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リスト Volume 75 2009.11.28 ゲスト:スズ&ssota

d0000025_1852283.jpg***森山兄***

01 Ron Sexsmith / Crayon Angel
02 Jeb Loy Nichols / Sometime Somewhere Somebody
03 あじさい切符で / 春うつ
04 Iron & Wine | Calexico / A history of Lovers
05 Lisa o Piu / Traitor
06 Lol Coxhill / I am the Walrus
07 Thad Jones/Pepper Adams Quintet / Yes Sir, That's My Baby
08 Annett Louisan / Teilzeithippie
09 Nellie McKay / Crazy Rhythm
10 Kings of Convenience / Me in You
11 酒井俊 / アナザー・サッド・ソング
12 Back Door / 32-20 Blues
13 The Crown Royals / All Night Burner
14 加川良 / カントリーハット・ホップ

<コメント>

01 今年出た、ジュディ・シルのトリビュート・アルバムより。シル本人の音楽をよく知らなくても、昨今のフリー・フォーク界隈の概観にも役立つ好盤。

02 イアン・ゴムとの共演盤が出るとの情報を聞いていたせいもあって、なんとなくイギリスのSSWかと思っていましたが、「変わった経歴のもち主である。広大な自然を誇るワイオミング州に生まれ、ブルーグラスやサザン・ソウルの産湯に浸かり、ティーンエイジャーでパンクの洗礼を受けニューヨークへ……。そこでスリッツ、ネネ・チェリーといった英国のアーティストたちと意気投合し渡英。80年代にはロンドンで、ON-Uサウンドの設立者であるダブ・ミキサー、エイドリアン・シャーウッドと共同生活を送り、ポスト・パンク〜ニューウェイヴの大波をかぶりながら、クラブ・シーンに深く関わった。しかし、90年代に入ると自らのルーツであるカントリーに回帰し、97年『Lovers Knot』でソロ・デビューを飾る。(中略)<ON-U>レーベルのジャケット・デザイナーという顔ももっている。」だそうです。ポール・ウェラーを思いっきりフォーキー&ジャジーにしたらこんな感じになるかな?

03 オーガニックな打ち込みでさりげなく味付けされたバンド・サウンド+頼りなくもひとなつっこいうた。VUの3rdやサニーデイなんかを引き合いに出される関西のバンド。スズさんの反応を期待したが、微動だにせず。玉砕。

04 ある意味アメリカーナのスーパー・グループか。

05 女性ヴォーカリストのリサさんと、ピウというバンドが一緒に作ったアルバムより。深い森界隈でこの秋最大の収穫かも。スウェーデンのひとたち。

06 カンタベリー系のサックス奏者。ビートルズのカヴァー。子供たちのコーラス+抽象的なピアノ。どちらかというと「黒の試走車」向きか。

07 コムパクト版サド=メル的なコムボ作『ミーン・ホワット・ユー・セイ』より。デューク・ピアスンがハープシコードを弾く。ラグタイムというかリズムがあってない感じ。

08 ドイツの渋谷系=ドブヤ系の女性歌手。ジャケット(写真)から想像できるような音です。ノスタルジックな曲。

09 しぶとくメジャー復帰した自作自演歌手。山崎ま*かさんのブログにて出ていることを知った。ドリス・デイ・ソング・ブック『ノーマル・アズ・ブルーベリー・パイ』より。

10 “ノルウェイのサイモン&ガーファンクル”? ひさしぶりに出た新譜から、ノース・マリン・ドライヴ的な曲。

11 12年くらい前のドイツあたりの映画「バンディッツ」(女囚がロック・バンドを結成する。未見)の曲のようです。出演しているヤスミン・タバタバイというひとが作ったらしい。

12 昔のイギリスの?3人組のジャズ・ロック・トリオ。この曲は、ロバート・ジョンソンをエレキ・ベースの弾き語りでカヴァーしたもの。はなわがブルースを歌ったようなものを想像してください。

13 フリー・ジャズ系の?サックス奏者、ケン・ヴァンダーマークがやっていたジャズ・ファンク・バンド。12年くらい前のアルバムのタイトル曲。

14 吉田拓郎に手紙を書いたことで知られるフォーク歌手。メンフィス録音盤『南行きハイウェイ』より。

***森山弟***

01 Fela Kuti / Perambulator
02 イエロー・モンキー / 夜明けのスキャット
03 中森明菜 / 色彩のブルース
04 エゴ・ラッピン / サイコアナルシス
05 Fishbone / Party At Ground Zero

<コメント>

01 77年ぐらいの録音(リリースは83年)の「バラムビュレーター」のタイトル曲。A面B面1曲ずつという、相変らずの「長い、黒い、熱い」の三拍子が揃った安心の内容。

02 北関東が誇る歌姫、由紀さおりのカバー。改めて聴くと、こういうものがちゃんと売れる当時の日本の音楽マーケットの土壌に感心してしまいます。

03 新旧アーティストの楽曲を明菜の歌でお届けしているっぽい「歌姫」シリーズよりエゴ・ラッピンのカバー。徳永英明に便乗してるのかと思ったら第一弾は15年前とのことで、失礼いたしました。フォーク・ソング編やらも含めると10枚近くカバー集をリリースしている模様。これは2002年の第二弾に収録。

04 そのエゴ・ラッピン。先日ボーカルの中納良恵のソロ(「ソレイユ」)を買ってみました。意外にも柔和な作品でこれならグループと分けて作る意味があるなと思っていたら、「やっぱりエゴ・ラッピンの方がいい!」とかいうレビューを見かけてげんなりしました。比較してどうしようっていうんでしょうか。

05 ミクスチャー・ロックの先駆者ってことになるのかな。中学生の時にこの曲が収録されたEPを聴いてブッ飛んだことは今でも鮮明に覚えてます。今聴いてもこの勢いはすごい。

***ssota***

01 The KLF / Madrugada Eterna
02 Art Of Noise / Crusoe
03 Art Of Noise / Opus 4
04 YMO / Nostalgia
05 The KLF / Trancentral Lost In My Mind
06 The KLF / The Lights Of Baton Rouge Pass By
07 Tokyo No.1 Soul Set / 世田通Blooming
08 Art Of Noise / Camilla
09 Art Of Noise / Ode To Don Jose
10 Art Of Noise / Counterpoint
11 The Gentle People / Parfum
12 Sigur Ros / Takk...
13 Sigur Ros / Glosoli
14 Ukawanimation! feat. Merzbow / 羽毛に纏わる水滴無限循環
15 Aphex Twin / Gwarek2
16 The Heliocentrics / Distant Star

***スズ***

01 Auto Pilot / White Light Ride
02 ペンギンノイズ / Bad Days
03 COIL / 追放と楽園(Album Mix)
04 Luminous Orange / Give A Hint
05 WINNIE / First Class Speed Of Light
06 VELTPUNCH / DIC 954
07 Spangle Call Lilli Line / Dism
08 Swinging Popsicle / シネマニ
09 G-Ampere / 水の中で死ぬ
10 フルカワミキ / Sunburst

<コメント>

うつむけ青春!-Japanese Shoegazing Style Only-

***森山弟***

01 Lucinda Williams / Real Love
02 バースデイ / カレンダー・ガール
03 Eddie Roberts Quintet / Strada Statale 163 (Sabato Triste)
04 James Cotton Band / Creeper Creeps Again
05 Speedometer / Wait Up (This Time I'm Going)
06 Art Blakey and Jazz Messengers / Gertrude's Bounce
07 Joe Venuti / Strike Up the Band
08 曽我部恵一BAND / 魔法のバスに乗って

<コメント>

01 オルタナ・カントリー界の姉御、ルシンダ姐さんの最新作より。例によってブルーズ、ロック、フォーキーなもののバランスが心地よい。ぶっきらぼうで渇いてるのに、この妙な艶はなんなんでしょうか。

02 前月に本牧のベイホールでのライブをたまたま見に行って、ホールの雰囲気にマッチしたいい感じの枯れ具合に驚きました。若者がやってるロックバンドを聴く気がさらに失せるから困るんですが、そう簡単にこの域まではたどり着けないだろうという貫禄を見せてもらいました。とてもいいバンドだと思います。

03 現代UKの素晴らしいジャズ・ファンク・バンド、ニュー・マスターサウンズのリーダー/ギタリストのソロ・プロジェクト第二弾(たぶん)。グループでのゴリゴリのドファンクと違ってクール&ブリージンな一枚。現代の音楽を、ネタが出尽くしてしまった後の「材料選びとサジ加減がすべての世界」ととらえると、センスと品のかたまりのような心憎い作品。

04 ファンク・ブルーズの試金石/金字塔/鉄板「100%コットン」(74年)より。世の中には絶対に避けて通れないレコードというのが存在していて、確実にそこに含まれる作品。これがダメならファンク・ブルーズと自分の人生には縁がないと判断できる便利な作品でもあります。

05 現代UKの白人ディープ・ファンク・バンド。ケブ・ダージを中心としたここ10年弱のUKディープ・ファンクの波は本格派が多くてうれしい限り。

06 ファンキー・ジャズと言えば重鎮中の重鎮であるアート・ブレイキーは外せませんよね。ジョン・ヘンドリックスが参加してたり、トライブ・コールド・クエストのサンプリングネタに使われた曲が入ってたりすることで有名な73年の「ブハイナ」より。

07 ジャズ・バイオリンというニッチな業界でステファン・グラッペリの影に隠れた巨人。バイオリンとスウィング・ジャズの意外な相性のよさは目からうろこ。

08 「キラキラ!」(08年)より。曽我部のおっさんいい年して気味が悪いという意見がある一方、個人的には明るくて元気の出る楽しい良作だと思います。晴れた日なんかに聴くと気持ちがすっきりします。アホっぽいコメントですいません。

***森山兄***

01 Q-Tip / Heels
02 白木秀雄 / スイーテスト・オブ・オール
03 Quantic and His Combo Barbaro / I Just Fell in Love Again
04 benzo / 抱きしめたい
05 ママレイド・ラグ / レイン
06 Fleet Foxes / White Winter Hymnal
07 Loudon Wainwright III / Feel So Good
08 Duke Ellington and His Orchestra / Neo-Creole

<コメント>

01 オクラ入りしていてようやく今年正式に発売された『カマール・ジ・アブストラクト』より。ロック風のギターをフィーチュア。

02 日本のジャズ・ドラマーによる加山雄三曲集より。「若人がもっとも好むリズムであるジャズ・ロツク...」みたいなことがライナーに書いてあります。ごきげんだぜっ。

03 イギリスの?オーケストラひとりがどこかに行ってそこのひとたちと作った?アルバムより。生音志向が強まっていていいです。

04 90年代に2枚くらいアルバムを出して解散したうたものレアグルーヴ・バンド。アマゾンのページには「フリーボ、コークベリーあたりがライバルになりそうな感じ」と書かれているのが時代を感じさせます。

05 2002年ごろにデビューして、現在も地道に活動中らしい。この曲はいつもにもましてかなり大瀧詠一濃度が高いです。

06 若いのにフォーキー!と英米各紙誌で大評判を呼んでいますが、過去40年間のフォーク・ロック史のなかでさほど突出して出来がいいというほどでもないと思います。いまは若いから青くさい好ましさがありますが、10年後にはU2みたいな説教くさくてうっとうしいバンドになっていることでしょう。

07 カナディアン・フォーキー。モーズ・アリスンのカヴァー。共同プロデュースを手がけているのは、来年発売のモーズのアルバムをもプロデュースしているジョー・ヘンリー。

08 60年代後半から70年代前半の録音を集めた『アップ・イン・デュークス・ワークショップ』より。

***おまけCD「Marriage License」曲目***

01. ケルカン / Will You Marry Me?
02. Kenny Vance / Honeymoon in Cuba
03. 吾妻光良&スウィンギン・バッパーズ / 嫁の里帰り
04. Mary Hopkin / The Honeymoon Song
05. Carmen Miranda / The Wedding Samba (O Samba Nupcial)
06. 小島麻由美 / 結婚相談所
07. Thad Jones/Pepper Adams Quintet / Wives and Lovers
08. Jackie Cain & Roy Kral / Side by Side
09. 雪村いづみ / 恋と結婚
10. XTC / Happy Families
11. 福山雅治 / お嫁においで
12. Fairport Convention / Sir B. MacKenzie's Daughter's Lament for the 77th Mounted Lancers Retreat from the Straights of Loch Knombe, in the Year of Our Lord 1727, on the Occasion of the Announcement of Her Marriage to the Laird of Kinleakie
13. 曽我部恵一バンド / 結婚しよう
14. Gene Parsons / Take a City Bride
15. Ry Cooder / A Married Man's a Fool
16. Bob Dylan / My Wife's Home Town
17. Tom Waits / Better off without a Wife
18. Of Montreal / Honeymoon in San Francisco
19. Caetano Veloso / Minha Mulher
20. Crosby, Stills, Nash & Young / Our House
21. The Chi-Lites / Marriage License
22. Harry Nilsson / Love Story
23. Quinteto Ternura / Baby

☆森山兄弟の周りで最近結婚したひとたちが何組かあったのでそのひとたちにまとめて捧げる結婚関係の曲集です。
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by soundofmusic | 2009-11-29 18:52 | PPFNPセットリスト | Comments(0)

東神奈川っていうといっつも驚かされるのが、あそこって、川崎のちょっと先くらいのつもりでいると、どっちかっていうとほとんど横浜(駅としての)なんだよなあということで、日曜日、法事があったので東神奈川に行ってきました。

血縁関係がよくわかってないんですが、横浜のおばさまと呼ばれていたのだから横浜に住んでいた、親戚かなんかだったひとの7回忌。こうして書いてみると、横浜の、ってきちんと認識されているわけなんだけど。お寺でお経をあげてもらって、寺から見て斜め前くらいにあるお墓でお線香を上げました。

さて、こっから本題に入るので、ここから前の部分は読まなくてもよかったです(読んじゃった?)。お墓なんてそうしょっちゅう行くもんでもないので、ここに並んだ、最近系のカジュアルなお墓のいくつかを興味深く見ました。従来系の「○○家之墓」「先祖代々之墓」なんかに混在して、「愛」とか「憩」とか、一文字系(いちもんじ・けいと読むと、変身系のヒーローみたい)のものもけっこう目立つ。どうもキリスト教のひとのお墓みたいです。そういうのはだいたい形も正方形に近い。ひとつ、「帆」ってのがあった。ありゃなんだったんだろう。

さらに、名前でも一文字でもなく、みつをっぽい短文が刻まれたものもあって、これなんか、墓というよりもはや石碑に近い感じ。そういえば、奄美大島で見たのは、墓石の形はごくふつうで、書かれているのも「○○家之墓」でしたが、文字が刻まれた部分が、金色に塗られてびかびか光ってた。そこの墓地にあった墓はみんなそうだったから、そういうもんなんでしょう。鈴木清順かと思いました。

個性的に埋葬したい/されたい欲求ってのがわたしとしてはどうもわかんなくて、でも、そういう気持ちと、一般常識にもとづく無難な線とがせめぎあってこういう風になってるんだな今、と、勉強させてもらいました。

……なんて、殊勝な気持ちで立ち去ろうとすると、出入口のそばに看板があって、そこにすごいことが書いてある。いわく、ここの墓地は○○寺の所有だから、業者からここの墓地を買うひとは、○○寺に話がついているか確認してほしい。勝手に墓を立てると罰金をとることもある。だそうです(大意)。

おいおい、おだやかじゃないね、まったく。

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PPFNP、あさってに迫ってきました。今回は、香川のナカ*マさんに来日して回してもらう予定でしたが、諸事情により来日がキャンセルとなりました。残念ですが、またいつかの機会にぜひお願いしたく思っています。代打として、黒の試走車などでおなじみのスズさんにご登場いただきます。お楽しみに。

みなさまこぞってお越しください。
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by soundofmusic | 2009-11-26 12:11 | 日記 | Comments(0)

法外

先週、ライ・クーダーとニック・ロウのコンサートに行ってきました。オーチャード・ホール。12000円というお値段はそれだけ見れば高いのだけど6000円×2と考えればまったく法外ではないし、そもそもこういったものの値段は高いだの安いだのと言っても仕方がないわけなので要は自分が楽しめればそれでよさそうなもんなんだけど、振り返ってみるに、ホールでやるいわゆるロック系のコンサートで音響的な満足を得られた記憶がここ数年なくって、たぶんPAではなくて自分の耳の問題なんだろう、この日もひどく味気ない印象だけが残り、やはりロックは複製音楽だからCDで聴くのがいちばんだよなー、と思ってしまった。

ニック・ロウは初めて見て以来、たぶん東京でライヴがあるときは毎回行ってると思うのでたぶん4回目か5回目か。(本職の、と言っていいものかいまとなっては迷うけど)電気ベースを弾いているところを初めて見てちょっと感激。スポーティなシャート姿で、「グラン・トリノ」のミスタ・コワルスキーに圧倒的に欠けていたのはこの種のチャームだったんだなと気付いた。まあ、ミスタ・コワルスキーはアメリカ人だからしゃーないか。

で、そのアメリカ人のライ・クーダーは、談志みたいな派手なシャツ+バンダナ姿で、ニクソンが懐かしいかなんか言ってたね。ほっとくとすぐ似非ラテン風のサウンドになっちゃうところは嫌いじゃない、というかむしろ好き。

終わったあと、ピーター・バラカンか宮崎あおいでもいねえかなとあたりを見回してみたものの、ふたりとも見当たらず、逆に、エッジエンドの遠藤さん(後ろの列に座ってた)に発見されました。

帰りにはやたらとコスト・パフォーマンスのよい上海食堂で大量のチャーハンを食べたし、開演前にユニオンで買ったフリート・フォクシーズの中古CDは輸入盤って書いてあったのにいざ見てみたらボーナス・トラック入りの日本盤だったし、なんだかんだで悪くない日だった。CDには、ロッキンオン関係のひとが書いたらしい文章を印刷した紙がついてきていて、そういうものは読まないで捨てればいいわけなんですがやっぱりちょっと読んでしまうと、このバンドは、シアトルから出てきたバンドとしてはニルヴァーナ以来の衝撃、と書いてあるように読める。

はたしてそれほどのものか? ロック雑誌のひとならば、どうしてこれが数十万枚のセールスに至ったのかの分析をしてほしいし、もし音楽の話がしたいのであれば比べるべきはここ数年の英米のフォーク・ロック・リヴァイヴァル(的なもの)の動向であって、ニルヴァーナじゃないだろうと思うよ。
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by soundofmusic | 2009-11-18 08:30 | 日記 | Comments(0)

ブログをやってる友達

d0000025_17232674.jpg先日案内した時点ではリンク張ってませんでしたが、28日のPPFNPに出ていただくナカ*マさんはブログ「名前が読めません(笑)。」を運営しておられます。ご本人曰くこのブログ、空気も読めない上に期間限定であるという、いわば三重苦を背負ったヘレン・ケラーのようなシロモノであるらしいので、いまのうちにみなさませっせと閲覧されるのがよろしいかと思われる。

そういえば、と思い出したついでのように書いてみると、「ブログの運営」という表現、軽いものと重いものがめちゃくちゃに入ったリュックサック(背負いづらい)みたいな、なんとも据わりの悪い言い方に思える。たいていの場合は「ブログをやってる(持ってる)」で済むわけだけど、多少あらたまった言い方をしたいときとか、あるいは、ひとさまのブログについて言及するときなんか、ほかの言い方が欲しいときがある。ブログをお持ちでらっしゃる、とか、ブログをなさる、なんてのはちょっとざぁますハバァくさくて困っちまうわけだし。貴ブログとか拙ブログとかも、自分じゃ使いませんねえ。着ぶくれっぽくて。

さらに、このことを書いたことがあったかどうか、以前、「プログの購読」って言い方はもすこしどうにかならないか、なる話が出て、結局それで結論は出なかったんだったっけ。subscribeは金銭がからまなくても使える表現みたいだけど(だよね?)、それにそのまま対応するニュートラルな日本語が「読者になる」しか思いつかなかった。「愛読」でよさそうなもんだけど、定期的に、あるいはRSSリーダーでチェックしていても必ずしも愛読しているとは限らないというのがミソである。

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ところで、ジョー長岡さんの(ようやくブログになった)「音瓶波ラヂオ」の11月5日付の記事に、「僕は今後、基本的にはライブの告知を電子メールではしないことにしました。」とあって、うーん、とうなってしまう。賛成か反対かといわれれば、どちらでもない。これは本当にひとそれぞれだと思う……事前にわかっていたほうがありがたいひとも、直前にメールもらったほうがいいひとも両方いるだろう。

ここはわたしのブログなのでわたしの勝手な希望を書くならば、毎月20日ごろに翌月の休みの希望を出すので、それまでに日程が分かっているともろもろの予定を入れやすい。ジョーさんには、ライヴの日取りが決まったらなるべく早く(正式にでなくてもいいので)告知してほしいと思います。

自分でするほうの告知についていうと、これまたなかなか微妙な問題がありまして、森山からメールもらってもうっとうしいだけだと思っているひとにも案内を送ってしまっているかもしれないし、難しい。みなさんここを見て遊びに来てください、で済めば楽なんだけども。

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家族で奄美大島に行き、家族には先に帰ってもらって、わたしひとりだけ鹿児島まで船に乗り、そこから飛行機で戻ってきました。奄美は亡くなった祖母(父の母)の故郷で、訪ねるのは初めて。いろいろ珍しいものを見てきました。

まず着いた日、空港から名瀬に向かう車中から見た景色。比較的低層の&オールドスクールな集合住宅と熱帯系の植物(ソテツ?)の取り合わせが、キューバのハバナみたいだった(行ったことはない)。ホテルに着いてなにかを渡されたとき、フロントのひとが、「これはこうして使われてください」的なことを言う。この独自の敬語システムは何度か耳にした。

独自システムといえば、ホテルから徒歩数分のところにあったファミレス、ジョイフルもそうで、ついた翌日に行ったら、会計のときにドリンクバーの割引券をくれた。で、また2日後くらいに行ってその券を使ってドリンクバーを頼んだら、また帰りにその券をくれた。なもんで、帰りに立ち寄った鹿児島でも時間調整のために入ってしまった。なにしろこの券を使うと、ドリンクバーが130円になるのだ。たった5日間でがっちりとわたしを取り込むおそるべきシステム……。ただしこのチェーン、九州にしかないようだ、と書きかけて調べてみたらおそるべし、全国に700店舗もあって、関東にも神奈川県以外の一都五県に進出している。看板の見かけはデニーズそっくりなのだけど、全国的に見たら、デニーズのほうがジョイフルそっくりと言うべきか。日本は広いねえ。

ということで、写真は、そのジョイフルのビッグチョコマウンテン450円。高さ8cmと書いてあった。なんだか大味っぽい印象を受けるかもしれませんが、とても美味でした。
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by soundofmusic | 2009-11-09 17:22 | 日記 | Comments(2)

うたとギター

d0000025_2112584.jpg昔けっこうよく行っていた気がするもののもう何年も足を踏み入れていなかった新宿武蔵野館で、D・A・ペネベイカー「ドント・ルック・バック」を見ました。

65年のボブ・ディランの渡英などを記録したドキュメンタリーで、いろんな言葉を書いた画用紙を1枚ずつ捨てていく「サブタレイニアン・ホームシック・ブルース」のPV的映像(フリッパーズ・ギターも引用した)はここに入っている。この映画、恥ずかしながらはじめて見ましたが、脂の乗りかかった時期のディランの素材としての強靭さと、粒子の粗いモノクロ映像のかっこよさとの相乗効果で、たいしたことのない内容を1時間半飽きずに見せてしまいます。

ディランのドキュメンタリーというといまではスコセッシのやたらと長いやつがあって、長いので見てないんですが、いまではそっちのほうが定番なのかもしれません。とはいえ、やっぱりリアルタイムで作られたものは、後年の視点から見た歴史的重要性がどれくらい含まれているのか、ということは別の次元で認識、評価してやるべきではないかと思いました。

開演前にかかっていた音楽が、ディランの、この映画の時期からはもうちょっとあとのエレキ化したもので、このへんのリズム感ってほんとにおもしろい。いわゆるシャッフルとはまた違って、ドタバタしながらハネるようなというか。「ドント~」でも、小節の区切りを飛び越えつつ連結させるというか、ほとんどラップに近い節回しがあったり、かと思うとストレートにゴスペルを思わせる瞬間もあったり。あと、ジョーン・バエズ(だよね?)が、ペンタングルなんかも歌っているたぶんイングランドのトラッドを歌っていて、それもよかった。

この武蔵野館での上映、やたらと期間限定されまくってて、31日(土)に始まって明日3日(火)までなのです。20時半からの1日1回のみの上映。興味のあるひとはお見逃しなきよう。わたし、フィルムセンターで清水宏の戦前作品を見てから行ったら、客層のあまりのギャップにクラクラしてしまいました。

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で、3日(火)は、残念ながらわたし行けないけど、新高円寺のスタックス・フレッドでジョー長岡さんのワンマン・ライヴがあります。7月のPPFNPで彼のうたに触れたっきりでその後、聴いてなくて禁断症状を起こしているひとも多いはず。ぜひ、駆けつけられたし。

ディランは今日、月曜の晩に済ませちゃって、火曜日はジョーさんを聴きに行くのがいいと思うのよ。内容はくどくど説明しない。フライヤーの写真の面がまえに、ほぼ全部あらわれているとおもうので、各人それを見てみてください。

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28日(土)のPPFNPの詳細が出ました。ステキなゲスト2名をお迎えすることになり、いまから楽しみです。
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by soundofmusic | 2009-11-02 02:07 | 日記 | Comments(4)