<   2016年 10月 ( 3 )   > この月の画像一覧

リスト Volume 111 2016.10.08 ゲスト:イクマンテの夜&DJモロヘイヤ ライヴ:アノアとペロ

***森山兄***

01 Aram Arakeilan Ensemble / Fountain Scene
02 Ben Branch & The Operation Breadbasket Orchestra & Choir / Battle Hymn of the Republic
03 Bloodstone / Damn That Rock'n'Roll: Bo Diddley/Diddley Daddy
04 Lionel Hampton / One Man Band
05 Andy Shauf / Quite Like You
06 Colin Blunstone / (Care of) Cell 44
07 The Neon Philharmonic / Morning Girl
08 Noel Harrison / Nothing but a Fool
09 柴田聡子 / ポイズンレークパーク
10 Madeleine Peyroux / Everything I Do Gonh be Funky (From Now on)
11 Allen Toussaint / Waltz for Debby

<コメント>
♪01 以前からときどき、ウード(アラビア琵琶)が聴きたい、と思うことがあり、とはいってもとくにレコードを探したりはしないのですが、先日町田のユニオンに超ひさしぶりに行ったらワールドのコーナーでこのレコード『ジ・ウード』を見つけたので買ってみました。どんなひとかは知りません。とりあえずウードが聴けるので満足です。

♪02 やはりそのとき購入。『ラスト・リクエスト~キング牧師に捧ぐ』より。キング牧師の追悼アルバム。ソウル、ゴスペルっぽい感じです。曲はアメリカ南北戦争のときの北軍の行軍曲で、ヨドバシカメラのCMで使われていた♪まーるい緑の山手線~♪の元ネタです。(Amazon)

♪03 70年代のソウル・グループ。タイトルどおりボ・ディドリー風。『ナチュラル・ハイ』より。

♪04 40年代から活動するヴェテラン・ヴィブラフォン奏者。70年代にはブランズウィック・レーベルにいくつかの作品を残しています。この『オフ・イントゥ・ア・ブラック・シング』もそのひとつ。この曲はシャイライツなんかも歌っているそうです。(試聴)

♪05 カナダあたりのSSW。今年出した、初の大規模流通盤『ザ・パーティ』より。2016年を代表する1枚になると思います。(YouTube)

♪06 元ゾンビーズのヴォーカル。このひとのソロ作っていうとあれですね、1枚目の『1年間』はみなさま名盤だからよくご存じでしょうが、2作目以降はジャケ(っていうか本人の顔)がダサくていまいち買う気をそそられない。これは通算4枚目くらいの『プレーンズ』に収録。もちろんゾンビーズ時代の名曲の再演です。(YouTube)

♪07 『ザ・モス・コンフェスィズ』より。昔からなんとなく知ってるつもりの盤でしたが、どうせソフト・ロックだろと思ってバカにして買わずにいました。たまたま安価で見かけたため買ってみたら、かなりストレンジな感じでわりとよかったです。ヴォーカルの声が松尾清憲に似てると思う。(YouTube)

♪08 映画「華麗なる賭け」の主題歌「風のささやき」を歌ったことで知られる歌手、俳優。スキーでオリンピックに出たこともあるそうです。アルバムはけっこうな枚数があるけど系統立てた再発はされてないみたい。これは『ノエル・ハリスン』より。原曲は、オスカー・ブラウン・ジュニアやシヴーカなんかが音楽をやったミュージカル『ジョイ』のサントラより、だと思う。このアルバムも最高なのでCD化してほしいですけどね……ということで、そのオリジナルのほう→(YouTube)

♪09 かわいいですよね。好きです。『柴田聡子』より。(Amazon)

♪10 レーベルを移籍したもののとくに音楽的な変化もなく相変わらずなアルバム『セキュラー・ヒムズ』より。アラン・トゥーサンが書いた曲。(YouTube)

♪11 昨年亡くなったニューオリンズの作曲家/ピアニスト。たぶん最後のアルバムになるであろう『アメリカン・テューンズ』より。ビル・エヴァンスの曲。(YouTube)

***森山弟***

01 Four Tet / Misnomer
02 Bonobo / Transmission 94 (Parts 1 & 2)
03 United Future Organization / Stolen Moments
04 videobrother / モンゴルファイト
05 Ron Levy / El Fuego De Lowell

***イクマンテの夜***

01 シャム猫を抱いて / 浅丘ルリ子
02 ドライビング・ラブ / 沢田駿吾クインテット
03 恋の季節 / 神谷正行グループ
04 ふたりのシーズン / スリーグレイセス
05 ひとりの悲しみ / ズーニーヴー
06 二人の街角 / ザ・ジャガーズ
07 チューチューラヴ / タックスマン
08 キープクリーン / トップギャラン
09 悲しき雨音 / 荻野達也とバニーズ
10 雨 / 石川晶とスペースギャング
11 ゲンチャーズのテーマ / ザ・ゲンチャーズ
12 ブロードウェイのブーガルー / サンディネルソン
13 ストップインザネームオブラブ / 宮間利之とニューハード
14 レットイットビー / ザ・サウンドスピリッツ
15 愛する君に / 鈴木邦彦とザ・ジョーカーズ
16 スプーキー / ザ・クーガーズ
17 鎖 / 藤山ジュンコ

***DJモロヘイヤ***

01 Die Ganze Welt / World Mix / Michael Rother
02 Love / Irmin Schmidt
03 Blue Funk A La Turk / Blue Asia
04 Blue Grotto / Amon Düül II
05 Instant Pussy / Matching Mole
06 Sweetness / Yes
07 Something in the Air / Thunderclap Newman
08 No Ke Ano Ahiahi / Blue Asia
09 Nachtpassage / Chill Remix / Michael Rother

***ライヴ:アノアとペロ***

01 ゴキゲンな夜を踊ろう
02 お猿の新婚旅行
03 LOVE
04 うかばん
05 猫です
05 My ichiban tomodachi
06 ハッパかけて64
07 この空の星も月も
08 まぐぱ

***森山弟***

01 Zaz / J'ai Deux Amours
02 五島良子 / Big Yellow Taxi
03 The Monkees / Circle Sky
04 The Black Keys / Lonely Boys
05 Vintage Trouble / Angel City, California
06 東京スカパラダイスオーケストラ / ジャングル ブギ
07 ら・ら・ら / You can get it if you really want
08 ボノボ / Beautiful

***森山兄***

01 The Rolling Stones / Miss You
02 山口百恵 / I CAME FROM 横須賀
03 Blondie / Heart of Glass
04 The Clash / The Magnificent Seven
05 エンジョイ・ミュージック・クラブ / N・A・T・S・U
06 Millie / He's Mine
07 Kenny Loggins / Wait a Little While
08 Bobbie Koloc / Burgundy Wine

<コメント>
♪01 とくにこの曲が好きだとかはないんですが、この曲をアルバム『女たち』からの最初のシングルにしようっていう判断が興味深いですよね。ディスコ・ロックとしてもそんなにうまくいっているとは思えないし。(YouTube)

♪02 「ミス・ユー」からこの曲へのつなぎをずっとやってみたかった。ミディアム・テンポの平板なビート、2本のギターの絡み、「ミス・ユー」あたりのストーンズをうまく翻案したな、と思っていたのですが、調べてみたらこちらの方が1年前。というか、ストーンズにカヴァーしてほしい。宇崎竜童・阿木燿子が全曲を書き下ろしたアルバム『百恵白書』より。(YouTube)

♪03 もしかしたらDJでブロンディかけるの生まれて初めてか? いや、そんなことはないかもですが、この曲は初めてのはず。『恋の平行線(Parallel Lines)』より。(YouTube)

♪04 『サンディニスタ!』に入っている曲。これはシングル・ヴァージョン。ちなみにこのセットのここまでの流れだったらロンドン・ナイトとかにも出られるんじゃないか、と思いながらやってました。(YouTube)

♪05 現代版スチャダラパーみたいな3人組。この曲は明らかに「サマージャム '95」へのアンサー・ソングですよね。『フォーエヴァー』より。これはインディーズ時代の?音源→(SoundCloud)

♪06 ジャマイカ生まれの歌手。小泉今日子がカヴァーした「わたしのロリポップ」が有名なひとですね。『マイ・ボーイ・ロリポップ』より。ジョージィ・フェイムで知った「ド・レ・ミ」も入ってた。(YouTube)

♪07 今年はAOR40周年だとかで、ソニーから大規模な再発がおこなわれてますが、それのサンプラーとして3枚組60曲3000円、という初心者にはもってこいのコンピ『ライト・メロウ-ワン・デイ』なるものが出たので買ってみました。そこに入ってた曲。(YouTube)

♪08 シカゴのSSWだそうです。けっこうな枚数のアルバム出してて、CD化もされているのにまったく名前を知らなかった。アルバムのジャケは1枚だけ見覚えありました。これは『ホード・オン・トゥ・ミー』より。清涼感あふれる歌声。(試聴)

***おまけCD『The Shape of Things to Come』曲目***

01 The Presidents / Triangle of Love (Hey Diddle Diddle)
02 ピチカート・ファイヴ / 聖三角形
03 Dorothy Ashby / Shadow Shapes
04 Bobby Mitchell / Goin' Round in Circles
05 Mostly Other People Do the Killing / Round Bottom, Square Top
06 J.D. McPherson / Scratching Circles
07 The Monkees / Circle Sky
08 The Bamboos / Red Triangle
09 Joe Bataan / Latin Soul Square Dance
10 のこいのこ / まるさんかくしかく
11 Thurston Moore / The Shape is in a Trance
12 Mumford & Sons / Tompkins Square Park
13 John Hartford / The Little Old Lonesome Little Circle Song
14 小室等 / ○と△の歌
15 The Pentangle / Will the Circle be Unbroken
16 湯川潮音 / かたち
17 Lucy Wainwright Roche / Starting Square
18 Azure Ray / Walking in Circles
19 mum / The Last Shapes of Never
20 Elizabeth Mitchell / Circle of the Sun
21 Folkal Point / Circle Games

☆テーマは図形。中野さんからのリクエストでした。
[PR]
by soundofmusic | 2016-10-24 09:48 | PPFNPセットリスト | Comments(0)

アフロ・ヘアーで盆踊り

d0000025_1955342.jpg代官山の晴れたら空に豆まいての10周年イヴェント「あいおい」を見ました。出演は寺尾紗穂、長谷川健一、折坂悠太。

トップは折坂悠太。まずしょっぱなのギターの音の良さにびっくり。PAがいいのか、楽器そのものがいいのか、弾き方なのか。ギターってこんなに気持ちいい音が出る楽器だったっけ? ギター演奏の形容として、つま弾く、という言葉があるけれど、弦を持ち上げてバチンと元の位置に戻しているような図(琵琶、ウード系のイメージ)が思い浮かぶ音。

ヴォーカル・スタイルがまたユニークで。野太い音の塊をなるべく減衰させずに遠くまで届かせるための発声というか。そこに独自のねじりが加わり、はっきりとした音なのに歌詞が聞き取りづらい。耳をそばだてて聞いていると、現代短歌、現代俳句にも通じる世界のような。歌詞カードを読んでみたい。

ギターは英国フォークに通じる音を出していて、声もスコットランドかアイルランドの谷間あたりで響いていそうな感じ。強い風にも負けず、山の向こうまで流れていくうた。1曲、無伴奏でうたっていて、これもア・カペラなんてしゃれたもんじゃなく、たとえばイワン・マッコールの労働歌というか、あるいは、パンとウィスキーを買うためになけなしのギターも質に入れてしまった奴がそれでも歌っている、そんな風情。

そして同時に、日本語の民謡のようにも聞こえるところがおもしろいと思った。日本語だと民謡とフォークはなぜかまったく別のものとしてとらえられることが比較的多いと思うけど、彼の歌はその両方の意味でのfolkだなと感じた。

セット・チェンジのあいだにジョー長岡さんが隣の席に座ってきた。「いまの聴いた?」「いいねぇ」。そんな会話を交わす。

---

次は長谷川健一。結果的に、今日の3人の中だとこのひとがいちばん正統派に聞こえてしまう。このひとの歌を生で聴くのは通算3回目。前回、何年か前に聴いたとき、このひとのならではのあの節回しって、意外と民謡とか小唄に近い世界なんじゃないか、と感じたことを思い出す。リズムはドドンパとかああいうのが合いそう。

新曲が多めだったようだけど、最後のほうにやった「空の色」、単に歌っている回数が多いからなのかどうか、それにしても堂々たる名曲の貫録。

長谷川健一を初めて聴いたのは、2007年12月15日。ミニ・アルバムが2枚当時に出た、そのレコ発のライヴ。そのときの感想。2007年のこの日は、長谷川健一(+船戸博史のベース)と、ジョー長岡のツーマンだった。長谷川の歌には、たしかに、なんかすげぇのが京都から来たな、みたいなインパクトがあったんだけど、その日の感触としては、ジョーさんもぜんぜん負けてなかったんだよ。それから10年近くたって、ここまで音楽家としてのキャリアの差が開くとは思わなかったけど……(というオチ)。

---

寺尾紗穂、アフロ・ヘアーになってなかった。衣装も黒っぽい地味なドレスだったかな。しかし見かけに騙されてはいけない。「いか採り舟の歌」のピアノの強烈なスウィング、ドキドキさせられた。かと思うと、「指」にはフランス映画の香りが漂う。

ラストは折坂、長谷川を加えた3人で、折坂の「きゅびずむ」を歌う。わたしの近くにいたお客さんが、ステージ上の3人を見て小さな声で「家族みたい」と言っていた。3人はお互い全員、この日が初対面だったそうだけど、折坂いわく、いとこに会ったみたいに気軽に話ができたそう。わたしには両親と息子(折坂)のように見えたな。あ、もちろん、そんなに歳は離れてないけども。

それにしても、3人の声質の合わないこと合わないこと。これほどごつごつした、違和感の塊みたいなセッションにはひさしぶりに出会った気がする。

たぶんこの日のライヴはお店の企画だったと思うんだけど、テーマはおそらく民謡だろう。いま売ってるミュージック・マガジンでも、「ニッポンの新しいローカル・ミュージック」なる特集が組まれている(未読)。そこに載ってるらしいアラゲホンジは何年か前に見てぶっ飛んだ。民謡クルセイダーズもなるべく近いうちに見てみたい。来年か再来年あたり、民謡はブレイクするんじゃないかと思うんですよね。

それともいくらか関係して、東南アジアの盆踊りシーンのことが最近気になっている。数万人規模が集まって、民謡とかJポップとかで踊るらしく、和太鼓と現地の打楽器のコラボなんかもあるとか。来年あたり、クアラ・ルンプールかジャカルタに見に行ってみたいな。

ところで、ちょっと前、ライヴのチケットの転売の話題が盛り上がってましたね。あまり興味が持てずにいたんですが、というのは、チケット取れないやつを無理して定価以上で買って行くよりも、家でCD聴いてたほうがいいんじゃないのーって自分としては思うんですよね。とくに東京の場合、普通にチケット買えるライヴ、いろいろあるじゃないですか。「あいおい」も、自分はあわてて予約しましたけど、結局当日券でも入れたみたいでしたからね。

とか書くと、そんな、誰でもいいわけじゃなくて、わたしは何万円出してもこれが見たいんだ、という反論をしてくるひとがいるかもしれない。そういうひとは音楽に関するお金の使い方がわたしとは違うんだなあと思うだけです。
[PR]
by soundofmusic | 2016-10-21 19:56 | 日記 | Comments(0)

黒の試走車<テストカー> Vol.115

d0000025_10494253.jpg日時:2016年11月05日(土)19時~23時
会場:渋谷メスカリート(渋谷区円山町28-8第18宮廷マンション1階奥つきあたり)
地図
*建物入ってすぐ左側の自動ドアのエントランスには入らず、店舗の並んでるほうをまっすぐ進んで、つきあたりを左に曲がったいちばん奥、行き止まり部分の扉です。
料金:1000円(1ドリンクつき)
DJ:あずまきょういち/籠/チバ/森山兄
ゲスト:O.K.KEN?

☆「黒の試走車<テストカー>」は、毎月第1土曜日に開催される、踊る前から踊り疲れているひとのためのイヴェントです。ラウンジの名の下に、ロック、ジャズ、ソウル、ラテン、邦楽、フレンチ、サントラ、モンド、電子音楽などをデタラメ、かつ控えめ(音量が)にお届けしています。

会場のメスカリートは、渋谷、道玄坂をのぼりきった先、マンションの1階つきあたり奥にあるスペース。全身にぬるま湯のように浸透する絶妙な反響効果で、何を聴いても自宅の3割増しでいい印象を受けることができる不思議な音楽空間です。未知の音楽との出会いに、既知の音楽との再会に。軽い舞踏に。気のおけない会話に。酩酊に。密会に。ぜひ一度遊びにいらしてください。

だんだん涼しくなってきましたね。11月のご案内です。今年も残すところ、試走はあと2回。ゲストにはO.K.KEN?さんをお迎えします。目にも止まらぬ盤さばきと、耳にも止まらぬマシンガン・トークが同時にお楽しみいただけます。ご期待ください。

過去分のセットリストその他は、「黒の試走車<テストカー>」のmixiコミュニティにて閲覧可能です。

d0000025_2234947.jpg

[PR]
by soundofmusic | 2016-10-21 10:50 | 黒の試走車イヴェント情報 | Comments(0)