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無芸

d0000025_9203769.jpgまったく何の芸もない感想ですが、もう1月も終わりか、と思うと、時間のたつのは本当に早い。このあいだ開催されたばっかりだというのに、来週末、2月4日(土)はもう「黒の試走車」の日ですよ。ということで、詳細を掲載しました。ゲストはオカムラくんとせんくんです。

遊ぶ金欲しさにバイトの話を受けてしまい、しばらくそちらに時間と気力をとられていました(とはいっても映画見に行ったりCD買ったりはしてた……って、それじゃいつもと一緒じゃん!)が、わたしがそうこうしているあいだにも、恒例の、「2011年のあなたの生活その他に関するアンケート」の回答がみなさまから集まり始めております。ありがたい限りです。要項には1月末〆切りとありますが、実際はもう少し先まで受け付けていますので、みなさまどうぞくじけず、おじけづかず、ご参加くださいませ。

(最終的にいつまでOKかということは、いろいろ編集上の都合がありますので現段階では明確にできませんが、わたしが自分の分にまだほとんど手をつけていないので、しばらくは大丈夫なはずです)

それにしてもこの企画も、なんだかんだでもうざっと15年目くらいになります。たしか1回お休みしたけど。このアンケート編集は、自分が好きでやっていることのなかではいちばん嫌いな(というか、めんどくさい)作業なので、とりあえずいままで作ったものをずらっと並べて、やる気を出したいです。ヒッチコックみたいに悦に入りたい。なにはともあれ、みなさんからいただく原稿だけが心の支えです。よろしくどうぞ~。
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by soundofmusic | 2012-01-27 09:22 | 日記 | Comments(0)

黒の試走車<テストカー> Vol.59

日時:2012年02月04日(土)19時~23時
会場:渋谷メスカリート(渋谷区円山町28-8第18宮廷マンション1階奥つきあたり)
地図
料金:500円+1オーダー(500円~)
DJ:チバ/あずまきょういち/森山兄
ゲスト:せん/オカムラ

☆「黒の試走車<テストカー>」は、毎月第1土曜日に開催される、踊る前から踊り疲れているひとのためのイヴェントです。ラウンジの名の下に、ロック、ジャズ、ソウル、ラテン、邦楽、フレンチ、サントラ、モンド、電子音楽などをデタラメ、かつ控えめ(音量が)にお届けしています。

会場のメスカリートは、渋谷、道玄坂をのぼりきった先、マンションの1階つきあたり奥にあるスペース。全身にぬるま湯のように浸透する絶妙な反響効果で、何を聴いても自宅の3割増しでいい印象を受けることができる不思議な音楽空間です。未知の音楽との出会いに、既知の音楽との再会に。軽い舞踏に。気のおけない会話に。酩酊に。密会に。ぜひ一度遊びにいらしてください。

2月のゲストは、それぞれ何度かご出場いただき、すっかりおなじみの2名様です。お楽しみに!

過去分のセットリストその他は、「黒の試走車<テストカー>」のmixiコミュニティにて閲覧可能です。

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by soundofmusic | 2012-01-26 23:51 | 黒の試走車イヴェント情報 | Comments(0)

日曜日の魚釣り

d0000025_18542949.jpg*タイトルと本文は関係ありません。

さて、地味に話題が途切れないニック・ロウですが、ウィルコ、メイヴィス・ステイプルズと一緒にシカゴのどっかの楽屋でザ・バンドの「ザ・ウェイト」をリハーサルしている動画が発表されました。こちら。ロウさんが最初のほう、たまたまそこに居合わせたおっさんみたいにそこにいるのがなんともいえずいいですね。こういう、むしろスクウェアなたたずまいの、白髪のロックンローラーが21世紀の初頭に存在しているというだけでも、ロック音楽の半世紀の歴史はムダではなかったのだなと感じます。

ウィルコとニック・ロウのトゥアーの、客が撮った動画はけっこう出回っているみたい。ウィルコをバックにしてニック・ロウが「恋するふたり」をうたったりしているのもあって、やっぱり生で見てみたいなあとちらっと思う。

それとは関係なく、ロバート・ベントン監督「クレイマー、クレイマー」をひさしぶりに見た。ダスティン・ホフマンが言うまでもなくよいのですが、これ、ほかの役者がやったらどうだったろうなと考えると、たとえばジョン・ウェインとかハンフリー・ボガートでは無理だし、グレゴリー・ペックでもケイリー・グラントでもジェイムズ・ステュアートでもダメでしょう。

もちろん、演じることはできるし映画にはなるだろうけど、彼らはああいう、奥さんに出て行かれて、自分で買い物した荷物をかかえて出勤する男を、真剣さとヒューモアの絶妙の配合でもって体現することはできないと思う。完全なジャンル映画としてのコメディのキャラクターとして演じるか、あるいはまったくのミスキャストになってしまうのか、どちらかではないかな。わたしはアメリカン・ニューシネマ的なものへの思い入れはほとんどないけれど、新しいタイプの俳優が何人かでてきただけでも、充分意味はあったなと思う。

というかそもそも、あの映画自体が、70年代のウーマンリブを背景にして成り立ったものであって、もちろんそれ以前も、女は家を出て行ったりはしていたのだろうけど、あのメリル・ストリープのようにではなかっただろう。新しい題材なんてなくて、そう見えるだけ、なのかもしれないけれど、いろいろなピースがぴたりとはまると、これだけ気持ちいいものができる。

ここで上手にフレンチ・トーストを作れるまでになったダスティン・ホフマンが次に挑んだのが「トッツィー」で、残念ながらこれは見てない。宣伝とかの感じはなんとなく覚えてるけど。

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さて明日、PPFNPです。今晩がんばっておまけ焼き増ししますので、ぜひともみなさま足をお運びのほどを! ゲストの太田さんは、今後ご登場いただく機会が減りそうな感じですので、グッドタイムミュージックを浴びたい方はお見逃しなく~。

*PPFNP Vol.88*
日時:2012年01月14日(土)18時~22時
会場:渋谷エッジエンド(Tel:03-5458-6385)
料金:800円(1ドリンク&おみやげ付き)
DJ:KCQイトウ/太田健一/森山弟(弟)/森山兄(兄、サウンド・オヴ・ミュージック)
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by soundofmusic | 2012-01-13 18:55 | 日記 | Comments(2)

働き出してからずっと、年末年始も関係ない職場しか知らないせいか、とくにゆっくりしたいなあと思ったりっていうのもなくて、さらに今年はTVもないので元日の新聞と何通かの年賀状以外には正月気分を味わう手がかりすらなく、とはいえ申し訳程度に部屋の掃除をしてみたり、あるいは半年ぶりくらいにきちんと湯船につかってみたり、なんてことをしているうちに、誕生日を迎え、すっかり世間も平常モードに戻ったところで、今晩はメスカリートで「黒の試走車」です。

☆黒の試走車<テストカー> Vol.58
日時:2012年01月07日(土)19時~23時
会場:渋谷メスカリート(渋谷区円山町28-8第18宮廷マンション1階奥つきあたり)
料金:500円+1オーダー(500円~)
DJ:チバ/あずまきょういち/森山兄
ゲスト:stein/アツロー

あずまさんは昨年末に活動停止したムーンライダーズの究極の名曲ばかりを持ち時間いっぱい使ってかけるそうです。わたしも1曲くらいかけてみようかな。あとは亡くなった林光もひとつくらいあってもいいし。まあ基本は、最近買った、手の届く範囲にあるCDのなかからの選曲が中心になると思われます。今回はカントゥリー系は少なめか、あるいはナシかも。

みなさまのお越しをお待ちしております☆お正月くらいは会いたいな♪
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by soundofmusic | 2012-01-07 01:51 | 日記 | Comments(0)

ごあいさつ

d0000025_1302520.jpgあけましておめでとうございます。旧年中お世話になったみなさん、イヴェントにお越しくださったみなさん、どうもありがとうございました。今年もよろしくお願いします。

1997年夏にスタートして以来、PPFNPは2か月に1回、休まずに開催してきましたが、2011年3月12日の回はさすがに当日休止にしました。そのへんの事情はここに書いてあります。地震だけだったら、開催していた可能性は高かった、と思います。そんな日に渋谷で音楽をまったり流している場所があってもいいんじゃないか、と。音楽には、炊き出しや仮設住居のような即効性はもちろんないけれど、たとえば仮に、家まで2時間歩いて帰らなくちゃいけないっていうときに、途中で焚き火やってたら、足を止めて少し休んでくでしょ。そんなイメージ。

「震災後」うんぬんというよりも1年を通してはるかに気になったのは、CDというメディアの地位の凋落で、それは何度か書いたように、ディスクユニオンの中古盤の価格の定価という形で如実に現れていると思います。とはいうものの、当たり前だけどMP3化はおろか、CD化されていない音楽だって大量にあるわけで、とにかく円盤状の媒体にはまだまだもうひとふんばりしてほしい。

フリーペーパー「サウンド・オヴ・ミュージック」は、アンケートの特大号以外の通常号を出さなかった。このあいだ紹介したキメラブックみたいなものに接すると、なんかこうがんばんなきゃ、と思うのですが、フリーペーパーを作る上での具体的ながんばり方がもう、よく分からなくなってきている。これは明らかにブログやツイッターで発言してガス抜きしているのと、あと、自分がデザイン関係の興味と才能が弱い(というか、ない)のが理由だと思います。

ほぼ「サウンド・オヴ・ミュージック」的なものとして、6月ごろ、いろんなところに書いた自分の文章を集めた冊子を作りました(詳細)。これは数年前からぼんやり考えていたことで、でも恥ずかしいので実行に移さずにいたもの。公平に見て、自分の作品集はそろそろあってもいいと思ったし、内容にはそれなりに満足しているけれども反応はきわめて鈍かった。やはり自分自身が楽しんでいるほどには自分の書いたものは他人にはウケてないのだなと思い知りました。いい勉強になった。ごく小部数しかつくってませんがそれでもまだなお残部あるので、欲しい方はお申し出ください。

とまあ、わたしの振り返りはこんな感じです。みなさんの振り返りをいま、募っております。こちらの要項をご覧の上、お気軽にご参加ください。

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さて、新年しょっぱなのDJイヴェントのお知らせ。にぎやかにお届けいたしますよ。

☆黒の試走車<テストカー> Vol.58

日時:2012年01月07日(土)19時~23時
会場:渋谷メスカリート(渋谷区円山町28-8第18宮廷マンション1階奥つきあたり)
地図。
料金:500円+1オーダー(500円~)
DJ:チバ/あずまきょういち/森山兄
ゲスト:stein/アツロー

詳細はこちら

さて、あずまさんが、「選曲にジャンル、テーマのないイベントなので毎回告知には困ってる」と困っています。そして実際問題、充実した内容のわりにはお客さんがほとんどいなかったりして、「回している我々に対してはともかく、これじゃ音楽に対して失礼だ」と思うことがしばしばなので、ちょっとなにか書いてみますね。

まず大前提として、この場では音楽がかかっているので、音楽が嫌いなひとには不向きかもしれません。しかし、いわゆる「クラブ」と聞いて想像されるかもしれないような、激しい照明の明滅とか、会話できないほどの音量とか、立錐の余地のない空間とか、そういったものは、ないです。むしろ、BGMの音量がやや大きめなバー、くらいにとらえていただいたほうが正解。そして、バーといっても気取った感じやスノッブな雰囲気はなくて、学校の同級生の家に来たようなつもりでくつろいでいただけます。

そしてそこでなにがおこなわれているかというと、わたしは、実態としては、これは「批評」なんだろうと考えています。このあいだ、大谷能生がトーク・イヴェントで、音楽や文学に触れると、現在が現在だけで成立しているわけではなくて、過去も未来もミルフィーユ状の地層になって積み重なっているのが分かる、と言っていてなるほどと思いましたが、要はそういうことです。

いわゆるクラブ・ミュージックのDJたちがおこなっていることも、直接的な肉体反応をいかに効率的に引き出すかというきわめて高度な営為だとおもいますが、「黒の試走車」のレギュラー3人がおこなっているのは、大げさに言うならば、20世紀の音楽の集合的記憶をスウィングさせる試みです(ほかのお二方には、「そんなことしてない!」と言われてしまうかも……)。

どんな音楽も単独で存在しているわけではなくて、必ずほかにつながる回路を持っている。それは、作り手が意識している部分(具体的な引用だとか)と意識してない部分とがあって、よいDJというのは、あるものからほかにつながる回路の見出し方に敏感な聴き手である、と定義できるかもしれません。つなぎかたにはいろいろあって、可能性のヴァリエイションはほとんど無限に近い。「黒の試走車」はその楽しさを知っていて、追求しているイヴェントだといえるでしょう。そういうわたしたちが、わざわざ特定のジャンルやテーマ(特定のミュージシャンの名を冠した「○○ナイト」とか)を設定して、そのキーワードにだけ反応する「熱心な」聴き手にかかずらわる必要があるとはどうしても思えない。

と、ここまで書くと、充分ヒかれてしまうと思いますし、どうだい俺たちセンスがいいだろう、と言ってるみたいに聞こえるかもしれませんが(言ってますが)、単に、音楽の楽しみ方の当たり前の形を提案しようとしているに過ぎません。そして、このDJという批評行為の特徴は、ほかの批評と違って、うまくいけばいくほどとっつきやすい形になるということ。高度な達成になればなるほど、スムースに耳に入り、体にしみこみ、脳を震わせてくれるのです。
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by soundofmusic | 2012-01-01 01:32 | 日記 | Comments(0)