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2022年のグッド音楽

2022年のグッド音楽_d0000025_00134441.jpg遅ればせながら、みなさまあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。正月恒例の、2022年のグッド音楽です。

【概観】
2022年はCD132枚、レコード138枚の計270枚を購入。2021年の総枚数が459枚でしたから、前年比42%減。1年でここまで急激に落ち込んだことはいままでなかったかもしれません。原因ははっきりしていて、家に置く場所がなくなったのがひとつと、6月に家から歩いて7、8分のところに就職したもんで通勤時間に音楽を聴かなくなったのがひとつです。とはいえ、このくらいの枚数だと、買ったものをすべて、少なくとも2回くらいは聴くことができるので、近来まれな「きちんと聴けた感」はあったかも。

メディアごとの割合では、ついにレコードがCDを追い抜きました。わたしは自分で音源を買うようになったのは1988年頃で、新譜をレコードで買っていたのは最初の1年かそこらだったと思うので、ほぼ30年ぶりの逆転です。

全体の傾向としては、白人のロックをあまり聴かなくなった年ということになろうと思います。SSW、インディ・フォークみたいなものはあいかわらず興味はあってちょこちょこ手を出してはいて、気に入ったものもあったはずですが。だったらなにを聴いているのかって話で、ここ数年、1970~80年代の台湾の歌謡曲を買い集め始めていて、じゃあそんなにたくさん買ったのかっていうと15枚くらい。おもに買ってるのがなんなのか、ジャンルごとの集計をしてみようかなと一瞬思いついたけど面倒くさいのでやめておきます。

【グッド・アルバム】
以下、2022年のグッド・アルバム10枚。並びは買った順。

◇:Silk Sonic『An Evening With Silk Sonic』(2021/CD)
●:The Bad Street Boys『Looking For Trouble』(1984/CD)
▽:小坂忠とフォー・ジョー・ハーフ『もっともっと』(1972/CD)
◎:Rahel Getu『Etemete』(2021/CD)
+:アグネス・チャン『ヨーイドン』(1978/LP)
■:欧陽菲菲『欧陽菲菲イン・ベラミ』(1972/LP)
@:内山田洋とクール・ファイブ『愛・トリステ』(1983/LP)
≠:Perez Prado『Dimension』(1972/LP)
§:平山三紀『希望の旅』(1972/LP)
▲:Peter King『Omo Lewa』(1976/CD)

コメント。

◇:Silk Sonic『An Evening With Silk Sonic』
2021年、各方面で話題を集めたアルバムなのでみなさんご存じでしょう。フィジカルで買いたくて、買ってもいいなと思える値段にまで下がるのを待っていたら越年してしまい、2022年2月の購入となりました。わたしは割とうじうじしている性格なんですが、買って気に入ったものについては、買ったあとまでいつまでも値段について考えたりはしない男らしさも兼ね備えています(そして、そもそも数百円レヴェルの話でこんなことをえんえんと書いてしまう頭のおかしさも兼ね備えている)。

2022年は、ここ数年に出た同傾向のヴィンテージ・ソウル系アルバム(アーロン・フレイザー、ザ・ジャック・ムーヴス、ダンテ・エレファンテ)も聴きましたが、完成度とヒューモアにおいて、やはりこのデュオは群を抜いているなと感じました。ふたりの複雑な民族的血統がそうさせるのだろうかと想像もしていて、でもこれは単なる素人考えに過ぎません。というか、ブルーノ・マーズにアジア人の血が入っているのは知っていたものの、というか知っていたからこそ、もうひとりのアンダーソン・パーク(見た目はほぼ「黒人」)についても、「彼が実は韓国人で、『パーク』は『朴』だったりしたら面白い」とか書いた気もします。あとで調べたら、まさに彼のお母さんは朝鮮戦争中に恐らくは黒人米兵を父として生まれた孤児だったそうで、なにも調べてない、事実誤認以前の問題でお恥ずかしい限り。とはいえ、一周回って、直感が正解だったんじゃん?! とも言える。

NHKラジオの「しりすぎてるうた」のBTS「ダイナマイト」の回で、同曲のインスパイア源とみなしてもさしつかえなさそうな往年のソウル音楽の断片のコラージュかひとしきり流れて、その中にこのアルバムの曲(発表は「ダイナマイト」以後)が紛れ込んでいたのも印象深いです。昔、アラーキーの写真展に行ったとき(なんでそんなのに行ったんだってのはさておき)、展示されている写真(一般人が使うような機材で撮られたもの)に入っている日付が、見進めていくうちに、いま自分がその展示を見ている現実の日付よりも未来になっていたことを、いま(この「いま」は2023年1月)思い出しました。

また、このアルバムについては、たしか山下達郎が感想を問われて、こういう音楽は若い頃しょっちゅう聴いていたからとくに新鮮には感じない、と答えていましたね。それに対してなにか言いたいことがないわけでもないけど、まあ、彼にとってそういう評価になるのは、そりゃそうだろうなあと納得。

●:The Bad Street Boys『Looking For Trouble』
ボンバ・レコードから出てる日本盤CDを購入。帯にはカリブ海の島々の地図が載っていて、「84年のニューヨーク。英語とスペイン語が交錯し、巨大なラジカセがけたたましくヒップ・ホップする!」との見事なコピーが躍っています。それだけでもう胸がいっぱいで、わたしがこれ以上なにか付け足す必要はない、と思わされます。

と、それだけで終わりにするのも味気ないので少しなにか書いてみますか。米国産やその他の国のサルサをいままでどのくらい聴いたか、まだせいぜい500枚かそこらだろうと思いますが、アメリカ音楽としてのサルサを彼ら以上に強く意識しているグループにはまだ出くわしていません。アメリカ文化にわたしが惹かれる理由のひとつがその自己言及性なのですが……とここまで書いて、せめてこの項の中だけでも、アメリカ合衆国のことを「アメリカ」と呼ぶのはやめにしたほうがいいと気付いたので以下「米国」とします。

英語で歌われる1曲目「ハリウッド」からして、ニューヨークから大陸越しにはるか西海岸を仰ぎ見ていたかと思うと、唐突にピュンピュンとシンセが鳴り出し、オールド・スクールの(当時は当然そうは呼ばれていない)ラップが飛び込んでくる。

2曲目はバリー・マニロウ「コパカバーナ」のスペイン語カヴァー。クーバを舞台にした歌なので世界観的にはむしろこっちが本物のようにも聞こえる。いまひさしぶりに原曲(英語)を聴いたら、違和感を覚えてしまいました。なんとなくドナルド・フェイゲン「ザ・グッバイ・ルック」の、メル・トーメによるカヴァー(→☆)を続けて聴いたら、この曲はもしかしたら、フェイゲン流の「コパカバーナ」へのアンサー・ソングではないかという気がしてきました(こういうのは、事実としてどうかはわりとどうでもよくて、自分の頭の中にそういう回路ができることのほうが重要)。

ほかにも、米国ポピュラー音楽の黄金時代への憧憬をにじませる「ザ・レディ・イズ・ア・トランプ」「ホウェン・サニー・ゲッツ・ブルー」のカヴァーもあって、サルサのアルバムとしては異色作ということになりそうですが、これはこれでドンピシャリというか、まったく無理がなく、完全に自分たちのものとして血肉化している。というわけで、最初に引用した帯のコピーに言いたいことはすべて書かれている、というオチでございました。

余談ですが、2022年に聴いた、英語で歌われるラテン音楽でほかに忘れがたいものとしては、GSっぽいコーラスにJBみたいなヴォーカルが乗っかっているカコ「カコズ・ブーガルー」(→☆)があります。

▽:小坂忠とフォー・ジョー・ハーフ『もっともっと』
小坂忠の初期4枚のうち、『ほうろう』以外の3枚はCDも長らく廃盤でめったに見かけず、たまに出てきても当然、まったく買う気にならないほどの高値になっているんです。これはたまたまユニオンで1500円で発掘。1990年の最初のCD化のときのものだと思いますが、それにしても安い。

と、品のない話から始めてしまいましたが、レアなものを買ったありがたみを差し引いても、気軽に聴けない状態であり続けるのはあまりにももったいない名ライヴ盤。せめて10年に1回くらいは再発されてほしいんです。バックを務めるフォー・ジョー・ハーフのメムバーは松任谷正隆、林立夫、後藤次利、駒沢裕城で、音はカントゥリー・ロック。後藤のベースのふくよかでまろみを帯びた録音がいいんですが、とにかくなんといっても、MCや客席の反応、歌(詞)の題材にまで、1972年という時間が記録されているところが素晴らしいんです。小坂忠は当時23歳くらいの青年ですから、老成したシブい音を出してはいても、そこに描かれている田舎の風物はしょせんは頭で考えた憧れの域を出ないと思うんです。それは細野が書いた詞についてとくに顕著で、しょせんは都会の坊っちゃんのお遊びなんだろうなあとちょっと冷淡に見てしまう自分がいるんです。もっとも、当人たちにとってはリアルな問題だったんでしょうし、真面目にやっていることを否定するものではありませんから、そんなにつらく当たらなくてもいいような気もしてきました。そしてなにより、そんなものにも恐るべき説得力を与えてしまうのがヴォーカリスト小坂忠の力なわけで、だからこれでいいんです。

青くささ。粋がり。純真。背伸び。気取り。強がり。青春。皮肉。優しさ。それらすべてがある、暖炉のような、ブラックホールのようなレコード。こういうライヴ盤を持ったことは、なによりも日本のロックの歴史にとって、この上ない幸せでした。たしかカーネーションの直枝が、MCがこっぱずかしいけどでもそれが大事、みたいにどこかで書いていませんでしたっけ。小坂忠さんが天に召されたのは、わたしがこのCDを買ってから3週間後のことでした。偉大なるシンガーの生前最後の贈り物だと思って、日々、手を合わせながら聴いています。

◎:Rahel Getu『Etemete』
そういえば、音楽の情報をどうやって仕入れるかみたいな話も、この頃ではすっかりしなくなった気がします。あるときタワレコで中古盤を買ったら、その履歴をもとにメールでなにかを勧めてきて、やたらと新鮮に感じたものでした。もちろんアマゾンはしょっちゅうそれをしてくるわけですが、中古盤の購入履歴をもとに、ってところが自分にとっては盲点だったので。なにが言いたいのかというと、ディスクユニオンがAIを導入してそれをしてほしいってこと。もちろん、新品をお勧めされても意味がないので、つまり「あんたが中古で買ったAに似てるB、中古で出てるよ」がいちばん欲しい情報ってことです。

雑誌もあまり読みませんが、「ミュージック・マガジン」だけは、興味のある特集の号だけ、月遅れで図書館から借りてきます。豊島区の図書館は「レコード・コレクターズ」は置いてないのが惜しい。で、このアルバムは、たしか「ミュージック・マガジン」の2021年のベスト特集号に載っていたんじゃなかったかな。試聴して気になって、ディスクユニオンのウォント・リストには追加できなかったので(キーワードで登録するのではなく、個別の商品ごとに登録するシステムのため。つまり、ユニオンのデータベースにない商品は登録できない)、メルカリやヤフオクのそれにつっこんでおいたものの、出てくる気配がない。そもそも日本に何枚くらい入ってきてるのか見当もつかず、おそらく中古待ちしていても出会えまいと判断、検索で出てきた限りでは日本で唯一の取り扱い店のようだった、エル・スール・レコーズの通販を初めて利用しました。少枚数を直仕入れしているだろうことを思えば、普段のわたしなら目の玉が飛び出そうな2150円という価格も至極妥当と思われました。フォームとかカートはなくて、メールで品名書いて問い合わせて、返事が来たら銀行振込、ってのも逆に新鮮。いまどきCD買うようなひとにはそのくらいのアナログ感でいいってことでしょうか。現物は郵便局員が、我が家のフィジカル郵便受けに手で配達してくれました。

さて、内容について。アフリカの音楽にまったく明るくないわたしでも、この大陸に「演歌ゾーン」と「ファンク・ゾーン」がある事実にはなんとなく気付いておりまして、ラヘル・ゲトゥは演歌の国、エチオピアの歌手です。よく考えずに「エチオピアの藤あや子」とキャッチフレーズをつけてしまいましたが、まだ誰にもつかわれていないので、「藤あや子」でいいのか、いまからでもよく検討してみたいです。

今回あげたほかの9枚と比べてみた場合にこのアルバムが際立っているのは、(わたしにとって)曲が覚えられないことです。その一点だけをとってみれば、ある種のモード・ジャズや現代のヒップホップ、R&Bとも同じなので別にそれ自体は珍しい現象ではないですが、それでも強く惹き付けられて何度も聴いてしまったのは、ひとえに彼女の「こぶし力」によるもの。中村とうようが編んだアンソロジーに『こぶし地帯を行く』『世界こぶしめぐり』がありますが(どちらも未聴)、中東~東南アジアを通るコブシ・ベルトを介して、このうたもわたしのハートに届いたとみなすことができそうです。

ほぼ1曲だけなんとなく覚えられたのが「Nigeregn」で、理由は、これだけバック・トラックがレゲエっぽいから。それでは覚えたのではなく、ほかと見分けがつくようになっただけではないか、とツッコミが入りそうですが何卒ご勘弁ください。いつか全曲、カラオケで歌えるようになってみたい。カラオケといえば、このアルバムのバック・トラックは、安いカラオケ音源で存在してそうなチープな打ち込みと薄いシンセ・ブラス、ギターとサックスは生で、それこそ80年代の日本の演歌~カラオケ界に通じるものがあります。ヴォーカルにほどこされたエフェクトだけがかろうじて2020年代の現実に引き戻してくれるようです。

+:アグネス・チャン『ヨーイドン』
シンガー・ソングライターのノラオンナが経営しているノラバーという店が西武新宿線の西武柳沢(読み方は「やぎさわ」)にあって、そこで催されたジョー長岡のライヴに行った際、近くにあるエコー・レコーズで購入。そんな私鉄のひなびた駅にある店なんて大した収穫はあるまい、とタカをくくって偵察しに行ったら意外とそんなことなくてびっくりしました。

中華圏のレコードを買うようになってから、アグネス・チャンも亜モノとして見直しているのですが、何枚か試聴したかぎりでは、香港録音のものはあまり面白くなさそうですね。もちろん、作品数が膨大なのでこちらの期待をいい意味で裏切ってくる盤もきっとあるのでしょうけど。

このアルバムは通算何十枚目になるのかわかりませんが、日本デビュー以来所属してきたワーナー・パイオニアを離れてSMSレコーズに移籍しての第一弾。体操着を着てクラウチング・スタートの姿勢をとるジャケットからもわかるとおり、心機一転の一作といったところだったのでしょう、加瀬邦彦作曲の「泣き虫弱虫お嬢さん」「ヨーイドン」、吉田拓郎による「ハート通信」など、曲が粒ぞろい。そして、石川ひとみによる「ハート通信」のカヴァーと聴き比べて気付いたのは、パワー・ポップと言っても通用するような編曲がこのアルバムのそこかしこに見られること(編曲は萩田光雄、船山基紀、松任谷正隆)。

ところで自分がなぜアグネス・チャンが好きになったのかを考えてみると、ネイティヴでないひとの日本語を聴くのが好きだから、というのはありそうな気がします。よく、日本のミュージシャンがアメリカで成功しない理由として、「英語が下手だから」というのが挙げられますが、アメリカ人にも絶対、つたない英語萌え~💛な人はいると思うんですけどね。ガールズ・フロム・バイーア(=クアルテート・エン・シー)の「おおスザンナ」(→☆)なんてたまらないのになといつも思っています。関連した話で、アメリカでシティポップが受け入れられ始めているのも、アメリカ人がようやく、下手な(=マッチョじゃない)歌の魅力を受容できるようになったからだろうとも感じています。数十年遅いんだよね。

さて、アグネスといえば、この時期のアルバムと並んで、林真理子とのアグネス論争もいまの視点での再評価がなされるべきなのではと思うのですが(もうされてますか?)、ほかにもひとつ、忘れられない場面があります。あれはいつ頃だったか、いずれにしても実家にいた時分だと思うので30年以上前なのでしょうが、アグネスが語学スキルを試されるテレヴィの企画がありました。日本語、英語、中国語(広東語だったかも)で矢継ぎ早に質問を浴びせられ、質問された言語でそれに答えるというもの。その質問というのが、最初のうちは普通のものだったと思うのですが、途中から「キャベツと白菜、どっちがレタス?」みたいなナンセンスなのが混じり始め、狙いどおりにアグネスが混乱する、という感じだったと思います。どなたか、録画をお持ちでしたらYouTubeにあげておいてください。

■:欧陽菲菲『欧陽菲菲イン・ベラミ』
初めて立ち寄ったレコード店で、とくに強く欲しいものはないけどせっかくだからなにか買っておくか、と安レコを1枚だけ買うことを犬の行動にちなんで「マーキング」と呼びますね(わたしが戌年だからかも)。それを中野さんに言ったところ、「なにか残していくわけではないのだからマーキングではないのでは?」ともっともなツッコミをいただきました。

これは、東中野駅の南口至近に2022年にオープンしたジャジメント!レコーズでマーキング買いしたもの。安いと思えたので買いましたが、そもそもどこでもそんなに高くない。欧陽菲菲は、安く買える台湾(人の)レコとして、2022年、何枚か買いました(日本盤、台湾盤とも)。このアルバムは、来日8か月の時点でのライヴ盤で、小坂忠のところで書いたのと似たような意味で、その時点の空気が真空パックされているところがたまらなくいとおしいです。

箇条書きにするならば、
・日本語初学者の学習成果がヴィヴィッドに録音されているドキュメンリタリー性(不意に中国語、英語が出てしまうあたりも含む)
・それに対するいじりに代表される、宮尾すすむのいまではアウトで当時は普通な、全般的に失礼な司会ぶり(2022年のサマソニのマキシマム・ザ・ホルモン騒動を先取り)
・フルバンド(北野タダオとアロージャズ・オーケストラ)がバックを務める豪華さ
・ヒット曲の複数回の歌唱、同時代のヒットのモノマネなカヴァーの収録
といったあたりでしょうかね。当時の芸能界のこうした空気はわたしにとってもさすがにまったく未知のものではありませんが、あらためてまとまった形で目の前に突き付けられると、そうだそうだ、昔はこうだったわ、と何度もうなずかされます。

日・英・中を歌いこなす彼女のヴォーカルは22歳にしては堂々としていて、それでもやはりアルバム全体的には、わずかなオリジナル・ヒット曲をあり合わせの素材でふくらませた感は否めません。ただしそういう状況でしか出てこない、あわてて作ったものならではの面白みが満載されていて、完成度や迫力とは別次元での、ライヴ盤だからこそのよさが味わえます。と、着席のライヴに行くとたいてい居眠りするほどのライヴが苦手なわたしが言うのではまったく説得力がありませんが、いや待てよ、逆に、だからこそ信用してもらってもいいのか。つまりはライヴ嫌いが推薦するライヴ盤。

帯には「もれなく大型両面(?)ポスターがついてます!」(ママ。「両面」には「りゃんめん」とルビあり)との惹句が踊っていて、しかしわたしの買ったものはポスター欠でした。その後、あちこちで見かけるたびに気にしていますが、ポスター付きのものにはなかなか出てくわさないですね。どなたか、ポスターだけ譲ってください。

@:内山田洋とクール・ファイブ『愛・トリステ』
このアルバムは、渋谷のレストラン、ビブラビで開催されている(いまはお休み中)DJイヴェント、レ・ビブラシオンでどなたか(お名前失念)がかけていて知りました。しばらくしてメルカリで購入。

そもそもこのグループ、子供の頃に「長崎は今日も雨だった」はよくテレヴィで耳にしていましたし、自宅にあったテープのカラオケ・セットで歌ったことすらある気がします。子供の頃は、歌によって旅情をかきたてられたりしてました。「知床旅情」とかね。そういえば2022年には生涯2度目の長崎旅行をして、軍艦島を初訪問したのも思い出深いんですが、それはさておき。

大人になってからクール・ファイブに興味を持ったのは何年前だったか、彼らをフィリー・ソウルのハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツと比較している文章を読んだのがきっかけでした。どちらも、グループ名に入っているのはリード・ヴォーカリストではなく、歌っているのは別のひとであると。つまり、前川清≒テディ・ペンターグラス。そういやスペンサー・デイヴィス・グループってのもいましたね。

ちょっと調べてみると、クール・ファイブにはヨーロッパものの洋楽カヴァー集があることもわかり(未聴)、そうこうしているうちにだんだん、クール・ファイブって名前もかっこよく思えてくるようになりました。そうなってくると、いままではウワノソラを探すためだけに見ていた邦楽の「う」のコーナーにクール・ファイブがよく置かれているのにも遅ればせながら気付くようになり、でもたいていはベスト盤ばかり。さすがにそれは買う気にならない。

このアルバムは、ヨーロッパ~ラテン系のものを中心とした洋楽の日本語カヴァー集で、ムード系の歌謡曲のインスピレイションの源が窺えるのが興味深い。そして、半分くらいの曲は完全にAOR~モダン・ソウルで、普通にびっくりしますし、これ歌ってるのが前川清じゃなかったらなあ、などと本末転倒な想像すらしてしまいます。いや、前川清だからいいんですよ。ともかく、ここ(→☆)で何曲か試聴できますのでぜひ、ぶっ飛んでみてください。

≠:Perez Prado『Dimension』
バッド・ストリート・ボーイズのところで書いたとおり、ここ5~6年でしょうか、サルサを中心としたラテン音楽をあれこれ聴いているわけですが、体系的な学習をしていないので、歴史の流れがいまいちつかめていません。たとえば1990年頃までのロックやジャズだったら、だいたいいつ頃どういうことが起きて、みたいな流れがおぼろげにでもわかるのに対して、ラテン音楽については、1960年代に毎年のように生まれた(というか産業的要請によって産み出された)ニュー・リズムの違いとか順番とか、まるで不案内です。

つまり、肥大化したクラシック・ロック、ステイディアム・ロックへの反発としてパンクが生まれた(これも歴史的真実というよりか、そういう見立てが一般的である、だけな気もしますが)のは感覚的に納得できるのに、マンボからブガルー、サルサへと遷移した必然性が体感として理解できないんですよね。マンボ最高だしヒップでもあるんだからそのままでよかったんじゃない? と感じてしまうわけです。

で、このアルバムは、ヴェテランがときどき(勘違いも含めて)やりがちな、「このままだと俺たち古いんじゃないか」という恐れでもって新しい要素を導入しまくってしまったレコード。ぱっと聴いただけでも、サンタナ風のけたたましいギター、電化マイルス風のミニマルなリズムなど、新鮮な試みが随所に見られ、同時に、多少変わったことをしようがまったく揺るがない強靭なバンドの芯が浮き彫りにもなります。

具体的に例を挙げると、A面の1曲目はフランシス・レイの書いた「ある愛の詩」で、ムーディそのものなこの曲に、奏者の額の血管が破裂しているところが目に浮かんでくるようなハイ・トーンのホーンがフィーチュアされているのはまだいいとして、「ウッ!」は入れる必要あったんでしょうか。でも、なければないでさみしいし、レコード買ったひとから「どうしてマンボに『ウッ!』がないんだ」とクレームが来たのかもしれません。B面の1曲目はヒューゴ・モンテネグロ「ザ・グレイテスト・ラヴ」のカヴァーで、ピースフルでソフト・ロック風とも言えそうなコーラスと血管破裂系のホーンのミスマッチが楽しい。それだけなら、架空の編集盤『フリー・ソウル・ペレス・プラード』の冒頭に置かれてもよさそうなオシャレ感があるのに、ここにも唐突に、いや、ペレス・プラードなんだから当たり前かもしれませんが、「ウッ!」が出てこずにはいられないわけです。

このアルバムは不思議なことに、検索しても日本語の情報がほぼ得られません。わたしがレコ屋で見かけて気にして手に取るようなレコードはたいてい誰かがなにか書いていたり、どこかのレコ屋が紹介していて試聴リンクがあったりするのに。こんなアルバムのこと、誰ひとりとして気に留めていないんでしょうか。

§:平山三紀『希望の旅』
作詞:橋本淳、作曲:筒美京平のゴールデン・コンビが全曲を手がけたセカンド・アルバム。最初、リリース年を1971年だと勘違いしていて、「ってことは、平山三紀の『風街ろまん』?」と一瞬盛り上がったあとで、こちらのリリースは正しくは1972年だとわかるなんて早とちりもありました。とはいっても、別にこの2枚のアルバムが音楽的に似ているとかは、ほぼないです。それなのになぜ『風街ろまん』を思い出したかというと、聴いていて、「こんなに完成されたポップ・ミュージックが存在していた国に、はたして本当に『日本語のロック』なんて必要だったんだろうか?」との疑問が浮かんできたからなのでした。

「日本語のロック」を、洋楽の形式をいかにうまく換骨奪胎するかの問題としてとらえるならば、筒美京平はプログレでもパンクでも巧みにこなすことができたでしょう、要請さえあれば。でもそれではロックではないのではないか、との問いが浮かんでくるのももっともで、だとしたら、英米のロックの内面性、内的必然性を日本人が自分のものにした末に初めて生まれてくる「日本のロック」は必ずしも日本語ではなくてもいいし、むしろ日本語であるはずがない、とも言えそうです。ちょうど今日、青年団の「日本文学盛衰史」の再演を見てきてしまったので、またぞろこんな、何度も考えられてきただろうし自分でも書いてきたことを書いてしまっているのですが、それでも、こうした問題提起を我がこととして考えることもできるわけで、というかそうしないと意味がないので、つまり、自分に引き付けて言い換えるならば、ロック(など)のアルバムのライナーノーツを読んできて身につけた文体で歌謡曲について書くことは可能か? との問いになるわけです。

まあ、そう簡単に答えは出ませんが、ともかくアルバム冒頭のA面1曲「いつか何処かで」の曲のまず最初のイントロがフィフス・ディメンション「ビートでジャンプ」のそのまんまいただきで、ほかの曲については元ネタはわかりませんが、聴いていて何度か、あーこういうムードって70年代前半の洋楽でいかにもあったっぽい! と思わされたので、きっとリアムタイムの洋楽リスナーは、半笑いしたり感心したりしながら、聴いていたんでしょうね。

ロックの、というか、ロックを聴きすぎることの弊害は、自作自演至上主義に陥りがちになることで、それはそれ自体が悪いというよりか、自分で曲を書かない「歌手」を軽視することになるのがよくないと思っています。それだけならまだしも、歌手のほうもヘンな劣等感を持つようになって、書かなくてもいい歌詞を書いて馬脚をあらわしたりするもんで不幸の連鎖が始まってしまう。もっとも、いまのわたしにとっての本当の不幸は、平山三紀のすばらしさのあまり、若い頃にロックを聴いていた自分の時間の大半は無駄だったんじゃないかと薄々感じ始めてしまっていることです。こればっかりはどうしようもない。

ところで、ロックが好きだった若い頃、イギリスやアメリカには日本の歌謡曲に相当するものはない、とどこかで読んで、なるほどそうなのかとそのときは納得したものの、いまになってみると、ほんとか? と思ってしまいますね。それはともかく、ムーンライダーズがアグネス・チャンのバックを務めて(「勤めて?」)いたことなんかは、武満徹や黛敏郎が世界的な現代音楽の作曲家であると同時に娯楽映画の音楽も書きまくっていたことにも通じる、日本の「小ささ」に由来する現象なのかな、などと考えています。

もっとも、そんな若い頃でも、テリー・ホール「フォーエヴァー・J」(→☆)を最初に聴いたとき、イギリスにも歌謡曲あるんじゃん、と思ったものでしたが、そんなこと言ったらワム!の「ケアレス・ウィスパー」も似た路線ですね。そして、モーターズ「エアポート」(→☆)も、同じくらい強く、これ歌謡曲じゃん! と思わされる曲で、でも、いわゆる日本の歌謡曲はこんな譜割りで歌われることはないはずなのに、なぜそう感じるんでしょうね。ともかく、この曲のYouTubeについている、「50歳以下の奴には絶対に思い付きようのない曲」というコメントにはなんとなく納得させられますし、なんならクール・ファイブに、「雨の長崎空港」とかいう邦題でカヴァーしてほしいです。クレイジーケンバンドでもいいかも。

▲:Peter King『Omo Lewa』
ナイジェリア出身のサックス奏者。ラヘル・ゲトゥのところで書いたことをもう一度繰り返すならば、ガーナ、ナイジェリアあたりの西アフリカはおおむね「ファンク・ゾーン」にあたると思います。ほかにも「砂漠ゾーン」もあるのかなとか、アフリカ南部はなにゾーンなのかとかは、今後研究していきたいです。

もっとも、便宜上「ファンク」と称されたりもするこの地域の音楽、アメリカのいわゆるファンク(JBとか)とは、当然ながら同じではありせん。ナイジェリア出身の超大物、フェラ・クティはたしかにJBに多大な影響を受けてはいるはずですが。

このアルバムについていうと、アメリカのファンクとの共通点は曲の下部構造(展開のなさ)くらいでしょうか。同じ時間感覚を共有していながらも、こちらにはほのぼのした雰囲気が充満しています。アメリカのファンクは資本主義の風にさらされて軽量化してディスコになりましたが、アフリカの大地に吹く風はアメリカのそれとは違っていたということでしょう。

風はどこから、どんなふうに吹いてくるのか。2022年2月に『ウジャマー タンザニアのシックスティーズ・サウンド』を買ったとき、「ハワイとかカリブ海の音楽にも(通じるはずがないのに)通じる気がするサウンド。」と書きました(→☆)。ちなみにツイートでは触れませんでしたが、写真右下はマッドリブとアジムスのドラマー、ママォンのユニット、ジャクソン・コンティ。このアルバム、すでに持っていたのに気付かず、ダブり所有になってしまいました。ジャケ違いリイシューだったためですが、そもそもそんなに何度もリイシューされるほどのたいしたもんでもないだろと思っています(八つ当たり)。

そんなことはどうでもよく、ジグソー・パズルをするつもりで地図を見ていただくと、ナイジェリアのあたりは南大西洋を挟んで、ブラジル北東部、リオ・グランデ・ド・ノルテ州とピタリとはまるわけです。普段こうして音楽について考えるうえで、歴史について思いをめぐらすことは少なからずあるわけですが、まさかゴンドワナ大陸の話をするとは思わなかった。ジャズやブルースの起源がアフリカだなんて話は、ネトウヨが言う「○○は日本の独自の伝統で……」程度の信憑性しかないと思っていますが(つまりアメリカ黒人の心の弱さの問題)、アフリカから中南米への大量の人間の移動が音楽になんの影響も及ぼさなかったとは考えにくい。

だからこのアルバム、アメリカのファンクからの直線的な影響関係を見るよりも、環大西洋的な音楽サークルの一部として、カリブや中南米を参照しつつ聴くほうが面白いし、有意義な気がします。篠田一士は「二十世紀の十大小説」で、いつか南北アメリカの小説は統一されてひとつの大きな概念になる、と書いていました。大和田俊之は音楽についてまったく同じことを言いました(篠田の上記の主張のことは知らなかったそうです)。環大西洋の音楽の輪を広げていけば、そのうちいつか、アメリカのファンクもアフリカ音楽も、そのひとつの大きな輪の中に呑み込まれていくことでしょう。それが何十年後か何百年後になるのか、どうにか長生きして見届けてみたいものです。

【その他のグッド】
曲単位で印象に残ったもの。順不同。

☆:Yubin (유빈)「Lady (숙녀)」(2018)(→☆
÷:松任谷由実「真珠のピアス」(1982)(→☆
∂:ジェニーハイ「エクレール」(2022)(→☆
◆:降幡愛「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。」(2022)(→☆

☆:ユビンは、韓国のグループ、ワンダー・ガールズの元メンバーで、「レディ」はソロ・デビュー曲。柴崎祐二編・著「シティポップとは何か」で紹介されていて知りました。80年代のシティポップの世界観を再現しようとする曲やPV、ここ数年で世界各国で山ほどつくられているのだろうと想像しますが、これはおそらくその中でもトップクラスのはず。ワンダー・ガールズの曲も、いくつかつまみ聴きする限りでも似たようなコンセプトにもとづいていたものはあったみたいですね。でもここまで振り切れたのは、やっぱり「シティポップ」という概念の一般化があってこそ。

÷:ユーミンのもっともシティポップ寄りのアルバム(だとわたしは思っている)『パール・ピアス』は2021年くらいにCDを買って、2022年はとくにこの、タイトル曲を繰り返し聴いてました。ベッドの下にピアスを片方捨てていく設定のキャッチーさはもちろんのこと、2番の歌詞の「古ぼけた広告でヒコーキを折ってみる/高台の部屋の案内」に続く、「いつか住もうと云って微笑んだあの夢へ/せめてヒラリと飛んでゆけ」の情報の圧縮・省略の手際がすごい。並のつくり手であれば、「いつか住もうと云って微笑んだ」のあと、「彼の表情のどうたらこうたら」みたいに書いてしまうはず、というか、そこから飛躍できるひとはほとんどいない気がする。

∂:映画「ハケンアニメ!」のエンディング曲として知りました。「2021年のグッド音楽」(→☆)で触れたヒゲダン枠というか、これも30年前だったら「ねじれポップ」などと形容されていただろうなと想像させられる音楽性。編曲は川谷絵音がクレジットされているそうですが、新垣隆がかなり協力しているのではないでしょうか。

◆:降幡愛についてはよく存じ上げませんが、中原めいこのヒット曲のカヴァーであるこれは、80年代のアニメのエンディング風のPVがとにかく見事でかわいらしく、見飽きなかったです。楽曲のほうも、一聴しただけでは、原曲とほぼ同じじゃないの? と思ってしまうものの、聴き比べてみると、リズムの処理などはやはり現代の耳にしっくりくるようにしてあるとわかります。フュージョン~ファンカラティーナな原曲を、ベッドルーム方面に引き寄せてみた感じかな。

番外篇の2枚。
・ジョー長岡『マトリョーシカ』(2022)
・阪本正義『晩秋』(2022)

ジョーさんのは、4~5年ぶりの2作目。ホワストに続いて、今回も帯周辺のコメントなどを書かせてもらいました。書くにあたっては短期間で集中的に繰り返し聴いて、普段であれば、山に降った雨がしばらくたってからふもとに湧き水として出てくるみたいにしてしか浮かんでこない言葉を、無理やり絞り出すことになる。疲れるけど、勉強になる。

阪本さんと知り合ってから15年くらいたつんでしょうか。アルバムを作ってほしくてあれこれ希望を伝えたこともあったね。よく知らないけど20年ぶりくらいらしいこのアルバム、デザインも自分でやってるもんで、歌詞カードのすみずみにまで阪本成分が満載で、知り合いじゃなかったら若干引いてしまうと思う。生前最後の作品、集大成にするつもりが満々なところだけが気に食わない。新曲ガンガン書いて、死ぬまでにあと2枚くらいは作ってください。

最後に、お正月おなじみのこの企画の過去分をご紹介いたします。

2021年のグッド音楽
2020年のグッド音楽
2019年のグッド音楽
2018年のグッド音楽
2017年のグッド音楽
2016年のグッド音楽
2015年のグッド音楽
2014年CDグッド10
2013年CDグッド10

# by soundofmusic | 2023-01-23 00:09 | 日記

リスト Vol.127 2023.01.14 ゲスト:いちご&KAORI ライヴ:檸檬葉

***森山兄***

01 サザンオールスターズ / 茅ヶ崎に背を向けて
02 たけとんぼ / 今夜町をでよう
03 鈴木章治とリズム・エーセス / 森の小径
04 O.S.T.「アフリカの光」 / 順のテーマ Part1
05 Peter King / Congo
06 Perez Prado / Gloria
07 サーカス / 六月の花嫁
08 9m88 / Sleepwalking
09 The Puppini Sisters & The Pasadena Roof Orchestra / Groove Is In The Heart

☆コメント

01 サザンのことは、世界一売れたパブ・ロック・バンドだと思っています。『熱い胸さわぎ』より。本当は正月の歌である「いとしのフィート」をかけるつもりでしたが、あれ長いのでこっちを。(YouTube)

02 現代離れしたフォーク・ロック・デュオ。『たけとんぼ』より。(YouTube)

03 原信夫とシャープス・アンド・フラッツとのスプリット・アルバム『想い出はめぐる -その2- 日本の歌謡曲』より。灰田勝彦のカヴァー。寺尾紗穂も歌ってる曲。(YouTube)

04 神代辰巳監督の映画のサントラ。主演は萩原健一、音楽は井上堯之。浪曲のようなメロディのソリッドな和レゲエ。(YouTube)

05 ナイジェリアのサックス奏者。『Omo Lewa』より。(YouTube)

06 『Dimension』より。ご存じマンボの王様ですが、このリズムはなんて言うんでしょうね。(YouTube)

07 『ニュー・ホライズン』より。この曲、『カップルズ』の頃のピチカート・ファイヴのカヴァーで聴きたい。(YouTube)

08 セカンド・フル・アルバム『ジョウエムバーバー・レイディオ』より。リリースされてたことに数か月気付かなかった。気付いたからと言ってすぐ買うわけではないけど、誰か教えてよ。(YouTube)

09 現代のアンドリュース・シスターズと、70年代から活動する英国のノスタルジック・ビッグ・バンドとのコラボ・アルバム『ダンス・ダンス・ダンス』より。この顔合わせには興奮したけど、思ったほどよくはなかった。この曲はディー・ライトのカヴァー。(YouTube)

***森山弟***

01 Passenger / Thunder
02 Dylan Mondegreen / We Cannot Falter
03 Bang Gang / Stop in the Name of Love
04 Terry Hall / Forever J
05 Clairo / Impossible
06 THOMAS MARQUARDT / トゥ トゥ トゥ
07 Booker T. Jones feat. Matt Berninger & Sharon Jones / Representing Memphis
08 JUJU / エイリアンズ

***いちご***

01 Mr.Big / Nicky Hopkins
02 Melancholy Serenade / The Bob Crewe Generation
03 The Mix(Instrumental) / The Cyrkle
04 En Melody / Serge Gainsbourg
05 You're Ready Now / Frankie Valli
06 Day Tripper / Sergio Mendes & Brasil ‘66
07 Finders Keepers / Salt Water Taffy
08 Prelude / The Millennium
09 With A Little Help From My Friends / Roger Nichols and the Small Circle of Friends
10 I'm Not Living Here / Sagittarius
11 The Boy With The Arab Strap / Belle & Sebastian
12 Mary Won't You Warm My Bed / Colin Blunstone
13 Last Night In Soho / Dave Dee, Dozy, Beaky, Mick & Tich
14 A Day Without Love / Love Affair

***KAORI***

01 THE COOKIES / LATER LATER
02 VARETTA DILLARD / ONE MORE TIME
03 THE FIVE KEYS / HUBKLEBUCK WITH JIMMY
04 THE DOMINOES / WHERE NOW LITTLE HEART
05 THE ROBINS / DOUBLE CROSSIN BABY
06 THE FLAIRS / LOVE ME GIRL
07 THE BOBBETTES / LOOK AT THE STARS
08 ETTA JAMES / GOOD ROCKIN' DADDY
09 ANNISTEEN ALLEN / DOWN BY THE RIVER
10 CALVIN BOZE / SAFRONIA B
11 BIG JAY Mc NEELY / LET'S DO IT
12 PAUL GAYTEN / YOU BETTER BELIEVE IT
13 VARETTA DILLARD / I ONLY HAD A LITTLE
14 THE RHYTHM ACES / OLLY,OLLY,ATSEN,FREE
15 THE MELLO KINGS / SASSAFRAS
16 DAVE APPELL / OOH,BABY,OOH

***ライヴ:檸檬葉***

01 鼻歌になりたい
02 誕生日
03 ちゃんとブルース
04 ハスリンダン
05 中和!
06 グンナイ~YAH-YAH-YAH~オー・シャンゼリゼ
Encore
07 にぎわい

***森山弟***

01 T字路s / 少年
02 Valerie June / Workin' Woman Blues
03 Lesley Duncan / Jumped Right in the River
04 The Souljazz Orchestra / Courage
05 畠山美由紀 / おんな港町
06 奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 / Love Me Tender
07 Lee Ann Womack / The Weight
08 TOKYO No.1 SOUL SET / JIVE MY REVOLVER (inst)

***森山兄***

01 Silk Sonic / Smokin Out The Window
02 Joao Donato E Donatinho / Interstellar
03 Ronald Snijders / Djamba
04 平山みき / プールサイド・クラッシュ
05 平山三紀 / いつか何処かで
06 鄒娟娟 / 戀愛功夫
07 坂本九 / 氷の世界
08 Nelson Y Sus Estrellas / Mi Montuno
09 Pete Balboa And The Nassau Palms Orchestra / Get Me To The Church On Time
10 Tito Puente / Loco Bossa Nova
11 黛敏郎 / 蛍の光

☆コメント

01 ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークによる往年のソウルをアップデート再生系デュオ。『アン・イヴニング・ウィズ・シルク・ソニック』より。(YouTube)

02 あのドナートが息子と組んで作ったまさかのシンセ・ブギー・アルバム『シンテチザモー』より。(YouTube)

03 元オランダ領スリナム共和国出身のフルート奏者。『ア・セーフ・リターン』より。密室感のあるジャズ・ファンク、駆け巡るフルート。(YouTube)

04 存在を知ってから30年、ようやく名盤だと思えるようになった『鬼ヶ島』より。プロデュースは近田春夫。(YouTube)

05 セカンド・アルバム『希望の旅』より。イントロはほぼ「ビートでジャンプ」。(YouTube)

06 『戀愛功夫』(1976)より。同名映画のサントラでもある感じ?(YouTube)

07 『ターニング・ポイント』(1975)より。同時代のニューミュージックのヒット曲を、アメリカで現地のミュージシャンをつかって録音したアルバム。この曲は井上陽水のカヴァー。アルバム全体としては期待したほどには面白くないけど、未CD化でYouTubeにもないのは惜しい。とりあえずかろうじてある「襟裳岬」(YouTube)を聴いてください。

08 『ムーチョ・ネルソン』(1968)より。ベネスエラのサルサ。1968年でこれ? かっこよすぎでしょう。(YouTube)

09 『レッツ・ダンス・ザ・メレンゲ』(1960)より。試聴できるところ発見できず。ダンス練習用の意味もあるとはいえ、ほぼ全曲BPMもリズムも同じでなんか現代っぽい。

10 『ボサ・ノヴァ・バイ・プエンテ』(1962)より。この曲はボサ・ノヴァではないと思いますが、かっこいい。(YouTube)

11 いつものクロージング。『黛敏郎 日活ジャズセレクション』より。

***おまけCD『Dedicated To The One Who Wasn't Listening』曲目***

01 Mose Allison / Do Nothin' Till You Hear From Me
02 早瀬優香子 / 耳の中の部屋
03 The Innocence Mission / I Hear You Say So
04 のっこ / 猫の耳たぶ
05 Iron & Wine / Rabbit Will Run
06 Adrianne Lenker & Buck Meek / I Still Hear You
07 Sexsmith & Kerr / Listen
08 Sandy Denny / Listen, Listen
09 遊佐未森 / 空耳の丘 (full scale version)
10 Marissa Nadler / I Can't Listen To Gene Clark Anymore
11 五つの赤い風船 / おとぎばなしを聞きたいの
12 Pentangle / Hear My Call
13 Herbie Hancock / Jack Rabbit
14 Steve Lucky & Rhumba Bums / (Every Time I Hear) That Mellow Saxophone
15 Ronnie Lane's Slim Chance / Nobody's Listenin'
16 J Mascis / Listen To Me
17 Abbie Cardwell / Can't You Hear Me Knocking
18 The Isley Brothers / Listen To The Music
19 Lionel Hampton / Stop, Look Listen To Your Heart
20 小坂忠 / 夢を聞かせて

☆干支シリーズ番外編。うさぎの耳にちなんで、「耳」「聴く」などをテーマにしております。
# by soundofmusic | 2023-01-18 08:04 | PPFNPセットリスト

Pure Pop For Now People Volume 127

Pure Pop For Now People Volume 127_d0000025_22021667.jpg
2023年01月14日(土)18時~22時

渋谷エッジエンド
(03-5458-6385)
地図。

1000円(1ドリンク&おみやげ付き)←値上げしました

DJ:
いちご
KAORI
森山弟(弟)
森山兄(兄)


・いちご(写真1段目)
「Tramps」(渋谷cafe & dinerスタジオ)レギュラー出演中。60〜70年代のロックを中心にプレイ。過去に「さらば青春の光ナイト」「80s Swingin’ London」「Pub Rock Night」「Ash Weezer Night」「FRANZ FERDINIGHT」など都内近郊のDJイベントに出演。

・KAORI(写真2段目)
doowopをはじめ、50's後半中心にレコード収集。最近は50'sだけでなく、かけたい曲をかけるイベント“Flool's Paradise”をスタート。またPontinsのRabiと女子だけのジャイブレッスンをしております。基礎を学べるので踊ってみたい!という方、お声かけください♪


ライヴ:
檸檬葉(写真3段目)
ヴォーカル・フミとアコースティックギター・タナカから成るフォークデュオ。大学時代に檸檬葉を結成し、今年で22周年を迎える。出逢いは奇跡と必然再会は人生のご褒美!!をテーマにご機嫌でロマンチックなフォークソングを目指す。
デキてません!!

時の流れとともに1回ずつ回数が増えていく(当たり前)当イヴェントですが、考えてみたら森山兄だけはすべての回に参加しており、なおかつ、人生の半分以上をこのイヴェントをやりながら過ごしているんですね。と、年の瀬らしくなにか真面目ふうなことを書いてみました。1月は森山兄の誕生月であり、ぼやぼやしているうちに生誕半世紀を迎えることになりました。冷やかしで遊びに来てください。

今回もまた、DJ、ライヴとも、強力なみなさんをお招きしています。どうぞご期待ください。檸檬葉の22年ってのも普通に長いよね。「デキてません!!」の夫婦漫才っぽさ。仲は悪いけど息はぴったりあってるのでお楽しみに。

なお、いままでの弊イヴェントのセットリストはこんな感じです。どうぞご参考になさってくださいませ。

(Visual by Hotwaxx)
# by soundofmusic | 2022-12-05 22:03 | PPFNPイヴェント情報

リスト Vol.126 2022.10.08 ゲスト:シンガプーラ&YOCCI ライヴ:高橋飛夢

***森山兄***

01 Gillian Welch & David Rawlings / Fly Around My Pretty Little Miss
02 Christian Lee Hutson / OCDemon
03 Junior Parker / Lady Madonna
04 Clairo / Amoeba
05 Doja Cat / Shine
06 Marvin Gaye / Woman of the World
07 Kako / Kako's Boogaloo
08 楊美蓮 / 追求理想
09 平山みき / ひろ子さん
10 欧陽菲菲 / オー・シャンゼリゼ

☆コメント

01 パートナーのデイヴィッド・ローリングスの作品にも全面的に参加していたのでひさびさ感はさほどでもなかったですが、自分の名義が入った作品としてはだいたい10年ぶりくらいの『オール・ザ・グッド・タイムズ(アー・パスト&ゴーン)』より。新譜のつもりでかけたら、出たの2年前でした。(YouTube)

02 ぜんぜん知らないひと。フィービー・ブリジャーズとコナ・オバーストがプロデュースした『クイッターズ』より。(YouTube)

03 ブルースはほとんど聴かないんですがこのひとはブルースくさくなくていいですね。『ラヴ・エイント・ナッシン・バット・ア・ビジネス・ゴーイン・オン』より。ビートルズのカヴァーです。(YouTube)

04 クレイロは1998年生まれ。もしかしたら当イヴェントが始まったあとに生まれたミュージシャンの曲をかけるのは初めてかも、と思いましたが、かもめ児童合唱団かけてたか。テイラー・スウィフトとの仕事で有名なジャック・アントノフが共同プロデュースした『スリング』より。(YouTube)

05 バズった「セイ・ソー」が入っているアルバム『ホット・ピンク』より。世界中で日本でしか出ていないというCDで買いましたが、ジャケットの紙が悲しくなるくらい薄っぺらで、こんなんじゃ誰もCD買わなくなるぞと思いました。(YouTube)

06 1972年頃に録音された未発表アルバム、という触れ込みでリリースされた『ユーアー・ザ・マン』より。実際はちょこちょこ既発曲が混ざってたっぽい。まあそれはそれで。(YouTube)

07 『ソック・イット・トゥ・ミー、ラティーノ!』より。ラテン・リズムにJB風のヴォーカル、GSっぽいコーラス。(YouTube)

08 台湾の歌謡ファンク。どういう人なのかは知りません。すみません。同名アルバムより。(YouTube)

09 近田春夫がプロデュース、やりたい放題にやったアルバム『鬼ヶ島』より。(YouTube)

10 来日8か月後のライヴ録音『イン・ベラミ』より。MCも楽しい。名盤だと思います。試聴は見つけられませんでした。

***森山弟***

01 Guts / Want It Back (Featuring Patrice & The Studio School Voices Nyc)
02 Cornelius / Brazil
03 Lady & Bird / Stephanie Says
04 Beth Orton / It's Not The Spotlight
05 Rosanne Cash / Motherless Children
06 Naim Amor / Creole
07 Kate Rusby / Manic Monday
08 Colin Blunstone / I Want Some More
09 Birdy / Maybe

***シンガプーラ***

01 東京は夜の七時 / Kono y Los Chicos de Cuba
02 DUPLICATE ft. Mocky / Benny Sings
03 Touch! / LUCKY TAPES
04 Latin Strut / JOE BATAAN
05 a love song / EGO-WRAPPIN'
06 The Whistle Song / Reggae Disco Rockers
07 Never Too Much / Derrick Cross
08 かなしいほんと / asuka ando
09 エイリアンズ / ONEGRAM
10 Time After Time / Miles Davis
11 君に夢中 / 宇多田ヒカル
12 Baquaqua / Amaro Freitas
13 Don't Hurry Home / Moonchild
14 OH NO OH YES / ひかり
15 サン・トワ・マミー / 奇妙礼太郎
16 夢の中で会えるでしょう / 高野寛
17 New Drug / 落日飛車

***YOCCI***

01 郷ひろみ / 入江にて
02 上田正樹 / 寒い野原
03 矢沢永吉 / 棕櫚の影に
04 ROBERT PALMER / EVERY KINDA PEOPLE
05 LITTLE RIVER BAND / REMINISCING
06 CROSBY,STILLS & NASH / DARK STAR
07 KENNY LOGGINS / THIS IS IT
08 Dr. HOOK / SEXY EYES
09 THE DOOBIE BROTHERS / WHAT A FOOL BELIEVES
10 ROBY DUKE / LOVE IS HERE TO STAY
11 JOHN PAUL YOUNG / LOVE IS IN THE AIR

***ライヴ:高橋飛夢***

01 In the fall
02 雨の午後
03 トゥトゥトゥ
04 スローなブギにしてくれ(オリジナル:南佳孝)
05 なんとなく
06 海岸近く
07 未来と
08 東京駅
アンコール さんぽのおじさん

***森山弟***

01 Platinum Pied Pipers Feat. Rogiérs / 50 Ways To Leave Your Lover
02 The Bamboos Feat. Ella Thompson & Kylie Auldist / Hello Stranger
03 Hannah Williams & The Tastemakers / Don't Tell Me
04 中山うり / 生活の柄
05 二階堂和美 with Gentle Forest Jazz Band / いつも心にシャボン玉
06 サニーデイ・サービス / One Day
07 渡辺俊美 & THE ZOOT16 / Cyborg (Instrumental)

***森山兄***

01 Al Escobar and His Afro-Cuban Orchestra / A and E Mambo
02 Perez Prado / El Mas Grande Amor (The Greatest Love)
03 Tierra / Summer Daze
04 杏里 / フラッシン・ナイト
05 内山田洋とクール・ファイブ / 微笑の罠(Maria-La-O)
06 江玲 / 你什麼意思
07 星星月亮太陽 / 愛情電話
08 早瀬優香子 / 椿姫の夏
09 陳樂敏 / 海邊之戀
10 黛敏郎 / 蛍の光

☆コメント

01 コロンビアで生まれ、アメリカで活動したバンド・リーダーだそうです。『リズマジック』より。(YouTube)

02 『ディメンション』より。壮大なオーケストレイションにソフト・ロツク的でもあるコーラス、そして唐突な「ウッ!」。すばらしい。(YouTube)

03 たしかエル・チカーノの後身バンドにあたるような。いい感じにチャラいラテン・ソウル。『トゥギャザー・アゲイン』より。(YouTube)

04 杏里のシティ・ポップ期のレコードはほんといま高いですね。CDは90年代のばっかり出回ってる。これはなにかの間違いで安く買えた(CD)『COOOL』より。たしか角松敏生のプロデュース。(YouTube)

05 洋楽をモダン・ソウル風に調理したアルバム『愛・トリステ』より。リンク先で何曲か聴けるのでぜひ驚いてみてください。ちなみにページ内でコメントしている「mm」は森山兄ではありません。(試聴)

06 台湾の歌手。Jellyという別名(あだな?)もある。これ、もしかしたら日本の歌謡曲のカヴァーかなあ。確認してませんが。『電話響不停』(タイトル曲も名曲)より。(YouTube)

07 単独アルバムとしては『我有自己的路走』(1988)1枚だけを残して解散した台湾のアイドル・グループ。(YouTube)

08 『ポリエステル』より。本人の資質・志向をまわりの大人がよく理解して見事にサポートしている。いわゆるインディペンデントな世界では実現しえない、商業音楽ならではの夢の到達点のひとつだったと思います。(YouTube)

09 『少女雑誌』より。この少女雑誌というのが、陳慧嫻、陳樂敏、黎芷珊の3人によるオムニバスなのか、この3人がそういうグループ名なのかがよくわからない。曲は各人のソロばかりなので、オムニバスでいいのかな。(YouTube)

10 いつものクロージングナンバー。『日活ジャズセレクション』より。映画「アラブの嵐」で使われていたそうです。

***おまけCD『Dreams Fly Away』曲目***

01 Thunderclap Newman / Holllywood Dream
02 Van Dyke Parks / Another Dream
03 サノトモミ / 夢は波に乗って
04 Michel Legrand / Pieces Of Dreams
05 The Jumping Jacques / Somehow I Feel I Must Be Dreaming
06 The Chi-Lites / Give Me A Dream
07 山本精一 & Phew / まさおの夢
08 Aspidistrafly / Endless Dreamless
09 AJICO / すてきなあたしの夢
10 Calexico / Beneath The City Of Dreams
11 Moses & Joshua Dillard / My Elusive Dreams
12 Dusty Springfield / Don't Let Me Lose This Dream
13 G. Love & Special Sauce / Dreamin'
14 崔苔菁 / 夢摘星
15 菊池桃子 / SOUTHERN CROSS DREAMING
16 Tunng / Dream In
17 Tim Hardin / How Can We Hang On To A Dream
18 Todd Rundgren / A Dream Goes On Forever
19 Jackie Oates / Dream Angus
20 オラン / 夢でいつも出会う人
21 Bobby Hackett / I'll See You In My Dreams
22 サニーデイ・サービス / 夢見るようなくちびるに

☆ライヴをやってくださった高橋飛夢さんの名前にちなんで、夢のある曲を集めてみました。
# by soundofmusic | 2022-10-10 11:21 | PPFNPセットリスト

Pure Pop For Now People Volume 126

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2022年10月08日(土)18時~22時

渋谷エッジエンド
(03-5458-6385)
地図。

1000円(1ドリンク&おみやげ付き)←値上げしました

DJ:
YOCCI
シンガプーラ
森山弟(弟)
森山兄(兄)


・YOCCI(写真1段目)
新潟県、佐渡島に生まれ東京にて育つ。ハウス~テクノといったダンスミュージックを軸にロックやラウンジミュージックまで、幅広いジャンルを紡ぐDJとして活動している。選曲に遊び心をもたせながら、小気味よくグルーヴに乗せていくミックスには定評があり、都内各所に出没している。現在は毎月第3水曜日に渋谷RUBY ROOMにて『PETROGLYPH』を主催。

・シンガプーラ(写真2段目)
和洋のJAZZ、FUNK、SOUL、POPSを愛し、Latin、Brasilianには抗えない。場に良い香が漂い、気持ちの温度が少し上がる選曲を。和装DJ。恵比寿Sailin' Shoes「Ruby Note」、阿佐ヶ谷Cafeinにて「ヨルノサーカス」主宰。レギュラー参加のパーティーとして「モーニングムーン」等。


ライヴ:
高橋飛夢(写真3段目)
1984年、東京都大田区にてプロのギターリストの父と、芸者の母との間に生まれる。若干小学5年生にてバンドを結成後、18歳より父のバンドでベーシストとして活動する。


2016年、シンガーソングライターとしてデビュー、数多くのライブに出演。テクノユニット「C-CHICKENBOYS」のギターリストも担当し、多方面への楽曲提供及び制作、様々なバンドをサポートする。

近年は、EVISBEATS作品、TOKYO No.1 SOUL SET楽曲への参加、渡辺俊美&THE ZOOT16への加入、CM音楽制作等、活動は多岐にわたる。2019年には「Montreux Jazz Festival Japan 2019」に出演。2021年、au by KDDI webショートドラマ「成人式編」「先生編」楽曲を制作歌唱。2022年1月には新ユニット「THOMAS MARQUARDT」を結成。

本来インドアでコーヒーを飲みながら、家でぼーっとするのが幸せ。
カレーも好き。そして『音楽のある環境』に強いこだわりを貫く頑固者。

長い冬眠からこの夏に目覚めたばかりの当イヴェントですが、早くも今年最後の回となります。なかなかそういう気分にもなりにくいことは重々承知しておりますが、今年1年間の振り返り、2023年に向けての目標の設定、などを各自お済ませの上、お集まりいただければ幸いです。

今回もまた、DJ、ライヴとも、強力なみなさんをお招きしています。どうぞご期待ください。

なお、いままでの弊イヴェントのセットリストはこんな感じです。どうぞご参考になさってくださいませ。

(Visual by Hotwaxx)
# by soundofmusic | 2022-09-19 20:37 | PPFNPイヴェント情報