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皮肉の誕生

フジロックとかに行ってらしたみなさん、お疲れ様でした。わたしは渋谷でぴあフィルムフェスティバル通いが始まっております。ダグラス・サークは明日以降に固め見することにして、まずは昨日、ミロス・フォアマンを2本。

今回上映される4本は、いずれも渡米前、チェコスロヴァキア時代の作品。「ブロンドの恋」と「消防士の舞踏会」、どちらもなかなか面白かったですが、気になったのは、その皮肉な視線というか。当局への当てこすりで上映禁止になったりもしていたとはいうものの、いまからすると、それほど危険なものじゃあない。

旧ソ連とか、東欧諸国とかにおいて、庶民の気晴らしとして政府をおちょくった小咄が発達するなんて話はよく耳にしましたし、実際にそうだったんでしょう。制限された状態でこそ、それを逆手に取って皮肉(いうまでもなく、高度な言語表現のひとつ)が発達するのだと仮定すれば、表面的にはなにを言ってもいいことになっている現在の日本にはびこる言葉がどれもこれも貧しく、他人を攻撃することしか考えていないようなゲスなものばかりであるというのも、納得したくはないけれど納得せざるを得ないなあ、と。

映画の感想じゃないですね、すいません。しかし……

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20日(日)のPPFNPのセットリスト、完全版になりました。

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今度の土曜日のお知らせです。愉快なポピュラー音楽ゼミナーール! じゃじゃーん!

今回は、ゲストDJとして有馬ゆえさんが登場。さらに、すンばらしいシンガー・ソングライターふたりのデュオ、ジョーと渚のライヴもあります。 統計上、多くのひとが道に迷っていることが確認されています。事前によく場所をご確認ください。会場は、ふつうのマンション(入口にジュースの自販機が乱立してます)の1Fの奥がゴールデン街みたいになっていて、そのいちばん突き当たりです。臆せずにずんずんお進みください。

*黒の試走車<テストカー> Vol.18*
日時:2008年08月02日(土)19時~23時
会場:渋谷メスカリート
地図
料金:500円+1オーダー(500円~)
DJ:az/sz/チバ/マジック/森山兄
ゲストDJ:有馬ゆえ
LIVE:ジョーと渚(ジョー長岡轟渚

あ、最近発売になった轟さんのCD(ジョーさんもピアノで参加)は、こちらで試聴できます。 当日も販売されると思います。
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by soundofmusic | 2008-07-27 17:06 | 日記 | Comments(0)

融合

日曜日のPPFNP、無事終了しました。お越しくださったみなさん、ゲストDJの高嶋さんとチバさん、どうもありがとうございました。セットリストは、いまのところ暫定版があがっています。次回開催は09月27日(土)です。詳しくはまた後日。

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d0000025_1583751.jpg当日配布するつもりでいて、すんでのところで間に合わなかった「サウンド・オヴ・ミュージック」が、完成しつつあります。今回、珍しどころとしては、ブログ「首吊り芸人は首を吊らない。」の桜井晴也さんと、元ちちぼうろのジョー長岡さんに寄稿していただきました。ふたりとも、わたしの敬愛する文章家であります。好きに書いてもらう手もあったのだけど、原稿をお願いするにあたって、ちょっとしたしばりをかけてみました。どうなったかは、読んでのお楽しみ。

今週末以降、持ち歩くかもしれないので、会う予定のある方にはお渡しします。その他、お店とかに配布するかどうかは未定。なにか展開があったらお知らせします。

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d0000025_1585448.jpg月曜日、横浜まで行って、ソフィー・ファインズ「スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド」を見てきました。東京でもやってたけど、見逃したので。

これは、精神分析とか現代思想とかのひとであるジジェクが、異様に訛りのきつい英語で、2時間半、映画の話をするもの。わたしはこのひとの本を読んだことはないのですが、なぜだか偉いひとだとずっと思っています。冷静な手つきで映画を読み解くというよりも、ひたすら性急に話し続けることによって映画と寄り添い、最終的には映画との融合、一体化をもくろんでいるようでもあり、いま書きながら思ったのだけど、淀川長治に似ているかもしれません。

わたしは、何かを愛するあまり、対象そのものになろうとしてしまうひとが好きで、たとえばジャズが好きなあまり器楽のソロに歌詞をつけて歌ってしまったランバート,ヘンドリックス&ロスだとか、黒人音楽に憧れるあまり顔を黒く塗ってしまったシャネルズだとか。

ジジェクの一体化ぶりも相当なもので、具体的には、こんな感じです。

本業の思想を援用した分析のなかで、真偽のほどはさておくとして、話としておもしろかったのは、マルクス兄弟の3人を、フロイトによる意識の階層にたとえるもの。つまり、グルーチョが超自我(!)、計算高いチコが自我、で、ハーポがエス。純真さと狂気が同じくらい含まれているハーポが、3人の中でいちばん怖いと思っていたのですが、その理由がなんとなく分かる。「サイコ」も同様に読み解いていて、母親を2階から地下におろすのは、超自我からエスへの移動である、と。だから地下につれてこられた途端に母親は言葉が汚くなる、というのですが、よく思うのは、こういう理論の信憑性は誰が決めるのか。納得させられればそれが正しいってことなのかな。

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ところで後半でジジェクが、興味深い指摘をしていました。情緒的な満足を与えてくれる芸術的な映画は(正確な表現は忘れましたが、こんな感じ)、性行為を決して最後までは見せてくれない。逆に、性行為を見せてくれる映画(=ポルノ)は、映画としてはしょーもないものである、と。

なるほどたしかに事実としてはそのとおりであって、しかしあらためてそれを疑問に感じることもなかったわけですから、それが逆に不思議ではあります。そうなると、ポルノであると同時に1本の映画としても感動を与えてくれる(この言い方があまりにも雑駁なのは承知の上で、とりあえず)、ある種のロマンポルノは、世界的に見ても(見なくても)、相当特殊で貴重な形式なのではないかなあ、と。ジジェクによるロマンポルノ分析も期待したいところ。

わざわざ横浜まで行ってそんなスノッブなものを見なくてもほかにいくらでも見るべきものはあるだろうという指摘はそのとおりで、それはさておき、見に行ってよかったです。この作品、DVDはリージョンフリーで、日本語字幕もついているようです。イギリスのアマゾンで扱っているのは確認済み。機会があったら、ご覧ください。
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by soundofmusic | 2008-07-24 02:01 | 日記 | Comments(0)

リスト Volume 67 2008.07.21 ゲスト:高嶋里美(Super Seeder / BARTHREE)& チバ

***森山兄***

1 松本浩・市川秀男カルテット / ノスタルジア
2 Nancy Wilson / This Time The Dream's on Me
3 Gene McDaniels / Sweet Lover No More
4 パリスマッチ / 太陽の接吻
5 Elis Regina / Ladeira da Preguica
6 轟渚と夕映えカルテット / いますぐに
7 Bourevard of Broken Dreams / Beguine des Reves Brisees
8 いずみたく / O.S.T.「夜明けのうた」より
9 Carmen Miranda / Chattanooga Choo Choo
10 森山浩二 / アイム・イン・ザ・ムード・フォー・ラヴ
11 Gwyneth Herbert / Lay You Down
12 Matthew Sweet and Susanna Hoffs / The Kids Are Alright

<コメント>

1 和ジャズ。ほとんどMJQ。

2 ジャズ・ワルツ。

3 モッド・ジャズ。デイヴ・フリシュバーグ作。アルバム未収のシングル曲。オムニバスからかけました。

4 いまいち地味な感があるおしゃれユニット。まだ活動しているんでしょうか。この曲だけ妙に好きだった。

5 1973年ごろの曲。エレピが気持ちよかったような(どんな曲だかもう忘れてる)。ジルベルト・ジルのカヴァー?

6 最近出た初のスタジオ録音盤より。二胡を使ったシティ・ポップスというのも世界に例を見ないのでは。

7 80年代オランダの(たぶん。違うかも)ビッグバンド。というかキャバレーのハコバンみたい。じじむさいラテン。

8 蔵原惟繕「夜明けのうた」の未発売サントラより、フルートを使ったラウンジ風のナンバー。発売希望のひとはThink! Recordsまでメールしてください。

9 ブラジルの爆弾娘。細野などでおなじみの曲。

10 わたしの親戚ではない。和ボッサのライヴ。超メロウなエレピは佐藤允彦。ギターは高柳昌行。ライナーノーツは原田和典。

11 サンディ・デニー+ペンタングル? な、イギリスのジャズ系シンガー・ソングライター。

12 オタク青年と元バングルズのひとによる、往年のロックのカヴァー集より。これはザ・フーのカヴァー。

***森山弟***

1 Ike Quebec / Loie
2 Dexter Gordon / Manha De Carnaval
3 Paul Desmond / Bossa Antigua
4 Franc Sinatra & Antonio Carlos Jobim / The Girl From Ipanema
5 Marcos Valle / Mustang Cor De Sangue
6 モーターワークス / The Slide
7 エル・アール / Lazy Girl
8 コーネリアス / Fantasma
9 Brian Wilson / Good Vibrations
10 Pete Ham / Makes Me Feel Good

<コメント>

1 ぶっといテナーのアイク節が全開のボサ・アルバム「ボサ・ノヴァ・ソウル・サンバ」(62年、かわいい)より。

2 デクスター流のカーニヴァルの朝(黒いオルフェ)。重厚なボサっていうのも珍しいです。

3 シルクのごとく繊細なアルトの音色。こういう、ジャズ・オタに軽視されそうな音楽を森山兄弟は好みます。

4 シナトラmeetsボサ。聴く前の予想通りの音で、ある意味期待を裏切らないというか、ある意味、じゃあ別に聴く必要ないじゃんというか。

5 ブラジルの大御所ってことでいいですか。初期のマルコス・ヴァーリについては宇内藤山智太郎さんにお問い合わせください。

6 日本でいちばん好きな音楽家は、たぶん石田ショーキチです。歌唱は黒沢健一(元エル・アール)。

7 黒沢兄連投。ビーチ・ボーイズへのオマージュも楽しいなつかしの名曲。弟秀樹と和解したらしいと、森山兄から教えてもらいました(仲たがいしてたの知らなかったけど)。

8 こちらもビーチ・ボーイズへの露骨なオマージュ(ほとんどパロディ)。

9 ビーチ・ボーイズ本人登場。この人はまぁ、神ですから。

10 元バッド・フィンガー。哀しく短い人生(28年弱)にたくさんの宝石を残した愛すべきアーティスト。

***チバ***

1 Dia de verao / Eumir Deodato
2 Don't talk(put your head on my shoulder) / Brian Wilson (pet sounds live)
3 Slip on through / The Beach Boys
4 500 miles high / Chick Corea and return to forever
5 First Trip / Herbie Hancock
6 Who needs forever? / Astrud Gilberto
7 Estamos ai / Eumir Deodato
8 Magical connection / John Sebastian
9 Green grass / Gary Lewis and the playboys
10 To turn you on / Roxy Music
11 Fine time / New order
12 Winter love / RAH Band
13 Moving the river / Prefab Sprout
14 A White Sheep Walks(Gloove Tape Mix) / Sadesper Record

<コメント>

1 アルバム『percepcao』から。何かのサントラ風にも聞こえますがアレンジに異常なカッコよさを感じます。

2 ペットサウンズの曲ですがライブ音源はとても新鮮に聴ける時があります。

3 森山弟さんに煽られもう1曲ビーチボーイズ。アルバム『SUNFLOWER』の曲。かっこいいポップソングですがボーカルが熱いのがポイントでしょうか。

4 アルバム『light as a feather』 の曲。こういう音楽は最近グッときます。

5 このアルバムはわかりやすいというかとても聞きやすいので、まぁたまにはかけたいと思いました。

6 別アレンジもありますが、結構普通なこのアレンジが好きです。

7デオダート作品としてはジャズ色の強いボザ・ジャズアルバム『samba nova concepcao』より。ブラジリアン・ジャズという感じでしょうか。

8 あきらかに名曲で以前から変わらず好きです。

9 ジェリールイスの息子のバンドということでロッカーから軽んじられる傾向のあるポップグループ。これなんとなく流れでかけましたが、ほかにも非常に良いポップソングがあります。

10 ラストアルバム『AVALON』から。代表曲ではないけど典型的な後期ロキシーミュージックサウンド。ブライアンフェリーって変だな?と思っていましたが、後に初期のサウンドを聞いてイーノもいるしおかしなバンドだとわかりました。

11 この曲が出た頃、新しい音作りをしても変わらずニューオーダーなところが素晴らしい、と思った作品。

12 ラーバンド好きなのでかけました。この曲はメロディがすきで音は80年代感が結構あります。

13 これも80年代で。家で久しぶりに聞いてなつかしかったのでかけました。

14 ラフな打ち込みの音楽の理想型と思える曲です。U.F.Oという映画のサントラのようですが詳細は知りません。すいません。

***高嶋里美***

1 Ringo Starr / If It's Love That You Want
2 Phantom Planet / Dropped
3 Tally Hall / Taken For A Ride
4 They Might Be Giants / Seven Days Of The Week (I Never Go To Work)
5 Jim Boggia / Underground
6 Aimee Mann / Borrowing Time
7 Old 97's / My Two Feet
8 Jakob Dylan / War Is Kind
9 The Black Keys / Wicked Messenger(Bob Dylan)
10 Marah / Angels Of Destruction
11 Jim Bianco / Get On

<コメント>

1 私のかけるものはみんなアメリカ人です、と豪語してましたが嘘でした。いつも同じなのに新譜が出ると何故か買ってしまう呑気英国人林檎★大好きです。

2 米大ヒットドラマ「O.C」のOPソングで大ブレイクした、Weezer以降の青春ポップロックバンド。新譜Raise The Deadは70年~80年代ロックへのオマージュも。

3 テリーホールではなくタリーホールというミシガン出身のバンドです。久々にゼイマイツを彷彿させるコンプレックス・ポップバンド出現。E.L.Oや10ccの現代版って感じ?

4 ゼイマイツ、健在です。子供の数え歌CDより、一週間どの日も働かないゾ!というすばらしい歌。

5 エイミー・マン、エミット・ローズ、ピート・トーマスなどとも交流のある、シンガーポップソングライター。声と売れてないところがキャンディ・ブッチャーズとそっくり。

6 いつも同じなのに新譜が出ると何故か買ってしまう姐御。やはりかっこいい。万が一また来日したら頑張って最前で見たいです。

7 数年前ヴォーカリストのBECK似の顔ジャケソロで結構売れた。今年バンド復活、ポップでアーシーでマイウェイ。

8 The Wallflowersを畳んで、バンドの装飾を全て取り除いたソロも静かに熱くて良いです。シンプルなのに父ちゃんとは対局な感じ。

9 その父ちゃんの映画「I'm not there」のサントラより。オハイオのデュオ黒鍵が、ゴリゴリロックに仕上げました。

10 いそうでいない、Old 97'sを暑苦しくしたようなフィラデルフィアのカントリーロック兄弟バンド。スティーヴ・アールのお気に入り。

11 トム・ウェイツの再来と言われたりもする+ジャジーでウェットな、アメリカンミュージックを継承するちょいワル兄貴。3度目の来日公演を切望!

***森山弟***

1 Ben Harper / Sliding Delta
2 サニーデイサービス / さよなら!街の恋人たち
3 Ronnie Lane & Slim Chance / G' Morning
4 Idha / Ooh La La
5 Travis / Baby One More Time
6 Neville Brothers / Big Chief
7 Baker Brothers / All Baked Out
8 渡辺貞夫 / ロシアより愛をこめて
9 Spanky Wilson / Can't See The Forest For The Trees
10 Paul Weller / Family Affair

<コメント>

1 ミシシッピ・ジョン・ハートのトリビュート盤より。ベック、タジ・マハール、ルシンダ・ウィリアムス、ギリアン・ウェルチなど新旧の豪華メンバー参加。

2 夏はこの曲。

3 英国田舎サウンドの極致、ロニー・レイン。

4 ロニー・レインのカバー。

5 ブリちゃんのカバー。

6 ブルース・ムービー「ライトニング・イン・ア・ボトル」のサントラより。ブルース音楽におけるニュー・オリンズの特異な影響を確認できます。

7 現代UKジャズ・ファンクの雄。

8 貞夫さん(宇都宮市民はこう呼びます)の、日本にボサ・ノヴァを広めた功績についてはあまり語られていない気がします。つい最近テレビで「コンサートにかみさんが見に来ると、いいとこ見せようと思って未だにうまく演奏できない」と現在75歳の貞夫さんは語っていました。

9 かつての憧れの黒人女性をオタク気味の白人男性が呼び戻すという構図が、ジャッキー・ブラウンのパム・グリアーを想起させるソウル・シンガー。再発見後の2007年録音。

10 スライ&ザ・ファミリー・ストーンの名曲をポール・ウェラーがカバー。カバー・アルバム「スタジオ150」の日本盤ボーナス・トラックです。

***森山兄***

1 Sonny Stitt / Tasty Cakes
2 The Feelies / The Undertow
3 Original Cast Recording "Joy" / Nothing But a Fool
4 Sasha Dobson / Cold to Colder
5 Teddy Thompson / You Finally Said Something Good (When You Said Goodbye)
6 Carlene Carter / Why Be Blue
7 Son Volt / Looking at The World Through a Windshield
8 Paul McCartney / Ever Present Past
9 Don Crawford / She's Gone Now
10 轟渚と夕映えカルテット / なりたい
11 John Phillips / First and Last Thing You Do
12 Loudon Wainwright III / The Swimming Song
13 Nic Jones / The Swimming Song
14 Dee Felice / Please Don't Talk About Me When I'm Gone
15 アン・サリー / グッドナイト

<コメント>

1 強烈なラテン・ソウル・ジャズ。

2 再結成記念。最近再発された『オンリー・ライフ』より。フィーリーズは曲はまったく覚えられないが、聴いた瞬間にフィーリーズだと分かります。その点で、きわめてポスト・モダンなロックンロール・バンドだと思います。

3 ブラジルの怪人シヴーカとかオスカー・ブラウン・ジュニアとかがやったミュージカルのオリジナル・キャスト盤。

4 ジェシ・ハリスにバックアップされてる系の(違うかも)シンガー・ソングライター。ほのぼのしてていい感じです。

5 ストリングス・アレンジはリチャード・カービーだったかも。ギターの感じなんかおやじそっくりだなあと思ってクレジットを見たらおやじ本人だった。

6 10何年ぶりだかに出た新譜より。ゴキゲンなカントゥリー・ロック。元クローヴァーのジョン・マクフィーが全面的に参加。っていっても、誰それ?でしょうけど。裏ジャケの写真はほぼ直枝政太郎。

7 このへんゲストDJの高嶋さんへのサーヴィス選曲。オルタナ・カントゥリー。

8 去年の新譜より。XTCとかカーネーションみたいな曲。パットンさんも反応してたのでそのたとえで正しいと思われる。

9 ドラム・ブレイクがかっこいいので一瞬いい曲のような気がしてしまうが実は曲自体は凡庸な、ソウル・フォーキー。

10 短い中に旨味がぎゅっとつまってる。日本のコーネル・デュプリー、樋口裕志のソロがナイス。ジョー長岡の(「テイク・ファイヴ」な?)ピアノ・ソロもナイス。みなさんもCD買わないといけないっす。

11 ロバート・アルトマンの怪作映画「BIRD★SHT」のサントラより。CD化されているがまったく見かけない。どこかで売っていたら買っといてください。

12 ルーファス、マーサ兄妹のお父上。後半の「ウーーーゥイーーー!」というシャウトが好きです。

13 全人類が聴くべきイングランドのトラッド・シンガー。12のカヴァー。ニックは若いころプールの監視員をしていて、だもんでこの曲が好きなんだそうです。

14 JBのとこにいたドラマーだそうですが、自分名義の作品ではそんなところは微塵も感じさせませんね。この曲は、モーズ・アリスンやバンバンバザールが歌っていることでもおなじみ。

15 オムニバス『アップル・オヴ・ハー・アイ りんごの子守唄』より。ビートルズのカヴァーです。おやすみなさいzzz

***おまけCD「Pure Pop Festival of the Nations」曲目***

1 スガシカオ / 前人未到のハイジャンプ
2 グレート3 / ゴルフ
3 Jack Johnson / Mudfootball
4 The Specials / Rat Race
5 The Trojans / Keep on Running
6 Francois de Roubaix / Judo
7 小沢健二 / ローラースケート・パーク
8 Dave Frishberg / Van Lingle Mungo
9 Stackridge / Anyone for Tennis
10 Esquivel / Sun Valley Ski Run
11 大瀧詠一 / 1969年のドラッグレース
12 The Trashmen / Surfin' Bird
13 直枝政広&ブラウンノーズ / あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
14 Loudon Wainwright III / The Swimming Song
15 Meg Baird / The Waltze of The Tennis Players
16 Terry Cashman / Willie, Mickey & The Duke (Talkin' Baseball)
17 松任谷由実 / まぶしい草野球
18 The Intruders / (Love Is Like A) Baseball Game
19 ピチカート・ファイヴ / 水泳
20 Art Blakey & The Jazz Messengers / Ping Pong
21 Sister Wynona Carr / The Ball Game

☆オリムピックの便乗企画で、スポーツに関係ありそうな曲を集めました。
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by soundofmusic | 2008-07-23 01:10 | PPFNPセットリスト | Comments(0)

切り捨て御免

もう先月になりますが、渋谷で酒井俊のライヴを見たあと、azさんの付き添いでタワーレコードに行って、500円のワゴンを覗いたり(サン・ヴォルトのベスト盤を買った)、存在すら忘れていたバウンスをもらったり(音楽ファン業界用語満載。気持ちわりぃ)、して、ついでにぶらぶら店内を流している途中に立ち寄った試聴機で聴いてちょっといいなと思ったグウィネス・ハーバートのアルバム『ビィトウィーン・ミー&ザ・ワードローブ』を、先週、大森のレコファンで買った。

世界中の至るところから次々に湧いて出てきている、ジャズの味がついたシンガー・ソングライターのひとりで、ぱっと聴いて、あ、いいな、と思い、ほぼ同時に、そういえば最近こういうの多いよなあ、とも思う。いまいち決め手には欠ける感じですが、なんでもイギリス人として20年ぶりくらいに米ブルーノートと契約したんだとかで(うろ覚え。違うかも)、もしかすると逸材なのかもしれません。

ときどき、ジョニ・ミッチェルの影がちらつきます。それだけなら、よくあるタイプ。何曲かでは、弦のよく張ったウッド・ベースに乗せて、キリリとよく冷えた歌声を聞かせてくれていて、ペンタングルにサンディ・デニーが入ったら、もしかしたらこんな音楽が出来たかもしれない、と想像させてくれました。

とりあえず1曲、YouTubeのリンクを紹介しときます。
Gwyneth Herbert - Lay You Down - Live Acoustic Session

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何度か紹介している、徳本直之+鎌田綾監督の短篇映画「しあわせ」の最新情報。イメージフォーラム・フェスティバルの一環として、19日(土)の16時半から、横浜美術館で上映されます。とりあえずいまのところ予定されている上映は、これが最後。ご近所の方はサンダルばきで、遠くの方は行楽がてら、足を運んでみてください。

わたしは19日には行きませんで、21日に「スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド」を見に行く予定です。その後は横浜地区のディスクユニオンに参戦します。

もろもろは、イメージフォーラム・フェスティバルの公式サイトにて。

ところで、「しあわせ」の海外向け英語字幕版というのができておりまして、森山の兄弟で英語字幕を担当しました。19日に上映されるのは日本語のみのオリジナル・ヴァージョンだと思いますが、今後どこか海外の映画祭で上映される可能性があります。ご覧になった方は、ぜひ報告を。

興味があったので引き受けたものの、終わってみると、神をも恐れぬふるまいとはこのことだなと反省しています。技術文書ならともかく、劇映画の言葉が1対1対応で翻訳可能なはずもなく、なおかつ、わたしの英語力では、いくつも浮かぶ候補のうちでどれがいちばんふさわしいのかを見極めるのも難しい。というわけで、もっぱら誤訳をしないよう注意することに終始しましたが、ひとつを選ぶこと、イコール、その他すべてをばっさり切り捨てること、であって、その痛みはときに快感でもあったことは白状しておきます。

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20日(日)はPPFNPです。丸11周年のお祝いです。みなさん、お祝いに来てください。ゲストはおなじみの高嶋さん、そして「黒の試走車」で毎回独自のプレイを聞かせてくれているチバさん。チバさんを未体験の方は、この日に遊びに来ると、人生の楽しみがひとつ増えるわけです。うらやましい。

PPFNP Vol.67
日時:2008年07月20日(日)18時~22時
会場:渋谷エッジエンド(Tel:03-5458-6385)
地図。
料金:800円(1ドリンク&おみやげ付き)
DJ:高嶋里美(Super Seeder/BARTHREE)/チバ/森山弟(弟)/森山兄(兄、サウンド・オヴ・ミュージック)
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by soundofmusic | 2008-07-13 17:08 | 日記 | Comments(0)

金による検閲

d0000025_056555.jpg映画やライヴみたいに、日が決まっているものなら予定をあわせて行かざるを得ないけれど、何か月もやっている系の展覧会だと、ほぼ確実に行くのを忘れる。印刷博物館の企画展示「デザイナー誕生:1950年代日本のグラフィック」、気になったままほったらかしていたらいつの間にか会期終了が迫っていたので、あわてて行ってきた。

輪ゴムの箱、ポスター、広告、本の装丁、包装紙、レコジャケ、雑誌などなど、500点くらい出ていた。一部自主制作の作品(≒ファイン・アート?)もあったけれど、ほとんどがクライアントのいる商業デザインであって、マルレン・フツィエフの言う「金による検閲」を受けたものばかり。それでいて、あるいは、それだからこそ、知恵を絞って技術的な(そして、その他もろもろの)制約を乗り越える様子は感動的ですらある。

実のところは、そういったこととは関係なく、アイディアとひらめきにあふれたデザインが満載で、目に嬉しかった。かわいらしかったり、ダイナミックだったり、スマートだったり。図録を買わなかったので、チラシから勝手に写真を撮ったものを載せます。左が栗谷川健一による国鉄の観光ポスター。右は大橋正の明治チョコレートのポスター。

そういえば映画のポスターは、ほとんどなかったな。粟津潔が手がけた、「嵐を呼ぶ男」の海外向けポスターがあって、これは洒落てた。

6日(日)までなので、興味のある方はこの週末にぜひ。

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んで、今晩はこちら。ご都合のよろしい方はぜひ。今回はゲストに、6月の試走車でのメイド姿が眼にまぶしかったsteinさんをお迎え。SZさんは御欠席とされていましたが、もしかしたら出席かも。

*黒の試走車<テストカー> Vol.17*
日時:2008年07月05日(土)19時~23時
会場:渋谷メスカリート
地図
料金:500円+1オーダー(500円~)
DJ:az/チバ/マジック/森山兄
ゲストDJ:stein
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by soundofmusic | 2008-07-05 00:59 | 日記 | Comments(0)