***森山兄***
01 Charlie Haden/Hank Jones / I've Got A Robe, You Got A Robe 02 Ry Cooder / Face to Face That I Shall Meet Him 03 Geoff Muldaur's Futuristic Ensemble / There Ain't No Sweet Man That's Worth the Salt Of My Tears 04 Bobby Hackett and His Jazz Band / Muskrat Ramble 05 Roger Kellaway / Lazysippi Steamer Goin' Home 06 南佳孝 / 眠れぬ夜の小夜曲 07 Nick Lowe / Til' the Real Thing Comes Along 08 Robert Ellis / Two Cans of Paint 09 Ben Sidran / The Glory of Love 10 Dirty Dozen Brass Band / Bongo Beep 11 O.S.T.「月曜日のユカ」 / T-9 12 Bill Smith / A-Roving <コメント> ♪01 ベースとピアノのデュオによる、スピリチュアル集『スティール・アウェイ』(Amazon)より。 ♪02 アルバム『ジャズ』より。初めてこのアルバムを聴いたときは、わたしの耳は(ある時代までの日本のジャズ・ファンの少なからぬ割合の人数がそうであったように)モダン・ジャズ信仰に毒されていましたから、「これがジャズなんて、ライ・クーダーは冗談を言っているのか?」と思いました。わたしは間違っていました。(YouTube) ♪03 米・ジャズ界の山中貞雄とでも言うべき夭折のコルネット奏者、ビックス・バイダーベックを顕彰/検証した『プライヴェイト・アストロノミー』(Amazon)より。ヴォーカルはマーサ・ウェインライト。ビックスのオリジナル・ヴァージョンはこちら(YouTube)。初出時はポール・ホワイトマン名義だったかも。 ♪04 1950年代半ば、突発的に現れたディキシーランド・ジャズの名盤。らしいです。EMIの999円シリーズで出ている『コースト・コンサート』(Amazon)より。この曲はキッド・オリーの作で、ルイ・アームストロングのグループの演奏によって有名になったもの。とのこと。 ♪05 EMIの999円シリーズで出ている『ストライド!』(Amazon)より。ルイ・アームストロングの曲らしいです。 ♪06 『摩天楼のヒロイン』より。レゲエのリズムを取り入れた音楽としては日本では最初期のもの?(YouTube) ♪07 本年度新作『ジ・オールド・マジック』より。たぶん今回かけた中で唯一の英国音楽。(YouTube) ♪08 今年出たアルバム『フォトグラフス』(Amazon)より。 ライヴ・ヴァージョン(YouTube)。 ♪09 『ミスター・Pズ・シャッフル』(Amazon)より。わたしはこの曲を、ジャッキー&ロイのヴァージョンで知りました。その後、ウィズ・ジョーンズのライヴに行ったらこれがうたわれて、意外だったので驚きましたが、ジョン・マーティンのヴァージョンともども、ビッグ・ビル・ブルーンズィーからの流れでしょうか。ほかにはオーティス・レディングのカヴァーも有名。もとは1930年代のポピュラー・ソングで、最初にヒットさせたのはたしかベニー・グッドマン。シドラン版は都会的な仕上がり。 ♪10 デビュー・アルバム『マイ・フィート・キャント・フェイル・ミー・ナウ』(Amazon)より。オリジナルはモダン・ジャズの巨人、チャーリー・パーカー。レコード・デビュー前のライヴでの同曲の演奏。客が踊ってる(YouTube)。 ♪11 中平康監督のおしゃれ映画「月曜日のユカ」のサントラ(Amazon)だいっ!(←イカ天の相原勇の口調で) 音楽は黛敏郎。この曲は、小西康陽が「『カミン・ホーム・ベイビー』のよう」と評したことで知られる、ナイト・クラブのダンス・シーンの音楽。 ♪12 ジャズ・クラリネット奏者が、モダンかつジェントルな味付けでフォークやスピリチュアルを演奏した『フォーク・ジャズ』より。誰にも注目されてないようですが、個人的には今年最大の発見(CD化自体はずっと昔)。単体のCD(Amazon)のほか、(サイドマンとして参加した)ジム・ホール名義の4オン2(Amazon)にも収録。 ***森山弟*** 01 レイハラカミ / joy 02 Calexico / Gypsy’s Curse 03 Innocence Mission / Where Does the Time Go? 04 múm / green grass of tunnel 05 Tunng / Hustle 06 トクマルシューゴ / LANTERN ON THE WATER 07 Minotaur Shock / Local Violin Shop 08 フィッシュマンズ / シーズン <コメント> ♪01 今年の夏に40歳の若さで亡くなったジャパニーズ・エレクトロニカのパイオニア。本名が原神玲ってかっこよすぎで反則だと思います。矢野顕子が世界遺産に認定した「lust」(2005年)より。 ♪02 アメリカ以外の国では生まれようがない音楽を奏で続けるキャレキシコ。2006年の「The Black Light」より。ヴェンダース映画のサントラでもやればいいなぁと思ってたら「パレルモ・シューティング」ですでに使用されてました。まあそうだよね。 ♪03 おそろしく澄み切ったアコースティック・フォーク。普段は個人の好みとは関係ない(大きなパズルの一片としてとか、考え事の種としてとか、DJで使えそうだなとかいう)不謹慎な理由で音楽を聴くことが多い中、イノセンス・ミッションは純粋に自分の好きな音楽の究極に近いです。とても美しい「Birds of My Neighborhood」(99年)より。 ♪04 ムームはご存じアイスランドのかわらしいエレクトロニカ・バンド。おとぎ話のような音楽で、夜中に聴いているとうっとりとどこかに吸い込まれそうになるのでおすすめ。「Finally We Are No One」(2002年)収録。 ♪05 英国のフォークトロニカ。古き良き英国の陰影をエレクトロニカに持ち込んでます。「...and Then We Saw Land」(2010年)より。 ♪06 精密かつ繊細な音楽ですね。隅々まで計算され尽くされているはずなのに温かみや懐かしさを感じさせる手腕はさすが。「Night Piece」(2004年)より。 ♪07 ミノタウロ・ショックは英国ブリストル(治安があんまりよくないので車で通る時はなるべく早く通過したい感じの街)を拠点にするデヴィッド・エドワーズによるフォークトロニカ・プロジェクト。静かできれいな音を出します。「Chiff-Chaffs & Willow Warblers」(2008年)より。 ♪08 音楽に限らずなんとも思わないものを無限にスルーし続ける毎日の中で、フィッシュマンズに出会って今に至るまでずっと聴き続けることができていることはほんとに得したなとしか言いようがないです。 ***いなもと*** 01 Dirty Bourbon River Show / Ain't No Place (Like New Orleans) 02 Féloche / Darwin Avait Raison 03 Trey Brown / Careful What I'm Leavin' Behind 04 Murder By Death / Ball & Chain 05 The California Honeydrops / Same Ol', Same Ol' 06 Hot Tuna / Smokerise Journey 07 Movits! / Med två dollar på fickan 08 Pussywarmers / La Nen la Bambele 09 James Bond Theme / Boban Markovic Orkestar & Fanfare Ciocarlia 10 Turnpike Troubadours / Kansas City Southern 11 King Automatic / Coffee And Speed 12 Howe Gelb / Brand New Swamp Thing <コメント> ♪01 ニューオーリンズのヴォードヴィル系バンド。若干のB級臭さが可愛らしい。 ♪02 エレクトロケイジャン。フランスの人なので本場と言えば本場ですが、どこか歪んだ逆輸入感。 ♪03 オースティンのインディーバンド。サーフっぽい曲も交えたアルバムは、薄暗さと良心的な部分のバランスが大変良い。 ♪04 チェロ奏者含む5ピースのロックバンド。ワイルドウエスタン×退廃ゴシックの世界観が魅力的なベテラン。 ♪05 ブルーグラスからソウル、スウィングまでごた混ぜの愉快なアメリカーナ。ウォッシュボード等も用いたザディコ風の一曲。 ♪06 まさかの復活でさらにまさかの名盤だったHot Tunaの2011年の新譜から。大人の余裕溢れまくり。 ♪07 スウェーデンのスウィング-ラップ。多くは語りません… ♪08 胡散臭い20's大衆ジャズを演るイタリアのバンド。名門Voodoo Rhythmらしいヒネた雰囲気。 ♪09 セルビアのトランぺッター率いるロマブラス。暑苦しくもカッコいいバルカンサウンド。 ♪10 オクラホマのブルーグラス/カントリー。気取ったところがない若手ブルーグラスって実は結構貴重。 ♪11 フランスのガレージ/スラッシュブルース。ワンマンバンド界の超重鎮。Voodoo Rhythm所属の安定感。 ♪12 Giant Sandとソロの曲を、ミニマルな音作りでセルフカバーした昨年のアルバムより。 ***バターけんしろう*** 01 Yellow Magic Orchestra / COMPUTER GAME "Theme From The Circus" from『Yellow Magic Orchestra』 02 Yellow Magic Orchestra / MAD PIERROT from『Yellow Magic Orchestra』 03 Cupsule / Hello from『PLAYER』 04 坂本龍一 / Merry Christmas Mr.Lawrence from『Merry Christmas Mr.Lawrence』 05 電気グルーヴ / 富士山 - Fuji-san from『VITAMINE』 06 Yellow Magic Orchestra / Ballet from『BGM』 07 Yoshinori Sunahara / 747 dub from『THE SOUND OF '70s』 08 やくしまるえつこ / ジェニーはご機嫌ななめ from「おやすみパラドックス」のカップリング 09 石野卓球 / Stereo Nights from『KARAOKE JACK』 10 矢野顕子 / ひとつだけ from『ごはんができたよ』 <コメント> ♪01&02 Yellow Magic Orchestra(YMO)のデビューアルバムの「Yellow Magic Orchestra」から2曲、COMPUTER GAME “Theme From The Circusはアーケードゲーム「サーカス」の音をシンセサイザーで表現。シーソーの音、風船が割れる音、失敗時の葬送行進曲などが再現されている。曲後半からドラムの音が挿入され、ゲーム音がリズムに合わさり、次の曲へと連結される。ほとんどを細野晴臣が自宅で設計し、YMOの3人による手弾きで録音している。使用しているシンセサイザーはPS-3100のみで、松武秀樹はまったく関与していない。MAD PIEROTのタイトルはジャン=リュック・ゴダール監督の映画『気狂いピエロ』から取られており、YMOのごく初期のライブではこの楽曲が演奏されていたが難易度が高く、演奏されなくなった。なおCOMPUTER GAME “Theme From The Circus“は通常版、MAD PIEROTはUS版より。 ♪03 Pefumeのプロデューサーである中田ヤスタカのユニット capsuleの11枚目のアルバムから。CM「iida PRISMOID」挿入歌なので結構お茶の間にも流れた印象がある曲。 ♪04 何も書く必要が無い、坂本教授の一番メジャーな作品。個人的にはこの映画の撮影の際の大島渚の色々なエピソード(撮影に使ったトカゲが演出意図どおりに動かないことに腹を立て「お前はどこの事務所だ!」と怒鳴りつけたこととか)を思い出して少し笑ってしまう。 ♪05 電気グルーヴの4thアルバム、石野卓球が、ロンドンに渡り経験したアシッド・リヴァイヴァルの影響が表れたアルバムである。全編にTB-303がフィーチャーされている。富士山 - Fuji-sanは作詞はともかく、作曲もピエール瀧。うしろの掛け声はメンバー+ソニー信濃町スタジオのレコーディングエンジニアの面々、私の知り合いの声も入っているので選曲。 ♪06 YMOの5thアルバム、収録曲全体がおとなしく暗めのイメージを持つため、爆発的セールスこそなかったが、リーダーの細野晴臣自ら「たくさん売れた後だからこそやりたいことができたアルバム」と言わしめた問題作品。きらびやかなテクノポップから一転し、イギリスのニューウェーブや現代音楽との強い共振関係が認められる。BALLET はこのアルバムの方向性を示した曲で、暗い中にも甘い雰囲気を醸し出している。イントロのピアノは坂本による演奏。歌詞はタマラ・ド・レンピッカについて霧の中にあるワルシャワの雰囲気を高橋が表現。SE的な音色は細野による機関車をイメージしたもの。 ♪07 元電気グルーヴのまりんこと、砂原良徳の3thアルバム、素材をいかにコーティングして面白く聴かせるかというコンセプトをとことん追いつめているらしい。ステレオ左右チャンネルの音の振り分け、逆相成分の使用、サンプリング・レートの設定、生楽器のサンプルとカット・アップの細かさなど私だとわからない世界のこだわりがある為、オーディオマニアの方にオススメしたい。 ♪08 相対性理論のボーカル兼プロデューサー、やくしまるえつこの1stシングル、原曲はニューウェイブをコンセプトにしたジューシーフルーツの大ヒット曲、他にPerfumeとかもカバーしている。今回は御大近田春夫が制作に関わった上、アレンジャーがユキヒロ氏というソレ系の人にとっては涙が止まらない位の豪華作成陣。なお、レコーディングエンジニアによると、やくしまるえつこの声は小さな声で話しても遠くまでよく聴こえるほど、倍音成分が非常に多い特殊な声質の持ち主だそうである。 ♪09 電気グルーヴ石野卓球のソロ4thアルバム、またstereo nights自身は先行でシングルにてリリースされていた。このアルバムの中では一番テクノポップ寄りの曲。ジャケットの写真は石野卓球自身の女装。 ♪10 矢野顕子の4thアルバム、坂本龍一との共同プロデュースが行われているほか、高橋幸宏(ドラムス)、細野晴臣(ベース)、大村憲司(ギター)、松武秀樹(ローランド MC-8シーケンサープログラミング)といったYMOのメンバー、スタッフが制作に参加しており、矢野自身がYMOのワールドツアーに参加するなど、矢野がYMOとのコラボレーション関係にあった時期の状況を色濃く反映した作品である。もっともアルバムのクレジットにはYMO名義は現れておらず、彼らはあくまでそれぞれ個人参加という位置づけである。ひとつだけ、は元はアグネス・チャンのアルバム「美しい日々」(1979年)に提供された楽曲で、娘の坂本美雨もカバーしている名曲。ライブでも見たがこの方程楽しそうにピアノを弾く方は他にいません。 ***森山弟*** 01 佐野元春 / アンジェリーナ 02 Heavy Trash / Crazy Pritty Baby 03 Mac Rebennack / Storm Warning 04 Small Faces / Sha-La-La-La-Lee 05 Kinks / All Day and All of the Night 06 Dave Clark Five / Do You Love Me 07 Sonics / Psycho 08 L⇔R / LAZY GIRL 09 スピッツ / 魔法のコトバ 10 ハンバートハンバート / 1時間 11 中森明菜 / 悪女 12 Stone Roses / Begging You <コメント> ♪01 完全にブルース・スプリングスティーンのパクリのデビュー曲。今の耳で聴いて輝きが失われていないのはこっちですね。ゲストのバターけんしろうさんが80年代邦楽で固めてくると予想して1曲目にこれを選びました。 ♪01 ジョン・スペンサー(ブルース・エクスプロージョン)のソロ・プロジェクト。内容はいいんだけど聴くのがしんどいJSBEと違って、ルーズなブルースやロカビリーなどのルーツ音楽を楽しそうにやってて好印象。こういうのをずっとやってほしいです。 ♪01 ドクター・ジョンを名乗り始める前の、本名での活動時期の曲(58年)。クランプスがカヴァーした曲を集めたコンピの第三弾「Song the Cramps Taught Us Vol. 3」より。50年代から60年代にかけての原始的な(トラッシュな)ロックンロール31曲を76分収録。 ♪04~♪07 ブリティッシュ・インヴェイジョンをガレージ・パンクの源流としての観点から再考察する試み。 ♪08 ファースト・シングル(92年)。黒沢健一本人も回想している通り、ブレイク前の方が好きなことをやれてる感があって楽しい曲が多いです。50年代のラジオから流れてきそうなごきげんなロックンロールにビーチ・ボーイズ風のコーラス等、L⇔Rのエッセンスが詰まった佳作。 ♪09 「さざなみCD」(2007年)より。近年のスピッツではかなりの名曲だと思います。 ♪10 「道はつづく」(2006年)より。現在活動中の日本のグループとしては全アルバム買う価値のある希少な存在。 ♪11 中島みゆきさんのカヴァー。やっぱりいい曲ですね。 ♪12 再結成を祝して、各方面で散々な言われようだったセカンド・アルバムより。ファーストにそこまで衝撃を受けなかった派なので、このバンドはヴォーカルがイアン・ブラウンじゃなければ最高なのにと思ってました。歌が引っ込んでバンド・サウンドが前に出てるセカンドの方が好きです。 ***森山兄*** 01 Jose Feliciano / She Came in Through the Bathroom Window 02 O.S.T.「Emperor of the North」 / Terror Chase 03 Emil Richards / Jimmy 04 The Quebe Sisters Band / Tumbling Tumbleweeds 05 ロンサム・ストリングス&中村まり / アイ・アム・ア・マン・オヴ・コンスタント・ソロウ 06 Madeleine Peyroux / Wild Card in the Hole 07 Sonny Greer & His Rextet / Kansas City Caboose (alt.) 08 Lawrence Brown's All-Stars with Johnny Hodges / Ruint 09 O.S.T.「The Yellow Canary」 / Deserted Canary 10 Pokey Lafarge & The River City Three / Ain't the Same 11 ラストショウ / 髭とルージュとバルコニー 12 佐野元春&ザ・ホーボー・キング・バンド / マナサス <コメント> ♪01 アッパーなフェリシアーノ。ビートルズのカヴァー。『ファイアワークス』に収録。このアルバムは単体では未CD化で、『10 to 23』とのカップリングの2イン1が輸入盤で出てます(Amazon)。ストーンズ「サティスファクション」のカヴァーもよい。 ♪02 ロバート・アルドリッチ監督「北国の帝王」のサントラ(タワレコのサイト)より。映画の原題は最初は「Emperor of the North Pole」だったものが、再公開時に(?)ポールがとれ、そっちのタイトルのほうで知られることが多くなったとのこと。音楽はフランク・デヴォル。CDは「おしゃれスパイ危機連発(Caprice)」のサントラとの2イン1。映画の時代設定になっている1930年代のムードが横溢。 ♪03 スタジオ仕事も多数ある(ジャズ・)ヴィブラフォン奏者。当時のヒット曲をことごとく変拍子で調理した『ニュー・タイム・エレメント』(Amazon)より。 ♪04 カントゥリー版のアンドリュース・シスターズと言っておけば当たらずといえども遠からず、なグループ。アルバム『タイムレス』(Amazon)より。ちなみにグループ名のQuebeの読み方はクウェイビーだそうです。(YouTube) ♪05 我が家における本年度の日本人の新譜では群を抜いている『フォークロア・セッション』(Amazon)より。 ♪06 オムニバス『ノート・オヴ・ホープ』(Amazon)より。ウディ・ガスリーが遺した歌詞に、いろんなひとたちが曲をつけたもの。ジャクソン・ブラウン、ネリー・マッカイ、ルー・リード、ジャクソン・ブラウンなんかが参加。「仕事!」で有名なスタッズ・ターケルが、ジャズィなトラックをバックしにしてポエトリー・リーディングしているのもあって、これも非常にかっこよいです。 ♪07 1940年代、勃興してきたジャンプ、ジャイヴといった泥臭系音楽に触発された、エリントン楽団の面々やアール・ハインズが遺した録音をまとめた『Earl Hines and the Duke's Men』(邦題は『アポロ・セッションズ1945~47』)(AllMusic)より。ここでのリーダーのグリアーは、四半世紀にわたってエリントン楽団のドラマーを務めた人物。 ♪08 ローレンス・ブラウンは、↑07にも参加している、エリントン楽団のトロンボーン奏者。エリントン抜きでエリントンゆかりのナムバーを中心に演奏したアルバム『Inspired Abandon』より。このアルバムは未CD化で、レコード・コレクターズのインパルス特集で存在を知って買ってみました。 ♪09 ケニオン・ホプキンスはTVや映画の音楽、およびイージーリスニング的なものなど、たくさんのアルバムを出していますがCD化されているものはごくわずかです。これは1963年の映画(邦題:誘拐犯を逃がすな)のサントラで、ラロ・シフリン(p)、ケニー・バレル(g)、ズート・シムズ(ts)などが録音に参加しております。シネ・ジャズ。 ♪10 今回のゲストのいなもとさんが言及していたので試聴してみたら気に入って買った、ミズーリ州セント・ルイスのオールド・タイミー。まだ20代後半らしいです。今後とも期待したいところです。本年度新譜『ミドル・オヴ・エヴリウェア』(Amazon)より。 ♪11 和製エリア・コード615的なカントリー・ロック集団。ベスト盤より。オリジナルは鈴木慶一とムーンライダース。(YouTube) ♪12 ジョン・サイモンをプロデューサーに迎えたアメリカン・ロック・アルバム『ザ・バーン』(Amazon)より。なんだかんだ言って、かなり好きです。 ***おまけCD『Saturday Night Prayer Meeting』曲目*** 01 Labi Siffre / Prayer 02 ハンバートハンバート / 願い 03 Brasilia Modern Six / I Say a Little Prayer 04 Charles Mingus / Wednesday Night Prayer Meeting 05 The Heliocentrics / Second Chance (K2's Prayer) 06 冨田ラボ / Prayer on the Air 07 Asleep At The Wheel / Maiden's Prayer 08 The Jayhawks / Pray for Me 09 Jacqui Naylor / Dreamin' Prayin' Wishin' 10 スクーデリア・エレクトロ / My Pray 11 Brian Wilson / Our Prayer/Gee 12 John Martyn / May You Never 13 Susan Pillsbury / Praying for Rain 14 矢野顕子 / Prayer 15 Charlie Haden / It's Me, O Lord (Standin' in the Need of Prayer) 16 Loreena McKennitt / Dante's Prayer 17 宇多田ヒカル / 誰かの願いが叶うころ 18 Cyrus Chestnut / Sweet Hour of Prayer 19 Alison Krauss / Down to the River to Pray *曲の出典* 01 『For the Children』(1973年) 02 『道はつづく』(2006年) 03 『Estreia』(1969年) ☆バート・バカラックの曲。 04 『Blues & Roots』(1959年) 05 『Out There』(2007年) 06 『シップランチング』(2006年) 07 『Ride with Bob』(1999年) 08 『Tomorrow the Green Grass』(1995年) 09 『Lucky Girl』(2011年) 10 『フラミンゴ』(1999年) 11 『Smile』(2004年) 12 『Solid Air』(1973年) 13 オリジナル・アルバム未収録。CD『Susan Pillsbury』(2010年リリース)のボーナス・トラック 14 『スーパーフォークソング』(1992年) 15 『Steal Away: Spirituals, Hymns and Folk Songs』(1995年) ☆アルバムの邦題は『スピリチュアル』。 16 『The Book of Secrets』(1997年) 17 『ULTRA BLUE』(2006年) 18 『You are My Sunshine』(2003年) 19 サントラ『O Brother, Where art Thou?』(2000年) *祈りっぽい曲を集めてみました。
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