***森山兄***
1 Jamie Lidell / Green Light 2 アン・サリー / レインボー・シー・ライン 3 Laura Marling / Ghosts 4 Vetiver / Hey Doll Baby 5 Elvis Presley / I'm Gonna Walk Dem Golden Stairs 6 Kitty, Daisy & Lewis / Mean Son of a Gun 7 有山じゅんじ with バンバンバザール / スルメのように生きてる 8 Davy Graham / Better Git in Your Soul 9 Sister Wynona Carr / It's Raining Outside <コメント> 1 ワープに在籍しているのに現代ソウルっぽいうたものをやっている妙な男らしい。この曲はバウンシーなR&B。 2 バウンシーなビートつながり。吉田美奈子のカヴァーでしたっけ。 3 17歳だか18歳だかのイギリスの新星フォーキー。ニック・ドレイクとかジョニ・ミッチェルとかが引き合いに出されそうな気がします。 4 デヴェンドラ・バンハートあたりの仲間なんでしょうか。フリーフォーク一派とか呼ばれそうな気がします。6曲くらい入っているカヴァー・ミニ・アルバムより。知ってる曲は1曲も収録されていません。 5 ソウルフルでゴスペルでソフトロックなエルヴィス。 6 いちばん年上でも20歳そこそこなイギリスのシブい三きょうだい。ロカビリー、ブギー、R&R、スウィングなどを現代によみがえらせています。お母さんは元レインコーツ(!)のドラムのひとだそうです。 7 やたらと軽い感じですばらしいです。なお、バンバンの福島くんは有山じゅんじのおっかけをしていたそうで、あるとき、有山に近づきたい一心で「有山さんは何の(=どこのメーカーの)弦を使ってるんですか?」と訊いたら「鉄の弦や!」と返答されたそうです。 8 先ごろ亡くなった英国のギタリストを追悼します。チャールス・ミンガスの曲ですが、このヴァージョンはジャズでもフォークでもない。まさに英国ロック誕生の瞬間が聞こえます。 9 20世紀半ばくらいに活動したR&B歌手。ベスト盤的なCD『ジャンプ・バック・ジャンプ』に収録。このCD、全曲最高です。そんなこと思ったのひさしぶり。 ***森山弟*** 1 Carol Batton / Intro 2 Qarteto Em Cy / おいしい水 3 Keren Ann / Not Going Anywhere 4 鈴木祥子 / 夏はどこへ行った -Naked Love Mix- 5 Prelude / Here Comes The Sun 6 ザバダック / 満ち潮の夜 7 キリンジ / 奴のシャツ 8 Devendra Banhart / I Feel Just Like A Child 9 Kevin Ayers / Stop This Train (Again Doing It) 10 Claudine Longet / Let's Spend The Night Together 11 Joyce / Baracumbara 12 Beatles / Ob-La-Di, Ob-La-Da <コメント> 1 UKの変わった音楽家兼収集家のアンディ・ヴォーテルによるストレンジ・フォークのコンピレーション「Folk Is Not A Four Letter Word」より。 2 65年のデビュー以来現在も元気に活躍中のブラジル最強4人姉妹コーラス・グループ。初期のものは例外なく美しいので全部持ってた方がよいです。これは93年の「ヴィニシウス・エン・シー」より。 3 イスラエル生まれでフランスあたりに拠点を置く女性SSW。「去年兄からもらったCDランキング」堂々の第1位。「2000年以降にリリースされた女性SSWものランキング」でも12位くらいには滑り込みそうな素晴らしい作品です。 4 デビュー曲の英語版セルフ・カバー。デビュー曲にしては完成度が高すぎると聴くたびに驚かされる名曲。 5 英国フォークの良心プレリュードが、ビートルズの良心ジョージ・ハリスンをカバーですよ。 6 このCDは中学生のときに購入したんですが、その後20年近く英国、アイルランド、アメリカのフォークを聴きたおして最近ようやく意味がわかってきました。 7 キリンジって評価が高くて「よくわかんない」とか言うとばかにされそうな雰囲気バリバリですよね。とりあえず「キリンジ?いいよね!」って口を合わせておくのが無難! 8 森山弟が好きそうに決まってると断言されているフリー・フォークの首領。はい、お察しの通りです。フリー・フォークとフリーク・フォークとネオ・アシッド・フォークの区別がいまひとつわからないけど、要は英米フォーク・リバイバルのリバイバルだろうと思われます。 9 ケヴィン・エアーズもアシッド・フォーク的な視点で聴くとまた楽しい人です。間違いなく変態でしょうけど。 10 ストーンズをウィスパー・ボイスで。こういう安易な企画もの、まったく嫌いじゃありません。 11 「カリオカの午後」(83年)より。ジョイス風スキャット。この人の声でスキャットやられるとうっとりして脳がとろけると思う。 12 もちろん「アンソロジー3」収録のオリジナル超えバージョン。 ***高嶋里美*** 1 The Orion Experience / Nice Guys Finish Last 2 Tally Hall / Good Day 3 Ray Davies / Vietnam Cowboys 4 The Zutons / What's Your Problem 5 They Might Be Giants / Take Out The Trash 6 The Presidents Of The United States Of America / So Lo So Hi 7 The Major Labels / Don't Hear A Single 8 Matthew Sweet / Burn Through Love 9 The Shins / Phantom Limb 10 The Wallflowers / I Am A Building 11 Aimee Mann / Ballantines 12 Neal Casal / A Year & A Day 13 Rachael Dadd / Table <コメント> 似たような選曲でいつもすみません。 今回は一応本人達の一番新しいアルバムからです。 このうちの殆どのミュージシャンはmyspaceかサイトを持っているので、 他の曲も聴けるはずです。興味がある方は、名前で検索してみてください。 ***森山兄*** 1 Loose Fur / Thou Shalt Wilt 2 Q-Tip / Manwomanboogie 3 Jeremy Steig / Alias 4 Calypso King & The Soul Investigators / Mo' Calypso Strut 5 Speedometer / Chicken Run 6 West/Rock/Woods / リヴィング・スルー・アナザー・キューバ 7 Xavier Cugat and His Orchestra / Besame Mucho 8 Clebanoff and His Orchestra / Whispering Bossa Nova 9 デューク・エイセス / 煙の王様 10 Amy Winehouse / Tears Dry on Their Own 11 土岐麻子 / 青空のかけら <コメント> 1 ウィルコのメンバー+ジム・オルークによるプロジェクト=最強。 2 昨年のアルバムより。もちろん悪くはないけれど、このひとが本気出したらこんなもんじやないよなあ、と思ってしまう程度には不出来。 3 鬼気迫るフルート=鬼笛。サムプリングのネタになっていそうなドラム・ブレイク。ちなみに餃子は英語でダムプリング。 4 いい意味で名前に偽りありなグループ。音楽はミーターズ直系のハード・ファンクです。 5 現代のミーターズか。ぺしゃっとしたホーンの録音がいかにも往年風。 6 スズさんがかけていて、とても気に入ったので購入。XTCの曲を(ジャズの)ピアノ・トリオがカヴァーしております。フォービートから脱却することでジャズがいかに自由になったかの証明でもある。なんて書いたら、日々ジャズの新領域を模索しているミュージシャンのみなさんに「いまさらかよ」なんて鼻で笑われそうですが。なお、この曲の入っているアルバムは、須永辰緒がこの3人に「これカヴァーしてくんない」ってロック系の曲を“お題”として示し、それを彼らが調理する、という経緯で出来上がったそうで、音楽の質はともかく、そういういやらしさに対しては、良心的なリスナーとして、「いまさらかよ」と鼻で笑ってあげてもいいと思う。そうしたもろもろの事情を知ってから眺めると、ジャケの適当さも感慨深いです。 7 あなたがたはあるいは知らないかもしれませんが、あなたがたのお父さんお母さんには超有名かもしれないラテン系バンド・リーダー。やたらとアッパーな「Brazil」をかけるつもりが、メモってきた曲順の表記が間違っていたため、このぬるふわな曲がかかることになってしまいました。無念。 8 これもイージーリスニング界では有名な人らしいです。これはラロ・シフリンの曲。“1960年代の林有三”とでも呼びたい、つぶだったパーカッションがあまりにも現代的な1曲。ちょっといけすかない「フィンガー・スナッピン・ミュージック」のシリーズのCDです。 9 いま、azさんが「映画が好きとか言うならこれくらい読んどけ!」とやたらに高圧的に推薦している(すいませんウソです。推薦しているのは本当です)「円谷一」という本(白石雅彦著)を読んでおります。それがあまりにも面白いので、居ても立ってもおられずにプレイ。円谷一が演出して芸術祭の賞を獲ったドラマ「煙の王様」の主題歌です。作曲は山下毅雄。 10 最近では、あのパリス・ヒルトンにまで、つきあいきれない、と引導を渡されたなんてのがニュースになっていましたが、音楽家としても充分すぎるほど化け物的な才能の持ち主だと思います(いまのところ)。この曲は、バックのオケはモータウンの名曲「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」とまったく同じで(誰かの録音のトラックをそのまま使っている?)、そこに別の曲が乗っているという、なんつーんですか、こういうの。マッシュアップ? 替え歌? 11 土岐麻子はかわいいですよね~☆ この曲は斉藤由貴のカヴァーだと思います。聴いた回数はロング・バケーション(ケラのバンド)のヴァージョンのほうがはるかに多いですが。 ***森山弟*** 1 Dick Hyman / Mas Que Naada 2 Armando Trovaioli / Sessomatto 3 フリッパーズ・ギター / グルーヴ・チューブ part2 4 フリッパーズ・ギター / グルーヴ・チューブ 5 オハナ / I Wanna Be Sedated 6 Ramones / Do You Remember Rock'n'Roll Radio? 7 T. Rex / 20th Century Boy 8 小島麻由美 / トルココーヒー <コメント> 1 イースト・コーストのジャズ・ピアニストによる、ピアノ・インストの常識を変える激しいビートの「マシュ・ケ・ナダ」(日本盤帯より)。67年の「ブラジリアン・インプレッション」収録です。しかしマシュ・ケ・ナダのカバーってすごい数だろうな、と思って今ざっと調べただけで700くらいありました。今度はジョルジ・ベンの印税額が気になってきた。 2 イタリアのモンド映画のサントラ。「黄金の七人」の人です。現在35歳から40歳くらいの皆様にはグルーヴ・チューブの元ネタとしてもおなじみですね。 3 というわけでグルーヴ・チューブ。「カラー・ミー・ポップ」(やたらとリリース数が多かったトラットリア・レーベルの記念すべき第一弾)収録のリミックス版。 4 続きましては「ヘッド博士の世界塔」よりオリジナル・バージョン。 5 ラモーンズの名曲をレゲエ風でごきげんにカバー。ボーカルはハナレグミ。 6 宇都宮鑑定団に痛快学園コメディ「ロックンロール・ハイスクール」のDVDがずっと置いてあって(当然誰も買わない)、値段が下がるのを2年くらい待っているところです。 7 イベント当日が映画「20世紀少年」の公開日だったみたいで、結果的に連動してしまいました。 8 この人は確実に鬼才。いつかまちがって爆発的に売れたら楽しいだろうなと夢に思います。去年の秋くらいから、それまで異常な中古価格設定がされていたディスクユニオンで(本部から安くしろと指示が出たのかどうか知りませんが)、急に値段がお手ごろになってます。 ***他*** 1 Thad Jones & Mel Lewis / Us 2 Benny Sings / Unconditional Love 3 ANATAKIKOU / 甘い種の不思議 4 武田カオリ with HAKASE-SUN / ANGEL 5 Marcos Valle / Nem Paleto, Nem Gravata 6 Marty paich / Black Rose 7 相対性理論 / ふしぎデカルト 8 鈴木慶一 / おー、阿呆船よ、何処へ 9 小川範子 / 波のトリコになるように 10 土岐麻子 with 堀込泰行 / FOOLS FALL IN LOVE 11 Simply Red / Fairground ***おまけCD『Sometimes I Feel Like a Cowboy』曲目*** 1 直枝政広 / ディア・サー/マダム~牛蛙三度笠(ブルフロッグ・ブラザー) 2 G. Love & Special Sauce / Rodeo Clowns 3 Barbara Keith / Detroit or Buffalo 4 Neil Young / Buffalo Springfield Again 5 Steeleye Span / Spotted Cow 6 Dan Hicks & His Hot Licks / Cowboy's Dream No.19 7 Davy Graham / Buffalo 8 Dan Hicks & His Hot Licks / I'm an Old Cowhand (From the Rio Grande) 9 The Intruders / Cowboys to Girls 10 ミッシェル・ガン・エレファント / カウ5 11 Cow Cow Davenport / Cow Cow Blues 12 大瀧詠一 / 論寒牛男 13 The Who / The Ox 14 The George Benson Quartet / Bullfight 15 Norman Greenbaum / Milk Cow 16 夏木マリ / カウボーイ 17 Levon Helm / Milk Cow Boogie 18 布谷文夫 / 深南部牛追唄 19 Chas & Dave / Lazy Cow 20 The Velvet Underground / Lonesome Cowboy Bill 21 The Jeevas / Ghost (Cowboys in the Movies) 22 キリンジ / カウガール 23 Chris Difford / Cowboys Are My Weakness ☆丑年なので、牛っぽい曲を集めました。
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