2009年 11月 02日 ( 1 )

うたとギター

d0000025_2112584.jpg昔けっこうよく行っていた気がするもののもう何年も足を踏み入れていなかった新宿武蔵野館で、D・A・ペネベイカー「ドント・ルック・バック」を見ました。

65年のボブ・ディランの渡英などを記録したドキュメンタリーで、いろんな言葉を書いた画用紙を1枚ずつ捨てていく「サブタレイニアン・ホームシック・ブルース」のPV的映像(フリッパーズ・ギターも引用した)はここに入っている。この映画、恥ずかしながらはじめて見ましたが、脂の乗りかかった時期のディランの素材としての強靭さと、粒子の粗いモノクロ映像のかっこよさとの相乗効果で、たいしたことのない内容を1時間半飽きずに見せてしまいます。

ディランのドキュメンタリーというといまではスコセッシのやたらと長いやつがあって、長いので見てないんですが、いまではそっちのほうが定番なのかもしれません。とはいえ、やっぱりリアルタイムで作られたものは、後年の視点から見た歴史的重要性がどれくらい含まれているのか、ということは別の次元で認識、評価してやるべきではないかと思いました。

開演前にかかっていた音楽が、ディランの、この映画の時期からはもうちょっとあとのエレキ化したもので、このへんのリズム感ってほんとにおもしろい。いわゆるシャッフルとはまた違って、ドタバタしながらハネるようなというか。「ドント~」でも、小節の区切りを飛び越えつつ連結させるというか、ほとんどラップに近い節回しがあったり、かと思うとストレートにゴスペルを思わせる瞬間もあったり。あと、ジョーン・バエズ(だよね?)が、ペンタングルなんかも歌っているたぶんイングランドのトラッドを歌っていて、それもよかった。

この武蔵野館での上映、やたらと期間限定されまくってて、31日(土)に始まって明日3日(火)までなのです。20時半からの1日1回のみの上映。興味のあるひとはお見逃しなきよう。わたし、フィルムセンターで清水宏の戦前作品を見てから行ったら、客層のあまりのギャップにクラクラしてしまいました。

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で、3日(火)は、残念ながらわたし行けないけど、新高円寺のスタックス・フレッドでジョー長岡さんのワンマン・ライヴがあります。7月のPPFNPで彼のうたに触れたっきりでその後、聴いてなくて禁断症状を起こしているひとも多いはず。ぜひ、駆けつけられたし。

ディランは今日、月曜の晩に済ませちゃって、火曜日はジョーさんを聴きに行くのがいいと思うのよ。内容はくどくど説明しない。フライヤーの写真の面がまえに、ほぼ全部あらわれているとおもうので、各人それを見てみてください。

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28日(土)のPPFNPの詳細が出ました。ステキなゲスト2名をお迎えすることになり、いまから楽しみです。
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by soundofmusic | 2009-11-02 02:07 | 日記 | Comments(4)