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あまく危険な香り

d0000025_8344980.jpg月例DJイヴェント「黒の試走車」、明日19時から、渋谷のはずれのメスカリートで開催されます。あなたを楽しませてみせますので、こぞってお越しくださいませ。イヴェントについての詳しい情報はこちら

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田端義夫のドキュメンタリー映画「オース!バタヤン」を見ました。のっけから、ザ・ノース・フェイスのシャツを着用した立川談志が「オース!」とあいさつして始まり、続いて白木みのる、そして寺内タケシがコメントするという振れ幅の大きさが特徴的。ほかにも内田勘太郎、中川敬、北中正和、小室等、瀬川昌久、千昌夫、佐高信などなどが続々登場。

バタヤンが第二の故郷と呼ぶ、大阪・鶴橋(彼の発音によると、巻き舌でトゥルルッハシ)の小学校でのコンサートの様子に、上に挙げたようないろんなひとのコメントやら、過去の映像やらが混じる構成はまあ、オーソドックスなんだけど、1時間半見てると、芸能人と一般人の境目が厳然として存在していた時代のひとなんだなとはっきり分かる。素人がうっかり近づいちゃいけない。でも甘いにおいがして、どうしようもなく惹きつけられてしまう。要するに危険なんです。そこらのロックのひとよりよっぽど。

内田勘太郎は、バタヤンの電気ギターのスタイルを、エルモア・ジェイムズやハウリン・ウルフを引き合いに出して語ってて、なるほど大げさとも思えない。病気で片目を悪くしたこともあって、親しみやすくもドスの利いたルックスも、なんとなく日本人離れしてる。しばしば水平と称されるギターのかまえは、よく見ると、むしろ水平以上っていうか以下っていうか、とにかくネックのほうが下がってる。

鶴橋のコンサートでは、浜村淳が出てきて、バタヤンの登場前に客をあっためたり、曲前にナレーションしたり、曲間にはバタヤンに話を振ったりして、場を進めていく。さすがにお歳なので、わたしが子供のころTVで聞いてたのと比べると声のハリは明らかに衰えているけれど、メロウなグルーヴはそのまんま。司会がいてこそ成立する音楽のスタイルがあるんだなあと感慨を受けた。

バタヤン、女好きで有名なひとだけあって、そのへんの話題もふんだんに出てくる。おもしろかったのは寺内タケシの証言。バタヤンがしかけてくる女の話を拒絶して、ギターの話に持ってこうとすると、「なんであなたはすぐ音楽の話ばっかりするんだ」とあきれられたそう。でもあるとき、ハブの粉をもらったとも言ってた。

バタヤンの奥さんと長女もインタヴューに応じてて、やっぱりまとっている空気が一般人のソレではない。奥さんもバタヤンよりだいぶ若いとおもうけど、ヘタしたらわたしより若いんじゃないかとおもわれる長女さんの謎の美女っぷりに、一目惚れした。なんかの活動をしているひとに違いないがジャンルが分からない。

わからないと言えばこの映画の監督もそうで、名前が田村孟太雲。どういうひとなのか、そして今後ずっとこの名前でやっていくつもりなんだろうか。
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by soundofmusic | 2013-05-31 08:36 | 日記 | Comments(0)

音楽と人

d0000025_12562260.jpg先日、阪本正義さんの家に遊びに行ったときの話の続きですが、呑んで話しているうちにキーワードとして「黒っぽい白」「黒っぽい白」というのが何度も出てきて、阪本さんからはそういうコンピを作ってよ! と言われたので、作ってみました。タイトルは『Blue Eyes & Yellow Skin』。曲目は画像参照。おもに英・米・日の、非黒人による黒人音楽っぽい音楽集です。珍しいものは入ってませんが、ご希望の方いらっしゃいましたらなにかのついでに差し上げますのでご連絡ください。

ふだんPPFNPのおまけで配っているものは、森山兄と弟でだいたい半分ずつ曲を出し合って、わたしが順番を決めています。自分で選んだのでないものには、いい意味でも悪い意味でも、「なんでこんな曲が選ばれてるんだろうか……」と思うものが一定数必ずあって、そこが苦労のしどころでもあるしおもしろい部分でもある。たまには全部自分で選んで作ってみるのもいいだろうなあと内心おもってたんですが、いざやってみると、自分でいいと思った曲を集めて自分のやりたいように並べる作業、意外に手ごたえがない。自分でこいた屁ぇを自分で吸って満足してるような、ユープケッチャ的なアレがありますね。屁ぇは失礼か。

関連して、アラバマ・シェイクスのアルバムをこのあいだ買って、これは昨今のレトロ系アクトのなかではいちばんいいだろうと思ってるんですけど、弱点があるとしたら、あまりにも分かりやすすぎるところなんじゃないか。ジャンル問わず、往年の名盤たるもの、ひとつくらい、「なんでこんな曲が入ってるんだろうか……」って思う曲があった気がしていて、それは単に数合わせのために作らされたつまんない曲だったり、当時のリスナーにはリアルに響いていたのが劣化してしまったのだったり、いずれにしてもなんらかの痕跡がそこにはあるはず。で、よくできたレトロ系アクトほど、普通にいい部分、自分に分かる要素だけ取り出して再生産しちゃう(それができちゃう)から、えっなにこれ、みたいな成分はなくなっていきますね。と長々と書いてみて、いわゆる「優等生的」という言い方がそれにあたるのかなと思いました。

そういう、自分に分かる部分だけを濾過して取り出した最たるものが、いわゆるフリーソウル系のコンピなのだと思われ、わたしも無意識のうちにそのへんの影響を受けまくっているんだなあと、今回コンピを作ってみて気付きました。だからこれはわたしの(90年代的)フィルターの性能の限界をはっきりとあらわしているとともに、普通に聴いたら普通に気持ちいい音源になっているとは思います。

とかいいながら、昨日、細野晴臣の新譜『ヘヴンリー・ミュージック』を買って聴いてたら、この音楽の気持ちよさはまさに、細野フィルターの気持ちよさなんだよね。編集的なセンス、とわざわざおおげさに言うまでもなく、ごはん食べに行って右の店と左の店のどっちを選ぶかだってそのひとのありようが出るわけで、音楽を作ったり聴いたりする行為に、そのひとそのものがあらわれないほうがどうかしてる。
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by soundofmusic | 2013-05-23 12:57 | 日記 | Comments(0)

リスト Volume 96 2013.05.11 ゲスト:noirse & 甲斐真資 (./irori)

***森山兄***

01 Robbie Williams & Nicole Kidman / Somethin' Stupid
02 Luke Winslow-King / I've Got the Blues for Rampart Street
03 Rita Calypso / Wailing of the Willow
04 The Autumn Defense / Feel You Now
05 Jim O'rourke(Vo: 小坂忠) / Don't Make me Over
06 Alabama Shakes / Hang Loose
07 Larry Jon Wilson / I Remember it Well
08 Barry Goldberg / Shady Hotel
09 Ry Cooder / Do Re Mi
10 Dave Lang / Keep A-Goin'
11 キリンジ / ホライゾン!ホライゾン!
12 Maxwell Davis / Hey, Good Lookin'
13 The Chi-Lites / My Heart Just Keeps on Breaking

☆コメント☆
♪01 (元)テイク・ザットのひとと、高身長系ハリウッド女優とのデュエット。『スウィング・ホウェン・ユーアー・ウィニング』より。もともとはフランク&ナンシー・シナトラ父娘の曲。 (YouTube)

♪02 最近気に入ってるおしゃれフォーキー。新譜『ザ・カミング・タイド』より。マリアッチ風の味付けもいい感じ。 (Amazon)

♪03 誰もそんな言い方してませんが、スペインの土岐麻子。『シカリプティコ』より、ニルソンのカヴァー。(YouTube)
この曲はアストラッド・ジルベルトもうたってる。(YouTube)

♪04 ウィルコの一部メンバーによるサイド・プロジェクト。『ジ・オータム・ディフェンス』より。(Amazon)

♪05 オルークが、細野晴臣、青山陽一、カヒミ・カリィ、サーストン・ムーアなど、曲ごとに違ったヴォーカリストを迎えて作ったバート・バカラックのカヴァー集『オール・カインズ・オブ・ピープル』より。(Amazon)

♪06 昨今のレトロ系アクトだとこれがいちばんいいです。『ボーイズ&ガールズ』より。(YouTube)

♪07 アウトローっぽいカントゥリー・ファンク。『レット・ミー・シング・マイ・ソング・トゥ・ユー』より。 (YouTube)

♪08 最近、新・名盤探険隊としても再発されたアルバム。ボブ・ディランとジェリー・ウェクスラーの共同プロデュースですが、ディランの仕事の痕跡はこれといって見当たらず。メロウ・グルーヴ。(Amazon)

♪09 ファースト『ライ・クーダー』より。自分で楽器やりたいなあとか本気で思うことはもうないんですが、もしギターが弾けたら、こういうラフな感じでエレキ弾き語りできたらいいだろうなあと思います。(YouTube)

♪10 ロバート・アルトマンの映画「ナッシュビル」のサントラの完全カヴァー盤より。あんまり有名なひとは参加してないです。ニーコ・ケースくらいかな。(Amazon)

♪11 カントゥリーっぽいドライヴ感がいいですね。『ボイエンシー』(Amazon)より。 これはファミコンっぽいアレンジ。

♪12 1916-1970。米・カンサス州生まれのサックス奏者。よく知らないひとですが、なんで我が家にはこのひとの3枚組のベストなんてものがあるんだろう。この曲はたぶんハンク・ウィリアムスのカヴァー。(Amazon)

♪13 シカゴのメロウ・ソウル・グループ。フィドルが入って、カントゥリー的な味付けがされているのが好きです。『ア・レター・トゥ・マイセルフ』より。(YouTube)

***森山弟***

01 Lambert & Nuttycombe / Mr. Bojangles (1970)
02 Rosie Brown / Bliss (2008)
03 Quantic Soul Orchestra / Feeling Good (2005)
04 土岐麻子 / Feelin' Good (2004)
05 Tristeza / i am a cheetah (2000)
06 Mo' Horizons / Remember Tomorrow (2001)
07 Noonday Underground / Yours Forever (2010)
08 Primal Scream / Blood Money (2000)
09 Buddy Rich / Three Day Sucker (1975)

☆コメント☆
♪01 イギリスのフォーク・デュオによるジェリー・ジェフ・ウォーカーのカヴァー。木漏れ日フォークの名盤。

♪02 ポスト・ノラ・ジョーンズ的な女性SSW。ストレート・ノー・チェイサー誌によると絶頂期のジョニ・ミッチェルのようだそうですけどそれはさすがに言い過ぎ。ただしとてもよいです。

♪03 ジャズ、ヒップホップ、ブレイクビーツを融合させるクアンティック(ウィル・ホランド)によるディープ・ファンク・バンド。

♪04 Cymbalsの土岐麻子がジャズを歌ったアルバムより。前のQuantic Soul Orchestraと同じ曲もアレンジで全然違って聞こえるなと思ってかけました。

♪05 アルバム・リーフことジミー・ラヴェルが在籍していたポスト・ロック・バンド。とんでもないチルアウト感。

♪06 ドイツのユニットなのかな。ラテン・ジャズ・ファンク。なかなか異様なグルーヴ。

♪07 現代のモッズ・ミュージック。ダンス音楽はやっぱり生音の方がいい。

♪08 「XTRMNTR」収録の凶悪なインスト曲。

♪09 バディ・リッチ楽団のビッグ・バンド・マシーンよりごりごりしたジャズ・ファンク。

***noirse***

01 The Western Sound Orchestra / For a Few Dollars More
02 Dwight Yoakam / Wichita Lineman
03 Sally Spring / I Can't Understand Why
04 Latin Playboys / Ten Believers
05 The Texas Troubadours / Rose City Chimes
06 Chuck Mead / She Got the Ring (I Got the Finger)
07 Jack Palance / Dancing Like Children
08 Don Henley / Searching for a Heart
09 Boz Scaggs / Mixed Up, Shook Up Girl
10 King Wilkie / Sweet Dream
11 Brave Combo / Tubular Jugs
12 Walter Hyatt / Motor City Man

♪01 モリコーネによる『夕陽のガンマン』のテーマ曲。ただ使用したのはサントラからではなくて、イーストウッドの『Sings Country Favorites』にオマケで収録されてるもの。映画と同じヴァージョンなのかどうかは分かりません。本編はイーストウッドが甘くソフトな声でミディアムに歌いまくっていて、イーストウッド好きなら持ってなきゃウソでしょう。

♪02 ドワイト・ヨーカムによるカバーアルバム『Under The Covers』収録曲。ジミー・ウェッブのペンによるカントリーの名曲。

♪03 バーズのジーン・パーソンズイチオシのSSW。『Mockingbird』収録。でもこれしかリリースなさそうですね。ベースはテレヴィジョンのフレッド・スミス。

♪04 ロス・ロボスのメンバーとミッチェル・フレーム/チャド・ブレイクコンビによるプロジェクトのデビュー作『Latin Playboys』収録。アメリカーナ音楽の最高峰だと個人的に思ってます。ところで「アメリカーナ」って実際のところなんなんでしょうね。

♪05 アーネスト・タブのバックバンドによるインストアルバム『Almost To Tulsa: The Instrumentals』収録。タブはカントリー史上初めてエレキを導入したとされていて、ということはアメリカ音楽史上でも最初期のエレキバンドと言ってもいいのではないでしょうか(分かりませんが)。ギターの音が異常によいです。

♪06 BR549のチャック・ミードのソロデビュー作『Journeyman's Wager』収録曲。ストーンズやザ・バンドを連想させる名曲。

♪07 再び映画ネタ。俳優ジャック・パランスが唯一残したカントリー・アルバム『Palance』収録。イーストウッドのそれが見た目にそぐわず甘くオーソドックスなカントリーなのに比べ、パランスのほうはイメージ通りのダーティ&ダークなサウンド。

♪08 ウォーレン・ジヴォンのトリビュート・アルバム『Enjoy Every Sandwich』よりドン・ヘンリーのカバー。イーグルスの中庸さ、大衆性が好きです。

♪09 ボズ・スキャッグスのブルース~ソウルなカバーアルバム、最新作『Memphis』から。この曲はNYのパンクロッカー、故・ウィリー・デヴィルのナンバー。ニューオリンズ録音も多いデヴィルのR&B趣味がボズにピッタシ。

♪10 ブルーグラスの若手グループ、キング・ウィルキーが家族総出で作ったコーラス・アルバム『The Wilkie Family Singers』収録。ロビン・ヒッチコックが参加してるので買ったんですが、ロジャニコみたいなソフト・ロックな出来上がりで思わぬ拾い物でした。

♪11 映画ネタ第3弾。テキサスの何でもあり系ポルカ・バンド、ブレイヴ・コンボの1988年作品『Humansville』より。『エクソシスト』のテーマから一転直下でポルカ化する脱力ナンバーの傑作。

♪12 飛行機事故で死んでしまったテキサスの顔役、ウォルター・ハイアットが残した音源をもとに、ジェリー・ダグラスなどハイアットを慕う名うてのミュージシャンが集って作られた『Some Unfinished Business, Volume One』。この曲は何故か70年代歌謡曲のムードが横溢していて泣かせます。でもこの企画、第2弾が出てない気がする。

***甲斐真資 (./irori)*** 

01 glass elevator / トルネード竜巻
02 crawler / Spangle call Lilli Line
03 マカロニ / Perfume
04 ノルニル / やくしまるえつこメトロオーケストラ
05 スカイクラッドの観測者 / いとうかなこ
06 とび魚のバタフライ / チャットモンチー
07 Utauyo!!MIRACLE / 放課後ティータイム
08 パラダイム / eufonius
09 雨やどり / Mami

♪01 2004年くらいから女性ボーカルで一番好きなバンドです。今は活動を休止しています。まっすぐで素敵な歌い方のボーカルとひねくれたアレンジがマッチしてるんだかしてないんだけわからないけど非常に好きです。さらに言葉のチョイスも素晴らしい。歌詞なんてどうでもいいんですけどこのバンドは歌詞もすごく好みです。切なくて青臭いです。インタビューとかでもメンバー全員発言がいい加減なのがまた好印象です。全員いい大学の軽音サークル出身っていうのがいけすかないですが素晴らしい音楽はだいたいいけすかないやつらが作るっていうのが鉄則みたいなものなので仕方ないです。

♪02 Spangle call Lilli Lineはもうボーカルがたまらんです。ライブは下手っていう噂もききますがきいたことないしいいんです。少なくとも音源は音が心地いい。歌詞なにいってるかわかんないけどメロディにのっける音の選びがいいからなんでもいいですもう。

♪03 [GAME]に収録されている曲です。Baby cruising love とこの曲で迷いましたがこっちにしました。ぼくが地元宮崎を離れて神奈川県にやってきたくらいによくきいていた曲ですが別にこれをきいて思い出すことは何もありません。いい曲です。

♪04 アニメ「廻るピングドラム」の主題歌。はっきりいってアニメは意味がわからなかったです。意味がわからなかったのにすごく頭に残っていて、この曲をきくとあのアニメの名シーンが蘇ります。一体どこが名シーンだったのかもよくわかりませんでしたし10話の画が荒れすぎでした。

♪05 アニメ「シュタインズ・ゲート」をみたとき、主題歌を歌っているこの人の声に惚れてファンになってアニメコンテンツエキスポというイベントでライブをみてまたファンになりました。この曲はアニメ版の元となったゲーム版のシュタインズ・ゲートの主題歌です。ゲームも相当に面白いらしいのですので老後の楽しみにでもとっとこうかと思います。シュタインズ・ゲートの仕掛け人でこの曲の作曲者でもある志倉千代丸は中途半端にイケメンで自称イケメンでなんか気持ち悪いです。でも多少気持ち悪いところがあったりナルシストであるくらいの人の方が才能があったりいい曲を書いたりするのが鉄則なので仕方ないです。

♪06 地元宮崎の職業安定所でみつけたとあるIT会社の求人に、"東京で研修が1年くらいある"と書かれており、会社員やるならIT企業がいいし一回くらい都会で働いてみたいなって思っていたので応募したところ見事に合格。やるきまんまんの僕は、神奈川県小田原市という辺鄙な田舎ところで普通に働かされました。そんな騙された気分でなんだかモヤモヤしている頃にきいていたチャットモンチーのアルバム「生命力」の中の1曲です。アルバム曲だと思っていたんですが今ググったらsingleも出ていたようで普通に有名な曲なんですね。

♪07 アニメ「けいおん!!」2クール目の主題歌です。2011年の末に魔法少女まどか☆マギカを見て、昨今のアニメのあまりの出来の良さに驚愕した僕はその流れでかの有名なけいおん!シリーズも全部みてしまい、主人公平沢唯の声優である豊崎愛生さんをボーカリストとして尊敬することとなりました。豊崎愛生さんのボーカルに注目すべき曲です。ダサいアレンジで声優くさい歌い方でもここまで音つめこんでぐちゃぐちゃにするともうばかっこいいなと思います

♪08 アニメ「ココロコネクト」の主題歌。作曲者がTwitterで余りにも調子こいた発言をしたため炎上してしまい、現在ボーカルの人だけで活動中らしいです。確かに作曲者のTwitter上での発言は呆れるしかない内容でしたが、素晴らしい音楽はだいたい呆れるほど人間性に問題のある人が作るっていうのが鉄則みたいなものなので仕方ないです。

♪09 僕が地元でバンドやってるときに知り合ったお友達です。知り合いのミュージシャンの中ではダントツに歌がうまくて、いい声。とにかく声が好きです。矢野顕子に似てる。そしていとうかなこにも少し似てる。そしてその自分の声にふさわしい曲を書ける、ということがいかに大事かということがわかります。

***森山弟***

01 曽我部恵一BAND / 5月になると彼女は (2008)
02 Alabama Shakes / Hang Loose (2012)
03 ザ・チャン / 今日の雨はいい雨だ (1995)
04 八十八ヶ所巡礼 / 9.17 (2010)
05 Velvet Underground / Guess I'm Falling in Love (1967)
06 Vetiver / Ride Ride Ride (2011)
07 Heavy Trash / This Day is Mine (2005)
08 Calexico / Splitter (2012)
09 Emmylou Harris / I Ain't Living Long Like This (1998)
10 Lee Ann Womack / The Weight (2007)
11 佐野元春 / 君が気高い孤独なら (2007)

☆コメント☆
♪01 5月でしたんで。

♪02 昨今のルーツ音楽リヴァイヴァル系では森山兄弟に最も気に入られているバンド。

♪03 当日が雨でしたんで。

♪04 日本の現行サイケ・ロック・バンド。3ピースだしゆらゆら帝国の後継みたいな感じです。

♪05 ヴェルヴェッツ未発表曲集「Another View」より。

♪06 UKフリー・フォークの最優良株ヴェティヴァ―の最新作より。

♪07 ジョン・スペンサー(ブルース・エクスプロージョン)によるカントリー・ロックのユニット。

♪08 アメリカーナ最高峰キャレキシコの最新作より。リード・シングル曲。

♪09 カントリー・ロックの女神エミル―のライヴ盤より。

♪10 ザ・バンドのトリビュート盤より現代カントリー・シンガーのリー・アン・ウォマック。

♪11 アルバム「コヨーテ」より。佐野元春は全作持ってますけどこのアルバムは名盤なんじゃないかと思います。

***森山兄***

01 Sandy Nelson / Work Song
02 井上宗孝とシャープ・ファイブ / ザ・キャット
03 Wanda Jackson / Sticks and Stones
04 Les Surfs / Ca n'a Pas D'importance
05 Ronnie Bird / Ou va-t-elle?
06 The Feelies / Should be Gone
07 グレイト3 / ママ
08 Babs Gonzales / The Preacher
09 Stan Worth / The 3rd Man Theme
10 Brook Benton / Don't Think Twice, It's Alright
11 石川セリ / 朝焼けが消える前に
12 Emiliana Torrini / Next Time Around
13 Mick Linnard & David Hughes / River Man
14 Goldmund / Dixie

☆コメント☆
♪01 スカっぽいアレンジは珍しいかも。ベスト盤より。(Allmusic)

♪02 日本のエレキ・インスト。オリジナルはジミー・スミス。『ザ・サイドワインダー』(Amazon)より。これは、神MADとして有名な(←書いてて意味分かってない)「けいおん!ビバップ」の音をこの曲に差し替えたもの。

♪03 ロックンロールの女王。または女エルヴィス。ベスト盤より。(YouTube)

♪04 60年代フランスで活動した、マダガスカル系移民の黒人グループ。元気いっぱいですね。廉価なベスト盤より。 (YouTube)

♪05 60年代フランスで活動したロック歌手。ラモーンズに混じっててもわからなさそうな外見。サビの部分で曲のタイトルを連呼するのが、「奪って~奪って~」と聞こえる。ガレージGSでありそう。(YouTube)
原曲はホリーズの「カム・オン・バック」。こっちもかっこよいですがバード版のほうが上かな。(YouTube)

♪06 先ごろ、もっとも偉大なニューヨークのバンド50、みたいなリストがありましたが、そこには彼らは入ってませんでした。たぶんニュージャージー出身だから地理的にアウト、ということだったのでしょう。 20年ぶりの復活作『ヒア・ピフォア』より。アルバム全体としては地味すぎましたが、この曲だけは100回くらい聴いたかな。終わり方が好きです。 (YouTube)

♪07 日本からのポストロックへの回答、的なことが帯に書いてある『ホウェン・ユー・ワー・ア・ビューティ』より。(Amazon)

♪08 何枚かCD買ってますがいまだに正体がつかめません。ジャンルがどうこうとかどうでもいいというか、そもそも音楽家という以前にヒップスターということなのでしょう。と適当に紹介してみます。『ヴォイラ』より。ホレス・シルヴァーの曲に歌詞をつけたもの。(Amazon)

♪09 ピアノ弾き語り。ライヴ盤『コウト・ライヴ』(未CD化)より。曲自体はおなじみですが、ジャズ・ヴォーカル版は珍しいかも。というかほかに知らない。どなたかご存知でしたら教えてください。(レコ屋のサイト)

♪10 シルキーかつソウルフルにうたわれるボブ・ディランのカヴァー。『ホーム・スタイル』より。(YouTube)

♪11 井上陽水の奥さんのはず。ユーミンが提供した曲。ベスト盤より。(YouTube)

♪12 アイスランドの女性歌手。『フィッシャーマンズ・ウーマン』より、サンディ・デニーのカヴァー。(YouTube)
このひと、ピチカート・ファイヴの「私のすべて」を日本語でカヴァーしてた。(YouTube)

♪13 イングランドの男性デュオ。『ラッセル・スクウェア』(未CD化)より、ニック・ドレイクのカヴァー。試聴できるところが見当たらなかったんでとりあえずここで説明だけでも読んどいてください。

♪14 なんかのバンドだかグループだかのひとが、アメリカの南北戦争時代の曲をフォークトロニカっぽくカヴァーしたアルバム『オール・ウィル・プロスパー』より。名盤だと思います。(Amazon)

***おまけCD『I Have to Buy New Shoes』曲目***
01 Charlie Parker Sextet / My Little Suede Shoes
02 Howe Gelb & A Band of Gypsies / Cowboy Boots on Cobble Stone
03 風 / 男は明日はくためだけの靴を磨く
04 Van Dyke Parks / Sailin' Shoes
05 Marissa Nadler / Leather Made Shoes
06 Cleo Brown / Breakin' in a Pair of Shoes
07 Tom Waits / Old Shoes (And Picture Postcards)
08 Bobby Sheen / My Shoes Keep Walking Back to You
09 The Charioteers / All God's Chillun Got Shoes
10 怒髪天 / はじまりのブーツ
11 Arctic Monkeys / Dancing Shoes
12 ハイロウズ / ブカブカブーツ
13 Elvis Costello / (The Angels Wanna Wear My) Red Shoes
14 フリッパーズ・ギター / 僕のレッド・シューズ物語
15 Laura Nyro / California Shoeshine Boys
16 Danny Kortchmar / Put Your Dancing Shoes on
17 The Main Ingredient / Magic Shoes
18 小坂忠 / ライト・ブーツ
19 Ella Fitzgerald / These Boots are Made for Walkin'
20 Rumer / Flyin' Shoes
21 She & Him / Brand New Shoes
22 Kevin Ayers / Stranger in Blue Suede Shoes

☆靴っぽい曲を集めてみました。
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by soundofmusic | 2013-05-19 18:39 | PPFNPセットリスト | Comments(0)

いつもの

d0000025_16281763.jpgビルボード・ライヴでルーマーを見ました。自分が好きなのは必ずしも音楽じゃなくて、CDに蒸着されたり塩化ヴィニールの溝に刻まれたりした「録音」なんだよ、と誰に訊かれたわけでもないのに心の中で唱えながら大江戸線の六本木駅のエスカレーターを駆け上がって会場に向かったのですが、真っ赤な衣装に高いヒールの靴で登場した本人が、ピアノ、ドラムス、ベースという簡素な編成をバックに歌いだしてしばらくして、あ、この声が聴きたかったんだ、と気付きました。

精巧に編み上げられたコーラスや弦や管の入った、やや大きめの編成で見るのがベストなんでしょうけど、それはそのうちイギリスに行ったときの楽しみにとっておくことにして。ゆったりとしたうた、的確で出しゃばらないバンドのサポート、飾り気のない素朴なMC(「ゆっくりな曲ばっかりで眠くなってなぁい?」って言ってました)を堪能。最初の1、2曲はやや不安定な感じがあったもののすぐにぐいっと持ち直して、何曲目かの「トラヴェリング・ボーイ」のサビののびやかな声に、全身が粟立つ。こういうことはひさしぶり。

いままで出した2枚のアルバムのほかにも、ジュールス・ホランドのアルバムに客演したのだとか、ホームページからダウンロードできるのだとか、なんだかんだで数曲の録音があるはずですが、本篇はたしか全部、アルバムからの曲。そのかわり、アンコールの2曲はわたしが存在を知らなかった(録音されてない?)カヴァー曲でした。最初はギル・スコット=ヘロンの「レディ・デイ&ジョン・コルトレーン」、次はクリストファー・クロスの「セイリング」。「レディ・デイ~」は、いかにも彼女が取り上げそうな曲、というのではないけれど、モッズ風の上品なダンス・ビートに乗った彼女のうたは、笑っちゃうくらいいつものルーマー。わたしたちがふだん「個性」という言葉から無意識のうちに連想する、とんがっていたり強烈だったりする特性というのとはまったく無縁の場所で、彼女は彼女の個性を発散させていた。

んで、「セイリング」をうたう前には、こんなことを言っていた。「自分は音楽が好きで、イージーリスニング、映画音楽、ロマンティック・ミュージック、そういったものも好き。そういうのは恥ずかしいとか、ぜんぜん思わない」。彼女の音楽性についてひとつだけ知りたいと思っていたことがあって、それは、この音楽は彼女自身の意思によるものなのか、それとも誰かプロデューサーが、彼女の声を生かすにはこれがいいと思ってやってるのか、ということ。もし後者だった場合、スタッフが変わるとか、なにかの拍子で(わたしにとって)とんでもないことになる可能性がある。そうじゃないことがわかって、よかった。ということは、向こう10年くらいは安心してつきあえる相手を見つけたってことになる。

写真はクリストファー・クロス。顔が残念なミュージシャンの筆頭格。
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by soundofmusic | 2013-05-18 16:29 | 日記 | Comments(0)

黒の試走車<テストカー> Vol.75

d0000025_1055398.jpg日時:2013年06月01日(土)19時~23時
会場:渋谷メスカリート(渋谷区円山町28-8第18宮廷マンション1階奥つきあたり)
地図
料金:500円+1オーダー(500円~)
DJ:あずまきょういち/チバ/森山兄
ゲスト:mitsu/

☆「黒の試走車<テストカー>」は、毎月第1土曜日に開催される、踊る前から踊り疲れているひとのためのイヴェントです。ラウンジの名の下に、ロック、ジャズ、ソウル、ラテン、邦楽、フレンチ、サントラ、モンド、電子音楽などをデタラメ、かつ控えめ(音量が)にお届けしています。

会場のメスカリートは、渋谷、道玄坂をのぼりきった先、マンションの1階つきあたり奥にあるスペース。全身にぬるま湯のように浸透する絶妙な反響効果で、何を聴いても自宅の3割増しでいい印象を受けることができる不思議な音楽空間です。未知の音楽との出会いに、既知の音楽との再会に。軽い舞踏に。気のおけない会話に。酩酊に。密会に。ぜひ一度遊びにいらしてください。

過去分のセットリストその他は、「黒の試走車<テストカー>」のmixiコミュニティにて閲覧可能です。

6月のゲストは、通算3度目のご登場のmitsuさんと、今回が2度目となる籠さん。いろんな種類の音楽が一度に楽しめます。わたしは、20歳ごろに買い集めて、なぜか売り払いそびれて今日にまで至っているパンク/ニューウェイヴ系のCDを中心に選曲する予定です(5/12現在。変更になる可能性あり)。どうぞ森山の黒歴史を見にいらしてください。よろしくお願いします。それっぽい格好でいらした方には1ドリンクサーヴィスとかしちゃうかも(確約はしません)。

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by soundofmusic | 2013-05-12 10:53 | 黒の試走車イヴェント情報 | Comments(0)

CD供養

d0000025_1565380.jpgまああれだ、実際ふだん考えていることといえば、どれだけ安く(そして新譜だったら早く)CDを買うか、で、それはそれとして、無限に下がっていくかのようなディスクユニオンの中古CDの値段にも危機感を覚えてもいて、このふたつはとくに矛盾しているとは思ってないのですが、最近はそこに加えて、CDの顔を見るのも嫌だ、という状態が発生しつつあります。いや、正確には、聴ける時間がないのについつい買うだけは買ってしまい、半ば無意識のその行動によって自宅の居住スペースが著しく、かつ猛烈な勢いで縮小しつつあるのがいよいよ見過ごせない段階に入ってきたということであって、CDとか音楽とかが嫌いになったわけではないです。たぶん。

もっとも、コタツの上や床に放置されておらず、おとなしく棚に収まっててくれてればCDもそんなに邪魔ではないので、つまり解決策としては、①まずは買わない。②うっかり買ったらさっさと聴いて棚にしまう。③聴く時間がなくても放置せずにまず棚にしまう→半永久的に封印。で無問題なはず。自宅で聴く時間がなくてもひとまず取り込んで、出先でiPodで聴いてたりもしてたんですけど、あるときから、なんらかの理由でiPodの同期ができなくなって、いま入ってる曲だけをえんえんと聴き続けなくてはいけない道具に成り下がっちゃってるので、CDは自宅でがんばって処理しないとならない。

とりあえず購入枚数を月10枚くらいにおさえてみる、ということを考えて、でも今月は、現時点で注文しちゃってる到着待ちのやつとか、あと、出た瞬間に買うであろう細野晴臣の新譜もあるから、CDのことを考えたりアマゾンを見たりとかを一切しなければ、15枚くらいに収めることが、もしかしたら、できるかもしれない。こうして想像している時点で10枚オーヴァーしてるわけだけど。そんなこんなでおとつい、3か月ぶりくらいにアメリカのアマゾン・マーケットプレイスでCDを買おうとしてオーダーをプロッセスしてたら、いままでは$6.89だった日本への送料が、$14だか$15だかになってる。えーっ! CD1枚にそれだけ出すのはバカバカしいから、もうおそらく利用することはないだろう。でもそれと引き換え?に、マーケットプレイスじゃない、アマゾン自体から送ってもらうときの送料は値下げされてたから、今後そっちは使うことがあるかもしれない。

めったなことじゃケースが開けられもせず、ましてやディスクが取り出されたりすることなんてないかもしれないCDを、なにかの拍子で引っ張り出して、渋谷まで持っていって、あまつさえ再生装置に差し込んで人前でプレイしようとする、CDに対してもお客さんに対しても失礼なのかもしれない(いや、そんなことはないはず)試みが、今度の土曜日に開催されます。

以下概要。

☆Pure Pop For Now People Volume 96

2013年05月11日(土)18時~22時

渋谷エッジエンド(渋谷区道玄坂1-17-12 野々ビル2F Tel:03-5458-6385)

800円(1ドリンク&おみやげ付き)

DJ:
noirse
甲斐真資 (./irori)
森山弟(弟)
森山兄(兄、サウンド・オヴ・ミュージック)

いらしてくださったこともある方はご存知のとおり、おみやげというのは森山兄弟の選曲(毎回内容は異なる)によるCD-Rなんですが、昨日それ作ってて、あらためて、これとこれとこれが一緒に入っててなおかつ全体の流れがこれだけ流麗ってありえないだろうと。内容は当日まで内緒なので、渋谷まで来て、もらって、聴いて、願わくはちょっぴり笑ってもらえたら本望です。

(画像は他人のイメージ)
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by soundofmusic | 2013-05-07 02:02 | 日記 | Comments(0)