***森山兄***
1 M. WARD / YOU STILL BELIEVE IN ME 2 THE CATS & THE FIDDLE / ONE IS NEVER TOO OLD TO SWING 3 吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズ / 最後まで楽しもう 4 BETTE MIDLER / BOOGIE WOOGIE BUGLE BOY 5 THE PUPPINI SISTERS / HEART OF GLASS 6 美空ひばり / 上海 7 RICHARD CHEESE & LOUNGE AGAINST THE MACHINE / LOSER 8 RIGMOR GUSTAFSSON / ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME 9 KARIN KROG / ALL I WANT 10 CAROLE KING / BITTER WITH THE SWEET <コメント> 1 最近のアメリカのSSW。ギターという楽器の認識方法においてジョン・フェイヒィ~ジム・オルークの流れを汲んでいるとわたしは思っています。これはビーチ・ボーイズのインスト・カヴァー。 2 40年代のほのぼのジャイヴ。 3 21世紀のジャンプ・バンド。曲中の、あまりにオールド・スクールなラップに失笑、脱力&感動。 4 ブスかわシンガー。アンドリュー・シスターズのカヴァー。 5 その4をカヴァーしてもいる、21世紀のアンドリュー・シスターズ的なノスタルジックなコーラス・グループ。これはブロンディのカヴァー。 6 SPの盤起こしでしょうか、CDなのにノイズがひどい。前半の英語から後半の日本語パートへの移行が、①落差がまるでない、②とても英語が分からないとは思えないほど発音とリズムへの乗せかたがうまい、とこの2点において見事。これだけ完成度の高い日本語のポップスを聴くと、その後の日本語のフォークやロックはむしろ後退しているとしか思えない。ましてや「演歌の女王」になったひばりになんて興味ない。 7 "America's loudest lounge singer" とかそんなキャッチフレーズのひと。素性はよく知らない。この曲はベックの出世曲をラテン・ラウンジ風のアレンジでカヴァー。ま、イロモノです。 8 スウェーデンのジャズ歌手。ジャッキー・テラソンを従えて、バカラック・ナンバーをタイトなジャズ・ロック・アレンジでカヴァー。ラトヴィアの首都、リガから我が家に空輸されてきたアルバム『クロース・トゥ・ユー』より。 9 ノルウェイのジャズ歌手。バックはスティーヴ・スワロウ、スティーヴ・キューン。ジョニ・ミッチェルのカヴァー。歌詞が泣ける(よく意味が分からないが)。 10 チャールス・ラーキーのベースラインがクール。キャロル・キングは「好きなアーティストは?」と訊かれたときに決して名前を思い出すことはない、そんなひとです。 ***森山弟*** 1. Donavon Frankenreiter / Move by Yourself 2. Ray Charles / What'd I Say 3. James Brown / Get Up (I Feel Like Being A) Sex Machine 4. Sly & The Family Stone / Stand! 5. Zombies / Time Of The Season 6. Bee Gees / Melody Fair 7. ブランキー・ジェット・シティ / 小さな恋のメロディ <コメント> 1. ジャック・ジョンソン一派からの脱却を図り、バンド・サウンドでいい感じに再登場。意表をついてファンキー&骨太です。 2. 最近DVDで観た映画「Ray」が面白かったので。 3. 追悼です。合掌。 4. レイ・チャールズ~JB~スライと、黒人音楽の進化と変遷をたどってみました。 5. 最近では日産のCMでおなじみの「ふたりのシーズン」。とても奇妙な雰囲気のヒット曲。永遠の名盤「オデッセイ&オラクル」より。 6. 映画「小さな恋のメロディ」の主題歌。 7. 映画「小さな恋のメロディ」についての歌。 ***太田健一*** 1 Cathy Chamberlain / Debbie's Song (Love That Man) 2 Cathy Chamberlain / Rag'n Roll 3 Slim Harpo / Shake Your Hips 4 The Everly Brothers / Wake Up Little Susie 5 Bo Diddley / Diddley Daddy 6 Smokey Robinson & the Miracles / Let Me Have Some 7 Marvin Gaye / Stubborne kind of Fellow 8 Dexys Midnight Runners / Jackie Wilson Said (I'm in Heaven When You Smile) 9 Dexys Midnight Runners / Old 10 The Kinks / Little Miss Queen of Darkness 11 二階堂和美 / いてもたってもいられないわ 12 Janet Klein & her Parlor Boys / All My Life <コメント> 1、2と8、9は、とても好きなアルバムで、本当はずっとこれだけかけていたかったのですが、さすがにそれでは手抜きだと言われるのでやめました。 ***高嶋里美*** 1 Chris Brown and Kate Fenner / resist war 2 The Mother Hips / such a thing 3 R.E.M / electrolite 4 Son Volt / aftergrow 61 5 Creedence Clearwater Revival / chameleon 6 Barbara Keith / shinging all along 7 The Resentments / sunshine said 8 Neal Casal / sundowntown 9 Jason Collet / pavement puddle stars 10 L.E.O / make me 11 The Model Rockets / rock&roll:the movie 12 Candy Butchers / not so bad at all 13 Wisely / drink up ***ライヴ:口石アキラ*** 1 ウィークエンド 2 新曲① 3 新曲② 4 忘却の世界 5 工場の灯り 6 平和な街 7 石のかたつむり 8 不眠症マイウェイ 9 夜のガソリンスタンド ***森山弟*** 1. Oasis / XXXin' In The Bushes 2. Kula Shaker / 108 Battles (Of The Mind) 3. Who / Bucket T 4. Trashmen / Surfin' Bird 5. Eddie & The Hot Rods / Teenage Depression 6. Pirates / Honey Hush 7. Bill Lloyd & Tommy Womack / Picture Book 8. コレクターズ / 恋はヒートウェーヴ <コメント> 1. 堂々たる佇まいのたいしたことない盤「スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ」のオープニングを飾るインストナンバー。アウトロのおばちゃんの声は「ワイト島」からのサンプリングです。 2. その完成度の高さと評価の低さで有名なセカンド「ペザンツ、ピッグズ&アストロノーツ」より。精巧に練り上げられたロック音楽。 3. フーの楽しいサーフィン・ソング。持ち込んだ犯人はもちろん、キース・ムーン。 4. バカ・サーフィンのクラシック。仕事中に頭をループしはじめると非常に困る曲ランキング第1位。 5. こちらはパンク・クラシックですが、今聴くと50年代のロケンロールと同じように聴こえるから不思議。 6. ロケンロールとは何か?パイレーツのことです。 7. とてもよくまとまった内容のキンクスのトリビュート盤「This Is Where I Belong」より。ロン・セクスミス、ベベウ・ジルベルト、ジョナサン・リッチマンまでも参加してます。 8. マーサ&ヴァンデラスのカバーですが、ジャムのバージョンを意識したいかしたアレンジになっております。 ***森山兄*** 1 NANCY WILSON / MOON RIVER 2 轟渚と夕映えカルテット / さようなら 3 ザ・グッバイ / ドント・エヴァー・チェンジ 4 NEAL CASAL / TOO FAR TO FALL 5 オリジナル・ラヴ / ダウンタウン 6 JACQUI NAYLOR / LOLA 7 LOUIE BELLSON/LALO SCHIFRIN / VARIATIONS 8 EN VOGUE / NO NO NO (Can't Come Back) 9 YUKI / メランコリニスタ 10 SERGIO MENDES & BRASIL '66 / WHAT THE WORLD NEEDS NOW 11 雪村いづみ / アイ・ゲット・キック・オウト・オブ・ユー <コメント> 1 ビッグ・バンドをバックにしたサバービアで軽快なスウィング。 2 下北沢、高円寺あたりで活動しているSSW(1児の母)。軽めのディキシーランド風。次回ライヴは2月2日(金)、下北沢モナ・レコーズにてフリーボなどと対バン。 3 ザ・グッバイっていう名前がすげえカッコイイと思ったんだ、当時。ブリティッシュ・ビートのカヴァー集『シャウト!!』より。これはキャロル・キングの曲。というか、わたしにとってはブリンズリー・シュウォーツの曲。おぼこい娘への思慕的なアメリカン・オールディーズな歌詞もナイス。 4 現代アメリカンのSSW。マージービートに憧れてる曲。 5 ペトゥラ・クラークで有名な曲の日本語カヴァー。数年前プラハに行ったら、レストランでチェコ語のカヴァーが流れてた。あれはいま思えば、映画「プラハ!」で使われていたヴァージョンだったのだろう。 6 ロックとジャズを野合させるジャズ歌手。これは、オルガンで奏でられる「ザ・サイドワインダー」をバックにして、そこに乗っかる歌はキンクスの「ローラ」。 7 ジャズ・ドラマーの大御所がブラッシュで繰り出すステディなビート+アルゼンチン出身の作・編曲家が乗っける不穏なピッツィカート。ポップな現代音楽みたいな曲。自分としてはキラー・テューンのつもりだったのですが、とはいえ、踊りづらいですかね。すみません。 8 PPFNPでかからなそうなアーティストでしょ。この曲は、3分間ずっと同じムードが持続していて、安定→不安定→安定→不安定というコード・チェンジに基づく前進感覚(バッハに端を発するそれは、進歩イコール善、的な近代の病のアナロジーとして語ることも可能なわけだけど)を完全に無化している。それでいて退屈ということもなく、射精寸前のような高揚感がずっと続くので、つまりこれはソウル・ミュージックでありニート・ミュージック(否シート・ミュージック)でありポスト・モダンであり、当然、JBの残響がうっすらと、あるいはおおいに、聞こえるわけですから、これをもってJBの追悼にかえさせていただきます。なによりもおそろしいのは、この傾向が一部の突出したクリエイター/リスナーによってのみ共有されているわけではなく、こっちのほうがむしろ主流になっているということではないでしょうか? と、以上、菊地成孔/近田春夫的な解説。 9 完璧なポップスではないでしょうか。少なくとも、2006年前後においては。 10 「モーニン」をかけようと思ってアルバム『イェ・メ・レ』を引っ張り出したら、わたしが好きな「モーニン」はカル・ジェイダーのヴァージョンであると気付いた。で、同作収録のバカラックのこの曲、後半のオーケストレイションがもはやアヴァンギャルドですらあります。 11 朗々とした歌い出しがちょいウザなんですが、途中のビッグ・バンドのテンションたるやただものではなく、途中で一瞬入ってくるラテン・リズムと雪村の「フッフー!」のかけ声に興奮。なお、原曲はコール・ポーターの「I GET A KICK OUT OF YOU」。この邦題はなんとかしましょーよ、ねぇ。 ***おまけCD「FORWARD IN ALL DIRECTIONS!」曲目*** 1. 井上陽水 / 東へ西へ 2. DUKE ELLINGTON / BLUE PEPPER (Far East of the Blues) 3. 森高千里 / 東京ラッシュ 4. RANDY WESTON / JAMAICA EAST 5. RUSS BARENBERG / FLABSTON AND CHUBSBY GO SOUTH 6. 原由子 / 東京タムレ 7. 久保田麻琴と夕焼け楽団 / 国境の南 8. WOODSTOCK MOUNTAINS REVUE / SOUTHERN CRESCENT LINE 9. AMOS LEE / SOUTHERN GIRL 10. TIM HARDIN / SOUTHERN BUTTERFLY 11. NICK DRAKE / NORTHERN SKY 12. KINGS OF CONVENIENCE / SUMMER ON THE WESTHILL 13. BEN WATT / NORTH MARINE DRIVE 14. FREDDIE HUBBARD / SOUTH STREET STROLL 15. JERRY JEFF WALKER / NORTH CUMBERLAND BLUES 16. LOUIS JORDAN / SALT PORK, WEST VIRGINIA 17. 鈴木蘭々 / ロックンロール・ファー・イースト 18. THE BLUES PROJECT / MEAN OLD SOUTHERN 19. ミッシェル・ガン・エレファント / ウェスト・キャバレー・ドライヴ 20. GRANT GREEN / HEY, WESTERN UNION MAN ☆東西南北シリーズです。
by soundofmusic
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