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うつむく青年

d0000025_17504985.jpgいきなり冒頭のっけからで恐縮ですが、まず引用から始めます。

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 数多いシンガーソングライターの中に「うつむく青年派シンガーソングライター」という流派があることをご存じだろうか。イアン・マシューズはその、うつむく青年派のシンガーソングライターの一人である。
 この「うつむく青年派」の特徴は、
1.ルックスがよい
2.品があっておとなしい
3.けっこう孤独
4.レコードジャケットのセンスがよい、絶対歯をむき出して笑った写真は使わない
5.決して怒らないし、怒鳴らない
6.シングルがヒットしたりすると、とまどってしまう
7.ほんの少し、サウンドのつめが甘い
等があげられ、イアン・マシューズの他には、ジャクソン・ブラウン、アル・スチュワートなどが代表格としてあげられる。もっともジャクソン・ブラウンは、最近うつむく青年から少し怒っている社会科の先生になってしまったし、アル・スチュワートはただのはにかみ屋のお人好しになってしまった感もある。また、最近では、スザンヌ・ヴェガなんかも、うつむく青年派に属していると言われている。

(後略)
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これはイアン・マシューズの『ゴスペル・オークからの旅路』のCDのライナーノーツの冒頭部分で、とはいっても文中に挙げられている「最近」の事例を見ればお分かりのとおり、現行盤のではなくて、25年前に出たものの、です。当時、西ドイツという国があって(もうない)、そこのLINEというレーベル(たぶんもうない)から出ていたものに、日本のMSI(これはまだあるけど公式サイトのデザインが10年くらい前の感じ)がライナーと帯をつけて流通させたもの。

たぶんこのライナーを読み返したのは10年ぶりくらいで、それ以前もこれについて誰かと話をしたりしたことはなかった気がしますが、それでも、誰かがどこかで万が一「うつむく青年派が……」と口に出したなら、わたしが即座に反応したであろうことは間違いない。さっき検索してみたら、「うつむく青年派」について触れているひとはインターネット上にまだひとりもいないようでしたので(違ってたらすみません)、せっかくなのでと思って引っ張り出して書き写してみました。

ひさしぶりにこのアルバムを出してきて気付いたのは、まるで昔の少女マンガみたいなジャケだなということと、このライナーを書いているひとが岡田恵和だということで、Wikipediaを見ると1990年に脚本家としてデビューする前は音楽評論家だったこともあるようなので、そのころの文章なのかもしれません。

……と、ここまでは前フリで、そもそもなんで急にうつむく青年派のことなぞ思い出したのかといえば、先日、オウガ・ユー・アスホールのライヴを初めて見て、この音をなんて呼べば(=自分の知っているものの中のどのあたりに置けば)いいんだろうと思案する、その途中において、でした。

あきらかにポスト・ロックの影響下にありながら、同時に古典的なロック・バンドのフォーマットへの強い敬意も感じさせ(ギター、ギター、ベース、ドラムス)、そしてそのフォーマットの限界の拡張にも挑戦していて、てっとりばやくアンサンブルを成立させる言語としてのブルーズからは周到に距離を置き、それでいながらソウルやファンクへ通じる肉体性を併せ持ち、平気で1曲10分くらい演奏するけれどもプログレ的な大仰さではなくポリネシアン・セックスを連想させる地味な高揚感に貫かれていて、ある種の文系ロックにありがちなイヤミや気取りはほとんど見られず、10年くらいやってるくせにMCで自分たちのバンド名を明瞭に発音することができていないという、まあこんなバンドはそうそうないな、と思ったのでした。

そんなわけでいろいろ考えていて、彼らのことも、イアン・マシューズがそうであったのとは違った意味で、現代版のうつむく青年派、と呼んでもいいんじゃないかと思ったんですけど、岡田恵和が上記の文章を書いたほんの数年後、うつむいて自分の靴を見るみたいにしてエレキ・ギターをかき鳴らす、(しばしば前髪を伸ばした)青年たちの一群が登場してきたので、そしてオウガ・ユー・アスホールもそのへんとまったく無関係ではなさそうなので、話がまぎらわしくなるかもしれません。

というようなこと(のごく一部)をツイッターで書いたら、中野さんが、「ポリネシアンセックスてバンドですか?似てるなら聴いてみたい。」と(たぶん素で)返してきたのがおもしろかった。ちなみにわたしがこのたびオウガ・ユー・アスホールのライヴを見に行ったのは、中野さんのブログを読んで、そういえばオウガ、CDでしか聴いたことないのでライヴも見てみたい、と思ったからなんだけど、先月その話を中野さんにしたら、「森山兄さんは気に入らないんじゃないかなー」みたいなことを言われて、あまりに意外な反応だったので、うっ、となっちゃったんだけど、結果的にそうではなくて、よかった。そういう妙な色気(新しめのバンドのライヴが見たい)を出してここ1年で少なくとも2回失敗してるので。あと、中野さんは7月12日のPPFNPのDJとして出てもらうことになってます。
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by soundofmusic | 2014-05-31 17:51 | 日記 | Comments(0)

フリー・ソウル・アメリカ

d0000025_15521564.jpgフリー・ソウルのシリーズが20周年を迎えたそうで、名盤がいろいろ税込み1080円で出てます。最初にCD化されたやつは結局中古でも値下がりしないままだったので買えずにいたジョージィ・フェイム『R&B・アット・ザ・フラミンゴ』だとか、ジャクソン・ブラウンの弟さんのセヴリン・ブラウン『セヴリン・ブラウン』(これよかったです)だとか、何枚か買ってみた。

フリー・ソウル/サバービア・スイート文化が世に出てきたいちばん最初の瞬間っていうのは覚えてないですけど、当時の自分の感覚からすると、昔の音楽を引っ張り出してきているにもかかわらず、それを歴史的文脈の中に位置づけないやりかたっていうのは抵抗があったかな。実際は、録音された音楽の情報量っていうのはものすごいものがありますから、別にライナーノーツがついてなくても、ちゃんと聴けば、それが自分の知ってる範囲のどこらへんに位置するかってことはわかるわけで、よしんばそれが一般に広く了解されている歴史的文脈と一致しなかったとしても、楽しむ上ではあまり問題はない。

まあ、抵抗があったのは、「音楽なんだから、とにかく聴いて楽しければあとの情報は一切不要!」みたいな極端な売り方に対して、だったんだろうな、といまになってみると思う。実際に未知のレコードを掘ったり、監修してCD化したりしてるひとたちはものすごく努力してるわけだけど、とはいえ、客にそんなこと言ってもウザがられるだけだから、宣伝戦略としては「聴いて、楽しい」がたぶん正しい。

90年代初めから半ばっていうと、旧来の教養/啓蒙主義的(=名盤ガイドを買って読み込む系)な聴き方が、過去の名盤のCD化によって無化していった時期って印象があるけど、実際問題、完全に無化されたのはインターネットの普及と、ほんとうに得体の知れないもの(隠れ名盤とか、知る人ぞ知るとかですらないやつね)が日常的にCD化されだした90年代後半~ゼロ年代あたりからなんじゃないかな。というのも、自分が若いころに見聞きした事物や経験した状況を特権化したがる、人間誰でも持ちがちな性質によるわたし個人の感想なのかもしれないけど。こういう話を何度も飽きずに書いているのはその証拠だと思うし。

それはそれとして、4月に、『フリー・ソウル・キリンジ』っていう2枚組の(いわゆる)ベスト盤が出て、いやいやそれはないっしょ! っていう。といっても、商魂たくましいとか、フリー・ソウルとキリンジって関係ないじゃん、とかではなくて、その反対。キリンジって、あきらかにフリー・ソウル以降の趣味や精神性にもとづいてるひとたちなわけでさあ(揶揄的な意味ではなく)……なにかほかの事例でたとえてみたいけどうまくいかない。

ともかく、フリー・ソウルっていうのは、音楽っていうでかい岩があったとしてさ、いままでは学者たちがごつい重機を使って岩ごと持ち上げて形を計測してみたり、重さを量ったり、放射線をあてて年代測定とかしてたところに、とことこってデッキシューズかなんかでやってきて、ささって表面のほこりをはらって削ってみたらうわっこの断面の色合いって最高じゃん! みたいなノリだったのかも。昔からやってたひとは、「いやいや岩っていうのはそういう気軽なものじゃなくて」と苦言を呈したりするわけだけど。って、いま無意識に岩って書いたけど、これ、誓ってロックのことを狙ったんじゃなくてほんとに無意識ですから……。

まあいわば、正規戦に対するゲリラみたいなもんで、大文字の歴史に対する異議申し立て、とまではいかなくても、こういう考え方もあるんじゃない? っていうオルタナティヴの提示ではあったんだと思う。フリー・ソウルとかレアグルーヴっていうのはもともとそういうジャンルが存在していたわけじゃなくて、物の見方のことでもあったわけで、だから変な話、オカンの作る家のご飯とか、毎日の会社の仕事とかにもフリー・ソウル的な瞬間を見出すことはできるはずなんですよ。どうやるのかはわかんないけど。でも政治活動もレアグルーヴっぽく楽しまれてるからね、いま。

まとまらなくなったけど、最後に。このあいだ、アメリカのポピュラー音楽の歴史を10曲で代表させたらおもしろいんじゃないかって思いついた。もちろん10曲では無理なんだけど、その無理を通すところがこのゲームのおもしろさであって、それに、じゃあ100曲なり1000曲なり挙げたら万全なものになるのかっていったら、そういうもんでもないでしょう。だったら、ハードルを低くして誰でもゲームに参加できるほうがいい。

以下、わたしが考えるアメリカ音楽の12曲(10曲じゃ無理)、フリー・ソウル・アメリカです。

◇ Bix Beiderbecke "In a Mist"(1928)→

○ Max Steiner "Main Title (Tara's Theme)"(1939)→

△ Carmen Miranda "Chica Chica Boom Chic"(1941)→

$ Mose Allison "Young Man's Blues"(1957)→

# Ornette Coleman "Una Muy Bonita"(1960)→

▼ Herbie Mann "What'd I Say"(1965)→

■ Duke Ellington "Blue Pepper"(1967)→

∵ Marvin Gaye & Tammi Terrell "Ain't Nothing Like the Real Thing"(1968)→

* Simon & Garfunkel "America"(1968)→

+ Harry Nilsson "Love Story"(1970)→

● James Taylor "Woman's Got to Have it"(1976)→

★ Robin Thicke "Blurred Lines"(2013)→

年代もジャンルもえらい偏ってますけど、どう偏るかにそのひとのひととなりが出るゲームなのでそれはそれで。こうして見ると、自分はアメリカ音楽のクロスオーヴァー性に興味を感じてるんだなってことが分かる気がします。

◇ バイダーベックは1931年に28歳で死んだコルネット奏者/ピアニスト/作曲家。あと10年20年生きてたら、ジャズの形はかなり変わっていたんじゃないか。そういう意味ではアメリカの山中貞雄。

○ 「タラのテーマ」は映画「風と共に去りぬ」のテーマ曲なので聴いたことあるひとも多いでしょう。おそらく世界中でいちばん広く聴かれた南部インスパイア系の音楽なんじゃないか。

△ このリストの姉妹篇として、「米国人以外によるアメリカ音楽12曲」みたいのが考えられるわけですが、そっちにもこっちにもカルメン・ミランダは入ってくるはず。

$ モーズ・アリスンにはいろいろいい曲がありますね。ホワイト・ブルーズの始祖のひとりだと思います。また、このひとがいなかったらいまあるような形での英国ロックはそもそも存在しなかった可能性が高い。

# オーネットはとくにどれか1曲選んでどうこうできるもんでもない気がするので「ロンリー・ウーマン」でもいいんですけど、こっちのほうがかわいいので。アルバムだったら『スカイズ・オヴ・アメリカ』一択でお願いします。

▼ 最高傑作『ラテン・マン』より、レイ・チャールスのカヴァー。レイ自身、ソウルもジャズもカントリーもなんでもござれのヴァーサタイルなひとだったわけですが、このヴァージョンもいいかげんにしろよと言いたくなるくらいすごい。

■ 『極東組曲』より。1960年代半ばからエリントン楽団のビートはあきらかに変わってきます。(たしかベイシー楽団から移籍してきた)ドラマーのルーファス・ジョーンズのファットなビートは、ロック音楽に対するエリントンからの反応だったんじゃないかな。それ以前も素材としてポピュラー系の曲を取り上げてはいましたが、そういうものよりもこっちのほうがロックを感じますね。ちなみにこの12曲のリストにはカル・ジェイダーとかマーティン・デニーとかレス・バクスターとか入ってませんが、そのへんもこの曲で代表させることにします。

∵ ソウル音楽をこの1曲ってのはさみしいんですけど、なにしろ曲数が限られてるので勘弁してください。「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」よりもこっちのほうがいい曲だと思う。ビヨンセとジャスティン・ティンバーレイクがなんかのイヴェントでうたったやつもYouTubeですぐ見つかるのでそちらも聴いてみてください。

* 『ブックエンズ』より。アメリカ文学でいちばん好きな短篇作家は誰かって訊かれたらポール・サイモンって答えるかもしれない。たぶんハル・ブレインの爆発的なドラムス、途中のクレズマーっぽいクラリネット。

+ 『ニルソン・シングス・ニューマン』より。このリストにはヴァン・ダイク・パークス、ライ・クーダー、ジョン・サイモン、ダン・ヒックス、といったあたりが入ってませんが、そのへんの、いにしえのポピュラー音楽に詳しいロック世代のひとたちはみんなひっくるめてこれに代表してもらいましょう。

● 『イン・ザ・ポケット』より、ボビー・ウォーマックのカヴァー。白黒混合音楽には頂点はいくつもあるでしょうけどそのひとつかもしれません。このリストには80年代のマイケル・ジャクソンとか入ってませんけど、そのへんはこれで代表(って強引だな)。

★ 急に時代が飛んだ上にひとから教わった曲ですけど。昨今の、曲とかあるのダセェ! みたいなトレンドに乗っかりつつ、オールド・スクールなソウル音楽の質感もあってけっこう好きです。

……やってみたけどやっぱりけっこうめちゃくちゃだな。エルヴィスもディランもバカラックもカントリーもヒップホップもない。ただしこれはなんかの正解に近づくためのものではなくて、むしろ既存の正しさから遠ざかるためのものなので、これでいいんだとも思います。みなさんのリストもぜひ拝見したいのでよろしくお願いします。
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by soundofmusic | 2014-05-23 15:55 | 日記 | Comments(0)

牛丼と飛行機

d0000025_2401748.jpgどうやらもうCDを買うのと映画を見るのとに飽きてきているんだけど、それでも続けてしまうのは、金と時間のつかい方の問題として、どのくらい出せばどれくらい満足できるかが体感的によく分かっているからだけなのではないかとふと気付いた。言ってしまえば単なる慣れで、もっと卑近なレヴェルとしては、ほぼ毎日おこなっている(一時期ハマっていてしばらくやめていたけど最近再開した)駅からの帰り際のポテチの買い食いと変わらない。もしかしたらそういう風に酒を呑む人間になっていた可能性もある。

このあいだも書いたことの続きで、金のつかい方を中年~余生モードに徐々に切り替えることを考えている。というと、少々奮発して「一生もの」のなにかを買うとかそういう方向があるわけだけど、いまのところにはそれにはあまり興味なくて、とりあえずものが増えないような金のつかい方、ということで、ありきたりだけど食べ物と旅行かな。でも食べ物に大枚をはたくのは、自分の側の問題としてありがたみがわからなさすぎてもったいないので、いろんなところにちょこちょこ出かけてみることにしようと思っている。

そんなわけでヒマな時間に高速バスとか飛行機とかの時間と値段をちょこちょこ調べたりしてて、考えてみるとこれ、時刻表を熱心に読んでた中学生のころの行動がヴァージョン・アップしたに過ぎない気もする。というか、とくにヴァージョン・アップすらしてない気もする。

昔と違っていまはLCCがあるので遠隔地でも比較的さくっと行けちゃう、とか思ってたら、LCC2社がパイロット不足で大量に減便するなんてニュース(の見出しだけ)を(ネットで)見かけて、となるとどうしても、「パワーアップ工事中」(という名目?)でしばらく休んでいた近所のすき家(営業再開後も外から見ただけだととくにパワーアップした感じはしない)を思い出したりもするんだけど、このふたつが関係あるのかないのかはとりあえず今日の本題ではなく、おとつい新聞を読んでいたら、大量減便の記事の最後に、バニラ・エアが7月から成田-奄美線を開設することが書いてあった。

奄美大島は父方の祖母の出身地なので、つまり自分のルーツのひとつでもある。2009年に両親と弟とで訪れたことがあって、いいところなのでまた行きたいなと思っていたけれど、JALだと飛行機代だけで片道3万円くらいするのでそうおいそれとは行くことはできない。バニラ・エアは、もちろん時期にもよるのだろうけど片道1万円くらいからあるみたいで、それだと行こうと思えば行ける、これはありがたい。しかし、また家族でぞろぞろと行くのはいくらか気詰まりでもあるし、それ以前にクリアすべき物理的な諸条件が多すぎる。ただしそういったことは別にこの件に限らないわけで、行こうと思えば気軽に行ける、と思えるのと思えないのとでは、もう、なにもかも、ぜんぜん違うんだ、たぶん。

*写真は、たぶん父方の祖父が先の大戦中に作った桟橋だろうと言われている物体(手前側のもの)。
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by soundofmusic | 2014-05-19 02:42 | 日記 | Comments(0)

黒の試走車<テストカー> Vol.87

d0000025_3494462.jpg日時:2014年06月07日(土)19時~23時
会場:渋谷メスカリート(渋谷区円山町28-8第18宮廷マンション1階奥つきあたり)
地図
料金:500円+1オーダー(500円~)
DJ:/チバ/あずまきょういち/森山兄
ゲストDJ:こてら

☆「黒の試走車<テストカー>」は、毎月第1土曜日に開催される、踊る前から踊り疲れているひとのためのイヴェントです。ラウンジの名の下に、ロック、ジャズ、ソウル、ラテン、邦楽、フレンチ、サントラ、モンド、電子音楽などをデタラメ、かつ控えめ(音量が)にお届けしています。

会場のメスカリートは、渋谷、道玄坂をのぼりきった先、マンションの1階つきあたり奥にあるスペース。全身にぬるま湯のように浸透する絶妙な反響効果で、何を聴いても自宅の3割増しでいい印象を受けることができる不思議な音楽空間です。未知の音楽との出会いに、既知の音楽との再会に。軽い舞踏に。気のおけない会話に。酩酊に。密会に。ぜひ一度遊びにいらしてください。

早いもので、今年も本年度上半期最後の回を迎えることになりました。ゲスト様については現段階で未定ですがじきに決まるのではないかと思っています。よろしくお願いします。→直前ですがこてらさんの参加が決定しました。スカ、レゲエ、ロック、ジャズなどがお好きな方だそうです。

過去分のセットリストその他は、「黒の試走車<テストカー>」のmixiコミュニティにて閲覧可能です。

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by soundofmusic | 2014-05-11 03:52 | 黒の試走車イヴェント情報 | Comments(0)

リスト Volume 101 2014.04.19 ゲスト:なかじ ライヴ:mue

***森山兄***

01 Robert Ellis / Still Crazy After All These Years
02 Julie London / Without Him
03 Marissa Nadler / Was it a Dream
04 The Weepies / Gotta Have You
05 Lily & Madeleine / Nothing but Time
06 Tift Merritt / Engine to Turn
07 Larry Jon Wilson / I Remember it Well
08 失敗しない生き方 / アメリカ人じゃああるまいし
09 The Hollies / I Want You
10 Van Morrison / Bright Side of the Road
11 Matthieu Bore / Wake Me up Before You Go-Go
12 Percy Faith / Kodachrome

<コメント>
♪01 現代アメリカのSSW。今年出たアルバム『ザ・ライツ・フロム・ザ・ケミカル・プラント』より。ポール・サイモンのカヴァーです。(YouTube)

♪02 ロック勢の曲を多くとりあげた『ヤミー、ヤミー、ヤミー』より。これはニルソンのカヴァー。(Amazon)

♪03 けだる系フリー・フォーキー。新譜『ジュライ』より。(YouTube)

♪04 現代アメリカのインディ・フォーク・ロック。『セイ・アイ・アム・ユー』より。(YouTube)

♪05 インディアナポリスのハーモニー系フォーク・ロック・デュオ。『リリー&マデリーン』より。(Amazon)

♪06 現代アメリカの女性SSW。『シー・ユー・オン・ザ・ムーン』より。(YouTube)

♪07 アウトローっぽいSSW。『レット・ミー・シング・マイ・ソング・トゥ・ユー』より。CDは『ニュー・ビギニングス』との2イン1です。(YouTube)

♪08 現代武蔵野のシティ・ポップ集団。初のフル・アルバム『常夜灯』より。(Amazon)

♪09 ディランのカヴァー集『ホリーズ・シング・ディラン』より。(YouTube)

♪10 ベスト盤を発掘したのでそこからプレイ。もともとは『イントゥ・ザ・ミュージック』に入っていた曲。(YouTube)

♪11 フランスで活動している軽めのジョージィ・フェイムっぽいひと。『ルーツ』より。ワム!のカヴァーです。(Amazon)

♪12 イージーリスニングの大御所。ロック系の曲を多くとりあげた『マイ・ラヴ』より。ポール・サイモンのカヴァーです。(YouTube)

***森山弟***

01 Folkal Point / Circle Game
02 Kathy McCord / I'm Leaving Home
03 First Aid Kid / Emmylou
04 Cravo & Camela / Preço De Cada Um
05 She & Him / I've Got Your Number, Son
06 Sweetback Sisters / Rattled
07 India.Arie / Video
08 Tommy Guerrero / the gunslinger
09 Matt Walker & Ashley Davies / Messin' With The Kid
10 Chase the Sun / Living Free
11 Dojo Cuts / Sonny's Strut

<コメント>
01 英国レア・フォークの極北によるジョニ・ミッチェルのカヴァー。

02 当時17歳のシンガー・ソングライターによるCTI設立第一弾。アシッド・フォーク。

03 スウェーデンの20歳そこそこの姉妹フォーキー。エミルー・ハリスをモチーフにしたキラー・チューン。名曲。

04 ブラジリアン・レア・グルーヴ最後の砦によるキラー・サンバ。

05 昨年リリースされた3年ぶりの新作より。珠玉のポップ・ソング。

06 オールド・タイムなカントリー・スウィング。迫力の女性ツイン・ヴォーカルが楽しい。

07 アコースティック・ソウルの女王ですね。超スムースなR&B。

08 才人プロ・サーファー、トミー・ゲレロによる怪しいインスト。

09 オーストラリアのギター&ドラムのデュオ。エモーショナルなスライド・ギターがうなるやつ。

10 オーストラリアの高速ブルース・ロック・バンド。ジョン・バトラー・トリオの後継者。

11 オーストラリアのオーガニック・ディープ・ファンク・バンド。ヴィンテージ・グルーヴ満載。

***なかじ***

01 荒井由実/COBALT HOUR
02 山下達郎/PAPER DOLL
03 BOZ SCAGGS/LOWDOWN
04 PATRICE RUSHEN/FORGET ME NOT
05 THE BRAND NEW HEAVIES/NEVER STOP
06 RONNY JORDAN/COME WITH ME
07 SYREETA/I LOVE EVERY LITTLE THING ABOUT YOU
08 STEVIE WONDER/AS
09 DEODATO/SKYSCRAPERS
10 小坂忠/しらけちまうぜ
11 吉田美奈子/夢で逢えたら 
12 ゴダイゴ/MONKEY MAGIC

<コメント>
01 日本が誇る最高のバンドが最高の楽曲を演奏。
02 シティーポップという言葉がこれほど似合う曲もないかと。
03 最低限の要素でこんな素敵な曲が…という代表格。
04 メンインブラックで復活した名曲。エレピの優しい響きと跳ねるベースのバランスが素敵です。
05 90'S ACID JAZZから。グルーヴ感ハンパないです。
06 同じくグルーヴ満載のACID JAZZな一曲。ギターが完全にJAZZの音。踊れるJAZZという言葉がホントぴったり。
07 スティービーワンダーの奥様。ポップでキュートな声と、スティービーワンダーでしかない音。
08 旦那様から一曲。
09 キーボード・ギター、全てが熱過ぎ。1973年リリースというのが信じられない。
10 閑話休題。小粋、だけど、演奏陣はこれ以上ないくらい派手。
11 言わずもがな。 
12 イントロの叫び。カッティングギターのブレイク。バンド!

***ライヴ:mue***

01 Spring Song(Linda Lewis)
02 身の軽さよ(高橋裕)
03 We Can Work It Out(ビートルズ)
04 プカプカ(西岡恭蔵)
05 生活の柄(高田渡)
06 Like A Wheel(mue)
07 三寒四温の春の太陽
08 Here Comes The Sun(ビートルズ)
09 気の向くままへ
10 train-train(ブルーハーツ)
11 東京の夜

<コメント>
01 イベントのおみやげCD(タイトルに「春」か「4月」という言葉が入っている曲という縛りの選曲になっている)に入っていたので、急遽!歌詞をiPhoneで調べてやりました♪大好きな曲!

02 高橋さんの名曲は、新しい場所では是非聴いてもらいたい♪

03 邦題はなぜ「恋を抱きしめよう」なんだ??

04 初チャレンジ!昔から歌いたかった曲。今回森山君のリクエストでやることにしました♪なかなかアレンジしようがなくて、やりたいけどやったことなかった。いろいろ試したけど、あんまりしっくりこなくて、超普通にやりました。普通が一番いい時ってある。普段しないようなストロークで。笑

この曲との出会いは、大学を卒業する時に黒船レディ水林史ちゃんが「ふみからふみこさんへ」というカセットテープをくれて、そこにふみちゃんが歌ったプカプカが入っていて、一番気に入った曲だった。

05 フォークタイム。珍しく☆

06 人生はまるで歯車のよう。だから、きっとまた回り出すだろう。

07 三寒四温って3月くらいと思うけど、今年は4月中旬になった今も三寒四温だね。

08 いつも心に太陽を。

09 つべこべ思わないで気の向くままへ行けばいいんじゃないのかな?

10 本当の声を聞かせておくれよ。

11 赤い満月の日♪15日はBlood Moonでしたね♪私のアルバム東京の夜の盤面は赤い満月になっているよ!

***森山弟***

01 五島良子 / ウナ・セラ・ディ東京
02 二階堂和美 / 関白宣言
03 土岐麻子 / 夢で逢えたら
04 bird / 月の裏で会いましょう
05 椎名林檎 / Manhã de Carnaval
06 ビートニクス / Wear Your Love Like Heaven
07 Kendra Morris / Walk on the Wild Side
08 akiko / Video Killed the Radio Star
09 TOKYO No.1 SOUL SET / 今夜はブギーバック

<コメント>
01 和田弘とマヒナスターズのカヴァー。ザ・ピーナッツのヴァージョンでもおなじみ。

02 さだまさしのカヴァー。YOUR SONG IS GOODとの共演。

03 大瀧泳一のカヴァー。なかじとかぶったけど歌ってる人が違うのでセーフ扱い。

04 オリジナル・ラヴのカヴァー。アレンジはFreeTempo。

05 「カーニヴァルの朝」の名で親しまれるルイス・ボンファ作曲の映画『黒いオルフェ』主題歌。

06 鈴木慶一と高橋幸宏のユニット。ドノヴァンのカヴァー。

07 エイミー・ワインハウスの後継者によるカヴァー・アルバムからルー・リードのカヴァー。

08 バグルズ「ラジオスターの悲劇」のカヴァー。

09 小沢健二のカヴァー。ヴォーカルはHALCALI。

***森山兄***

01 Som Tres / Bajar no Mexico
02 Claude Nougaro / A bout de Souffle
03 Johnny Alf / Canto Pra Pai Corvo
04 Claude Francois / Les Femmes de France
05 Guy Cabay / Cahin-Cachi Et Cahin-Caha
06 加藤和彦 / アラウンド・ザ・ワールド
07 長久保寛之 / ブルー・モンク
08 寺内タケシとブルージーンズ / キャラバン
09 ピチカート・ファイヴ / 皆笑った
10 Karen Alexander / Isn't it Always Love
11 Florencia Otero / A Case of You
12 Sam Bush / I've just Seen a Face
13 Bryan Ferry / Don't Ever Change

<コメント>
♪01 ブラジルのトリオ。『Toboga』より。(YouTube)

♪02 フランスの歌手。『アームストロング』より。タイトルはゴダール「勝手にしやがれ」の原題と同じですが、お聴きになるとお分かりの通り、デイヴ・ブルーベック「トルコ風ブルー・ロンド」に歌詞をつけたもの。 (YouTube)

♪03 ブラジルの歌手。『エリ・エ』より。(HMV)

♪04 映画「最後のマイ・ウェイ」で存在を知ったフランスの歌手。『C'est la même chanson』より。(YouTube)

♪05 ベルギーのジャス・ヴィブラフォニスト。『お天気、時間と…、僕』より。(試聴できるサイト)

♪06 元サディスティック・ミカ・バンド。『パパ・ヘミングウェイ』より。(YouTube)

♪07 曽我部恵一ランデヴーバンドなんかで活躍するらしいギタリスト。やたらとヤクザな感じの演奏および音響処理です。『ロック・エキゾチカ・ステディ』より。紹介されてるページこちらはライヴ映像。

♪08 日本のロック・ギタリスト。『ビート!ビート!ビート!VOL.3&VOL.4』より。4のほうに入ってます。(Amazon)

♪09 『月面軟着陸』より。♪今年の4月はまだ寒くて春が来てない♪という歌詞があるのでかけました。

♪10 新・名盤探検隊として最近世界初CD化された『イズント・イット・オールウェイズ・ラヴ』より。ジャズとSSWをブレンドした音楽としては最良の部類に入ります。(Amazon) こちらはニコレット・ラーソンのヴァージョン。

♪11 アルゼンチンの女性歌手。ジョニ・ミッチェルのカヴァー集『Nocturno Mundo』より。YouTubeにはないっぽいです。すみません。

♪12 いま知りましたが、ニュー・グラス・リヴァイヴァルのリーダーらしいです。ポール・マッカートニーのトリビュート盤『レット・アス・イン・アメリカーナ』より。(YouTube)

♪13 ロキシー・ミュージックのヴォーカリスト。『ジーズ・フーリッシュ・シングス』より・ゴフィン=キングの曲。(YouTube)
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by soundofmusic | 2014-05-09 23:55 | PPFNPセットリスト | Comments(0)

オチ

d0000025_2035175.jpgカレンダー上の休日と自分の休日が連動していない職場なので、大型連休中も仕事行ったり休みだったりしてますが、29日にはハンバートハンバートと二階堂和美を見て、1日には細野晴臣を見たので若干ゴージャス感がないこともなく、あとは段ボール箱を開封してCDを棚に並べるという、これは地味な作業なんですが、まあそんな日々です。

ハンバートハンバートと二階堂和美の会場は渋谷公会堂でした。公園通りからではなくて、井の頭通りを直進し、NHKセンター下の交差点を右に折れ、坂を上っていくとやたらキラキラした感じのビルがあって、こんなところにこんなににぎやかな建物があるのはいったいなんだろうと思ったらアムウェイのビルでした。そしてすぐ先、渋谷税務署の手前には二・二六事件の慰霊碑があって、ここにそんなものがあるのを初めて知った次第。

細野晴臣のコンサート会場は新宿文化センターといいまして、昔、日清パワーステーションがあったころをするっと入って行ったちょっと先です。帰りは新宿駅にではなく、明治通りを北上して新宿ジャムの前を通って、新大久保に出ました。明治通りにも昔は歩道橋があった気がしますがいまはありません。

細野晴臣がMCでしていたおもしろい話のうちひとつが、たしかなんの前触れもなしに唐突に始めた「下がる」の話題で、曰く、下がるっていうのはよくないイメージでとらえられているけど落語の「オチ」や「サゲ」、あるいは「溜飲を下げる」という言葉もある。逆に、ポジティヴな印象の「上がる」も、「のぼせる」「干上がる」といった、あまりよくない意味にもなりうる。(だいたいこんなようなことを言った、という程度にとらえてください)

このひとはたぶんYMOの3人の中で(という言い方も我ながらいまさらどうかと思うけど)いちばんスピリチュアル的な傾向が強いと思いますが、そしてそこがちょっとわかんないなと思ってましたが、なんかまあ、うたの合間にちょこっとそういう話をされると、ああそういうもんかなあ、と、それこそ腑に落ちました。
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by soundofmusic | 2014-05-05 20:04 | 日記 | Comments(0)