A
①y_ok ②1976/09/12 ③音楽バカ B ネットの溢れんばかりの情報量に歓喜と恐ろしさを同時に確認した1年でした。あと現在使用中の256MBのMP3プレーヤーだといちいちデータの出し入れが非常に面倒なので、i-pod(80ギガ)を買うか否か、2006年に引き続き2007年も悩み続けるでしょう(でも買わないんだろうなぁ)。 C 好きな地方テレビ番組 ベスト5 1 探偵ナイトスクープ (フロム 大阪) 2 水曜どうでしょう (フロム 北海道) 3 SAKU SAKU (フロム 神奈川) 探偵ナイトスクープはおそらく初めて地方局の番組ってこんなに面白いものがあるのに感動をしたマイ永久定番番組。 番組内容は探偵局に一般視聴者から捜査依頼(ネタ提供)があって、それを探偵局が派遣する探偵(芸人)と共に解決していくというもの。 この番組は何がいいってやっぱり素人さんの面白さを嫌みなく引き出している内容が素晴らしいです。局長が厳しくドライな上岡龍太郎から涙もろい人情派の西田敏行に代わってからは捜査内容が若干甘くなった気もするのですが、それでもやっぱり面白いです。探偵依頼をした人(ネタ提供&出演者)がもらえる探偵手帳を現物で見てみたいです。 水曜どうでしょうは北海道のスター(?)大泉洋の出世作。昔、パフィーの番組に出演時は、パフィーの力不足により(勝手に断定!)あまり面白いとは思わなかったのですが、ホームだと実力を発揮するもんだと実感。 番組内容として一番有名なのは、サイコロの出た目で行き先が決まり、なんとか北海道まで帰る行き当りばったりの旅行というもので、番組終盤の頃はすっかりおかしな珍道中の海外旅行番組へとなっていました。 基本はただひたすら出演者とスタッフがダラダラと喋っているのを30分聴いているというユルさの極地を行く内容。見る人が見たら、「こんなもんをテレビで見せられて何が楽しい?」と思うこと間違いなしなのですが、なぜか面白い。 SAKU SAKUは木村カエラの出世作の音楽番組。神奈川旅行へ行った時は朝と夜の放送を同じ内容なのに両方見ていましたよ。現在は千葉でも見られるようになりました (毎日ではなく週1回ですが)。 D 昔から言ってるのですが、Tokyo No.1 Soul Set/Zoot16の渡辺俊美のようになりたいと思っていました。本業は裏原にあるアパレルのオーナー(現在は他の人に託して、自分は新ブランド/レーベルを設立)で、そして副業で (?)Tokyo No.1 Soul Setのメンバーとして音楽に取り組む、二足のわらじっぷりに理想の生き方だと憧れたものです。 しかしこの年齢にもなると、ちょっとカッコ良すぎでズルイなと思ってしまいます。 E ここ数年でも一番少なかったはずです。おそらくアナログ、CD合わせても100枚ちょっとだと思います。その代わりCD-Rの数は200~300ぐらい増えているかもしれません。 F ・CSS 「Cansey Ser Da Sexy」(2006) ブラジリアン・ガールズ・バンドです。音としては今流行りのニューウェーブ風味ですが、クラフトワークやトムトムクラブなどのポップでちょっと抜けた感覚を上品かつダンサブルに仕上げている、流行りものの一言で片付けるにはもったいない高品質な1枚だと思います。またこのテのバンドにありがちな、「狙ってやってます」感が出ていないのもまた魅力です。 ・エリオット・リップ 「タコマ・モッキングバード」(2006) 基本は80年代を感じるアーバンなエレクトロニカという感じなのですが、この人のセンスが光るのは手弾きのシンセのメロディがなんだかダサいのです。しかしそれがかえって曲全体のカッコ良さとの絶妙なバランスを生み出していて、聴いていてシビれました。 ちなみに彼の所属レーベル、ヘフティにも注目しています(ヘフティは日本のスパノヴァの新作をリリース予定)。 ・ガールトーク 「ナイトリッパー」(2006) ビートルズの「ラヴ」が出た時は、ついにマッシュアップの方法論が音楽界のトップにまで適用されるようになったかぁとしみじみしてしまいましたが(まぁ元はシルク・ド・ソレイユ企画だから、そこまで狙ってないのでしょうが)、このガールトークもそんなマッシュアップを売り物にしているアーティストです。 ジェイ-Zからウィーザーといった大ネタを1曲の中にブチ込むだけで終わらずにしっかりと曲が展開していく曲構成に、マッシュアップに数多くある「とりあえずくっつけてみました」というアイディア一発のみで終わらない、優れた構成力が楽しめました。 ・デイデラス 「エクスクイサイト・コープス」(2005) サクッと説明すればプレフューズ73を代表としたHIP HOP寄りのエレクトロニカなのですが、この人の音色というのがなんとも浮遊感に溢れていて、不思議な温度感の音楽になっています。おそらくサントラやブラジルものらしきサンプリングも元の素材に頼らずに、しかし効果的に使っているので安っぽく感じないのはセンスの良さなんでしょう。 自身の音源はわりとドリーミーなものが多いのに対して、他人への提供曲やリミックスが意外にアブストラクトなのにはちょっと驚いたというか、もらった方はがっかりなんじゃないかと邪推してみたりして。 ・ジェイミー・リデル 「マルチプライ・アディクションズ」(2006) イギリスが誇るエレクトロ・レーベル、ワープ所属の珍種。基本はアクの強い声のソウル・シンガーなんですが、そこに普通じゃいられないとばかりにエレクトロなスパイスをまぶした音楽をやっています。 正直最初は苦手だったのですが、ワープ期待の貴公子、ジミー・エドガーと共演した「ウェン・アイ・カムバック・アラウンド」というシカゴ・ハウスもびっくりの変態アッパーハウスを聴いた時、この曲にはこの声でないと絶対負けるなぁという説得力を感じて、それ以来はファンです。 ちなみにこのアルバムは上記曲も入った2005年発表の「マルチプライ」のリミックスやライヴテイクなどの入ったものです。マシュー・ハーバードやルーク・ヴァイバートやフリーフォーム・ファイヴによるリミックスもハイパーな仕上がりですが、注目したいのがハデなリミックスに挟まれているライヴなどの生演奏によるもの。実にシンプルな形によるもので、この人ってプリンスのようなスタンスを目指しているのかなとも思わせる器の大きさを感じました。 ・ブロックパーティー 「サイレント・アラーム」(2005) この冊子が出る頃にはこのブロックパーティーのセカンド・アルバムも発表されているのでしょうが、こちらはファーストです。説明不要のヒット作。これが出た頃はイギリスのロックに興味がなくて、大して気にもしていなかったのですが、いざ聴いてみるとなんとカッコイイんだと驚きまして。 ついでにアメリカ盤がエンヴィーのアルバムなども取り扱っているディムマックからだったのが印象的でした。 ・セニョール・ココナッツ 「イエローフィーヴァー~プレイズYMO」(2006) アトムハートの変名、セニョール・ココナッツによる往年のヒット曲ラテン化プロジェクト第3段はYMOオンリーの選曲となりました。盟友テイトウワに本家YMO御三方もゲスト参加という見事に日本の(限りなく狭い範囲の)マーケットを意識した内容です。 クラブ向きというよりはラウンジ向きの軽やかなマンボやチャチャチャだったりする音ですが、YMOの調理法はフロア仕様のハイブリッドな音を目指すよりも、こういった少し肩の力の抜けたものへ仕上げる方が向いているのかもと思える1枚でした。ベスト・トラックは坂本龍一作の「ONGAKU」です。 ・「イージー・オール・スターズ プレゼンツ レディオドレッド」(2006) しばらくUKロックから離れていて、正直レディオヘッドも「なんであんなに暗い音楽が売れてる訳?」なんて気持ちでした(自分は売れてないハードコアとか聴いていたので)。しかしブラッド・メルドーによるレディオヘッドのカヴァーを聴いた時は、レディオヘッド独特の重さとシリアスなジャズとが見事に融合しているなぁと驚きました。 その後、「イグジット・ミュージック」というレディオヘッドのクラブ・ジャズ、エレクトロニカのアーティストによるナイスなトリビュート盤を聴いて、素材としてのレディオヘッドの魅力を確信した次に出会ったのが本アルバム。イージー・オール・スターズはピンクフロイドの「狂気(ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーン)」のカヴァー企画「ダヴ・サイド・オブ・ザ・ムーン」というアルバムを発表していて、今回はレディオヘッド「キッドA」のレゲエ版ということです。こんなイロモノ企画…なんて思われるでしょうが、ホレス・アンディ、シュガー・マイノット、フランキー・ポールにトゥーツ&メイタルズという豪華フューチャリング・アーティストなのでけっこう本気なのでしょう。レディオヘッドの憂鬱ながら端正な楽曲とレゲエの持つ独特の重さとのバランスがとても良かったです。 ちなみに2006年はこのようなイロモノ・トリビュート企画をたくさん聴きました。他には「ロッカバイ・ベイビィ」というトイ・ミュージック集が印象的でした(もちろんレディオヘッドもあります)。 ・オーランド・オイエ 「DJ KICKS」(2004) ・フォーテット 「DJ KICKS」(2006) 数あるミックスCDの中で異彩を放っているのがこの「DJ KICKS」シリーズで、その中からキング・オブ・コンビニエンスの1人、オーランド・オイエとフォーテットのミックス盤を挙げます。まずオーランド・オイエはソロアルバムを聴くと分かるのですが実はエレクトロ好きで、このミックスではそんなエレクトロ趣味をコーネリアスやフェニックスなどを交えながらのミックスです。特筆すべきは曲と曲をギターの語り弾きによって繋ぐという斬新なミックス方法が聴けます。 フォーテット盤はカーティス・メイフィールドを交ぜるなど意外にもファンキーな面を見せてくれて面白かったです。一番の聴きどころはフォーテット自身の「ポケット」という曲で、これぞ新しい世代のジャズだ!と呼びたくなるようなカッコ良さです。 ・ギャビン・ブライヤーズ・ウィズ・トム・ウェイツ 「ジーザス・ブラッド・ネヴァー・フェイルド・ミー・イェット」(1993) かなり昔に買った未聴のCDだったのですが、これがまた良かったです。ギャビン・ブライヤーズはブライアン・イーノのオブスキュア・レーベルなどからアルバムを出しているアーティストですが、本アルバムもそんなイメージを裏切らないアンビエントとも呼べる内容です。 基本はトム・ウェイツが歌う1フレーズ(作者不明のホームレスが歌ったとされるもの)にストリングスが絡むという、3分聴けば全部聴いたといっても構わない感じになっています。しかし、これを寝る前やボーッとしている時などにはたまらなく心地よく耳元を潤してくれます。 ・ブレックファスト 「3rd & Army」(2005) ハードコアをメインに聴き始めてからもう2年以上になりますが、想像以上の奥深さに驚いてます。ちなみに僕のハードコア初体験は中学時代のナパームデスで、当時は激しいという以外はさっぱり理解できませんでした(もちろん今も理解しているとは言い難いです)。最近になって、ああいう音をグラインドコアっていうのを知りました。 このブレックファストは、おどろおどろしいグラインドコアに比べたら、なんともシンプルでストレート、でも荒々しい、西海岸→西東京の香り漂うイカしたハードコア。バックドロップボムが対バンで呼んでいたので知りました。その時のライブは行かなかったのですが、完全にアウェイだったのではないでしょうか。今ではストラグル・フォー・プライドやアブラハム・クロスと共にロウライフ周辺でお馴染みのバンドになっています。 レイモンド・ペッティボン(ソニックユース「GOO」やブラックフラッグのジャケットでお馴染み)によるアルバムジャケがとてもオシャレで、Tシャツなどのグッズもいつも購買欲をそそられてしまいます。 ・カムバック・キッド「ウェイク・アップ・デッド」(2005) HIP HOPのようにハードコアにもオールドスクールとニュースクールがあるのを知った時はなぜかワクワクしたものです。で、このカムバック・キッドはモダン・オールドスクール・ハードコアの代表するバンドの1つです。 メロコアをさらにエモーショナルにした今の時代らしい音になっていて、ハードコア特有のアンダーグラウンドな匂いがあまりないように感じるのでもっと売れても良さそうな感じですよ。でもあまり売れると大手のプロモーター主催の来日になってチケット/Tシャツ代が上がるので困ります。 ・マルーン 「ウェン・ワールズ・コリッド」(2006) ドイツのニュースクール~メタルコア・バンド。僕の唯一の毎年フェス通いをしているインディペンデンス・デイにてライヴを見たのですがとてもガッツリしてカッコ良かったです。 最近ハウスとテクノの境界線が無くなりつつあるように、メタルとハードコアも接近しすぎてどっちがどっちだか分からなくなっている状況ですが、このバンドもその1つです。もうほとんどメタルです。 ・イン・フレイムス 「カム・クラリティ」(2005) アンアースという華麗なるツインリードギターをハードコアに織りまぜたバンドを聴いて、絶対今メタルが熱いという予感を感じて以来、ようやく見つけたかっこいいバンドです。メロデス(メロディアス・デス・メタル)の代表的存在。 やっぱり中学時代のメタル体験があったのでこういうのを聴くと血が騒いでしまいます。 G mixiをようやく開通しました。森山(兄)さんのページのマイミクの中にいるy_okです。最近は全然日記も更新していないので大したページではありませんがご報告までに。 * You are what you like, not what you are like. が既定≒アンケート回答自体が自己紹介、と考えていましたが、そういえば、回答者がどういうひとなのかが分かるような欄があってもいいかもしれませんね。次回以降、検討したいと思います(忘れるかもだけど)。(森山)
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| 2007-01-01 00:16
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