピースフルな1曲。たぶんいままでLP化、CD化されたことはないんじゃないかと思います。

4 本当はかけるつもりはなかったのですが、ゲストDJのタエラマンさんが教育TV系の選曲で攻めてきたので、おまけCDから急遽プレイ。アメリカの教育番組「マルティプリケイション・ロック」のサントラより。

5 往年のポピュラー歌手がビッグ・バンドを従えてオエイシスのあの曲をカヴァー。

6 ポール・デスモンド好きのNさんに贈る。

7 かわいい系のピアノ弾き語り歌手。

8 12月16日、エッジエンドにて開催のイヴェント「黒の超特急」に出ていただくお方。来年ブレイク予定。これは、2作目のCD-R(2006年)より。ジョー長岡、江藤みどりとのトリオによるボサ・ノヴァ風ヴァージョン。轟さんの公式ブログはこちら

9 azさん、SZさん経由で知った歌手。よいです。軽く南国。

10 YouTubeで偶然知った80年代初期のアイドルの名曲。思わずオークションで買ってしまったシングル盤。

11 さだまさしのカヴァー。演奏はユア・ソング・イズ・グッドで、とくに彼らのファンでないわたしでも聴いてすぐそれと分かる記名性の強い音。

12 池野成も最近聴き分けられるようになってきました。フィルムセンターで山本薩夫の「赤い水」を見て、気に入ったのでプレイ。池野独自の圧縮感があります。

13 ガーシュウィン集より。これもイントロ部などテンション高いです。

14 『ディスカヴァー・アメリカ』の最後を飾る短い曲。演奏はたぶんエッソ・トリニダード・スティール・バンド。

***おまけCD「ADD SOME MAGIC TO YOUR DAY」曲目***

1 Pilot / Magic
2 スパイラル・ライフ / GAME OVER~魅惑のモンキー・マジック
3 The Who / Pinball Wizard
4 シンバルズ / ドゥー・ユー・ビリーヴ・イン・マジック?
5 Senor Coconut and His Orchestra / Yellow Magic (Tong Poo)
6 フィッシュマンズ / マジック・ラヴ
7 Leon Russell / Magic Mirror
8 The Beau Brummels / Magic Hollow
9 Blackmore's Night / Magical World
10 Nick Drake / I Was Made To Love Magic
11 John B. Sebastian / Magical Connection
12 市川実和子 / マジック・カーペット・ライド
13 Bob Dorough / Three Is A Magic Number
14 De La Soul / The Magic Number
15 Jackie & Roy / Magic To Do
16 荒井由実 / 魔法の鏡
17 Dr. John / That Old Black Magic
18 Ella Fitzgerald / That Old Black Magic
19 Patience & Prudence / Witchcraft
20 ブレッド&バター / 魔術
21 Brian Wilson & Van Dyke Parks / Movies Is Magic
22 Caetano Veloso / If It's Magic
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by soundofmusic | 2007-11-28 00:47 | PPFNPセットリスト | Comments(0)

昼飯を食べに外出したらいつの間にか10年たっていた。

イヴェント当日が近い。なにか書かなくては……

最近、ふとしたきっかけでエリック・ドルフィーが聴きたくなった。こんなときに我が家のいいところは、モダン・ジャズのごく基本的な名盤ならかなりの確率で揃っているということで、とりあえず目に付くところにあった『アウト・トゥ・ランチ』を聴いてみたら、昔は意味不明だった音塊を、意味不明のまま楽しめるようになっていた。

不気味で、それでいてチャーミングなのだから、このアルバムはキモカワというほかない。トニー・ウィリアムズのドラムも、抽象性が高くて苦手だったけど、これはこれですごい、と素直に思える。

ずいぶん前に買って、なんどか売却される危機を乗り越えてきたこのCD、いったいいつ購入したのだろうと確認してみると、1996年だった。いまさら名盤だといいつのるのは当たり前すぎて恥ずかしいけれど、10年かかろうが20年かかろうが、楽しめないよりは楽しめた方がいいので、そのことはよしとする。

愕然とするのは、若死にしたドルフィーが、レコーディング・アーティストとして活動していた期間がほんの5年間ほどだった事実。濃い人生というものがあるのかないのか、それはともかく、凡人はねちょねちょ生きるしかない。

持っているはずのドルフィーのほかのアルバム、ぱっと見たところ発掘できず、探す時間もない。いずれにしてもじゃんじゃん聴きたいので、何枚か注文してしまった。その過程での発見。いま、アマゾンで、『イリノイ・コンサート』が780円。えーっ! 1枚だけだと送料がかかってしまうので、ほかのものと組み合わせるか、なんだったら『イリノイ・コンサート』2枚買いでもいいと思うよ。

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これは別に発見ではないのだけど、TVで知って驚いたこと。(元?)ル・クプルの女のひと、左卜全の「老人と子供のポルカ」でコーラスしているひまわりキティーズの一員だったのだそう。Wikipediaにも書いてあった。

ところで、彼らの97年の「Sofa」という曲、ウルフ・トレッソン作曲、トーレ・ヨハンソン編曲だった。当時、どこかでちょこっと聴いたとき、急に雰囲気が変わって(よい方向に)、驚いた気がする。自発的に聴く気はとくにないけれど、ふとした拍子に、またどこかで出会いたい。

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さて、ル・クプルもドルフィーもとりあえずはかかる予定はないけれど、どちらもかかっても不思議ではなさそうなDJイヴェントのお知らせ。ご来場の方には、おまけCDとフリーペーパー「サウンド・オヴ・ミュージック」をほぼもれなく進呈。

Pure Pop For Now People Vol.63
日時:2007年11月24日(土)18時~22時
会場:渋谷エッジエンド(Tel:03-5458-6385)
料金:800円(1ドリンク&おみやげ付き)
DJ:太田健一/タエラマン/森山弟(弟)/森山兄(兄、サウンド・オヴ・ミュージック)

*詳細はこちらをご覧くださいませ。

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ところで、わたしのやっているDJイヴェントは全部ノンジャンルだと思っているのだけど、毎日新聞の、いつも楽しみにしている渡辺裕の連載「考える耳」に、こんなことが書いてあった。

音楽家はジャンルにおかまいなしに「純粋」に仕事をするわけではない。「ノンジャンル」を標榜する人々もいたが、これまたそういうレッテル付けで特定の傾向の聴衆を周囲に集めたのであり、その意味で「無印良品」がブランドであるのと同じように、「ノンジャンル」もまたひとつのジャンルなのである。

なるほどね。PPFNPにも特定の傾向の聴衆がわんさと集まるといいと思う。

ところで驚いたことに、渡辺裕の本をアマゾンで探していたら、小谷野敦がこんなことをしているのを見つけた。本人で間違いないだろう。小谷野のこういうところは、あんまりみっともよくないとは思うものの、決してキライではない。

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ジャンルについては、シネマヴェーラの館主がホームページで書いていた。引用するとなると全文引用したくなるので、リンク先を読んでみてください。とくに第3段を。まったくそのとおりだと思う。ひとごとじゃないんである。

ヴェーラはいい映画館なので、バカにめげずにがんばってほしい。今日の上映は「雷電」(正・続)。これ、中川信夫が映画を知り尽くした男であるとよく分かる、ちょっとした傑作。これから出かけて、ぜひ見てきてください。夜は下北でこんなトーク・イヴェントもある。こちらもおすすめ。
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by soundofmusic | 2007-11-23 12:07 | 日記 | Comments(0)

帝王マイルスが初来日し、オリンピックが開かれた1964年が、東京の最良の年だったのかもしれない。

曲がらない変化球っていうか変化するストレートっていうかボールかと思ったら大福だったというか、いずれにしても毎度毎度奇策を繰り出してくるシネマヴェーラ、現在は「スポーツする映画たち」と題した特集の真っ最中。

今週見たのは、マキノ雅弘「一本刀土俵入り」と市川崑「東京オリンピック」。今回のラインナップが若干トンチキだっていうのはすでにみんな気付いているんじゃないかと思いますが、「一本刀土俵入り」に比べれば、石井輝男「直撃地獄拳 大逆転」のほうが、まだスポーツ度が高い。

見込みがない、と親方から叩き出された取的の加東大介が、やっぱり横綱になるんだと江戸に向かっているところで話は始まる。おっ、こりゃ、中川信夫の「雷電」みたいな話なのか、と思いきや、さにあらず。結局のところ、これもまたヤクザ映画の変種になってしまうところがマキノらしいというか。ただし最後にちゃんと四股は踏んでくれていて、まるで今回の特集のためにわざわざそれをしてくれているみたいなのが、笑える。

いま、ヤクザ映画と書いたけれども、それは、親密な人間関係を描くのにいちばん適していたからそうなった、ということだと思う。切ったはったは単なる方便。できれば、純然たる現代劇でマキノ的な人間関係が展開する映画を見てみたかった気がするけれど、それはないものねだりというものか。来年早々からフィルムセンターで開かれるマキノ特集に通ってみよう。

まあ、寅さんもヤクザ映画の変形みたいな部分はあるわけで、ヤクザ映画(と時代劇と戦争映画とロマンポルノ)を見ないと、日本映画の面白みの多くを取りこぼすことになってしまうわけなのですが。

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「東京オリンピック」。客の入り具合から察するに、この映画、まだまだ本来の観客のところに届いてないみたいだから、隠れた傑作と言わなくてはならないだろう。残念なことに! 

スポーツに興味ないとか、ドキュメンタリーはちょっととか、2時間50分は長いとか、そういうこと言ってたのではもったいない。そういった尻込みポイントにひとつひとつ反証することだってできなくはないけれど、カメラよし、人物よし、編集よし、録音よし、音楽よし。理想主義とユーモアの結合ぶりも素晴らしい。いままで何本くらい映画見たか分かりませんが、少なくとも、私的戦後日本映画のベスト1はこれじゃああるまいか。

当時この映画がさまざまな批判(日本のメダルのシーンが少ないとか、黒人がたくさん映ってるとか)を受けたことは有名ですが、いまにしてみると、オリンピック映画なのに競技以外のシーンが大量に放り込まれているところが最大の魅力。1964年に東京にいた日本人と、日本にやってきた外国人が、どんな町並みのなかで、どんな顔をして、どんな服を着ていたか、これ以上はムリってくらい的確に記録されている。

これはまったくの誇張でなくいうのだけど、この映画に出てくる人間、全員いとおしい。そういう映画は、実際、ほとんど存在しないのであって、スポーツ映画であるとかドキュメンタリーであるとかの以前に、まずもって市川崑の最良の仕事であり、オリンピックの理想主義を通して語られた平和宣言である、ということ。

東京オリンピックのハイライトといえば東洋の魔女、バレーボール。ちょうどいま、女子バレーのワールドカップをやっているので、中継を見るともなしに見ていた。40年以上たつと、戦術にもかなり変化があることが分かって、まあ多少は興味深いんだけど、アナウンサーの発する言葉の貧しさたるや、げんなりする。人間と人間が戦うからおもしろいんじゃないの、スポーツって。まるでこの世に日本チームしか存在しないかのような思考へと導こうとしている。TVばかり見ていると、確実にバカになりますね、こりゃ。

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毎度告知なんですけど。今年最後のPPFNP、来週末に迫ってきております。DJは4人編成になりました。ひさびさに森山兄弟の時間が増量。会場の場所など、もろもろ詳しくはこちら

*PPFNP Vol.63*
日時:2007年11月24日(土)18時~22時
会場:渋谷エッジエンド(Tel:03-5458-6385)
料金:800円(1ドリンク&おみやげ付き)
DJ:太田健一/タエラマン/森山弟(弟)/森山兄(兄、サウンド・オヴ・ミュージック)

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12月はなんだかいろいろ特別っぽいですよ。

月例の「黒試」と、その豪華版「黒超」。「黒試」は、またもや口石くんのライヴをフィーチュア。「黒超」は、「黒試」の内容がいいわりにいまいち認知度が低いので宣伝を打たにゃあ、ということでSZさんが言い出した企画。あれよあれよという間に轟さんたちのライヴも決定。どちらも近くなったら詳しく&ひつこく告知しますが、トップページ的なところに、関係者とか地図とかへのリンクつきの簡単な案内が載っているので、見たいひとは見てください。

*黒の試走車<テストカー> Vol.10*
日時:2007年12月8日(土)19時~23時
会場:渋谷メスカリート
料金:500円+1オーダー(500円~)
DJ:az/SZ/チバ/マジック/森山兄
ライヴ:口石アキラ

*黒の超特急*
日時:2007年12月16日(日)18時~22時
会場:渋谷エッジエンド(Tel:03-5458-6385)
料金:1000円(1ドリンクつき)
DJ:az/SZ/チバ/マジック/森山兄
ライヴ:轟渚と夕映えカルテット(轟渚、ジョー長岡、今井良英)
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by soundofmusic | 2007-11-16 03:22 | 日記 | Comments(0)

短絡宣言

なんだか用事が大増量中の昨今なんですが、昨日は昼前から夜まで神保町とその周辺をうろうろ。ベローチェで打ち合わせをおこない、ユニオンで二階堂和美の『ハミング・スイッチ』を買い、矢口史靖監督の実家であるとのうわさがあるがそれはガセネタであるらしい矢口書店で虫明亜呂無の本を買い、そのうち行きたいジャズ喫茶、BIGBOYの場所を確認し、それからアテネ・フランセのボリス・バルネット特集で3本一気見。体力が残っていたら、ユーロスペースのシュヴァンクマイエルにも行くつもりだったけど、さすがにムリだったのでおとなしく帰宅。

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『ハミング・スイッチ』には「関白宣言」だとか斉藤由貴の「卒業」だとかのカヴァーが入っている。ユア・ソング・イズ・グッドと組んだ「関白宣言」、もちろんオリジナルはアレの歌ったアレなわけなんですが、女のひとが歌うと、さすがにというか不思議にというか、いやーな感じがない。いいうたなんじゃないのかとすら思えてしまう。

この、男うた/女うたとみなされているものを別の性のパフォーマーが歌う、いわゆるクロス=ジェンダード・パフォーマンス(CGP、転身歌唱)というやつに対しては、もう何年も、ゆるやかに興味を持続させている。少なくとも英語圏だと、パフォーマーの性に合わせて、わりと何の抵抗もなく、歌詞を性転換させてしまう。つまり、「And I Lover Her」を女性歌手が歌うときは、だいたい「And I Lover Him」になる。

日本だとだいたいそのままですよね。まあ、「関白宣言」を女性の立場で歌いなおすとしたら、まったく別の歌になってしまうだろうけど。それはそれで興味深いのかもしれないけど、CGPならではのおもしろみはないよなあ。ところで、肝心のCGPについては、このページとか、この本とかを参照のこと。

「卒業」ともう1曲、松本隆が詞を書いた曲が入っていて、それにしても松本隆の詞はいい意味でキモい! 胸を締め付けられる。YouTubeで斉藤由貴の「卒業」はいろいろ出てくるので、つい見入ってしまったが、それにしても、そういえば、アルバム・タイトルが『AXIA』って。カセット・テープじゃん。などというツッコミをすンごいひさしぶりに入れてみる。蛇足ながら、「卒業式に泣かないと冷たいひとだと思われる」歌ってなんだっけ、というのはしょっちゅう忘れてしまうことのひとつです。

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バルネットは、3本の中で、唯一見たことのあった「諜報員」がいちばんおもしろかった。「ソ連」と「サーヴィス」、このふたつの単語がどうしても水と油と感じられるひとでも、この監督には舌を巻くだろう。一般に、娯楽性の高さでは世界最高水準とされているアメリカ映画の、さらに最上級の作品に混じっても、「諜報員」はなんら遜色ない。最後の最後、省略を見事に生かした、投げやりとも思えるテンポのよさ。

投げやりというより、ぽんぽんと投げつけるような展開、展開、また展開。現代ではほぼ絶滅した技法の中でも、アイリス・イン/アウトとともにおなじみのワイプが多用されているのが心地よかったです。

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d0000025_14255524.jpgこのバルネット特集は、明日まで。18時からの「諜報員」の上映のあと、渋谷で開催される下記のイヴェントに足を運んでみてはいかがでしょうか。

☆「黒の試走車<テストカー>」Vol.9
2007/11/10(土)19:00~23:00
@メスカリート(渋谷)
地図
チャージ:500円+1オーダー(500円)
DJ:マジック、チバ、SZ、az、森山兄
ゲストDJ:有馬ゆえ(カオサー)
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by soundofmusic | 2007-11-09 14:27 | 日記 | Comments(0)

伸びよ汝の舌よ、アリクイの如く

ひさしぶりに書いたら長くなったので、タイトルも無意味な重厚感を醸し出してみます(ハッタリともいう)。

まず連絡。11月24日(土)のPPFNPの情報をアップしました。たいして内容はございませんが、ご覧ください。

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新文芸坐でアルモドバル「ボルベール<帰郷>」と、佐藤祐市「キサラギ」の2本立てを見ました。風の吹きすさぶ中での女だらけの墓掃除と、それに続く、車に荷を積む女たちの尻を強調したショットと。このふたつで、ああ、アルモドバルは完全に映画を知り尽くしているのだなあ、と、彼の映画から何度か受けた感慨をまた思い出すことになり、その幸福感は最後まで持続することになる。

映画を見る幸福とはつまり、細部を味わう快楽でしかありえず、たとえばこの映画ならば、死んだ夫の血をペーパー・タオルで拭き取る際の、白が瞬時に赤を吸い込んでいく様子であり、ひょんなことからレストランを引き継ぐことになったペネロペ・クルスが、(そんなことしてる場合ではないのに!)生き生きと奔走する様子であり濃い色の野菜を刻む手つきでありテーブルに並んだグラスにカクテルを注いでいく動作であり、女たちが力を合わせて巨大な冷蔵庫をえっちらおっちら運ぶ作業であり、死んだはずの母親のおならのにおいがする、と鼻をくんくんさせるペネロペであり、その彼女に見つからぬようにベッドの下に隠れた母親が眺めるペネロペのハイヒールの往復である。

ここにはQBBのマンガ(「中学生日記」だったか?)やらトリュフォーやらヒッチコックを思わせるものがあるけれど、それはまあ、他人の空似だろう。そんなふうに重箱の隅をつつくことは映画を見る幸福とはなんの関係もない。重箱の隅を不信感とともにつつく者にではなく、皿の端っこに残ったソースのようなディテールを、舌ベロをアリクイみたいに長々と伸ばして舐め取る者こそ、映画の美食家と呼ばれるに値する。

クライマックス、TVで放送されているヴィスコンティの「ベリッシマ」を見るシーンがある。不覚にもクレジットを見るまで何の映画か気付かなかったけれど。その「べリッシマ」の中では、アパートの中庭で、ハワード・ホークスの「赤い河」が上映されていたっけ。何十年かしたあと、「ボルベール<帰郷>」を引用する映画は現れるだろうか、そしてわたしはそれを見ることができるだろうか。

なんてことは、映画が続いていくのであれば、実はどうでもいいことのような気もする。そして「キサラギ」も、つまらないということもないが、「ボルベール<帰郷>」の前ではまったくどうでもいいシロモノである。

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池袋から有楽町線で有楽町に移動して会社の健康診断をこなし、日比谷から千代田線で代々木上原に出て、最近立て続けに評判を聞いたロス・パペロテスに寄って、品の良い品揃えを堪能しつつ、なんだ、買うもんないじゃん、とあえて悪態をついてみてから1冊買って、軽く道に迷って25分くらい歩いてたどり着いた駒場博物館で見た特別展「Musica ex Machina -機械じかけの音楽-」が、おもしろかった。無料。

(すでにある)音楽を複製すること、の意味についてはいままでもさんざん考えてきたし、これからも折に触れて思いをめぐらすことになるのだろうけど、それと似ているようでもありまったく別の次元の話でもあるような気もする機械音楽/音楽機械については、ほとんど守備範囲外だったなあと思い至った。

近田春夫がだいぶ前に言っていたことを思い出すならば、その当時ですでに、打ち込みのドラムの音と生音は、それぞれ単体で聴き比べれば区別できるが、曲の一要素として見た場合、判別不可能とのこと。そこからが近田らしい物言いになるのだけど、ではある曲に打ち込みを使うか人力でやるかは、音楽的な思想信条の問題だ、と(そういう言葉づかいはしていなかったけれども)。

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d0000025_164169.jpg18世紀だかそこらには、鳥に歌を教えるための手回しオルガンがヨーロッパで流行していたらしく、教育対象となる鳥の音域にあわせて楽器の仕組みや名前も違っていた、などという事実を知ることができるのも興味深い。

自動演奏といって、穴の開いた紙をセットして演奏させるプレイヤー・ピアノを思い出すひともいるだろうけど、その概念が、現代の音楽制作ソフトウェアに引き継がれているのはおもしろい。なにしろ、なんだかんだ言わずとも、ロールの写真と、PCの画面を見比べていただければすぐ分かる。一目瞭然とはこのこと。

コンピューターによる音楽制作が、かならずしも従来の音楽のフォーマットを忠実に再現することを狙っていないのは誰でも分かると思う。その発想だって、別段新しいものではない。いわゆる楽譜を使わず、自動ピアノ用のロールに直接穿孔(する場所を指示?)することで「作曲」した作曲家についての展示もある。

それっていわば、作曲家が、直接レコードに溝を掘って「作曲」するのと似てる。なんだかわからんが、すげえ。

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会場には、日本語の歌詞を入力し、リズム・パターンやテンポ、雰囲気などを指定すると20秒ほどで自動的に作曲してくれるソフトウェアの展示もある。使用例として、ニュースの文言や天気予報を歌にしたり、あるいは著作権フリーのクラス(階級ではなく、学級ということだろうが)の歌を作ったりすること、が挙げられている。

実際にこれで、今学期の目標、みたいなものを歌にすることを考えてみる。一度でいい曲ができるとは思えないので、クラスのいろんな生徒が、各種のパラメーターをさまざまな組み合わせで入力して、「いい曲」ができてくるまで何度も何度も試すことになるだろう。最終的に、おっ、この曲いいじゃん、とのコンセンサスが得られたとき、その曲を出力させるに至った誰それくん(さん)が、その曲の「作曲者」として認識される可能性は、大いにある。

もっとも、音楽なんて、技術によって進歩してきたわけでもあって、これが何か本質的な変化をもたらすものなのかは、よく分からない。

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こういうのは頭のいいサイボークのひと好みの話題なのかもしれないなあとぼんやり思いながら帰ってきてみると、以前わたしが書いたことに対して、当のそのひとが的確に反応してくれていた(コチラ。テルミン関係の動画も面白いので、ご一読を)。

そもそもわたしが書いたその技術論というのが、自分でもどうも詰め切れていないなあと思いつつ見切り発車で載せたものなので、彼女のご指摘、ありがたくちょうだいしました。音楽と映画の単純比較は危険だ、というのはまったくそのとおりで、しかしやっぱり、上述したように、音楽も種々のテクノロジーを利用したり、それに翻弄されたりして変形を続けてきたのではないかと思ったりもするわけです。

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今週の土曜日です。会場のメスカリートは駒場博物館からたぶん歩いても15分くらい。複製音楽と機械音楽について考える1日にしてみてはいかがでしょうか。

☆「黒の試走車<テストカー>」Vol.9
2007/11/10(土)19:00~23:00
@メスカリート(渋谷)
地図
チャージ:500円+1オーダー(500円)
DJ:マジック、チバ、SZ、az、森山兄
ゲストDJ:有馬ゆえ(カオサー)

「Musica ex Machina -機械じかけの音楽-」の解説リーフレットとハガキ、複数部わしづかみにしてきたので、忘れなければ当日持参します。興味のある方は声かけてくれれば、差し上げます。
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by soundofmusic | 2007-11-06 16:42 | 日記 | Comments(2)

Pure Pop For Now People Volume 63

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2007年11月24日(土)18時~22時

渋谷エッジエンド(Tel:03-5458-6385)
地図。

800円(1ドリンク&おみやげ付き)

DJ:
太田健一
タエラマン
森山弟(弟)
森山兄(兄、やせてベルトがゆるくなったが体重が減っていない)

10周年のアニヴァーサリー・イヤーの最後の開催を飾るのは、ルーツ・ミュージックの伝道師、太田さんと、どんな曲がかかるのか予測不可能だが満足保証は間違いないタエラマンさんという、異色の組み合わせ。もっともそんなこといったら、こちとら、異色なのに王道という不思議な道を歩み続けてきたわけで、別段驚きはしません。ワクワクするだけです。

みなさんもワクワクしにきてください。おみやげもいつもどおり、楽しいのができあがっております。
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by soundofmusic | 2007-11-04 16:10 | PPFNPイヴェント情報 | Comments(0)